3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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は、…
そ、れは
よか、…った……
[心底、と いったふうだった。]
二人とも、しっかり。そっち行くね。
だ、だいじょうぶ。あんまり見ないようにするか ら!
…… は。
[少しずつ、意識がはっきりとしてくる。]
だい じょうぶ、
だから…… 来ない で
[いたたまれない。]
ええと……。
じゃあ、中で 待ってる から!
だいじょうぶ、そんなに見てないし!
そん な に
[顔が熱くなるが、自分でも解るほどに。]
|
止めなくてもいいのです。
私はまだやることがある。そのために留まっているだけですから。
下は大変なようですね。 貴女も気をつけて。
[下から聞こえる声に僅か眉をひそめた*]
(157) 2010/03/04(Thu) 14時頃
|
君って…… いや、いいや。
[そう言って、蔦に手を伸ばすと、引き剥がした。
多分、引き剥がせた。はず。]
な、なんだ よ…!
[なんだかとてもどうしようも、なかった。]
や、何でも。
それにしても……
トイレ行きたいのに、なあ。
[疲れたような、溜息。]
できればおねがいしたい と 、…こ
…ろです
[絶え絶え。]
[沈黙。沈黙。 言葉が出ない。
超同意した空気。]
何とかできてナイじゃん か!
大体、行きたくって行けるかわからないって何コレどう言う状況!
[セシルに絡みつく蔦に手を伸ばす。
彼の手が 綺麗な紫水晶に変わっていたから。]
駄目、
触るな!
[反射的に赤い声で叫んだ警告。
手は、刃だから]
[動揺していたせいか
混乱か、叫ぶことは的外れで]
く、…
[嗚呼、――なさけない。]
なんだか他のみんなは
わりと無事な気がするのは気のせいかしら…
…… 知らない、見える範囲では
[自分たちだけだ、被害者は。
なんてひどい。]
[ぱちり、鸚鵡が瞬く。
瞳の奥の深淵は ゆる と 嗤 う。]
『触るな、って 、助けないほうが、いい?』
違、
手、 触ると
怪我する、から。
[闇の声に首を横に振る]
ん、 あ
ああ
もう怪我してる、けどね。
[けれど、生徒会室の、あの時とは雰囲気が、違う。]
じゃあ、どうやって。
[どこを掴もう。
足は意味がない気がする、引き摺ればいいかもしれないが。それも、どうか。]
嗚呼、もういっそ
……燃やしてやろう
か … 、 …?
[かつん、とライターが落ちる音。]
って、…!
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