25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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…ならば、おいで。
[寝台の端へと腰掛けて、雛鳥を膝へと手招く。 けれども今は何かをこらえるように、そっと撫でる以外は…]
(615) 2010/08/06(Fri) 13時半頃
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明之進など、おらぬよ。
[それはきっぱりと言い切る声音。]
何故ならあれは…去年喰われてしまったのだから。
あの研師を喰らってしまおうか。敵に回せば厄介であろうし。
[それは、夜屋根に潜む猫へと嫌疑をかけることにもなろうか。]
今からロビンが月瀬を案じに
月瀬のところへ向かう。
お前が傍にいるようならば
二人の様子、観察お願いしたい。
私は本郷が私と話がしたいと
大広間で声をかけられているので
そちらへ向かう
…………近頃の幽霊は、
あれほど生者と区別つかぬもの?
そう、彼でも良いが
センターの彼が何やらきな臭い。
私に目をつけて居るのかどうか
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[膝で眠る子の無垢な顔。ねだるときの艷めく顔。 育ち盛りの雛鳥は様々な顔を見せてくれて、一度足りとも気が抜けぬ。
服ごしに感じる体温と、規則正しい寝息に誘われて、 いつしか己も、つかの間の夢の中へと…]
(622) 2010/08/06(Fri) 14時頃
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[浅い眠りを共にたゆたい、ずっと傍にと言う雛が、あまりに可愛くいじらしく。]
わたしが生きているうちは、お前を殺させも喰わせもせぬ。 けれど…
お前の方が歳若く、いつかわたしは先立つだろう。 …そうなればお前がその先どうなるか…考えるだけでも恐ろしくてならぬのだ。
(629) 2010/08/06(Fri) 14時半頃
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喰……?
[聞こえた声に軽く首を傾げる。
名簿に名前がない。
それは解っているのだから]
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[膝に居る雛鳥をそっと撫でながら、夜半に目覚めて窓より見上げる月は…丸い。]
(644) 2010/08/06(Fri) 15時頃
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[身を起こそうと思ったけれど、袖を握るは小さな手。
震えるように伸ばされた、包帯をまいた白い手は、金糸の髪をサラリと撫でて。 結局今は、何もせず…。]
(651) 2010/08/06(Fri) 15時半頃
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[喰らって腹へ納めてしまえば、分かれることもあるまいに。
白いうなじが、紅さす頬が、あまりにやわらかそうにみえて。
爪立てて裂いてしまえばと、思う心を押し込める。
…腹の中では、その笑顔は見えぬ故。]
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[あの太鼓橋は、この部屋からのみよく見える。 そこに見えるは焦がれ続けた望月か。]
済まぬ、かりょう。
[衣を一枚するりと脱いで、窓には厚くすだれを下ろし、 下駄を履かずに素足のままで、庭へと…]
(670) 2010/08/06(Fri) 16時頃
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そうか。まぁ、全身疑わしいからなぁ。
[そういうことには、よくあることだった。]
ああ、投票か。
しかし、投票制度を用いるなんて知らなかったぜ。
するってぇと、お前に殺される…のはまだいいとして、俺の刃に殺されるのか。
そりゃ自殺だな。
[考える。]
…センターから聞いてません、でしたか?
[投票箱まで持たせて花を仕込んでいるのにと
刷衛の言葉に首をかしげて]
……私が殺すことも厭うてください……
でも、そうですね。自分で研いだ業が
くびをおとすのは…ねぇ?
[なので、どうにかなさってくださいと、こぼして]
[ロビンとセシルの様子を…には承諾をする。]
ああ、わかった。
ロビンは、
やっぱり、なのかね。
ま、いい笑い話にはなりそうだが…。
[どこまでも能天気だった。]
……そういう様子なのですか……?
[本郷と話しているときに聞こえた言葉
頬の痛みを抑えながら話す
……頬打つ音は聞こえたかもしれない]
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…おぼろ…?
[ひっそりとかける声は、月の光に照らされて、その名の霞が如きに淡く。]
幾つの月を待ち望んだか、もはや忘れてしまいました。 [その笑みは、媚を含まぬあの頃の。]
(683) 2010/08/06(Fri) 16時半頃
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あいわかった。
[セシルとロビンの話を始終聞きながら、
二人が去るのを一応見送るが。]
しかし、お前のところも何か音したな?
………わかるぐらい露骨、だったのですかね…
ああ、今、本郷になぜか殴られました……いたい…
そうか。
なんでか本郷の気持ちもわからないではないが…。
そして、俺も表に出る。
このスタイルなら、もう潜伏は無意味に思えた。
お前からもそう皆に伝えてくれ。
[薄く聴こえる会話に、こりゃ大丈夫かいな、とか思いつつ…。]
とりあえず、お前から殺されるのだけは避けておこう。
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まるで、夢のよう。 [振り返る彼の瞳に、己の目も自然とうるむ。]
ええ、夢ですね。 …いつかそなたに摘まれる事を、夢見た頃もありました。
[きっともう、その頃には戻れない。v]
(689) 2010/08/06(Fri) 17時頃
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……はぁ…私はちっともわかりません
それと、表に出ること、わかりました。
そうですね、出れば食い殺されても
自殺はなくなりますね
自殺はいかんよなぁ。
[まるで人事である。]
チャールズも云ってた。
そうですね、自殺は………
……私の今の状態は……自殺、
のようなもの、でしょうか…
[ぽつり、小さく零して]
懺悔しにくるか?
許すぞ?
[何いってるんだか。**]
………考えて、おきます
[教会はないからどうするのだろうと
ちらりとおもいつつ]
――……あ、本郷殿に
刷衛殿のこというの、忘れた…すまん*
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