123 霓虹鬼故事
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[黍炉>>101の、その後の黒宵当人>>102の返答に、 暫し間を置いてから、そう、と頷き一つ。 黒服を染める血の色は目立たぬものの、 その顔や手に着いた赤は嫌でも目についた。]
気を付けてよ。 まるで、鬼みたいな姿、よ。
[彼の思考を読んだ訳ではなかったが、 思わず零してしまった率直な感想。]
まるで、鬼みたい……ううん。
[佩芳>>99を抱き留めた時の、強張った身の感触も今は遠い。 寧ろあの時、伸ばしてきた手にすべきは己の方。 ――この中に本当に「鬼」が居るというのなら。]
(104) 2013/05/23(Thu) 23時半頃
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[後ずさりそうになりつつも、それでも歩を進める。 鷲珈の輩の末路を見ておきたい、と。 黍炉>>101の溜息が耳に届いても退こうとは思わなかった。]
そういえば。 ……明夜は、居ない、の?
[下手人である筈のその人の姿が見えぬことに、 ふと気づいて、誰にともなく零しながら。 露蝶は鼻を軽くおさえて、鷲珈の部屋を覗き込んだ。]
酷いわ。
[はっきりとは“その”痕跡見えない>>60>>87死体の惨状見ながら、低く、呟く。]
(105) 2013/05/23(Thu) 23時半頃
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どちらにせよ、まだしばらくここにいるのだから、 シャワーでも浴びてきたらどうだ。
[血まみれの袖で拭っても意味がない様子>>103に眉をひそめて提案する。 露蝶>>104が鬼みたいだと口にするのにはわずかに苦笑を浮かべるだけで]
……明夜がどうしてるのか、様子を見てこよう。
[黒宵が血だまりから抜けた後、廊下に座り込む佩芳へとちらりと視線をやり。 逃げられてしまうだろうから手は出さぬままにその場を離れようとした]
(106) 2013/05/23(Thu) 23時半頃
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[>>104露蝶の視線には居心地悪そうに視線を逸らし]
…悪かったよ、俺の不注意だ。 ……。
[鬼みたいと言われれば、僅かに瞠目した後にがしがしと頭を掻いた。 くすんだ金色に染められた髪も、幾分か血に濡れていただろう。]
(107) 2013/05/23(Thu) 23時半頃
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[階段の上でへたり込んだまま、落ち着こうと試みる。
好奇心なんて、何の役にも立たない。 逃げればよかった―のかもしれないが、もう遅いような気がする。
悲鳴をあげる前、倒れた黒宵がなにかぐちゅりとしたものを掴んでいた。 今までの惨殺現場と、光景が合致するのならば― あれは、内―――。]
――うぇ。
[吐き気を催しながらも、状況を理解しようとしていた。]
(108) 2013/05/23(Thu) 23時半頃
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―1階洗面所―
――――っ!
[しかし、込みあげた物はおさえきれそうにない。 立ち上がって、よろつきながらも階段を下り、洗面所に駆け込んだ。]
―っは、ぐ――、―――。
[半泣きのような声は、水を流す音でかき消されて。]
(109) 2013/05/24(Fri) 00時頃
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―俺が来た時にはいなかった。
[>>105明夜は、と聞かれれば、首を振る。 死体を見ようと近付いていく露蝶の姿には僅かに眉を寄せた。
>>106黍炉にシャワーを勧められれば、首を緩く傾げ。]
…着替え持ってきてないんすけど。 まぁ、血を落とせるだけマシか。
[さて、風呂場は何処だろう、と思いつつ、その場を後にしようと。]
(110) 2013/05/24(Fri) 00時頃
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[階段を駆け下りる佩芳のことは気にしながらも声をかける事はせずに。 着替えがないと言う黒宵>>110に肩をすくめた]
返す気がなかったらしいから着替えの一つや二つ、どこかの部屋にあるんじゃないか。 まあなくても、これの服を借りればいいだろう。
[これ、とそこに倒れている死体を示し。 血まみれのままでは気分も悪くなるだろうとすすめておいた]
(111) 2013/05/24(Fri) 00時頃
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