30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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[ラルフの問いかけに、ほぅっと薔薇の吐息を一つ。 けれど、それは、むせ返るほどのものではない。 それこそ、風に攫われる程度のものでしかない。]
嗚呼、だから、連れて行く代償に望みを叶えた。
[緩慢な動きで己の身を繕いながら、それでも灰銀からは視線逸らさぬまま。 見られたなら、言い逃れは出来ないだろうと。 けれど、ディーンからは何も謂えない。 流れるのは暫しの沈黙か。
窓から入る日の光が、静寂をじりっと焦がす。]
(113) 2010/09/09(Thu) 16時半頃
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薔薇の木を燃やすんだって、ベネットは言ってた。 木を殺したら、自分がどうなるんだろうって思わない?
──…ディーン。 君と言う人間は、 乞われれば、誰にでも手を差し伸べるの。
これは、どうして、と聴いて答えが返る事なのかな。
[ディーンが外に出るような格好にまで衣服を身につける所は、あの夜は見なかったなと思う。薔薇の香が招いた事だとしても、部屋の中には外とは異なる親密さがあったような気がしていたとも思う。ラルフは首を傾ける。]
瞳の色が、紫水晶みたいに色々に変わってく。 それが、ディーンの心の裡を映すのか。 薔薇の呪い──ただ外部からもたされたものなのか……。 俺には何だか分からない。
──可笑しいね。 俺も、ディーンにとっては、 大勢の中の一人に過ぎない事が分かっても、 時間は巻き戻らない。
(114) 2010/09/09(Thu) 17時頃
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ラルフは、ディーンに首を傾けたまま、淡く微笑んだ──。
2010/09/09(Thu) 17時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 17時頃
フィリップは、ラルフに話の続きを促した。
2010/09/09(Thu) 17時頃
フィリップは、ロビンに話の続きを促した。
2010/09/09(Thu) 17時頃
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……、……―――。
[首を傾げながら問われる内容に、直ぐに返答することは出来なかった。身体を交えた時に比べ遠い距離は、物体的なものだけではないように感じられた。
カツリ――言葉を返す前、それでも一歩距離を詰める。]
蒼薔薇を燃やせば、最悪死ぬかも知れないとは思っているのは確かだ。しかし、私は此処に戻って来る心算なのだけれどな。
――……私は、まだ識らないお前の側面を、識りたい。 そう思っているからこその選択だ。
[乞われれば確かにかなえようとする側面があるのは事実。 それでも、その中でも選択はしているのだと、遠まわしの返答。 もっと、相手を識りたいと想う感情が、どのような感情から来るかは未だ判らない。 けれど、多数の内の1人ではない――そう告げる。
――……無意識に、ラルフを生かしたいから、選んだ選択。]
(115) 2010/09/09(Thu) 17時頃
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だから、私を待っていてくれないか。 皆を連れて戻ってくるから。
[感情を示す紫は、希うような深い色を灰銀に映す。 つっと差し出す手は、まるで指きり《約束》を願うように……―――*]
(116) 2010/09/09(Thu) 17時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 17時半頃
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―医務室― [呪いは解けるのかな…。 寝かされている人たちを見て漸く事態を理解した際に 零した言葉にラルフはどう答えていただろうか。
今は、ラルフが出て行って―――… 寝かされている者達を除けば、部屋に1人。 揺れる翡翠は硬質な色を湛えて、眠る人達を…
先程までは傍に居てくれた、後輩の姿を見つめ]
(117) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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―――…ね、…どっち、だったの?
[問いかけに応えはない。 あの時、長い口付けの交換を交わしたのは、 あの時、好きだとそう謂ってくれたのは、 あの時、無理に身体を開いたのは―――…
好きだと、壊れてと、殺そうと 紡ぐ声は同じ人で、 けれどもセシルの中にもう1つの人格があったと 知った今、理解して…またわからなくなる。]
(118) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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─ 四阿 ─
あ、気がつかれましたか?よかった。
[しばらく後、ディーンの目が開く。 一安心したのもつかの間、「急用だ」と只ならぬ面持ちで去っていく上級生をぽかんと見送り]
ちょ、先輩!
[我に返った時には、ディーンの姿は寮舎の中。]
(119) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[応えない人に、翡翠が硝子の色へと変わっていく。 眠る人達は彫刻のように身じろぎせず、 血色失せて白い肌は滑らかな大理石のよう。
生きているのに、死んでいるかのような。
生を宿すのに無機質な彼らは空洞の硝子球にも似て。 起こさなくてはいけない、そうわかっているのに。]
…… き れい…
[同時に抱くのは羨望。 このまま…目を覚まさずに、彼らの中に加われたら。 きっと、それは―――…とても、綺麗。]
(120) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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ったく、何してるんだ俺は……。
[自分の呆け振りが忌々しく、一つ首を振る。]
そういえば、ユーリーはどうなったかな。
[もし万一彼が意識を取り戻していたなら、トニーは喜んでいる事だろう]
──いや、誰かの所に行くって言ってたし、知らないかもしれないな。
そうだな、様子を見に行ってみようか。
─ →医務室 ─
(121) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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ルーカスは、そして、医務室の盛況ぶりに眩暈がしそうになった。
2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[ハーモニカは手の中にあっても、約束の硝子球は 屋根裏部屋に置き去りにしてしまっていて。 裡に抱く言葉を紡げば…容易く、均衡は崩れていく。 苦しげに熱い吐息を吐くと無理に身体を支えていた足が 震えて、身体もぐすぐすとその場に崩折れて蹲る。]
―――…っ
あ、
[何も触れていない首元に、薄く鬱血の色が浮かび上がる。 シャツに隠れた箇所にも点々と浮かび上がるそれは それは呪いの茨の形とはまた違う、 蒼い――…薔薇の、花弁の型。]
(122) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[セシルを、殺そう。 裡に残る残滓がそう、甘く囁きかけてくる。 蒼薔薇は消え、けれども容易く消える筈がなく。 宿木に何かあった時も新芽は生き残れるようにと 此処にも深く、その爪痕を残して…
呼気が、震える。 薄く開かれた唇から零れるのは濃い蒼花の香。
ルーカスが訪れた時には医務室は濃い蒼薔薇の香に包まれて。 それはベネットが医務室に戻る少し前だったかもしれず]
(123) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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─ →医務室 ─ え、と。フィリップせんぱ……い?
[ユーリーに加え、横たわるセシル、そして、なんとなく様子のおかしいフィリップ。 声をかけてみたものの、フィリップの耳に届いているのかどうか?]
(124) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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……ルーカ ス…?
[蒼薔薇の香に再び包まれた部屋、 聴こえる声に振り返る翡翠は微かに蒼の色を宿して。
後輩の姿に、その瞳が潤んで細まる。]
……くる しい……
[そう謂って触れる首元には、濃い蒼の花弁が刻まれて。]
(125) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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ルーカスは、フィリップの肩を、そっと叩いた。
2010/09/09(Thu) 18時半頃
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セシルも、薔薇に?
[寝台の上の同級生を見る。身動き一つしないその様子が痛ましく。]
先輩は大丈夫なんですね?
[質問ではなく、そうであってほしいという願望。]
(126) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[肩に触れられるとひくりと身が震えて。 零れ落ちる吐息は蒼薔薇を宿していたセシルと同じ、 甘い媚薬にも似たその香。]
…ルーカス、は…薔薇のこと、知ってるの…?
薔薇は…どうなってしまう?
[見上げる翡翠は、その香に浸されていく。 蒼薔薇が生き残るためには、 残る者達をその香に浸していけばいい。
大丈夫か、その言葉に頷く姿はやはり呼気荒く。 そっと此方からもルーカスに手を伸ばす。]
……薔薇を、燃やしちゃ…だめだよ。 …死んでしまう。
(127) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[示された首筋の蒼い花弁。
思わず指先でなぞると、先刻薔薇の棘でついた傷から、赤い筋が、一本 二本。]
……お揃い、なのかな。
[ふと気づいて、左手の腕時計を外した。 フィリップの方に、手首の蒼い花びらを向ける。]
(128) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[自ら詰める一歩よりも、ディーンからの一歩が重く感じられると思う。身を遠ざけかけて、ラルフは其処に留まり。ディーンの言葉に耳を傾ける。 まず返ってくるのは、選択に対する躊躇の無い言葉。燃やすと言う選択にやはり眉をひそめてしまうのは、ディーンの生命を案じるだけではなく。ラルフが、セシルの内に蒼薔薇の見ていた世界を視た所為かもしれない。]
薔薇の木は物質だから、燃えれば灰になるけれど。
呪い──身体に傷として具現するあの茨と毒棘は、 あの蒼薔薇が、見詰め続けて来たものの所為で実体化した ……なんて言うんだろう。 願い、欲望、ただドロドロとして気持ちの悪いだけの何か。 逢引の森に澱んだ情念なのか、な。
かつては美しいものもあったのかもしれない。
(129) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[呪いを映し出すディーンの瞳を見上げ、それから薔薇園のある方角に視線を移す。]
それは、ディーン。 燃して消してしまえるものなんだろうか。 呪いは──炎で、力ずくで壊れ──解けるのかな。 君が吐く、そのたまらない薔薇の呼気も消える? サイラスを壊した、ロビンにあれだけの事が出来たその君は何処へ行くんだろう。
[それは医務室でフィリップの問い>>117(その時は分からないと答えた)に遅れて答える想いになるのかもしれない。]
(130) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[ラルフは、倒れているロビンを覗き込み、意識の無い華奢な下級生の臀部、ディーンが貫いていた場所を、蔑むような表情で踏みつける。それから、伏せていた睫毛を上げてディーンを視た。胸を締め付ける感情に耐えるかのように。]
──…ディーン。 俺は、君が欲しいよ。 人間の全てが欲しいと言う願いが 到底不可能なものだとしても。
このまま、ロビンを階段の下まで、 蹴り落としたい衝動に 簡単に身を任せられそうな位に、俺は
[言葉が嘘では無いと言う風にロビンを一段だけ階段から蹴り落とし、細い非常階段のディーンと同じ段に立つ。]
(131) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
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君に、今の全部を、持っていて欲しいんだ。 ──何も失わないで欲しい。
[指切りを願うように差し出された手を取る。 けれども、指に指を絡め契るためではなく。 図書館で見慣れた手、指先の硬く変質した皮膚、ラルフを抱いた手、誰にでも差し出される(と思っている)手。ラルフはディーンの手に愛しげに頬を寄せ、口元に運ぶ。熱を耐えていたような息を零す。それから、広げた指を先から根元まで一本ずつ口に含んでは丁寧に舐め、ディーンの深紫の瞳を上目に見上げた。]
ディーンが行く事を選ぶなら、待つよりも。 俺は一緒に行きたいよ。
[複雑な色をはらんだ銀灰は、共に行く方法は無いのかと問うように**。]
(132) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
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[首筋に触れられると ぁ…と掠れた声と共に 零れる甘い蒼薔薇の香り。]
……お揃い、
[伸ばした手はルーカスの手首の花弁に触れて。]
…これは? どうしたの?
[この痕は、どうしたのか。蒼薔薇のものとも少し違う。 そうルーカスに問う間にも触れられた花弁の傍にもう一枚 鬱血の花弁が浮かんでいく。 赤い血で描かれた筋は、薔薇の茎の姿を模して]
(133) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
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ロビンは、ラルフに蹴り落とされた所為か、意識の無いまま、ん…と小さく呻いた。
2010/09/09(Thu) 19時半頃
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──ずっと昔にね、蒼薔薇に囚われて、眠り続けていた人がいたんだ。
[ゆるゆると語り始める。]
その人の事が大好きで、大切だった人は、何年も待っていた。この学校を出てからも。
待っていた人は、大好きな人を取り上げた蒼薔薇が、憎らしかったけれど、少しだけ羨ましかった。 だから、自分の胸に、蒼薔薇の刺青を入れた。もしも、大切な人が目覚めて、蒼薔薇を恋しがったら、そう思って。
(134) 2010/09/09(Thu) 20時頃
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ルーカスは、フィリップの首筋の赤い花弁に気付いて、軽く目をみはった。
2010/09/09(Thu) 20時頃
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僕は…… 俺は、まだ子供だったけれど、蒼薔薇を胸に刻んだ人が大好きだったんだよ。 だから、同じ蒼薔薇が欲しくて──。
俺がもう少し大きくなってたら、そんな事なんかより、もっと、その人のために何かできたのにな。
[いつしか、亡き人をなぞっていた何時もの口調ではなくなっていた。]
(135) 2010/09/09(Thu) 20時頃
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[ルーカスの言葉を聴きながら、ルーカスの手首をなぞる。 花弁は花にはなりきらず、ほろりと彼の手首に舞って。
綺麗…
見惚れるようにそう、呟く。 首筋の鬱血の花弁は青く濃く刺青のように染まり]
―――…蒼薔薇が…殺されそうなんだ。 君の大事な人が刻んだものが…思い出が…、
[ルーカスに語りかける翡翠の声も何時ものものではなく。 蒼を宿す瞳は、蒼薔薇に囚われた者の色。]
…たすけて…、ルーカス。 このままでは…死んでしまう。
[蒼薔薇を、助けて。 助けを乞う吐息は掠れて、甘く香る。]
(136) 2010/09/09(Thu) 20時頃
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[蒼薔薇を助けて、そうかきくどくフィリップの瞳は、見覚えよりも蒼ざめている。
そして、ここでもむせかえるような薔薇の甘い香り。]
先輩、ごめん。 俺、さっき、蒼薔薇をめちゃくちゃにしようとしたんだよ。ディーン先輩に止められたけど。
誰かが蒼薔薇に囚われたなら、囚われた誰かに別の誰かが囚われちまうんだ。
俺は
その繰り返しを終わりにしたかった。
(137) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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俺があの人を大好きだったのは、
あの人が蒼薔薇に間接的に囚われていたからじゃないんだ。
(138) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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それは……
ルーカス、助けてくれないってこと?
[ルーカスの言葉に少し落胆したように呟いて。 手首の花弁に触れていた手がその手首を掴む。]
―――…だめだよ。
助けて…くれなきゃ。
[蒼い色は翡翠の奥で冷えて。 一度囚われてしまった瞳は ルーカスの言葉では元の色に戻ることはなく、 そっと、唇を寄せると手首の花弁を舐める。
だめ、もう一度そう囁きながらほぅと吐息を吹きかけて。 思い出すのは蒼薔薇に与えられた甘い甘い悦楽。 穿つ甘さを与える姿は、今は眠る後輩の姿をしていて。]
(139) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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だから、終わりにしてくれるわけにはいかないかな?
[そう呼びかけた言葉は果たしてフィリップに宛ててのものなのだろうか?]
(140) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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ルーカスは、フィリップの髪に、そっと右手で触れた。
2010/09/09(Thu) 21時頃
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[ぴしゃりと言い放たれた言葉は言霊のように 一度翡翠の中の蒼へと刺さる。]
―――…ぁ、
[ぐらりと、怯えたような瞳は翡翠のものだったのか。 それとも裡に潜む蒼い花の残滓のものか。
捕らえることなど簡単だったはず、けれども効かない。 触れていた手首から離れた手は、蒼く咲く首元へ。 蒼い花弁の痕を両手で押さえて 苦しげに呼気を荒げればまた首筋に浮かぶ新たな花弁。]
(141) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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…ル…カ、ス… ……くるしい…、
[後輩を呼ぶ声は、 先程までの甘い囁きではなく何時もの声。
蒼薔薇に、裡から侵されていく。 首筋に徐々に浮かび上がる花弁が繋がり 一輪の花となった時には、きっと新たな宿木として…。 セシルを殺そう、そうせせら哂う蒼薔薇の仕掛けたもの。 セシルの届かない場所へ、置き遣るかのように。]
(142) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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