198 かるらさんのうなじ争奪村
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>>128>>129>>130>>131>>132
[一通り、吐き出して。 手が浮き上がる感触と、予想外の感触に驚く。]
ーーひゃ、 ばか、お前、
[変な声でた。 そのまま引っ張られて、手洗い場へと連行。 勢いよく出た冷たい水とゴローを交互に見る。]
それは――、 何も言わなかったこと、以外のハナシも込みだよ。
[流れる水を見つめながら話していると、手伝われ。 冷たい水とゴローの温度がどっちも気持ち良くて。]
まあ、そうなんだけどさ。 怒られたって、結局ごめんしか言えないしね。
(140) 2014/10/12(Sun) 10時頃
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[洗い終われば、水は止まる。 なんだか子供みたいだ。]
……ただ、謝りたい、ってだけじゃなくて 知って欲しい、って感じなのかな。
昔は俺、なんもその手のこと言わなかったし。 大事なとこでは拒否って、後悔して、繰り返して。 そんなことしてたら、今でもすっかり癖になってる。
[人との関わり方を忘れて随分経つ気がする。]
忘れることは大事だよ。 でも、知っててもらうとか、覚えててもらうとか そういうので安心したりもするじゃない。
まあエゴだよね。 忘れちゃったら多分俺、また繰り返すし――。
(141) 2014/10/12(Sun) 10時頃
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[ぴっぴと手を払って、チラとゴローを見る。]
んでも、俺は俺で、 ただれた現実を何とかしよーって思ってるから。
[どうただれているのかはさておいて。 ポッケにハンカチは入っていたのでふきふきして。]
こんだけ経って、皆に会えて、懐かしい想いして ――今更ながら、友達と初めてお祭り楽しんで。 立ち直るには、充分すぎるくらい、もらったし。
[カミちゃんから、あの子から得るもの。]
……次はぐったりしないやつがいいなー。
[なんて不平を言いながら、もう少しだけ*]
(142) 2014/10/12(Sun) 10時頃
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知っててもらうとか覚えてもらう、とかで安心か。 まぁ、大丈夫だよ。 忘れても、お前がどんなにひどくても俺はお前が好きだし。 友のことだって、好きだ。
ひどくされても、それは変わらないから、 大丈夫なんだよ。
[というと、ちらと振り返り、手を差し伸ばす。]
つか、今、現実が大変なのか。 ん……
立ち直れると思うんなら、安心だ。 がんばれ。
[こちらによる陸の頭に手をおいて、 やっぱり父親のようにぽむぽむ。]
じゃ、可愛く、型抜きでもすっか?
(143) 2014/10/12(Sun) 10時半頃
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ゴロウは、そのあとは、大きな身体、背を丸めて、型抜きに集中し、ことごとく失敗する男の姿があっただろう。
2014/10/12(Sun) 10時半頃
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――可愛さ余って、みたいな感じ……?
[ペチペチ叩かれる赤い獣を なんとなくかばい気味にしつつ、 しかし微笑ましい心地。]
……着ぐるみの中の人の話みたいだ。 夢の国、世知辛い。
[ そんな感想を漏らすのだった ]
(144) 2014/10/12(Sun) 10時半頃
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[ちょっとだけ、気恥ずかしさと、照れ。 こんなにストレートに好意を口に出せるゴローを やっぱり羨ましいな、と思う。]
うん、 俺も――、
[皆のこと好きだし、とまではハードルが高かった。 差し伸ばされた手は、頭にぽふりと乗せられて。]
がんばるよ―― やりたこともあるからな。 てか何かさっきから、すごい子供扱いされてね?
[言いながら、抵抗もせずぽふられる。]
うん。 うん?型抜き???
[さっぱりわからないけど、行けばわかるかと。]
(145) 2014/10/12(Sun) 10時半頃
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サミュエルは、これ意外とむつかしー、とか何とかいいながらまあまあな出来でしたとさ。
2014/10/12(Sun) 10時半頃
サミュエルは、まあまあなのでアウトです。
2014/10/12(Sun) 10時半頃
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[ >>138問われ、少し、瞼を伏せた。 赤い獣は花をねだる。 白い子のために、花を ]
――僕は、……
……うん、ある、……と、いうか そう、決めた、ことは……ある、かな。
忘れたく ない ことが、……できたから。
[ 噛みしめるように、紡ぐ。 忘れることは、許さない――と、ああ、もっと声が聞きたかった。]
――君は、どう、するの?
(146) 2014/10/12(Sun) 11時頃
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>>145
お前が先におとうさん、いうたんだろうが。
[型抜き無理でした。すんぼり。]
よし、次は…。
[そして、おそらくは現実に戻ったら、おどろくほどのペソを使ったに違いなかった。]
(147) 2014/10/12(Sun) 12時頃
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じゃ、遊んでくれて、こっちもありがとよ。 で、お前には悪いけれど、
俺、この夢のこと覚えておくつもりはないんだわ。
[遊び疲れれば、どこかに戻る。それは社か、彼岸花か、もしくは、ススキ野原か。]
――……なぜかっていうと、 お前らのこと嫌いとかそういうわけじゃなくてな。
俺は、これから、もっと強くならなきゃならないから、 考えるのは先のことだけで精一杯よ。
(148) 2014/10/12(Sun) 12時頃
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[感傷に浸ることは、今後は、命取りになるかもしれないと教わった。]
さっきの言葉は、ありゃ、俺に向かってだ。 忘れることは大事なんだよ。 それは別に後ろ向きなんじゃなくて、
そこに囚われると、 俺自身が駄目になるのを誰よりも俺が理解している。
だからよ、忘れるつもり、お前のこともみんなのことも。 それが残酷なら、それでもいいや。 でも、だからこそ、俺は生きてられる。
[ポケットの中に手をつっこむ。そこにある花はやはり出さない。]
ということで、な。
[真顔で陸を見たあと、口はしだけあげる。]
(149) 2014/10/12(Sun) 12時頃
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次あったとき、情けないことになってんじゃねぇぞ?**
(150) 2014/10/12(Sun) 12時頃
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[忘れたくないことが出来た、と聞き>>146 そうか、と答えた。 この夢の中で、そういったものが出来たなら それもいいだろう]
俺か? ああ、まあ、そうだな。―――俺も似たようなものだ。
[返答は曖昧になる。 決めてはいたが、その理由はなんとなく口にできず]
俺もしたいことを見つけた。 だから、そのために渡す花は決まっている。
(151) 2014/10/12(Sun) 12時頃
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>>147>>148>>149>>150
うん、言った。 安心しろ、ほめてるから。
傍に居て、見守ってくれて、赦してくれて、 ふつー父親ってこんなんかなって。
[こちらも型抜きは無理でした。しょぼぼ。 理論と当人の器用さは別なのです。
ペソの事実を知らないまま遊んでいるので 現実に戻ってから青ざめたりしないだろうか。]
(152) 2014/10/12(Sun) 12時半頃
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もっと強くなるんだろ? ゴローだったらブルース・リーも超えられるよ。
[それは言い過ぎか。まあいいや。なんて笑って。]
後ろ向きに忘れるんならごねたかもしんないけど 前向きに忘れるなら、それはお前の選択だし。
――ここは、不思議な夢だ。 だから、あの子が選ばせてくれてるんだと思うから。
[ポケットの中身は知らない。 息づく2つが、どうなっているのかも――。]
(153) 2014/10/12(Sun) 12時半頃
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[ふいの真顔に、こっちも真顔になるけど。 次あったとき、と言われたら嬉しそうに微笑んで] ――善処するわ。 なんてな。
また、遊んでくれよ、 すげー楽しかった。
[一方的な約束。 それを彼が忘れてしまっても、それでも構わない**]
(154) 2014/10/12(Sun) 12時半頃
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―社で>>151―
――ゆめの、中なのにな。 もって、かえりたい。
[ 自嘲気味に小さく言う。 それでも、大切にしたいと、思ったのだ ]
――そう
[ 曖昧な言葉に、緩やかに頷く。 ]
やりたいことと ……君が、決めたなら……きっと、それは。
大切な、選択なんだと思う。
[ 花を見たい、とは言わない。 心の底を覗くようで、それは――知るべきひとだけが、知ればいい。 ]
(155) 2014/10/12(Sun) 14時頃
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それが玲にとって大切なら、それもいい。
[夢でも大切なら持ち帰って良いはずだ。現実に目覚めて、それが生きる糧の一部になるなら。
だが大切な選択と言われて、苦笑し]
……そうなると良い、とは思う。
[そう言った後、ありがとうと二の句を告げる。
本当に、ありがたかったのだ。 この夢の中で大切に思っていた友人たちに会えて。 それだけは後悔はなかったから]
(156) 2014/10/12(Sun) 16時頃
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さて、どうせ最後だ。 ひとしきり遊んでくるかな。
[最後に獣の体をわしゃわしゃと撫で回す。 そして、小さな袋をひとつ持たせた]
良い夢を見せてもらったついでに、俺の願いも聞いてくれると助かる。 最初で最後の頼みだ。
[そう言ってその場を離れる。 足の向く先はの賑わう祭りの方。 去り行く際に一度だけ振り向いて、軽く手を上げて左右に振った]
じゃあな、玲。**
(157) 2014/10/12(Sun) 16時頃
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>>154
おう。
[それから、ざあっと風が吹く。 それに紛れて、緑のコートを翻しながら、陸の傍を立ち去ったのは、 それが自然に思えたってのと、
それ以上いたら、きっと、忘れたくなくなるかも、と感じたから。*]
(158) 2014/10/12(Sun) 16時半頃
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―社の近く>>156―
――ん。
[ やや拙い返事と頷き。 幼い頃置いてきた宿題が、更に複雑になって帰ってくるだろう。どうなってしまうかは、正直怖い――でも。]
……そうなると、いいね。 祈ってるよ、……
[ そう、祈るくらいしか出来ない。 うん、と頷きややはにかんだように笑む。 そうだ、会えてよかったと、それは確かだった。]
(159) 2014/10/12(Sun) 17時半頃
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ああ、そうだ。 林檎飴。
[社になんとなく向かいながら、 思い出した。]
(160) 2014/10/12(Sun) 18時頃
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それがいい。 ……あとで、僕も行く、かも
[随分、自分でも前進したのでは――と、思う発言。夏祭りを巡るのは、きっと楽しいもので]
――カミちゃんにお使い?
[ならば、と赤い獣を抱く腕を緩めた。 飛び降りるなら、すぐできるはず。]
ん、……また、ね?
[ 高原にしっかり手を振り返して。 何故か少し寒い自身の肩に、赤いパーカーを掛け直して。]
(161) 2014/10/12(Sun) 18時頃
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トレイルは、それから
2014/10/12(Sun) 18時頃
トレイルは、その場、社の石段に腰掛けた。
2014/10/12(Sun) 18時頃
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―社の近く― [星屑が煌めく りんご飴を手に、 くるり、回す。 ――少し休んだら、手渡すために探しに行こうか。
――人影は、来るか。 ぼんやりと眺めながら]
(162) 2014/10/12(Sun) 18時半頃
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[赤いパーカーがみえる。 友は消えたはずではなかったっけ、と思う。
よくみると玲だった。]
――……よ なんだ、友のパーカー着てるのか。
[少し不思議そうに。]
(163) 2014/10/12(Sun) 18時半頃
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ふーん。 服を貸し合うようだったら、本当に仲良くなったんだな。 じゃ、二人とも、もう、大丈夫だな。
[あの頃の二人を思い出しながら、 そして、ここに来ても頑なだった友の態度も思い出し、 今、目の前で赤いパーカーをきている玲に笑った。]
喉に引っかかった小骨がとれた感じだ。 ありがとよ。
[小学生の頃、柄にもなく、彼らそれぞれの態度に密かに心配をしていたけれど、何もできなかった記憶。 そして、そのまま離れていった二人。
これがそのことを忘れさせてくれる夢であることには感謝しようと思う。 夢だけれども、まるで本物みたいだし、 友と玲が、もう、あんなふうじゃないのなら、 自身の昔の罪も消えるだろう。
何もできなかったこと。]
(164) 2014/10/12(Sun) 19時頃
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――、ぁ。
[ 星屑を揺らすりんご飴から顔を上げて、 ちいさく手にしたそれを、傾けた。 パーカーについて、ぁ、と一度固まったが]
……これだけ、残していったんだ。 ……借りてるんだよ、だから
(165) 2014/10/12(Sun) 19時頃
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[と、そこまで考えて、いや、違う、と思う。
あの昔のことは、消えない。 事実は消えない。 自分は、友や玲を思っているフリをして、 でも、実際は、彼らの力にはなろうとしなかった。
玲と友は、きっとやっぱりもっと早くわかりあえたはずだ。 それをしなかった己は、彼らの友人としての価値はないに等しいだろう。]
(166) 2014/10/12(Sun) 19時頃
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>>165
[また、風は吹く。 彼岸花も、ススキも、ゆらり揺れるけれど、 空の月はだんだんと傾いていく。
覆い尽くす闇の中に、びっくりするほどの星空が浮かび上がってくる。 そうだ。こんな夜は、もう、大人になって久しくみていない。]
まぁ、少し寒いからな。 身体が丈夫なほうでもないだろう、玲は。
[自身も襟を立て直して]
(167) 2014/10/12(Sun) 19時半頃
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大丈夫、……かな うん、大丈夫、だと、思う……
[ ――そう、だよな?と確認したくとも声は、ない。 仲良く、の方向性を思うとしわわり、頬が赤くなる。 違う意味で、大丈夫ではないのか、どうか。 ――目が覚めたら、どうなってしまうのか。 目をそらしつつ]
――ゃ、僕は、なにも……
[ なにも、していない。 申し訳なさそうに、見上げて。]
(168) 2014/10/12(Sun) 19時半頃
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……、そうだな、 今日は、冷える、な
[ つられて見上げたそらは、満天の星空だった。 溜息をつくほどの、きらめき。 ]
ありがと、……気をつける。
[ それから立ち上がり、襟を立てる甲斐の口元にりんご飴を差し出した ]
――はい
(169) 2014/10/12(Sun) 19時半頃
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