204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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そう?
だったら、いいけど……
――でも、やっぱり、手伝えることがあるなら、って思う。
……それが負担になるなら、控えるけど、さ。
負担……って言うか……なんだろう
生業が 人から離れられず
きっと いつか 制御を覚えて
誰かと 恋をした時ーーー
そう言う相手と した方が いいだろって
そういう時 後悔させたら やだな と思う
[しばらく、考えるように沈黙が続いて]
――恋とか、するかどうかよくわかんない、けど。
……きっと、後悔はしないと思う。
思うとおりにやったことを悔やんだりは、しないよ。
母さんはさ……父さんを食べた らしいんだけど
後悔はしてないって
ーーラルフも そう言う 気質なのかな……ーー
[沈黙の果ての思考に 思ったのはそんなこと]
そうなんだ……
きっと、食べたことで、一緒にいられるから、じゃないかな……
[よくわからないけれど、と呟く。
それでも、きっと似たような気質なのだろう]
………………どうなんだろう
俺は 母さんと今も一緒なのか…………
いや きっと ただ食べるだけじゃ
だめ…………なきはする
さっきの時も そう思って…………
よくわからない、よね……
いままで考えないようにしてきたわけだし……
――食べるだけじゃ、だめなら。
相手の気持ちが、いるのかな……
ずっと考えず 遠ざけてた
[同意する気持ち一つ]
相手の気持ち……だけでいいなら
俺は 母さんを今も感じられる
けどーーー
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―3F個室― [ (痛くない、今は……なら、もう、だいじょうぶ? ) 痛みの理由がわからないまま、頬を撫ぜおろして手を、ゆっくり、そっと離した。]
……おれが、……?
[>>195ドナルドの言葉をうけて、 フランシスは疑問符と共にああ、心配させた――と、眉をさげた。 ]
……だいじょうぶだよ、……
[ 痛くても。とは、音にしないまま。 >>196 笑うような声に、虚をつかれたように瞬きをひとつ。 それから、ふふ、と笑う]
……言い方や、考え方も 大人になった、かな でも、まだまだ――大人に、なれるよ
[ かく謂う自身、まだ円熟したとは言い難いとは思うが――自分は、保護者なのだから。 ]
(230) 2014/11/16(Sun) 15時頃
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考えてしまうと、欲しくなるから……
――気持ちだけじゃ、ないのかな。
ほかにも、――?
[まだ、未知の感覚。
気になることがイコール衝動につながるわけではないけれど。
どこか落ち着かないものが、ひそやかにある]
ーー……欲しくなる……のかな?
それこそ 考えたことも 無かった
わからないね……知らないから
……欲しくなるのかな
誰かを 衝動だけじゃなくーーー
あるのかな?
[視線に込めたのは苛立ち。
僕には僕の考えがある。
‘保護者’の君なら分かるだろう?
何故、わからない? と、棘含み。]
[ディーンは視線を真っ向から受け止めた。
考え方の差異は人の常だ。
それは作品の受け取る感性の多様さにも似ている。
ディーンの表情は、変わらない。]
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―3F個室>>196>>197―
……いいんだよ、 おれが、好きで、してることだから。
でも、そうだな、 ……楽しみに、してようかな
[ フランシスは目を優しく細めた。 >>197答えるバリトンに 一度、目を閉じて、微かに震える息を吐く。 ]
……きっとだよ
[頷き、服を握る手に力が入って。 緩やかに離れるまでの間。 不安とリンクしそうになる過去から今は眼を逸らそうと努力する。]
(242) 2014/11/16(Sun) 15時半頃
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―3F個室― [ ゆるく、自身の手を握り込む。 ]
……ん、うん。どれくらい、たってるんだろう。
様子、見てこようかな。
ドナルドは、どうする? なにかほしいもの、ある? それとも……湯、借りに行ったりは、する?
[ 返答を、待って。 それからフランシスは、廊下へと出―― ]
――、……
[ 見えないように、人差し指の手の甲を噛む。 正体不明のざわつきを、鎮めるように。 ]
(250) 2014/11/16(Sun) 16時頃
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[きっと、ディーンにはノックスの懸念が分からないのだろうと、変わらぬ表情を見て思う。
同じ‘保護者’のはずなのに。
同行者に抱く想いの根底は変わらないと、思ったのに。]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 16時半頃
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―3Fと2Fの間、階段―
――?
[ 誰か複数の足音が階下へとおりて行く音を聞き止めた。>>251>>248 そちらへ顔は向けただけで、先に居間に顔を出し]
――っ!
[ 鳥が見えると、ぎょっとした。 ]
(255) 2014/11/16(Sun) 16時半頃
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―2F居間―
き、機嫌がいいっ、て、 ディーン、飼い主のあの子は……? 髪の毛食べられてない?いいのか?
[ とり、と謂いかけた瞬間ぎろりと睨まれ フランシスは耳を構えるように身構えた。 じりじとやや遠巻きに見ながら、 ラルフの姿を探し、見つけると小さく手を振る ]
ラルフ。ごめん、 起きるの遅くなってしまって…… ドナルドも、もう、起きてるよ。
[ >>185 見れば、茶を用意してくれていたらしいを知る。 ]
ありがとう。今度はおれが食事を手伝わなくちゃな。
(260) 2014/11/16(Sun) 17時頃
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[ 鳥は警戒しつつ、
ディーンの様子も窺った。
囁かれた懇願が、気にかかって。
心配そうな、視線を向けた時間は短くない。
よもや、彼の同行者とうまく行っていないなんてことは、ないだろうか]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 17時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 17時頃
[鳥に人差し指を噛ませる様子を眺める素振りで、ディーンはベネットの視線から目を逸らす。
何も話す心算の無い、拒否の姿勢は相変わらずだ。
直に聞かれることのない限りは、幾らでも逃げられる。
――それが卑怯なことだと分かっていても。]
いままで、考えないようにしてたから、
わからないね……
衝動だけじゃないのが、あるのかもしれない……
――よく、わからないけど……
[ノックスの連れや他に聞こえないよう、声を潜める。
傍目には昔馴染みの内緒話程度に見えるよう。]
お前の連れは…「まだ」か?
[まだ獣の性に目覚めてはいないのか、と問う。
目覚めていることにも危惧はあるが、目覚めていなければまた別の危惧もある。
どちらにせよ、互いの連れを遠ざけておきたいのが本音であって、それをノックスに指摘されれば隠すことなくあっさりと頷く。]
――血の、におい。
[ざわり、とうごめくものがある。
近づきたいけど、
近づきたくない。
そんな葛藤がにじむ]
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そう、なんだ。 だから今、……預かってる?
[首を傾けて、しかし図らずも 鳥と睨み合うような形になって気まずくなった。 ――実際は鳥は何も考えてなさそうだが。 ラルフには、笑顔を向けた。]
うん、任せて。 ……?ノックス、疲れてるのかな……?
[ 寝そべるノックスに 顔を向け、 しかしバーナバスが向かう様子に声はかけない、が]
……?
[ すん、と鼻を鳴らす。 何かの匂いがした気がしたのだが――バーナバスの言葉の“ 同郷 ” を聞き止め、彼の方を凝視した。>>264 手首につけた紫水晶の腕輪に、触れる]
(268) 2014/11/16(Sun) 19時頃
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(よもや、彼らまで?)
(確かめなければ)
[ 話に集中しているなら、バーナバスとノックスがその視線に気づくかどうかは、わからない。でも]
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……ちょっと、 ディーンと話して来るよ。
[ラルフに一言告げてから 茶を置くと、フランシスは ディーンの方に足早に歩み寄る。 鳥―ルートと謂うらしい―がぐりりとした眼を向けて来たのには、 つい防御体制をとった。
が、何とか近づくと何事か 不安げな顔で話しかける。
彼の書きものの内容には、いまは意識が向かないようだった]
(269) 2014/11/16(Sun) 19時頃
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―ディーンに向けて―
ディーン……あの、
[ 先程は、前のように目を逸らされたが
今度は答えてくれるだろうか――聞く内容は、いまは違うが ]
……君は、此処に居る
“ 同族 ”のこと、どれくらい把握、してる?
ノックスたちは、“ そう ”だと、思うけど
……バーナバスたちの、ことは?
[密やかなベネットの声を聞く者は、ディーンとルーツだけだ。
どうやらルーツが苦手らしい様子のベネットから、右腕を少し遠ざける。]
……君たちと、僕たちを除くなら、
フィリップは、そうかも知れない。
バーナバスたちのことは、分からない。
[ディーンは、フィリップと交わした会話を思い出す。
断言しないのは実際に確認したわけではないからだ。
それよりも、ディーンには気に掛かる節があった。
微かに瞼を伏せ、細く息を吐く。]
ノックスたちも、なら
……ニコラも、そうなのか?
|
だいじょうぶだよ、 休んだし、……毛布、ありがとうな。
[ >>270ディーンのところに歩み寄る前。 ラルフに答え、礼は笑みと共に。 ノックスを気にする様子には、不安も、あるが]
……、うん、 深刻じゃないと、いいけど――……
[ 念のため、気を付けて。 そう添える意図は、ラルフに伝わるかどうかわからない。 ]
(274) 2014/11/16(Sun) 19時半頃
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