3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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なんで だ
お前はもう
飲んだんだ ろ?
はは はは
駄目なら
お前が 止めに
こいよ
はは はは へへ へへ
[また、声が聞こえる。
疑問が過ぎる。]
…… 何 血に餓えてるの?
[今までも聴こえて来た渇きを求める声たちの。]
お友達に 好かれちゃったの。
[ふ。と、わらう。]
|
>>387
――……さぁな……。
ただ、お前らは生徒で、 俺らは、お前らを………
いや、そういえば、なんで、まだ、いるんだ?
[外に出れないことなど、まだ知らない。]
(388) 2010/02/27(Sat) 19時半頃
|
…… 鬼。
鬼、 か 。
[勝てば。]
……。 僕は
このままなんて――厭だ。
しょうーがねぇ だろう が
[渇く]
[渇く]
[デモ、マダカンゼンニリセイガナクナッタワケデハナイ]
『鬼サん、こちラ。』
『鬼サん、こちラ。』
『もぉいいカい?』
『……まァだダよ。』
……っ おとも、だち。
あの、笑い声の か。
[――ケイト。しらない。まだ。]
|
帰れ……オスカー
変になる前に………帰れ……。
[帽子から見える眼は、悲しげに光る……。]
(389) 2010/02/27(Sat) 20時頃
|
『お友達よ。』
『オ友達。』
『誰の?』
『私の?』
『あなたタチ の ?』
……。
[血の、あか。
夕陽の、あか。
鬼 の 、 あか 。]
皮肉 がきいてるね。
[鬼を引いて、赤い血を求めて。
低い声に、返した。]
……君らだけ?
――…
誰の、 友達、…
俺は、すくなくとも、
あれのともだち、なんかじゃ …ない
[――問いかけ。君らだけ?]
…わから ない。
|
>>390 出られない?
[グロリアの手がつかめているなら、そのまま握ったままだっただろう。 まるで、獲物を捕まえたかのように……。 いや、そうじゃない。そんなことを思っているんじゃない………ああ、でも……]
[渇く]
――……出れない……そうか。
[そして続くオスカーの言葉に眉を顰めた。]
オスカー……どうした。 逃げる?届かない?……
何が、あった?
[その声は、いつもオスカーの話を聴いていた用務員の響きになっていた。]
(392) 2010/02/27(Sat) 20時頃
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そ っか。
ありがと。
[返る返事に、短く。]
……それも、送れば治る って言うものかな。
[それとも、ずっとこのまま、だろうか。]
ともだち
しらねぇ そんなの
そんなことより、
ノマセロ 甘いんだろ?
ノマセロ
[いや、そうじゃない。
違う。違う………飲まなくても大丈夫だ。]
[連呼して届く声に顔を顰めた。]
……どうせなら、それ で送れば?
[じわり。
ビー玉に落ちた黒のように。
じわり。
侵蝕されてゆく。
そうだ、 ―― ために ―― して。]
…、…――
[それ、で。
自分の犬歯に触れる。
獲物を捕らえるための、ような。]
…――手招いていた、ひとは。
[――おいで、あげる、という甘い声が、聞こえなくなった。]
|
>>393 ――……ああ、そうか。
[オスカーの姉の話は、聴いた。昔。]
そうだな。そうだ。 お前のいうことは、わかる。
出なくちゃな。ここをみんなで……。
[わかっている、わかっているけど、 だけど、同時に、じわじわとじわじわと
せまってくる渇き……
苦悩する。]
(397) 2010/02/27(Sat) 20時半頃
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―回想、―
[名を聞きながら小さく指を折って数えて。]
ん。
待ってるよ。
―……多分、同じようなのが出たかもしれない。
[さすがにハーブティーで撃退したとまではいわないけれど。
そして、会話は途切れた。]
―回想―
[ふ、と聞こえた忠告に耳を傾けて]
わかった。
今、職員室にいるメンツにだけでも言っておくよ。
[了承を返した。]
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>>406
[離してと、叫ぶ声、仕草。
だからこそ、離さず……]
ヘクター、消えてくれ……。
[逃げろ、とはあえて言わず…。]
(412) 2010/02/27(Sat) 21時頃
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いや か?
でも、離せない。
あんた、苦しくないか?
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いや、離さない………。
[さっきまでは、そういった理由じゃなかったけど……。
嫌がるからこそ……。
そう、それが今までの彼女じゃないから……。]
俺が、戻す……。
[さっきまで、サイモンを気遣っていた…… ふと、それに……。]
(415) 2010/02/27(Sat) 21時頃
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>>410
先生、アンタは他の生徒を守ってくれよ……。 マーゴや、オスカーや……
大事なんだ。
[毅然と冷静に言うスティーブンにはそう返す。]
全部一斉には守れないだろうが……
[>>418 そして、めまいを起こす女を支える。]
アトラナート先生も、生徒を守るほうを選ぶだろうよ。正気に戻ればな。 ヘクター、お前が女に腹くくるにゃ10年早いわ。
[そして、ヘクターにはそんなことを言った。]
(420) 2010/02/27(Sat) 21時頃
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――……ッ
くっそ……
[さっきまでは、血がほしいだけ、だったのに]
[苦しげな顔に、正気が戻る。]
――、…、
――何が、…
[些か困惑したようすで。
痛みを孕む声を、きいた。]
|
おい、中にいる奴、出てこいやッ!!
[そして、ほぼ無理やり、グロリアを半分抱きかかえて、一年生の教室に入っていく。 それから、グロリアの中の存在に怒鳴りつけた。]
(431) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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