3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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いや か?
でも、離せない。
あんた、苦しくないか?
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んー……――。
[少し考えてしまう。 自分の思いつきで体調の悪そうなメアリを危険に巻き込んで良いものだろうか。 だが、何もしないと後悔に潰されそうで]
……お願いしていいかな? ついでに、購買でお菓子買ってこよう。
[購買は無人だけれど、代金を置いてくれば問題ないだろう。 そんなことを思い、財布の中身を確認した]
――保健室→購買――
(413) 2010/02/27(Sat) 21時頃
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――……ッ
くっそ……
[さっきまでは、血がほしいだけ、だったのに]
[苦しげな顔に、正気が戻る。]
――、…、
――何が、…
[些か困惑したようすで。
痛みを孕む声を、きいた。]
|
―― →購買―― おーい、ドナルドー、いるー? [灰皿があるから、と行きがけに用務員室も覗いてみたが人の姿はない]
……あいつのことだから、分かりやすいところに隠れてると思ったんだけどなぁ。
[メアリに向かって首を傾げて見せる]
ま、取りあえず物資を補給しよっか。
[購買付近に吹き溜まった血と闇の臭いに気付けなかったのは、甘い花の薫りのせいだろうか。 ドナルドの名を呼ぶ少女たちの前で"ガタン"と大きな音がした]
……誰? ……ドナルド、いるの。
(433) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―回想―
ミシェ、大丈夫じゃないと思うけど、今台風の目がそっちに行った。
多分、何とかなると思う。
[台風の目が誰のことかは、直後に訪れたメアリーですぐわかっただろうけど。]
―回想・南棟1階にいた時の事―
[ 台風の目、がしばらく後に良い音を立てたので]
ん、まあ大丈夫じゃないけど大丈夫。
ちょっとへましちゃったけど。
そっち、包帯とかあった、かな。
[声はやや途切れながらも、混線ではなく発生の時点での揺らぎ。
ガラス球は変わらず伝えてくれただろう。]
あぁ、うん。
今、保健室にいるからあると思う。
[素直にそう告げて。
暫く後に常の笑みで出迎えただろうか*]
―― ……ケイト?
[出てきた名前が、ビー玉を通じて、漏れた。]
|
――購買――
え、血の臭い――。
[メアリーの言葉>>443に振り返ろうとして「ん?キャロル……か」と声が聞こえ、長身の男が立ち上がる。ドナルドの姿を認め、少女の顔に安堵の表情が浮かぶ]
何だよー。こんなとこで煙草吸ってたの? ……お菓子が煙草臭くなったらどうすんのさぁ。
[黒い花のことを隠す気はもうなかったから、ドナルドやセシルが気付いても心配させないよう、勤めて明るい声で話しかける]
シェリー君も一緒だったんだ。 学校の中がこんなんなっちゃったし、無事で良かったよ。って、ん?
[いわくありげなメアリーとセシルの会話に首を傾げた]
(482) 2010/02/27(Sat) 22時半頃
|
…ケイト?
[鸚鵡返しに、口にした。
女の名前。誰だろう。]
ケイト ……知らない、か。
[鸚鵡返しの声に。]
… …?
何が さ。
[つめたい。
冷たさは、温度のない ―― を 連想させて。]
――……、…知らない。
[些かそっけない声。
――あそぶ、ふざけてる。
でも、でも。乗らなければ、しぬのは]
……――つめたい?
[そして、渇く衝動は
おさえようと……。]
ああ
[結局満たされない欲求に深い息を吐く。]
[巫山戯た遊び。
まさに遊戯と言うには相応しいが。]
二択、か。
[自分(たち)だけが残るか、自分たち(だけ)が消える、か。]
…… ――。
…… いない?
いなくなる。
いなくなったのは
ケイト?
|
[セシルの言葉>>492に]
シェリー君のどこがおかしいの? 全然まともだと思うけど……。
[自分のように身体に異常が現れたのだろうか。 立ち去ろうとするセシルと駆け寄るメアリを複雑な表情で眺め、ドナルドの言葉>>503には]
香水? つけたことないけど……。 デオドラントも無臭のやつだし。
[そう言って自分の臭いを嗅いで、わけが分からないという表情を浮かべた。 瞳をじっと覗き込まれれば。真っ直ぐな瞳でドナルドの瞳を見つめて]
……ああ、これ? 生まれつきなんだ。 ちょっと思うところがあって隠してたけど、もう、いいかなーって。
[にへらと笑った]
(519) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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あの子?
…… 居る、の。
ああ、それなら。
[少なくとも。]
……寂しく、ない、よね。
[繋がらない言葉。
それを繋げて。]
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――……ふざけんな。鬼はあんただろ。
[ミッシェルに怪我をさせ、セシルやメアリーを傷つけ、皆を怖がらせて、挙句、自分には刻印を――これのどこが遊びだというのだろう。
響いた声に、黒い花を握り締めて憎々しげに呟いた]
(522) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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すぐそば?
いや、探すのは、
声か?
[そうじゃない気がした。見つけるのは……。]
ひとりは こわい からね。
[呟くように、微笑うように。静かに。]
[そもそも。
そうしなければ。
―― いなくなる のは。]
…… いなくなったら。
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