25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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……嗚呼、私の言葉は何時も足りぬ
[溜息。
苦笑を零す]
鍵爪で引き裂きたいのは別のもの。
此処に
[視線を投げる姿が
相手から見えるかどうかはさておき]
冬を慕う桜を引き裂くならと。
彼の甘い声を聞くか、悲鳴を聞くか
どちらを手にしようかと。
[冷えた音に、変わらぬ音を紡ぐ]
…成程?
お前達の言葉はどうも遠回しで好かん。
[人喰い花独特なのかと思うほどの婉曲さ。
呆れたように溜息をつきながら]
…どちらも叶えればよかろうに。
貴方の身を欲しいとは思って居らぬ
私を試してみるならば、と
誘った裏に他意も無い
未だ、この身を少し
持て余している
所作を試してみたかっただけのこと
要らぬなら――…構わない
思うように、伝えられぬ
嗚呼、冬の名残か
[軽い笑みを含んだ吐息
朝の日を浴びながら、瞳を細める]
花主は欲張りだ
……私には、思いつかなかった
所作を試すなら、霞に頼むが良かろう。
私は、いつ気分が乗るかもわからん。
霞が手いっぱいと言うことであれば、まあ、考えなくもないが。
[やっと手に入れた聞きやすい言葉に
己もまた率直な意見だけを返す]
…欲張りだからこそこの世で未だ法の網の目を抜けて
狼憑きとして生きている。
運動すれば腹も空くと言うもの。
甘い時を過ごした後の晩餐は、特に格別だろうさ。
[低く、嗤う]
――…矢張り、意地が悪い。
[拗ねたように呟き]
裏の世で生きるなら
全てを捨てて一つを選べと
教わったのは、間逆
狼憑きが生きるには
常に危険が伴う場所故に。
[薄く哂う]
この足では、激しい運動は難しいのだけれど……
……其れよりも、昨夜の汗を流したい
貴方は――哀れな花の運び手になる気も無い、か?
どうせなら、花遊びに慣れぬお方を誘ってみては?
天満月の御子息とか。
天満月の御子息さまとやら
……何処に居るのか
とんと顔を見ぬが……。
やれ、どちらも私では不足と謂うか。
流石に
傷の付く事よ
お前を抱いて…食いたくなってしまうのはまずかろう?
喰われるのもごめんこうむりたい。
……抱く?
私を幾ら抱いても孕まぬよ
受け継いだのは、種付ける術
喰らいたくなっては――確かに困る。
何だ、まだ言うのか。
[からかうような響きを残して幾らか低い声は嗤う]
危ないと言うなら其の身を矛に身を立てれば好い。
丁度いい手本が傍にある。
[なあ、と話の矛先は霞へと向かう。
傷が付こうが付くまいが、己には関係ないとは口にはせねど]
…いいだろう。
ならばしばらくそのままで待つがいい。
本当の事。
[嗤う音に、拗ねたこえ。
暫し間が空いた]
簡単に謂う。
私の居た場所は、貴方達の想像のはるか底辺
誰にも見捨てられた裏路地に子捨てが何故この世に起きるのか
財持つ家に生まれたものには遠い話。
だから、今更だと言っている。
少しは学べ。
[間が開いたことに疑問など持たない。
こちらもまた、幾らか喋っていた故
一つに意識を集中させるほどのことはしない]
その無理難題を越えたくて花になったのではないのか?
己が選んだ道に、後悔するのであれば去れば好いだけのこと。
…では、お前が稲羽の松になる前には、迎えに行こう。
[それは古いうたの話]
花になったのは……嗚呼、解らない
親は何故
同じ道を歩ませてくれなかったのか
世を狂わせる
其の為に危険の中へ留まり続けたのでは、無かったのか
[思い馳せるも、答えは出無い]
――直ぐに帰るといいながら
待てども待てども、置き去りのまま
[詠うこえが聴こえた気がした。
古い古い、知っているのは、冬の知識]
それは、失せもの戻るまじない歌……?
|
―椿の間― [弦の音色が途切れれば、黄泉花の見る白昼夢。
地獄のようなこいのうた。 こいが何かは知らねども、それを詠うは誰であったか知っている。
あなたの行く道を、 畳んで焼き滅ぼす天の火が欲しい。
主には人前で舞うことを禁じられた、 かの研師に預けられたのは、その折であったか。 けれど、やがては人前のみならず舞そのものを禁じられ、 人前に出ることさえも適わなくなった。 己が道を閉ざされて、主へ芽生えた感情は―――
―――りん、と鈴の音を遠く聞く。 現へと戻れば泡沫の如く、白昼夢は消え去った**]
(@51) 2010/08/04(Wed) 19時頃
|
知りたければ、調べればいい。
[書庫にいけば答えは見つかる。
敢えて答えるつもりもない。]
別れを詠む
去なばの山の
……知りたいのは、うたの意味ではなく
[記憶の引き出しにあったのは
もう千年もそれ以上も、古い古い書物のうた]
私が知るは
失せ者かえるよう、願うものでもあった故
其れを知る貴方は……失せものでもあったかと
詠み違えたか?
読み違えも甚だしいな。
[それは結構な切り返しであったように思う]
言ったはずだ。
遠回しな言い回しは好かんと、ついぞさっき。
大体、失せものなど
[少しだけ、間が開いて息を吐き出した]
私には、ない。
そう――…か?
[僅かな間は微かな疑問を浮かばせたが]
なら、良い
[短く零す]
何だ。この返答では不満か。
[どう聞いてもその言葉尻は上がっていて、
息を一つ吐き出す]
…それで。
何処に迎えに来いと言うんだ。
否、詮索はせんよ
立ち入るなと謂うならば。
[冬色が翳る
眉を下げて]
先刻の、庭に
そのまま居る
足の怪我を失念していて
……立ち上がれなくなった
ひとつ花が其処にあるけれど
[無言の答え。
それが意味するものは推して知れとばかり
男は答える言葉を作らない]
…立ち上がれない?
お前は子供か。
[呆れたように呟いて、息を吐き出した。
花と聞けば目を細め、もうすぐその花の後姿も見えるだろう頃]
……姿は見ての通り
私も、昨夜生まれたばかり
子供には違いない
[くすくすと、わらう。
花開く
柔かな花びらの其の通り
徐々に変化しているのは
トゲ混じる冬の名残が消えていく証拠]
成程、まあ、それは確かに道理やも知れん。
随分老成した子供もいたものだ。
[納得はすれどそれよりも先にまず呆れが生まれる。
軽い笑い声に肩を竦めれば溜息は重く一つ吐き出される]
……私は何を言った?
私に何をした……?
[酷く寝惚けて醜態をさらした夢と
眠りながらも、巻物を口にくわえ
少し苦しげに微か喘いだ夢をみたから。
恐る恐るどこまで現実か確めた]
…イビセラと呼ばねば、自分だと解らないか。
[微かに空いた言葉の間に首を傾げる。
目の前にいるからには、流石にそれぐらいには気付くというもの]
……ロビンでも、名も無き花でも、徒花でも
何とでも呼ばれれば気付く。
少し意識が飛んだ。
日に当たりすぎたか……何かしたのやも。
[空いた間は名の通り空白の一瞬。
咲いた花にその間の感情が無い]
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