204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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ー 一階 中央奥 ー
…………
[笑われたのに気がつく 一度 視線を落として]
………………かわりに 何か 施される だけは 気がすすまない
[もう一度 視線をスープに戻し ルーツは胸元で首を懸命に伸ばし 暖かな湯気に目を細め
けれど 彼は 代わりの何か が 出るまでは 受け取らぬのか 弓と矢から手を離さない]
(66) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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雪でーーー頭を冷やす とか
厚い雲で月は隠れてる
ーーーーきっと なにもないさ
演技はあまり得意じゃないから
あれだけど……面倒かける
……生業はまだみについてないのか?
……ディーン?
[酷く、深刻な声色であったとフランシスは感じた。
濃紺の眸と、緑色の眸がかち合って、
けれど、問いかける前にそれは逸らされた。
懇願――のいろ。でも。今はきっと答えてくれない。小さな頃から、頑固だった]
わかった、……よ でも
……整理がついたらで良いから、
……教えてくれると、嬉しいよ
おれは、もしも、なんて、……いやだから な?
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そうそう、そう言えば二コラとトレイルだったか? その二人とノックスって男が3人で旅してるのか。 …人と関わらねえ割に、いつの間に誰から聞いたんだかな。
[首をすくめて、フィリップからの話を聞いた。先ほど、自分に連れであるフィリップの話をしていた男の顔を思い出す。]
……そいつら、多分…というか間違いなく同類だろうな。他にもお前ぐらいの年構え連れの奴らいたみてぇだし、ノックス達だけでもねぇか…… まあ、無理に一緒に過ごせとは言わねぇけど、何かあったらすぐに呼んでくれよ。一応こっちも保護者だからな。
[軽くそう言って、今度こそその場から芋を手の中で転がしたまま、遠ざかっていった]
(67) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 23時頃
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― 一階/中央奥 ―
[笑ったことを謝罪するような色を琥珀に乗せるけれど、口には出さない。
交換条件を求められて首をかしげ。
うろうろと視線をさまよわせて、ふと、その手にある弓矢に目が引き寄せられた]
えーっと……
あ、じゃあ、それ、弓教えてもらえる? 弓おぼえたらさ、街から遠いときでも、肉が確保できそうだし。
[どうかな、と問いかけた]
(68) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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満ちていても、見えなければ――
感じていても、目にするのとは、違うしね。
気にしなくていいよ。
――楽器相手、だから。
音を聞き取るのはできても、練習不足な面もあるし……
まだ、完璧とはいえない。
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[>>59 囁き落とした願いに、ベネットは何を思うのだろう。 反応を見つめるのは数瞬のことで、ディーンは何も言わずに静かに席を立つ。何かを問われても今は答えるつもりは無い。 ――秘めておけば彼は心配をし、気を遣い、きっと違うことなく願いを叶えてくれるだろう。 幼少の頃からの彼の気質を知ればこその、打算的な行動だ。
空になった皿を手に、ディーンは炊事場へ向かう。 >>65洗いものを終えたシメオンの姿を見て、一度小さく息を吐いた後、口を開いた。]
……上に、部屋がある。 そこに荷物を置いて、少し休む。
[だからついてこい、とも、一緒に行こう、とも言わない。 彼は言わずとも察してくれていた。しかし、今はどうだろう。 水が跳ねないよう心掛けながら自分の分の皿を洗い、ディーンはシメオンを見た。]
(69) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 23時頃
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[跳ねた水の勢いは予想外に男にも向かってきた。]
っわ、冷てぇ!
[こんな水に手を浸していたのか、と驚くも強張ったような相手の顔色の方が気になった。]
スープはちゃんともらったよ。美味かった。 もしかしてお前さんも作ったのか?
[だったら礼を言わなきゃな、とあくまで初対面の気安さは崩さない。 その反面、真っ赤になった指先が痛々しくて、乾いた布で拭かれたばかりのその手に僅かに顔をしかめた。]
熱かった、って…熱でもあるんじゃねえのか? こんだけ人がいりゃ、それだけで体調を崩すやつもいるからな。 後は俺が片しちまうから、さっさと保護者のとこに戻ってやすんでなって。
[連れと同じような年頃の相手に、どうしても態度は甘くなってしまう。 それがあまり具合がよくなさそうな風情を見せればなおの事。]
(70) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 23時頃
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お前さんが具合を悪くすりゃ、お連れさんが心配するだろ。
[丁度そんなことを言ってる矢先にディーンが姿を現して>>69、彼ら二人が連れだと知る。
片や頬に傷を拵えて、片や少し様子がおかしい。 なんとも不安定な組み合わせでどっちもどっちだと、外側から見た勝手な感想を抱いた。]
(71) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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[答えた後妙に恥ずかしくなった為、バーナバスの口元が緩んだのは見れなかった>>61。]
え。じゃあ、俺も……。
[片づけをするという後に続いていこうとしたが、それは必要なさそうだ。 居間で待つ間、不安げに眉を寄せる。]
(72) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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[昨晩は珍しく 保護者の髪を啄ばまず済んだ ルーツの嘴は あわやスープに着きそうで
ふとその嘴の様子に 昨晩 相変わらずの饒舌を思い出す ……受け取られなかった肉 慌ただしい様子 普段のことといえば普段のこと 立ち去る言葉にこくりと頷いたのを思い出す 素直に頷きを見せるのは 保護者相手ぐらい]
[そうして 今 出された交換条件に しばらく考えて ようやく一つ頷く 昨日と今日 二度勧められた食事]
獲物はいない から それの追い方 までは教えられないけど
[それでいいなら と 視線を彷徨わせた果ての提案へ]
(73) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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―― 二階居間 ――
[フランシスやラルフと近い席でスープを飲む。 図体が大きな分だけ食事の量もそれなりに必要で おかわりを頂戴して胃を満たした。 ラルフの言>>4にフランシスの声>>12が続けば ドナルドは思わず微か苦い笑みを浮かべて]
ほんと、過保護。
[と、困ったような声で呟くけれど バリトンにそれを厭う響きはなく。]
あー、俺も湯は使いたい。
[尋ねにうんと頷いて賛同した。]
(74) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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思い込めば 気持ちも変わる
へぇ 楽器…………人のいるところに
ある生業なんだね…………
触ったことないや へぇ
[二回 感心したように 思う
全く音楽とは無縁の世界の住人]
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[フランシスにより手渡されるはアミュレット。 装飾施された耳飾には己の髪色と似た石。 カーネリアンに視線落し彼から丁寧な説明を受ける。]
さすがフランシスの見立てだな。 ラルフ、似合ってる。
[ブローチつける様をみれば フランシスと同じ感想を向けて笑んだ。 耳飾だけでなく、装飾品らしきものとは無縁だった。]
これ、左耳のどの辺に付ければいい?
[己の薄い耳朶を軽く耳でつまみ尋ねれば 手伝いを受けてそれは難なく左耳を飾る。]
フランシスの祈りと、勇気と誇り。 それにみあうようになりたい。 ……ありがと、フランシス。
(75) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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―― 三階部屋 ――
[眠そうなラルフを部屋に運ぼうとするフランシス>>15を手伝い 二人の外套が置かれる部屋まで戻る。 ついでに運んだ荷物と外套を部屋の片隅において一息つけば 微かな旋律>>15が聞こえそちらを向いた。 すぐに止む透明な音色に隻眼を眇める。 眠るラルフ>>29をちらと見遣り目を細めるさまは柔らかく。 彼の口許に気付き子守唄が淡く紡がれる>>39と 安堵で些かドナルドの瞼も重く感じられた。]
――…ン。 フランシスも。
[休むといい、と思いながら声を返し ドナルドは椅子に座る姿勢でゆると目を閉じ暫しの休息をとる。]
(76) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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ラルフは、フィリップが頷いたのに嬉しそうに笑みを向ける。
2014/11/15(Sat) 23時頃
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― 一階/中央奥 ―
小屋の中でできることだけでいいよ。 弓、つかったことないから引き方すら知らないし。
ありがとう。
[昨日名乗ったけど、ともう一度名乗っておく。 相手の名前も聞き出して]
スープ、冷める前にのみなよ。 俺、顔洗ってくるし。
[あっち、と温泉の方を示した]
(77) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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[ラルフの声>>42が微か聞こえる。 それが目覚めを促して軽く眉根を寄せる。 雪道を歩いたことよりも ひとの多い場所にいたことで気を張っていたせいか 己が思うよりも疲れていたのだろう。 ドナルドが目を開けるのはラルフが部屋を出た後だった。]
――…ふ、ぁ。
[寝たりぬという風にあくびが漏れる。 それでもぐっと腕を上に伸ばし背を軽く反らして その眠気を振り払い、腕を下した。]
(78) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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―デイドリーム/眠りの後、3階個室―
……、待って さか…な
[ハとノックスは目を覚ます。傍らの天使たちの存在に息を吐いた。>>18 何の夢を見ていたのか覚えていない。 バーナバスとの約束は早い方が良いだろう。他の‘保護者’とも。>>25]
……ん、暖かい。
(79) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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あ、ごめんなさい……
[今日はなんだか、うまくいかない。 はねた水をぬぐいたい気持ちはあったけれど こんな冷たい手では、触れられないし]
ううん、俺は何もしてない だから片付け、ちゃんとやらなきゃ、って……
[保護者のところ、といわれれば視線が居間へと泳ぎ ちょうど歩み寄ってきた彼を見て、保護者、と音なく唇が動いた]
大丈夫 大丈夫だよ
[深い藍色に見える瞳が、此方を向いた。 瞬きして、頷いて、緊張からか強張っていた肩から力を抜く]
(80) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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だね。
気をしっかり持ってれば大丈夫。
うん、人がいないと、仕事にならないから。
音楽は好きだし、楽器の音が綺麗に鳴ると気分がいい。
いままで人の中でも、問題なかったし……
これを生業にしても、いける、とは思ってる。
[楽しげな思考と、
祈りが滲む]
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―2F居間―
[珍しく小ざっぱりとした様子の男が暖炉の傍に戻ってきたのはかなり遅くなってから。スープはないようだったがそれは想定内であり、持ってきた芋を茹でて炙り、皮を剥いただけで齧る。食糧事情がそう切羽詰まっていないのだし本音を言えば肉の方が好みなのは間違いないが、成り行きというものだ。 そのまま、客室もあるようだったが暖炉の傍に寝袋を広げたままで横たわる。
一所には安住しない。里心がつかぬように強いて旅をしている方が気楽でもあったから、ベッドで寝るのが逆に落ち着かない性分でもあった。 素直に客室で泊まらない点に限っては、フィリップと似たようなものなのかもしれない。もっとも、その内情はやはり大分違うのかもしれないけれど]
(81) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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―3F部屋>>32―
…… ん、…
[ラルフが毛布をかけたとき、 フランシスは僅かに瞼を動かした閉じたままだった。 疲れはあったのだろう、同行者たちほど、若くもない。
首の角度が少し変った程度だ。]
――、……
(82) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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連れ……が調子悪そうだったら 心配、していいよね? そうだよね
[確認するように答えながら、手は食器を乾いた布の上に並べたり、汚れた台を拭いたり、片付けを何とか終わらせようと動く。 そして、いつもは、口にしない確認もまたひとつ]
ディーン、俺も一緒に行っていい?
[いつも二人だったから一人で休みたいのかもしれない。 行きたいと思えば、普段は遠慮なく着いていくけれど。 少しでも、断られるサインがあれば わかった、と頷く心の準備は出来ていた]
(83) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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[謝る声に、その額を軽く指で小突く。>>80]
ばーか、このくらい謝ることじゃねえよ。
[気にするな、と笑って残りの手持ちの食器を水で洗う。 水はやはり冷たい。]
率先して片付けしてたなら、やっぱ礼を言わなきゃな。
[シメオンの緊張も、その理由も分からないまま。 仮初の呑気さを装ってへらりと笑む。]
(84) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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[笑みに軽く顎を引く 頷くにも 後ずさるにも似た仕草]
ーースープもらうし………… そう 使ったことない んだね わかった
[再度の名乗り 交換条件が通ったことに 暫く黙った後]
ーーーーフィリップ
[と 小さく名前を告げて 弓と矢を片手に持ち もう片手でスープと木の匙受け取り
もう一つ頷いて 視線が下がった時 昨日と違いがあるような どうだったか 装飾品に 一度視線を止めて それから顔を上げた]
(85) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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ーーー不思議な感覚
[音楽のことに滲む様々は楽しげは知っていても
祈りは知らない
獣は何かに祈ることがないから
言葉でしっていても 感情に滲むような
本当の祈りを知らない
せいぜい知っていて願い]
この感覚 悪くないから
そうであるといいね…………
[ふっと笑むような滲む]
フィリップは、ラルフを視線向けたあとまたスープに戻す
2014/11/15(Sat) 23時半頃
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[>>71心配する。それをきちんと表現できるかは別として、聞こえてきたバーナバスの言葉は正しい。 ディーンはシメオンを見る目を、観察するようにやや細める。]
……何かあるなら、言ってくれ。
[>>83シメオンからの問い掛けの返答には相応しくないが、それはディーンなりの心配の表現だった。 声色も平坦で、表情も変わらない。 彼ならば分かってくれるだろうという甘えの表れだ。 勿論、3階への同行を断る理由は無い。 ――今はまだ、彼は守るべき同行者なのだ。
皿を洗い終え、ディーンは冷えた手をシメオンの濡れた袖口に伸ばす。 指先が彼の肌に触れないよう細心の注意を払いながら、濡れた袖を捲ってやる。顔に跳ねた雫は拭いてやれないが。]
――行こう。
(86) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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[幼いがゆえの拙さ、不器用さ。>>83 そんなものがにじみ出る声音を微笑ましく思いながら、全部肯定するようにぽん、とシメオンの頭へ手を乗せて、ディーンとすれ違うようにして炊事場を後にした。
向かって声をかける先は決まっている。]
プリシラ、とっととこねーと置いてくぞ。
(87) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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[あまり距離は詰めないままに、フィリップとの話を終えて。
スープを受け取った相手に笑みを深める]
うん、まったくの初心者なので、よろしく。
[弓矢を使うような、そんな旅はしていない。 街中でこそ仕事がある生業だからだろう。
ブローチへと視線がながれたことに気づかないまま、一度温泉があるところに向かい。
顔を洗って、ポケットに入れたハンカチで顔を拭いた]
(88) 2014/11/15(Sat) 23時半頃
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