52 薔薇恋獄
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[温室の中は少しむんっとして甘く華やかな強い香りが立ち込めていて一瞬くらりとしそうになった。 入り口付近の電気スイッチをいれると暗い庭にぼぅっと温室が浮かび上がるだろう。 中には[[1d2](1白 2赤)色の色の薔薇で埋め尽くされていて]
…大須 道端 石神井
[開けた扉から吹き込んでくる風に揺れている花影に誰かがいるような気がして名前を呼んでみた]
(122) 2011/05/20(Fri) 15時頃
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………
[その場に立ち尽くし、ただ視線を向けた。口の端が上がっていたやも知れぬ。 隠すように口元に手を遣った。
野久を心配して、こちらに気付かないから、姿が見えなくなるまで見送って。
寒いな、と両手で腕を擦る]
俺、上着取ってくるから。土橋も一階に行ってけば? 集まってた方が、何かと楽じゃん
[山の中の夜は冷え込む。寒い寒いと首をすくめて、自室に向かった]
(123) 2011/05/20(Fri) 15時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 15時頃
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[返事が返ってくることはなかったが、温室の隅に小さな小屋が誂えてあるのに気付いて中を覗いてみる]
温泉…? ああ、この温室も温泉の熱を利用してるのか すごい…リッチ
[2〜3人はゆっくりと入れそうな大きさの温泉に思わず目を見開いた。すぐにも飛び込みたい気分だったがそれを抑え]
着替えはいいとしてもタオルもないとな… とりあえずいったん部屋に帰ってここには誰もいなかった事と温室と温泉の事はみんなに伝えよう
[スイッチを消すと来た道を戻りとりあえず自分の部屋へ**]
(124) 2011/05/20(Fri) 15時半頃
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―二階・最上百瀬部屋―
[部屋の扉をノックしてから中に入る]
わ、織部…先、輩、いらっしゃい
[数時間しか経って居ないのに二人の姿が何だか懐かしくて笑みを向けた。 それは二人がどのような体勢であったとしても]
…そういや、野久先輩もここに居ましたよね? 何だか具合を悪くされたのか、静谷先輩に背負われて下に降りていかれましたけど?
(125) 2011/05/20(Fri) 15時半頃
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[最上と織部の様子を気にしながら、抱えていた服をベッドに置き、自分のリュックから厚めのパーカーを取り出して着込んだ。
確かここに…とリュックを漁ると、小型の懐中電灯を見つけ出した]
良かったー 入れっぱなしだったよなあと思い出して良かった [移動用にと持ってきていた腰バッグに、懐中電灯と折り畳み傘、タオル、ビニール袋、財布、携帯を入れた。飴の袋から数本とガムも取り出して]
よし、こんなもんかな
ん?
[窓の外で光るものを見つけたので確かめると、玄関に入っていった]
(126) 2011/05/20(Fri) 15時半頃
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……
[腰バッグを提げたは良いが、足が動けなくて。
ベッドに腰掛け、部屋に留まることを*選んだ*]
(127) 2011/05/20(Fri) 15時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 16時頃
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[物想いをしながら、マドレーヌを食べていれば、栖津井からかかる声に視線をあげた。]
……好きですよ?それが何か?
[答えるのに間があったのは、何を当たり前のことを聴くのだろうと。己の言動は嫌いな風にみえていたのだろうかというところから。
顧問とか教師とか、それ以外の好きか?という問いかけであるかなど、考え至ることはなく。酷くあっさり、それでいて真っ直ぐに好きだと言う。
ことんと眉間に皺を寄せて首を傾げたところで、来訪者の音。 ノックさえないことに驚くけれど、それが浜那須ならば合点がいったように苦笑した。]
(128) 2011/05/20(Fri) 16時半頃
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はっ?こんな中、1人で外とか危ないですよ。
[そして放たれた言葉に、眼を丸くする。 栖津井も忠告を放っただろうか。 そんな中、まだ眼鏡をかけていないから、ぼやけた視界に何かが飛んでくるのが見える。 辛うじて受け取れば、それは懐中電灯だった。]
それに、おそらく3人は……―――っ
[言いかけている間に、浜那須の姿は消えていた。 あっと開いた口に手を当てて、栖津井を見た。 その後、視線を泳がすのは、言いかけた言葉の不自然さに気がついたことと、追うにしても鳴瀬に任された(と思っている)この人を置いていけないという失礼な理由にて。]
(129) 2011/05/20(Fri) 16時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 17時頃
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………。
[沈黙を作る。 栖津井にも、言った方が良いのだろうかと。 その方が、鳴瀬の負担は減るかもしれないと思いながら、踏ん切りがつかない。 そして、栖津井が3人について言及しようとしても、その瞬間に]
ああ、良かった2人とも無事だったんだな。
[訪れるは、我が幼馴染2人(と紅子さんか)。 珀がマドレーヌの存在に、声をあげれば食べるか?と言う。 2人の繋がれた手を認識すれば、少し苦みの混じった笑みを浮かべて*]
(130) 2011/05/20(Fri) 17時頃
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[日向が珀に話かけた言葉は聴こえていない。
どうにか推測で、少なくとも先程消えたらしい2人は大丈夫なのではないか?
と、思えども憶測でしかないので信じ切れている訳でもない。
だから、幼馴染の2人が訪れれば、心底安堵した表情を浮かべた。
けれど……]
嗚呼、良かった。
[噛みしめるように、もう一度呟く時には、笑みに影が入った*]
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─ 鳴瀬&甲斐の部屋 ─
そうですか。
[少々の間は、特には気にならなかった。 真っ直ぐに好きだと返されれば、その言葉をそのまま受け取り、笑顔になる]
良かったです。 いい後任顧問が見つかって。
[鳴瀬が生徒達、部員達に好かれているというのは、素直に嬉しい。 年若いのにしっかりしていて、やはり彼は良い教師なのだなと、改めて思った]
(131) 2011/05/20(Fri) 18時頃
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[浜那須が訪れた音に、膝立ちになり、そちらを向く]
浜那須君。 どうしました?
…………。
[外を見に行くと告げられれば、苦々しく眉を寄せ]
もう遅いですし、この雨ですし……やめておいた方が良いと思いますよ。
[甲斐と同様に、忠告する。 しかし浜那須は、やはり外に行くつもりらしい。 なので再度、少し強く言うべきかと思ったところで───]
……甲斐君?
[どこか不自然な、甲斐の言葉と行動に、怪訝な表情を浮かべ彼を見た。
その間に、浜那須は去ってしまっただろうか]
(132) 2011/05/20(Fri) 18時半頃
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[来訪者の去った部屋には、また、雨の音がやけに大きく聞こえていた]
甲斐君。
もしかして、何か知ってますか?
[静かに問いかける。 無理強いはせず、彼の意思で答えてくれることを待とうと思った。
けれど、それとほぼ時を同じくして、また新たな来訪者が]
2人とも、どうしました?
[今度は座ったままで、珀と耀の方を見る。 視線が彼らに向いている為か、甲斐の表情の変化にはまだ気付いていない]
(133) 2011/05/20(Fri) 18時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 18時半頃
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―― 回想・浴室 ――
――……。
[目の前の出来事に、言葉をなくして座り込む。 普段とあまりに雰囲気の違う先輩>>87に指示されても、動くどころかその声もろくに耳に届かず。 幼馴染が着替えて出てきた頃>>97にようやくその目の焦点が合うのだろう]
ぁ……あ…… 僕、す、すみませ……っ
[何もできなかった。役立たずだ]
(134) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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[その後気を失ったままの野久を背負う静谷を手伝おうとするけれど。 軽く10cm以上の身長差があるせいで、役になど立たなかっただろう。 あまりの事態に思考が追いついていなかったが、そういえば指摘>>105通り先輩の口調に違和感。 けれど内緒といわれれば>>108とりあえずこくりと頷き指きり仕草。 訳ありだというのなら、それを追求したり口外するほど野暮ではない]
(135) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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[そうして、幼馴染に手を引かれ>>117 ――何故だろう。急に息苦しくなった気がするけれど。 階段下りるだけで息が上がるほど体力が落ちたのだろうか、と少し疑問。 とかく、そのままもう一人の幼馴染の部屋で。 この不穏な状況の中、無事な姿を見ると自然と口元が綻ぶ。 マドレーヌを勧められれば自分も希望し。 じぃと紅子さんを見る]
これは……食べれるのかな?
[あんまり変なものあげても、紅子さんの体に良くない]
(136) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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― 自室 ―
[結局は、幼馴染の来訪により、一旦は言及から逃れる形になる。]
嗚呼、紅子さんのは別にある。
[マドレーヌを2人に差し出した後、紅子さん用のドライフルーツを荷物から漁る。 ショルダーの方でなく、キャリーの方にいれていたのを思い出し、ごそごそとすれば、荷物の底に、織部から譲り受けた奨学金ガイドと将棋の本が見えた。 一瞬、動きを止めて、ゆるっと首を横に振った。]
ほら、あと、このクッキーも持っていってくれ。 母さん、2人に渡してくれって張り切り過ぎて。
[結構大きな缶に詰めたクッキーも押し付けつつ、ドライフルーツを耀に渡した。そして、尋ねる来訪の理由。]
……ところで、何かあったのか? 遊びに来たという訳でもないだろ。
(137) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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―― 回想 最上と百瀬の部屋 ――
そう? そうか。
[最上と百瀬のことには、それだけ言って頷いた。 どうやら自分が部屋決めを気にしすぎていただけらしい]
[自分が悪い、という道さんと、悪い夢を見た、という最上]
……………………。
[目を細めて2人を交互に見た。 しばらく無言で考える。考えたこと。全て言葉にせず胸に秘め、うっすらと口元に笑みを作った]
……そか。 道さん、肩、貸す?
[申し出はしたものの、最上に何かを囁く道さんになんとなく手は出しかねた。パーカーのポケットに手を突っ込んで、指先でガラス玉に触れていた]
[囁きの内容はほとんど聞き取れないし、漏れ聞こえた単語から内容を類推することなんて一番苦手。けれど、そこに自分の名前が含まれてることだけは何となく感じ取った]
(138) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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>>96
[階段でけーまと出会う。その口がすぐに石神井と蓮端のことをつむげば、うん、と頷いた。]
隠れる場所も通路もなくて、人が消える。 もう、これは…。
[人ならざるものの仕業としか…そういいかけて、一応止める。 渡された懐中電灯は素直に受け取った。]
けーま、どこにいくんだ?
[しばし考えて、そう振り返った時には、けーまは降りていく。ふうっと息をついて見送った。]
(139) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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[それから、2階にあがったのち、その浴室から野久が運ばれていくのをみる。 どうした?と訊けば、そこに、
現れたこと、知るだろうか。]
――……そうか。 文先生は俺の部屋にいる。
[もう手は足りてるだろうこと、そして、己の足を考えて手伝いを名乗りはしなかった。 そのまま、静谷たちが降りていくのをまた、見送っただろう。]
浴室か…。
(140) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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……………。
[何も言わない]
[下に行こう、と促されれば、頷いて。 それでも手ぶらで部屋を出て行こうとする最上に首をかしげた]
……最上、荷物。
[今晩の宿泊を拒否されるなんて思ってもないので、運搬を手伝うつもり。とりあえず、寝乱れた跡のある方のベッドから、枕を拾い上げた]
…………?
[最上の反応はどうだったんだろう。積極的に動こうとしないのか、それともはっきり宿泊を断られるのか]
[どちらにしろ、さっきから納得というか理解できないことばかり。ちょっとだけ、駄々こねるみたいに視線で押し問答]
―― さっき。泊まるって聞いたから。
[やがて、ぽつりとそう呟いた。責める口調ではない。低く淡々と、諦めが混じる口調。通るとははなから思ってないような]
(141) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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― 2階・浴室 ―
[静谷たちが行ってしまったあとの浴室に向かい、扉を開けた。 さっき、彼らはここで、見たという。
女を……。]
――……
[じいっと、その中を見回しているが、さすがに来いといってくるものでもないのか、 それとも己の、いわゆる霊感ってやつが圧倒的にないのか…。 全く何の変化も見出すことはできなかった。]
(142) 2011/05/20(Fri) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 19時半頃
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………ごめん。
[それに自分で気がついて、謝った。 普段なら友人にそんなに食い下がることはしないから。 ここに来てからなんだか調子が狂いっぱなし]
[そんなことをやっていたから、時間は結構経っていて。 やがて部屋の扉がノックされた。 纏う雰囲気少し変える。ほんの少し、背筋を伸ばしてみたりして]
………百瀬。ごめん。勝手に邪魔してる。すぐどく。
[にっこり笑って手を振った。 けれど、それも道さんの名前を聞くまで。 最上の方をちらとみて]
道さんが? ……ありがと。行く。
[階下へと降りていくんだろう]
(143) 2011/05/20(Fri) 19時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 19時半頃
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[野久の反応に、口端を引き上げて悲しそうな笑みを浮かべた。
出ようとした廊下に漂う薔薇の香に、くらくらして手で顔を覆う。 この香りをずっと嗅いでいたら、すこし良くない気がする。
荷物、といわれ逡巡し、ふ、と息を吐いて持ち物を手に。枕も忘れない。どちらにしても、土橋が来るだろうとこの部屋には荷物は残さないつもりだったのでこれでいいと思いながら]
その事なんだけど。 ちょっと、野久と喧嘩じゃないんだけどさ。
あー。その。行きにくいっていうか。悪いっていうか。
[言い方を考えているうちに、扉がノックされ百瀬の姿。 耀が倒れる前以来だろうか、随分会ってない感じがしてその視線に首をかしげ]
野久が静谷に運ばれた?
[トイレから?あの後何があったのか。 心配になって荷物を持ったまま、階下へ足を進めているとエントランスに人影のようなものが見えたような]
(144) 2011/05/20(Fri) 20時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/05/20(Fri) 20時半頃
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―― 階段付近 ――
…………。
[最終的に最上は荷物を持って移動を開始した。 彼の後ろ、少し遅れてついていく。 ポケットに手を突っ込んで、クリスタルボール触って]
[そんな風に考え事をしていたから。 最上の見た人影は、すぐには気がつかなかった]
(145) 2011/05/20(Fri) 20時半頃
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―階段―
…………織部。
[何かに気づいてから徐々に歩く速度が遅くなり、居りきる前に止めてしまう]
なんか、居るように、見えね?
[強張った表情で、後ろに振り返り扉のほうを指差して。 明かりのついていないエントランスは薄暗く、人がいたとしてもその表情までは見えないだろう]
(146) 2011/05/20(Fri) 20時半頃
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─ 鳴瀬&甲斐の部屋 ─
[結局、甲斐の言動については有耶無耶になってしまった。 いつか、時が来れば話してくれるだろうかと、ぼんやり考えながら、友人達に菓子を差し出す彼を見る]
でしたら、私は……。
[もし彼らが3人で何か話したいというならば、席を外した方が良いだろうと、立ち上がる]
(147) 2011/05/20(Fri) 20時半頃
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―― 階段 ――
[最上の歩調がゆっくりになって、やがて止まった。 こちらに振り向く彼に並ぶように足を止める]
………おんな。
[薄暗いエントランス。光の差し込む足元ばかりが明るい。 和装の洋服。女物。上半身はあまり見えないが、髪形のシルエットも女]
[とん、と最上の前に出るよう一段下りた。 ポケットから水晶球を取り出し、ぎゅっと握る]
………だれ?
[尋ねる。女の足がゆっくりこちらに近づいて、足元から徐々にはっきりと見えてくる。肩に力が入った]
(148) 2011/05/20(Fri) 20時半頃
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[ほどなく温室から戻ってくると…野久をつれた静谷はまだ部屋についてなかったか]
静谷、無理なら声かければよかったのに
[急いで駆け付けて野久の肩を半分預かると保険医に見せるために甲斐たちの部屋へ]
(149) 2011/05/20(Fri) 20時半頃
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─ 鳴瀬&甲斐の部屋 ─ [>>147ちょうど栖津井が席を立とうとする時だっただろうか]
先生、すみません。 野久の様子が…
[部屋に入った時、しっかりと手を繋いだままお使いを忘れてマドレーヌを手にした後輩を見つけたら少しだけ非難がましい目を向けた]
(150) 2011/05/20(Fri) 21時頃
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