3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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理事長の孫 グロリアは、気配に、唐突に指は止まる。余韻が消えれば、無音。
2010/03/01(Mon) 15時頃
[校長室を出た頃に、幾つか分かった事を伝えただろう]
うん、メアリーは違うんだって。
キャロは校長の誕生日を探しに図書室に行った。
私はメアリーを探しに一回りするつもり。
……大体見終わっても見つけられなかったら、
北棟の方に行ってみようと思う。
戻るのは遅くなるかも。
|
―音楽室―
……メアリーさん、
[声に振り返った、その微笑みにはまだ陶酔の気配が残る。]
――あ、ごめんなさい。 こんな時にこんなことしてる場合じゃなかったわね、 ……怪奇現象みたいで怖がらせちゃったかしら。
[蓋を閉じ、荷物を手に彼女の傍らへ。 襟を寄せ合せる様子に、自身の状況も思い出して。]
怪我でもしたの?
(283) 2010/03/01(Mon) 15時頃
|
あはは あはは あはは
なんでぇ、
あはは あはは
人間がうわってら、ははは
人間じゃねぇや
あはは はは
なんだ、 こいつらか
はは はは
世話してやらねぇとなぁ。
泣いてなんかねぇよ
なに 謝ってんだぁ
かわいいなぁ、こいつら
[畑に生える頭を抱きかかえて撫でている。]
[乾いた笑い声]
[――疵をつけたのは自分]
…ピアノ
聴こえた
のが、
綺麗で
……兄さんを、
……思い出した。
[届かない。]
……――……あれは、…アトラナート先生?
|
―3階・音楽室―
[>>291 きれい、その言葉にはわずか瞳をゆらがせた]
――…あなたにも。 どうやらみんな、身体に異変というか変化が起こってるみたいなの。わたしも、なにか。
[その赤黒い痣 それは否が応にも絞められる首を連想させた、不吉さに眉根を顰める。自身の状態は抽象的にすぎて語ることは出来なかったけれど]
声も…少し、かすれてるようだけど…痛みはないの?
[心配そうなその目を不安ととれば、大丈夫よ、と告げて。]
早くあの子をみつけてあげないと、 鬼ごっこ以前に、わたしたちが……
[おかしくなりそう、とまでは少女には言えなかった。]
(295) 2010/03/01(Mon) 16時頃
|
――――………、
[かみ締める唇と、押し込める息の音]
兄さん、そう…
お兄さんもひいていたのね…
あれは、
……わたしが 捨てた
音
――――…、
捨てた?
[――――ずっと、欲しくとも手には、]
…どうして。
そうね、捨てられたのは
もう必要はないと思ったから
[あのくろとしろだけが 自由 をくれた]
かしら
君は?
君はなんのために弾いているの――…
――……、
… ――…どうして。
[違う響きの同じ言葉。――羨望。嫉妬も、混じる]
俺?
――……、おれは……
…、…――
…、――…
[ピアノを弾いていたという、化学教師の]
[ピアノを弾いていたという、音楽教師の]
……
すき だったから 。
…、……でも
今は、…わからない。
|
隠したければ何か巻いておくといいわよ。 ……まあ、もうみんな麻痺しちゃって、そんなに驚かなくなっているでしょうけれどね。
[>>297 襟を合せる様子を見咎めた。苦しげながら気丈な様子に冗談を交えてみたけれど、「息が詰まる」彼女の異変の不吉さは。]
――…無理はしないでね。 えと、フィリップ君が生徒会室の方にさっき行ってたわ、あと、用務員室には日誌があるみたい。少しみんなの情報をまとめられるといいんだけど。 ――あの子って、ここの学園の生徒なのよね。 ケイト、ファミリーネームくらい教えてくれてもいいのにね。
……ここには情報なんてないでしょうし、もう行きましょうか。
[メアリーを誘い、階段を降りる。自身は安全を報告するために保健室へ向かうつもりで。一度だけ、閉じられた黒壇を振り返った*けれど*]
(298) 2010/03/01(Mon) 16時半頃
|
[繰り返された言葉には 沈黙]
好きだと思えないからやめてしまいなさい。
でも
後悔するでしょうね
きみは
ほしければ手を伸ばし続けるしか ないのよ
――……、っ…それは。
[無様にしがみついて、今も。それは何故。]
……、……――ピアノ…
(――此処から抜け出したら、ピアノを弾いて下さい。)
でも。俺の手は。
(お似合いだ、臆病者)
[何処かで、嘲笑う声が 聴こえた気がした]
ごめんね。
[それは 送ってしまうだろうことも 含めて。]
[左眼を見られて狼狽し、ソファに腰を下ろしている間。
異変は伝わってきていたが 反応する余裕は なくて。]
…… どうなった、の。
何、帰れるの ?
[帰れない。]
… …帰れるなら、帰れば いい。
僕は もう
[帰れない。
闇が 浸蝕する。]
――…かえれない。
ケイト…、を見つけないと
或いは
そう
――鬼が、送らないと
[《――友達をつれてきて》]
……、…――?
…どうしたんだ
ただ、もう『カエレナイ』… …僕は
[こんな 顔じゃ もう。]
ケイトを見つけて 『遊ブカラ』 さ。
何 顔 が、どうか、『シタ』?
[一瞬、揺らぐ気配。
すぐに戻り、ゆっくり尋ねる。]
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