162 絶望と後悔と懺悔と
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[マユミが折っていたのだろう、紙から生まれた形を手に取り
眺めて見るが、それが何かを理解出来ない。
興味が無いのだから当然だが]
一枚の紙から出来ているのか。
面白い事を考え付く。
元は同じものが、過程1つで全く違うものに変わる。
[まるでお前達家畜の様だと、薄ら笑う]
人間達はこんなものを折って愉しいのか?
[子供の遊戯以外に、祈りを込めて、願いを込めて、
想いを込めて折られる等想いもつかない]
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>>464
[リーとは会えない、その言葉には眉をやや寄せ、 だけど、問われた問いにはきっぱりと答える]
――……吸血鬼だ。 おでは、家族を吸血鬼から護る。
(468) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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− マユミの問い掛け −
[折り紙の返答は何だったか、と雑魚を斬り捨てながら
ふと思い出していると、
まるで測ったかのように問いが届く]
お前が望む等、珍しいな。
何が欲しい。
[叶えるとも叶えぬとも言わず。
いつも控え目に、従順なマユミの望みに、
ただ興味が沸いたと言う様に]
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>>467
[そして、周の意思を確認したのち、 素早く寄ると、周の肩を掴んだ]
――……周の意思だ。
[周を追う零留の指に手をかけて引き剥がそうと]
(474) 2014/02/11(Tue) 23時半頃
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―回想―
[>>:*112父の訪れに立ち上がる、
学んだ作法に適った振る舞いは動作の一つ、
しぐさの一つとっても、優美なものといえただろう。
――作法の教育係は1人か2人は裂かれて死んだけれど]
ごきげんよう、お父様。
[部屋のそこかしこに散らばる色とりどりの折鶴たち]
お褒めいただくのは、光栄です。
――けれど、お父様、わたし思うのです。
いつになったら、お姉様に追いつけるのでしょう。
[双眸の、緋花のような虹彩は“父”を見上げる。
その存在にこの血が焦がれるのは、抗いようのない事実だ。]
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>>483
――……
[零留の問いに答えない。 ただ、視線は逸らさず、掴んだ周の身体を自身の後方に押しやると、 零留の反応と同じタイミングで反応する]
(490) 2014/02/12(Wed) 00時頃
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ッ…キィーーーーーーンッ
[刃のぶつかる音、一瞬、火花が散った]
(491) 2014/02/12(Wed) 00時頃
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……お父様もお姉様も、
誕生した時から変わることのない存在なのですか?
たとえば、愛したものを憎んだり、
憎んだものを愛したり、そんな変化はないのでしょうか?
[>>:*114 薄く笑う表情を見た、
爪先は1羽の鶴をとる、広げた羽は羽ばたきの形になった]
お父様は祈りというものをご存知ですか?
――いいえ、きっと孤独というものをご存知ではないから、
祈りなど、不要なものなのでしょうね。
[言葉の真意は愉しさを問うものではなかっただろう。、
だがその問いを、額面どうりに捕らえて少女はそんな風に答えた]
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