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ぁ゛、
っく、ぁ、んんっ……!
だ、……、 ぁあっ、
[
肉腫を深く押し上げられて飛びそうになる。
耐え切れず伏せた瞳の裏、白い点滅がチカチカ、
強い悦に孔も腸壁もぱくぱくと痙攣を帯びて、絞るように]
さ、――、む。
[かぷり、耳の端に歯を立てた。
少し強めに歯ぎしりするが早いか、更に深く抉られたが早いか
その刺激の強さに、意図せず開いた瞳から雫が一筋、]
あ゛、 ―――、ぁぅ、っ……――、ン、 …も
[おかしくなる、と喉を伸ばして絞る。
青年の手の内にどくりと精を吐き出すのは、
彼が内側で達するよりも、一拍はやくて]
ん、っふ…ぅ、
[高揚感はさめやまず、熱と興奮に潤みきった双眸を下ろす。
だくり、と内側に放たれた精が結合の部分から流れ出た]
……っ、ハ……
[熱い、
青年の唇の上に滲む赤
それを掬う形で舌を伸ばし、かぷりとかぶりつく
啜る音と、繋がりから溢れる水音が混ざり。]
あーはははははァっ!!
痛くなァーい!
[平手で叩かれながらくすぐったそうにその場で回る。
髪を掴まれ、背を屈める形になると、眼の高さはシーシャのものと同じくらいの丈になった。]
そぉだなァ、しーしゃはお殿様だからァ。
うまくいかない、と嫌ぁなんだァねー
[しかめっ面にニコニコと笑ったまま、牙を受ける。
噛み付かれたなら、く、と微かに眉根を寄せたか。]
そ、ろそろ……うまい具合に、育ったんじゃねぇ、か
いちご、が……
[彼の眼前にある味気の薄い黒曜にも、
多少は妖艶の濃菫が光加減で落ちたか]
ふ、っく……。
[腰を持ち上げてずるり、と体内から怒張を抜く。
同時、彼の手から離れた竿もまた、元気な勢いを戻していて
人であれば老体と呼ぶよりももっと長い年月を生きている
男の肉竿ではあるが、彼の前ではそれなり以上に復活も早く]
[子供を遊んでやってるような態度にますます拗ねた顔。
避けられなかった牙はちいちの唇に小さな裂傷を作る。
口内に広がる甘い鉄の味と酒臭さに、僅か眉を下げて
唇に浮かんだ赤い玉を、仔猫のように舌で舐めとった]
うまくいくのが自然の摂理なんですぅー
[がぶ。
もう一回、噛みついて]
起き、ろ
[寝ろ、と告げた時よりは欲を孕んだ声で命じる。
青年の腕をひいて立ち上がるのを手伝って]
そこ、…カウンターに手、置いて。尻、つきだすように
[青年の身体を逆向かせ、背面から告げた声は
まだ余韻の息切れも残るが、新たな渇望に濡れていた
途中、腰が立たなくなれば体位を変えるつもりも算段にいれて
青年の秘所へと指を伸ばし、内に沈む玩具の取り手を掴む。
ずるり、と肉襞を引きずりながらその存在を抜き去ろうと
すぐに引き抜けるという程締まりも悪くない
傷は負わせぬよう、慎重にゆっくり……。
負わせるときは、こんな人の玩具に役を買わせたくない
それは男だけの特権であると、身に滲みさせてやりたいから]
…はいはい。
[裏も表も無い不機嫌面を体温の低い両手で包む。
がり、と皮膚から届く振動と痛みに、眼を閉じ息を吐いた。]
確かになァ、
世の中ァ上手い具合に回ってるもんだァからね。
手に入ったり、亡くしたり…
なァんてな話ャ、しーしゃは嫌いだったっけか?
[噛み付かれて冷たい血を吸われるたび、ふ、と漏れる息にはやがて笑いが混じり。
顔を寄せながらぽんと頭を撫でた。]
…俺ァいっくら噛まれても、
しーしゃのにはなァれないよ。
みけっ...これ、ぁ 処理だよね...?
[確かに押されるその奥に秘められた小さな実に身を捩って逃げようとしたがただ中を抉らせただけだったか。
泡だらけの手は滑りするすると尻尾をいじる。]
みけのいじわる
[
うん、ミーナさんの。
紫っぽいっていうか、緑でもあって…
きれい。
[やっぱり吸い込まれそうだ。
これでは、たとえ死神に対抗する力を持っていても、おとなしく甘い死に身を委ねていたに違いない。]
子供っぽい自覚、あるけど…
まるきりそうでも、ねーよ、俺、
[
細められた瞳を追う。無性に口づけたくなったけれど、やめた。
それで声が消えれば、尚勿体ない。
この橙と赤が好きなら、首でも斬って捧げれば
意識はなくとも傍で愛でてもらえるのだろうか、 なんて
どうしようもない空想。]
[喉の奥で雄を咥えこんでる時のような、
自らが奉仕して得られる報酬。
あまいこえは、あれに良く似ている。]
ぅふぁ、う… それ、ぅあ、
[
どこもかしこも、男のくれる「ごほうび」は悦が強すぎて
死神の涙。
舌を伸ばして、受ける。
しょっぱい。]
、……… あ、 ――― ふ、
[気づけば掌は白濁まみれ。
そこから滴り落ちた太腿にも同じ熱がある。]
ん、っ
ふ、
[
薄笑いを浮かべて、啜る唇をゆるく食む。
血を誘蛾灯だと言えば、その光に美しい蝶が掛かったとでも。
詩人のようだと、自らを揶揄した。*]
そー、なの?
[
なんだか自分が娼婦にでもなったかのように思えたが、それもまた悟られてしまうかもしれない。
瞳を見る。
やっぱり綺麗な紫、]
―――― っん゛……、
[熱が遠くなる。
ぎゅっと身体に力を籠めてしまって、体内の塊が擦れて身体が少しだけ跳ねた。
流石にあまりに快楽が強すぎた後は、即力ははいらないらしい、の、だけど。]
・・・・・・、は、ぁ……
[掌から失われた雄の、固さ。
生きた人であれば熱い溜息となったであろうそれは、やっぱり冷たかった。]
は、ぃ、
[
結局は男の助けを介して立ち上がり、少しばかりふらついた。
言いつけどおり、カウンターに手をついて、細いだけの臀部を晒す。]
ひンっ、い、 ふぐ、 ……ぅ、
[内を抉っていた無機物、どうせなら一度に引き抜いてくれればいいのに。そんな緩慢な、じわじわと積み重なるような動きでは、
結局すべてが抜け落ちる時には、亡霊の陰茎も固さを取り戻していて。羞恥でただ只管、自分の手の先を見つめる。**]
なくすのは、やだ。
[吐息の音さえも聞こえる距離。
冷たい手が、唇が、自分の身体に触れる。
ひんやりしてるくせに、生者の感触にすり、と頬擦りして。
傷だらけになった唇を、舌の先で舐めた。
癒すためでなく、傷の痛みを際立たせるためのように裂傷をなぞって]
なんで?ちょーだい。
[甘えた声で、ねだってみる。
両手いっぱいにおもちゃを持って、なおも欲しがる子供のような悪癖]
それが、しゃァない時もあるのさぁ。
…しゃーなく無いってものなら、
どぉしても持っとぉきたいなら、
亡くさないよォに頑張らなきゃァ。
[
擦り寄る熱のある頬を宥めるように撫でて。]
、ん
一晩なら、あげれっけど。
[傷を裂くように舌で舐られ、顔をしかめる。絡めて口元へ誘おうかとこちらも舌を伸ばした。
自分は誰のものでもない。
どこのものかと言われれば、三輪のモノヌシ様のものではあるが、それだけだ。所有も占有も縁が無い。
求める言葉に苦笑してみせると、せめて、とその背を抱きとめた。]
なんで俺様が頑張るの。
[そんな傲慢な疑問を口にして、また傷を味わおうとすれば、絡められた舌。
ぬるつくそれに、おとなしく舌を絡めて]
ん……
[きゅうと目をきつく閉じて、開いて、閉じた。
抱きとめられるのを許容して、溢れそうになった唾液をこくんと飲み込む。
血の味は、だいぶ薄まっていた]
なくしたかァ無いンでしょ?
[口を塞ぐ前に、不可解を問う言葉へしれっと、じゃァ頑張んな、と言わんばかりに返した。
間近のぼやけた顔、瞼の明滅は見えない。
割り入った舌でシーシャの舌を追って絡めれば、相手の牙で舌先にも切り傷が刻まれた。]
…、は
[相手の喉下を撫ぜる。裂け目から血が溢れる前に、離れた。
片手で背中をあやす様にぽん、ぽん、叩く。]
ぅいてて…
[傷の入った舌で裂けた唇をなぞった。
血が滴る。]
むー、
[あやすような口調と仕草に不満の声を上げて
割り入ってきた柔らかな舌に、わざと裂傷を作る。
喉を撫でられて猫のように目を細め、滴る血を追いかけて口元へちゅうをする。
そのまま唇を滑らせて、喉仏を舌で形を確かめるように撫でた。
薄い皮膚の下、そこにある血潮の香りを求めて]
…"きれい"にしてるつもりニャけど〜?
[泡だらけの手でしっぽを撫でられれば、嬉しそうに揺らし。]
ニャハ♪
だって、ドリベルが可愛いからいけないニャ〜☆
[「いじわる」と言われれば、にんまりと口角を上げて。
更に奥を抉る。]
[青年の危うげな脆さは少年に似ている。
されど、欲するものの大きさは、
少年が強請るような玩具の範囲を超えていた
涙を掬われて、擽ったそうに身じろぐ
己の身にあますすべてを、分け与えたら。
亡霊は一体どうなってしまうのか、男の色になってしまうのでは]
……っぅ ……、
は。ぁ
[害を為す蛾として捉えられるならそれは男をよく顕している
されど見目楽しめる蝶として吟じられているなどと
繋がった箇所から内面まで見透かすことができていたのなら、
きっと男はふたつの黒曜に緑と紫を照りつけて、
“お前はばかだ”と笑ったのだろう。 *]
[鉄の味広がる口の端をちゅっと吸われれば、くすぐったそうにくつくつ笑い。
滑り落ちるシーシャの舌先の柔さを感じて、はぁ、と息を吐きながら、気持ち良さに目を細める。
口付けに顎舌を捕らわれて、こりゃぁ噛まれるかなァ、と滑らかな髪をくしゃり撫でた。]
はァい、おしまいだよ、
今夜は、サ。
[とん、と相手の胸元をつつけば、音の震えが彼にも届いたか。]
も、わかってるんだろう。
俺がおまえを育てようとしてることくらい
安心しろ。お前の中にあるもんは…元は俺の髪だからな
[
顔を見ず誰にでも股を開く娼婦よりも、
自分を見て、愛でられることを望む生娘のようであれと]
は……。随分美味しそうに食らってたもんだ
[漸く抜けた玩具を見る。
細長い形状のそれは、黄緑と青年の腸液にてらてら濡れて
青年の腰を労わるように撫でながら、小さな球体のひとつふたつを自らの腔内へと招き、舌で味わった。
アボガドの甘味と、肉壺の酸味が妙にマッチして悪くない]
しっかりそいつに体重預けとけよ
[カウンターを声で示し、肉付きの悪い臀部を撫ぜた。
喪失感に震える青年の秘所へと指を向かわせ、
遠慮も躊躇いもせず、人差し指と中指を同時に突き入れ。
排泄器官のみとして存在していた先ほどよりも
下準備のおかげで熟れてる感もあってか、
押し出そうとしているというよりは、飲み込もうという動きで。]
これはまた……旨そうに育ったもんだ
取っておいたかいがあった、ふふ
[仏頂面がデフォルトな顔にも笑みくらい浮かぶことはある。
喜ばしさは隠しもせず、声を落として笑いながら埋めた指で
壁を押し広げるようにしながらかき回し、
更なる体積を受け入れさせる為に密接させていた指同士を開き、
窄まるだけだった締め付けを次第に解すことに集中する]
[啼くのを防ごうとするならば自由な指を青年の口腔へ向かわせ、
それを許すまいと差し入れ下の口へそうしているように指開き、
前歯と下顎を固定してつっかえ棒のようにした。
口を開くことを強要するそれのせいで、
青年の口端から唾液の糸は溢れ、シンクに雫もこぼれたか]
この位解せば十分…かな、
[巡る異物はわざと青年の悦ぶ場所を掠めない。
解すためと煽るためのものだと悟らせるに至れたか。
肉襞を、窄まりをぐにぐに指で掻いてそれなりに慣らした所で
つぷりと指を退かせ、濡れた爪先を青年の臀部に食い込ませ]
いちご、……
[自然と口元が緩んだ。食べるのを耐えていたものを漸く
反る怒張を蕾の表面に押し付け、少し強引に前へ進める]
――――は …っ、…………ゥ、
[冷えた肉の締まりは、男の熱を受けて温度を得る。
先端を押し込んだ所で止めず。途中で勢いを下げれば、
余計に苦しいという事くらい知れたこと]
っ……、ン
[苦しさすら覚えるのを厭わず、ずぶずぶ肉の壁を掻き分け、
青年の奥まで雄を全て埋めきらんと、前へ、先へ。
漸く根元までみちりと食わせたところで、大きく息を吐いた。
片手の爪は確りと青年の尻に食い込ませ、
もう片方も変わらず腔内に潜り込ませ。
強く食まれているのはどちらも同じ
エナメル質が男の指を軋むほどに立てば、
悦を含んだ息を青年の肩口へと零した]
食われること以外、いちごが考えられなくなるための、
下準備だ、
[いちごに後ろから告げて、耳穴に舌を割り込ませる。
この穴も蹂躙するかのように、水音を響かせながら]
……は、っ ン、ぅ
[みちりと食んだ肉壺をもっとよく味わおうと腰を緩慢に引く。
はじめは少し引きずる程度の律動、軽く揺らす程度のもの
しかし次第に下がる範囲は広がり、喪失ぎりぎりまで腰を抜き
また一気に深くまで押し入ると、青年が夢中になる肉腫を突く]
んぁっ……、ぁ。
ぅっ…っく
[そこを責める度に強く締め上げられて、
奥に埋め込んだ竿の先から、じわりとカウパーがあふれた]
……っ、は、ぁ
[耳元から舌は離れ
快楽を伴う突き上げに合わせ、空気中で揺れる
獣のそれに、似ていた]
は、は、……、ぅ、ん…
[青年の脚が立たなくなってきたのを見留めて。
一度奥を大きく突いたところで、雄を引き抜く
快感に歪む顔を、もっと見たいとも思っていたところ]
こっち、
俺の首でも肩でもちゃんと捕まってろ
[体格の宜しくない青年を正面から抱き上げる。
力の入っていない脚を開かせ、大腿を抱えこむようにして。
流し台に捕まらせていた時よりも楽に縋れるようにと
腕を回すように促し、そのまま冷蔵庫に寄りかかった。
背を高さのある無機質な物体に預けつつも、
青年の体重で揺らがぬように足裏は留まるように力を籠め。]
―――っ、ふ。
[反りあがるものを、再び青年の奥へと突き進めた。
大腿の両端をがっちりとホールドして、遠慮なく突き動かす。
みちみちとした肉の胎動が、心地よすぎで苦しい**]
……は、
[ぐぷぐぷと水音を立てながら、青年の細い体躯を揺らす。
特段何もない素振りをしながらも、
埋め込んだ怒張は来訪者の存在に興奮を覚えていた。
昨年も似たような祭りになった事を知ってる男にとっては、
性交中を目撃されようが疚しいとも珍しいとも思わないが
ついさっきまで“誘惑に打ち勝った清い魂”のまま死んだ
青年の方はどうだだっただろう。**]
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