人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 白銀∴秘星 マユミ

―夜道―
[静かな夜道は思考の巡る。
風の止んだ夜、傘をおろして畳んだ。
直円の言葉を思い出している。

始祖に願いでた褒美、
――その許可は得た。

けれど賜った褒美について、
明乃進やリカルダに話すのは無理だ。
理衣もきっと難しい。残るのは零瑠だけれど――]

(354) 2014/02/13(Thu) 21時頃

[ 告げられた己の名に、
真弓は自動人形のように礼をする、
けれど感謝の言葉は紛れもなく本物だった。

そして――視界の端に沈む零瑠の眼差しと、続いた声。

もの問いたげにこちらを見やる視線 
けれど声には喜色の滲む、
まるで本当に心からの悦びのような]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[――首を横に振って、再び歩き出した*]

(355) 2014/02/13(Thu) 21時頃

[リッキィの問いかけ
体も返す前に彼女を見て]

…アヤから預かった。零瑠に、だとさ。
このケガはちょっとヘマしただけ。
すぐ治るよ。

[けれど治す意思があれば、の話
生きようと思わなければ生きる資格がないのは
人間も吸血鬼もかわらないのだろう]

あと…すぐわかるだろうから言っておくよ。
直円やったやつ、わかった。
「家族」の誰かってだけ言っておくな。
知りたかったら教えるけど。


[襲撃前夜
ホリーは相変わらずの様子だし、
こちらも不要をする気はなかった。
けれどアヤとサミィに告げた言葉を思えば、
彼女の行く先に彼らがいる可能性は大きいといえる]

…ホリー、俺もいくよ。
アンタの護衛じゃなくて、俺が勝手についていくだけだけど。
かまわないだろう?Ѐ


まあ、それは構わないわ。

好きになさい。

[そう言って笑う。
そして、ふと思い出したように。]

あたしは遊びたかったら神宿に来いと言ったのだけど。
あの子達はやってくるかしらね?


あの子って誰だかしんないけどさ、
どうせ「家族」の1人だろ、アンタがそういうのは。
だったら来るよ。ホリーを恨んでいないやつがいるとも思えないからね。

じゃ好きにさせてもらう。



……あまり、痛くはしないで下さいね。

[ その会話する光景すらも、
話の中身や杯を満たすものがなければ、
微笑ましいものであったはずで]

お姉様は驚いてくださるかしら……?
あまり驚いては下さらないかもしれませんね。

でもお姉様が驚いてくださったほうが、
きっとお父様もお喜びになるでしょうね。

[ふわりと雲の上のような、言葉はすらりと流れる。
頬に触れる姉の手に、目を細めて指を重ねた]


[そのまま伏せられた目蓋。
 その冷たさを感じなくなろうとも、
その言葉は確実に違う生き物であるのだと、わかる。

彼女の言葉は酷く素直で、だから無邪気だと思うのだ。
人から見れば邪悪な残酷、けれど彼らはもともとそういう存在なのだろう。

語られる言葉が流れていくように、
心に染み込んではいかぬように、息を吐く。
表情も声音も、何も変わらずにいられた]

……お姉様もきっと、
孤独など知らぬのでしょうね。

[理衣とサミュエル、戦えばどちらも傷つく。
彼らが互いに特別だと知っている。
――やがて、月の中空を回る頃、彼女の部屋を辞したのだ*]


あらあら、知ってた?
あたしって意地悪なのよ?

[真弓の頬をなでながら。
目を見て愉しげに告げる。]

真弓が痛いって泣く様なやり方してあげようかしら。

ま、泣いたら慰めてあげるけど。

[お父様との言葉に笑って。]

そうね、あたしが驚くような事ならきっと。
喜ぶと思うわ。


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[――>>356 自動二輪の駆動音、
灯りに照らされるを嫌って、ふたたび傘を開いた。
道の脇にどいてそれが通り過ぎるのを待つつもりだ。

紫衛門の女学生。さらり零れる黒髪は、
きっと彼女の記憶の誰かに良く似ていただろうけれど]

(359) 2014/02/13(Thu) 21時半頃

―自室前―

……偵察に行って、ヘマしただけじゃあないの?

[『預かり物』と聞いて、受け取る為の手を差し出さなかった。
けれど強引に渡される。]

は、なにこれ…。

[若草色の紐飾り。何が何だか分からない。]


[瞼を閉じた彼女。

彼女の悪趣味な言葉に何か反応したのだろうけれど。
ホリーにとってはそれもまた遊びだったから気にする事もない。]

ただ、彼女の言葉には、珍しく困ったように笑う。

あたしはそうでもないけど。
お父様は孤独だと思うわよ?

あたしだって追いつけない高みにね。
一人でずっと居るのだもの。

[そして、人よりも遥かに長く生き続けると言う事実。
――その孤独は、同じ様に長い時を生きてきた者でないと分からないのかもしれないが。]


恨んでないやつがいないともって。

貴方って案外と言うわよね。

[少しだけ、苦笑をもらす。]

ああ、繊細なあたしの心が傷ついたわ。
思わず手が滑って貴方まで切り殺してしまいそうなぐらい。

[冗談めかしてそう告げたのだった。
そして神宿に彼を伴って向かう事となった。]


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 21時半頃


[零瑠というのなら、家族の誰かだろうけれど。
 また、逃げたのかと視線の鋭さはそのままに。

 リッキィは何も言わないから、零瑠も何も言わなかった。


………絢矢? なんで俺に?


何を今更。知っててやってるんだろう。
お前、繊細どころか大戦災じゃねぇか。

手が滑るならそのまま滑ってどっかいっちまえ。

[言葉遣いや思うことはともかく、
彼女の供をするのは本当だ。乾坤圏を腰に、彼女の後ろから従うように城を出る]
]


……それは、大収穫じゃないか。

仇を―――…と、らなきゃ

[長く長く息を吐いて、笑う。
 家族同士の討ち合いを、また、望まれている。]

   だれ?


…さーね。直接聞けば。渡してほしいと預かっただけだ。
あと伝言。涼平と周を返せ、だとさ。

[零瑠の視線はあえて流した。
もう突っ込まれて色々踏み込まれるのはゴメンだったからだ。ただ、誰と問われれば、暫し躊躇した後、静かにその菊結びを指した。

アヤだ、と]


ああ、全く。
ああ言えばこう言う。

育てた吸血鬼の顔が見たいわ。

[そんな軽口を叩きながら。
向かうのは神宿]


  − 回想・零瑠への褒美 −

[和本の内容を零瑠が知っているのかは尋ねなかった。
最後まで読み終えてどんな感想を持つか、今は判らない。
そも最後まで読み終えるかも定かでは無かった。
積み上がった書物はそうやって、思い出した様に
読み直されたり、山に埋もれたままになる]

迷信とは、人間は己と違う遠い存在から、畏れから逃れる為に。
己を安心させる為に創りだしたものだ。

その分、その迷信が効かぬと知れば面白いように慌てふためく。

[零瑠の途切れた言葉に、何を思うと視線を合わせる。
だが直後の模範解答に、その瞳の奥に潜むものを追及はしなかった]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

……あら、

[それは通り過ぎるものと考えていたが、案じる声をかけられた。絡むような輩であれば、その運命は不運なことになっただろうが。
声は少しはすっぱだけれど、少女のものだった。
――記憶に残る、それに、よく似た]

心配してくれるの?ありがとう。

……そうね、
ここは確かに鬼の出る場所のようね。
では、神堕の橋までご一緒してくださる?

[傘に隠れた口元だけが、柔な形を描く]

(365) 2014/02/13(Thu) 22時頃

――…!


[僕は絢矢の名前が出たことに分かりやすく息を飲む。
それにしても、絢矢と、この紐と、零にーさんにどんな繋がりが?

木箱を持って、僕と手を繋いで逃げていた絢矢の姿なら記憶にあるけど……]


――もしかして、あの、5年前、ほら、零にーさん明日が誕生日、で、それで…

[僕の言葉が途切れ途切れになるのは色々と思い出してるから。
「シュークリームが食べたい」。
聞こえる、子供達の歌声。
帰らないにーさんやねーさんを待って絢矢と二人身を寄せ合ったあの時]


直接聞いて、腹に傷でも負ったら堪らない。

[理依と絢矢の間でどんな話があったのか、
 そんなものは想像に過ぎないし。

 どんなヘマなのかも、また。

 彼の指が差す、若草色。
 もしかして、と話すリッキィの声。]

 ………は、は。絢矢なら、こういうの、用意しそうだけど。


 馬鹿だな。この5年、ずっと……


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 22時頃


[子が夢中で首筋に立てた牙に、酒以上に酔う。
嚥下する音が間近で響いて、子が喜んで飲み下している事に
満足げに笑みを浮かべて、指を絡めた髪を見下ろした]

………泣いているのか。

[途切れる事無く、迷う事無く感謝の言葉を述べながら、
子は泣いた。
その涙の意味が判らず、僅かに傾げた頭を頬杖で支えながら
その透明な雫を見つめた。
家畜なら命乞いで泣くのは知っている。
断末魔の前に痛みで泣く事も知っている。
だが零瑠は家畜では無い。
命の危険も痛みも無いのに何故泣くのか]

何を泣く?

[痛みを覚えいているとすれば、彼の心か。
贄を差し出そうとする程、彼は吸血鬼と成っているのに。
まだ涙する部分があると言うのか]


そう。

[伝言に対しては、短く。
 生死を問わず、返してやれば良い。

 立ち去ろうとする理依には、これ以上話すことはないだろう。
 背中からリカルダへと視線を落とし。

 ぽんと一度、頭の上に手を置いた。]

じゃあ、ふたりとも。また後で。


[家畜の悲鳴や涙は食事の時間に彩を添えた。
ならば吸血鬼の涙はどうなのだろう。

沸いた興味のままに舌で零れた雫を掬い、転がした後。
離れずに零瑠の首筋に牙を立てた。

力の強い吸血鬼の血はそれだけで味わい深い。
まして血の絆の子の血は更に味が濃い]

成程、甘い。

[涙を混ぜた血は芳しく、甘さを増していた。
味に満足したのか、喉を数度鳴らした後、牙を離す]


………。それだけ忘れたくなかったってことだよ。

[僕は零にーさんの気持ちも絢矢の気持ち、どっちもなんとなく分かる。
ただ、周にーさんと話したばかりだったから、気持ちはなんとなく周にーさん寄り。

最後に見せた、笑顔。
あれで本当にお別れ、なのかな。

僕は零にーさんが頭に手を置いた時、
相っ当心配そうに見える顔をしてたことだろう。

――いかないで。
――つれてかないで]


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[――似ている、それだけでよかった。
それ以上を確かめるつもりはなかった。

何故なら、確かめることに意味など無い。
確認した瞬間に、再び繋がりが生まれてしまう。
――失望に満ちた、キャロライナの悲鳴。

不要なものだ。
彼女にとって、彼女の人生において、
家族だった者が鬼となっている事実など、不要なものだ。]

そんなふうに簡単に、
乗せるなんて言ってしまって、いいの?

[紡がれる言葉に抑揚は無い、
平坦な、感情などないような声音。
視界に映る差し出された少女の手、
彼女が巻いてくれた包帯も、罪無き血に染めてしまった。

――確かめるつもりはなかったのに、訪れた風の悪戯]

(375) 2014/02/13(Thu) 22時頃

私が呑んだ中でも上質のものだ。
大事にすると良い。

[また1つ、面白いものを見つけたと、
弧を描く口元を隠さずに零瑠が下がる際に背に声を掛けた。
あの涙は何処かに残ったままの人間の部分か。
人間の涙と吸血鬼の血潮。
混ざったその味に、機会があれば、
他の眷属達も試してみるかとほくそ笑んだ*]


【人】 白銀∴秘星 マユミ


――……、

[息をのむ、
緋色の双眸に月明かりが映りこむ。
らん、と輝くような鮮やかな緋]

(376) 2014/02/13(Thu) 22時半頃

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