162 絶望と後悔と懺悔と
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……お父様もお姉様も、
誕生した時から変わることのない存在なのですか?
たとえば、愛したものを憎んだり、
憎んだものを愛したり、そんな変化はないのでしょうか?
[>>:*114 薄く笑う表情を見た、
爪先は1羽の鶴をとる、広げた羽は羽ばたきの形になった]
お父様は祈りというものをご存知ですか?
――いいえ、きっと孤独というものをご存知ではないから、
祈りなど、不要なものなのでしょうね。
[言葉の真意は愉しさを問うものではなかっただろう。、
だがその問いを、額面どうりに捕らえて少女はそんな風に答えた]
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……一緒に、来てくれるの?
[先程は躊躇った涼平の声に、膝ついて見上げる。>>488
こく、と頷いた]
一緒に、来てくれれば良いよ。 絶対……守るから。
[例えば、涼平を人のまま家族として傍に置けるかどうか。 それが許されるかどうかは解らないが。
一緒に帰れれば、きっと、きっと――]
(495) 2014/02/12(Wed) 00時頃
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