88 吸血鬼の城 殲滅篇
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[再び、螺旋階段を降りるものの、影に取り付かれたからか、 足が思うように動かせない。 時間を掛けて、ようやく2階まで降りてくると、 なお濃い闇があたりを支配していて、 誰かが争っている音だけが耳に届く]
誰か!いるのか!
[声をあげながら、浴室側の扉を開ける]
―浴室へ―
(142) 2012/04/30(Mon) 21時頃
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ムパムピスは、丁度品→調度品
2012/04/30(Mon) 21時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 21時頃
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[ムパムピスは無事なのだろうか――と、 脂汗が額を伝うのを感じながら考える。
或いは浴室側の扉も、閉ざされてしまったのか]
(……センセイの抗魔薬、飲んでたよな。 多少は動けてる筈だ、きっと……)
[木製の杭すら、 眼前の強靭なる男に大ダメージを与えた。
彼の聖術は領主にとって 多大に有効な武器となる筈。
……護らねば、ならなかった*]
(143) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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―2階客室―
[闇の中で響く戦いの音、血の臭い。時折混じる呻き声。明らかに、ドナルドが不利な立場。]
……! [気力が折れそうな緊張感の中、微かに仲間の声らしきもの>>142が聞こえてきた] ここです!!客室です!! ムパムピスとドナルドッ。 ―――吸血鬼の親玉が、出たっ……
[大声でそれだけを伝え、場所を特定されることを避けるために小走りにその位置から移動した。踏みしめた足元でじゃり…と何かが砕ける音。 硬質な音から硝子の類と判断するとその場に蹲り、指先に傷がつくのも構わず出来るだけ多くの欠片を手持ちに袋にかき集めていった。]
(144) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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土に…水に…木に…金に……全ての万物。 主に造りし尊き物達。 その聖性を取戻し、魔を退ける力となれ。
[ガラスの欠片に聖別付与の術を掛け、浄化魔法を唱えながら袋ごと天井に向かって投げつける。]
[無数の硝子が浄化魔法の光を帯びながら星の様に淡い光を放ち部屋中に降り注いでいく。 強大な力を持つ相手には、到底通用する術とは思えなかったが、せめて場所を特定し、一矢だけでも報いたい…と、その一心で部屋の中を睨み付けた。]
(145) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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[すぐ隣の部屋から、ムパムピスの声>>145が聞こえた]
その声……ムパムピスか!
[彼が今も味方なのか、敵なのかはわからない。 だが味方なら救わなければならない。 敵ならば斬らなければならない。
どちらにしても、客室に行かない選択肢はなかった]
(146) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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[フィンガーボールが床を転がる甲高い金属音がした。 頭を上げれば、かすんだ目にこちらを見下ろすヒューの姿が映る。 非情な双眼に、手に下げた剣の刃先に宿る鈍い光。]
こ んなとこ ろで 死ぬくらい なら
[――従容と死を受け入れるくらいなら、最初から死の宿命(さだめ)に抗ったりなどしない。 力の入らぬ震える指先で耐火袋の口を広げ、何度も取り落としそうになりながら、中から火炎弾を拾い上げる。]
(147) 2012/04/30(Mon) 22時頃
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― 2階・客室 ―
[手にしていたランプの灯りすら、覆い隠してしまうほどの なお深い闇。 ムパムピスの言葉通り、ここにヘクターがいるのだろうか]
ムパムピス!ドナルド! 大丈夫か!
[大きな声を出す。 何も見えないのならば、声に反応して敵が動いてくれたほうが、 討ち取るのも容易いだろう、と判断してのことだった]
(148) 2012/04/30(Mon) 22時頃
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[床に倒れたレオナルドの震える指がベルトの小袋を探っている。]
…その手妻は、先ほど見た。
[彼が球に着火する気なら、その身体の上にテーブルクロスを投げ被せて自爆してもらおうと、白布を握った左手を動かす。]
(149) 2012/04/30(Mon) 22時頃
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立候補者はいないようなので、天声ランダムにて投票先を決定します。
運命の矢はヘクター[[who]]へと放たれる。
※ヘクター・ベネットであった場合は振り直します。
(#0) 2012/04/30(Mon) 22時頃
ラ神が「吸血鬼の城」伝統の狼ヒットをやらかしました。
振り直しです。
再度、運命の矢はベネット[[who]]へと放たれる。
※ヘクター・ベネットであった場合は振り直します。
(#1) 2012/04/30(Mon) 22時頃
………、
ラ神が誰も吊りたくないのはよくわかりましたが、振り直しです。
三たび、運命の矢はラルフ[[who]]へと放たれる。
※ヘクター・ベネットであった場合は振り直します。
(#2) 2012/04/30(Mon) 22時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
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[左腕は肩を脱臼したか、全く動かない。 痛覚があれば、全身打撲の激痛で身動きが取れなかったかも知れない。 だが。
三本の指だけで握り込んだ火炎弾の、導火線を挟むように指輪を打ち鳴らした。 今度の玉は金属片を仕込んだ石榴玉ではなく、爆発力よりも燃焼力を重視した火炎弾。 投げるのではなく、可能な限りヒューの足元へ押し出すように手を伸ばして転がす。
自分をも巻き込む至近距離――炎の嵐が吹き荒れる。*]
(150) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
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[ヒューがテーブルクロスを投げかけると同時に、レオナルドが爆弾に着火する。 が、それは投げ上げられることなく、ヒューの足下、テーブルの下へと転がされた。 広がったテーブルクロスに視界を遮られてヒューがそれを見ることはなく、数瞬の間を挟んで不意に下から炎の柱に突き上げられる。
爆炎に煽られてバランスを崩し、ヒューは前方へと投げ出された。]
──くっ…、
(151) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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[横様に床に叩きつけられながらも剣は離さず、すばやく上体を起こして背後を確認する。
そそりたつ炎の舌は斜めに傾いだテーブルを舐め、その手前、広げられたテーブルクロスに覆われたレオナルドの生死は知れない。
ぶちまけた手水と厚い布が逆に防炎カバーの役を果たしているのかも知れなかったが、留めを刺しに戻るには火勢が強すぎた。]
(152) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[瀕死の獲物と侮った犬は、無造作に走りより、 魔術師に食らいつこうと牙を剥く。
風魔法が先か、銀の細剣が犬の首筋を貫くのが先か、 或いは、より脅威となる剣の使い手に 犬が反応するのが先か。
緊迫した瞬間を、階下よりの激しい音と炎の赤(>>150)が 引き裂いた。]
(153) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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― 2F:客室(14) ―
[隻眼の男を捻り上げている間にも、 扉の向こうから別の人間の声が聞こえ(>>142) 視界の隅で、修道士が床に這い蹲って なにか掻き集めているのが見える。
大したことでは無いだろうと捨て置いていたら、 耳障りな音のする何かが、天井に投げ上げられた。]
―――…ッちっ。
[聖別されたガラスの細片は、 仄かな光で闇を裂きながら、部屋に降り注ぐ。 それだけでは致命傷にはなり得なかったが、 沸騰する湯を浴びせられた程度の痛手はあった。]
(154) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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ムパムピスは、ヘクターに話の続きを促した。
2012/04/30(Mon) 23時頃
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……鬱陶しい。
[掴んだ男を頭上にまで差し上げて 即席の傘とする。
僅かに灯りの戻った室内で、 真っ直ぐに修道士を睨みつけ、 にやりと唇の片端を吊り上げた。]
(155) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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おまえは、あとで泣くほど可愛がってから じっくり殺してやる。
―――楽しみにしておけよ。
[言い終えると同時に、身体は粘性の闇へと変じ、 隻眼の男を飲み込んで、ずるりと窓から外へと出て行った。
闇の主がいなくなれば、次第に闇は晴れ、 扉の鍵も解放されるだろう。]
(156) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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ヘクターは、ドナルドを飲み込んだまま、物見塔(27)へと流れ行く。
2012/04/30(Mon) 23時頃
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―2階客室―
[濃密な闇の中、部屋の中がどのような状態なのか、どこに誰が居るのかすら判断がつかず微かに聞こえる声に大声で応えた。] >>148 私は無事です!何も…見えません…!!
[仲間…恐らくジェフリーの声と判断して返す。硝子の光はすぐに闇に呑み込まれるが、一瞬、ドナルドを掲げ持つように立つ巨躯の男が視界に見えた。]
(157) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[上から投げ被されたテーブルクロスが錬金術師を絡め取る。 ついで爆発。 先ほどよりは衝撃は弱いが間近で炸裂したそれに、彼もまた布を巻き込んだまま床を転がされた。 炎の舌が厚布を舐める。]
(158) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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>>155 ――ドナルド様…っ!!
[闇が薄くなり、男の顔が明瞭に見えてくる。 ――目が合った。 自分に向かい笑みを浮かべるその姿に、背筋が凍るような恐怖を感じ、持っている杖が小刻みに揺れる。]
(159) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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あー。
本気で、腹減ってきた。
[度重なる聖属性の攻撃を受け、
身体は傷つき、血も失われている。
これを癒すために必要なものはなにか。
それは、身体がよく承知していた。]
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>>156 ――異端の、化け物……楽しみにする前に…… [「滅ぼしてやる。」そう、声を掛けたかったが喉がひりつくように渇き、言葉にならない。]
[次の瞬間、男は闇と化し、ドナルドを呑み込んだまま、どろりとした不快な空気を残して目の前から消失した。呆然とその場に座り込む**]
(160) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[ラルフが床を蹴り、犬に向かうのが見えれば魔法を放とうと構え。]
―――ッ!?
[足元よりの轟音と振動に一瞬動きが止まり、魔法が発動する。 無数の刃が黒犬へと向けられるが動きが鈍ったせいか、ほんの少し軌道が逸れていた。]
(161) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[銀色の閃光が黒犬の首元に届くかと思われた瞬間。
――――――階下より、爆音が轟いた。
犬の首を襲ったレイピアは手応えはあったが、果たして。 今はそれよりも二階まで漂ってきた爆風と、静かになった隣室の事が気がかりだった。]
どう、なっているんだ……。 っと、エリアスさん、大丈夫ですか!?
[慌てて火傷を負った魔術師の元へと駆け寄る。 革袋をベルトから外せば、それをエリアスへと手渡す。]
その中に貰った薬が入ってますから、それを使ってください。 私は、少し階下を見てきます。
[受け取ってくれるならばそう言って後を託し、慎重に階段を下った。]
(162) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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……ま。
この際、男の血でも仕方あるまいよ。
[先程から、流れ続けている血に目が引き寄せられる。
渇きは、今や絶えがたいほどに強まっていた。]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 23時頃
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―一階・大広間―
これは…………。
[階段を下れば、一番最初に目にした豪奢な広間が広がっている筈だったが。 爆風で変わり果てた場を目にすれば、思わず息を飲んだ。]
誰か……誰か、居るのか!?
[災いの元凶となる相手は、先ほどまで二階に居た。 それならば、ここに居るのは仲間なのではないかと、そう思い階段を下りてきたのだが。 未だ爆炎が燻る広間を、目を凝らして見渡した。]
(163) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 23時頃
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[ムパムピスが暗闇で何をしていたのか男はわかるはずもなく。 ただ、きらきらと星が振るなか、ドナルドを捧げるようにした、 ヘクターの姿>155が刹那、瞳に映るだけ]
ドナルドっ!
[戦いの様子すら知らない男には、今何が起きているかすら 把握できず。 為す術なくドナルドが闇に呑まれていくのを見るだけだった。
やがてシャンデリアの灯りが戻ってくれば、 真新しい血がいくつもの跡を残しているのが見える]
(164) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[階下から響く音に、闇の犬もまた気を逸らされていた。 無数の風の刃に切り裂かれ、よろめいたところを 銀の刃に貫かれる。
腹と首、そして全身から炎と闇をまき散らしながら、 地獄の犬は数歩離れるように歩き、音を立てて床に倒れた。
だらりと四肢を投げ出して動かなくなるが、 腹だけが僅かに上下している。]
(165) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[続けざまの爆音で鼓膜を痛めていたか、階段から降りてくる足音に気づくのが遅れた。
誰何の声を投げかけた男は、上の小ホールでクラリッサに刃を向けた剣士だった。 今は衣服を焦がし手傷を負っていて──それはクラリッサの仕業とも思われず、何があったのかと一瞬の疑惑が過る。 そういえば、学者風の眼鏡男も、誰かに追われるように大広間へと駆け込んできて、ヒューの相手をしている暇はないと言っていた。 ヒューの知らないところで何かが起きている。 が、相手の事情を斟酌する必要はない。 相手が負傷しているなら、それを致命傷にしてやるまでのこと。
宴席を焼く炎を背景に、ラルフの前に立ちふさがる。]
(166) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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