204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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そっかーーーーくつろげる場所……か
[ラルフの帰る場所に ふっと微笑む
自分の場合 どこだろうかと言う 疑問ねじ伏せ
……尚更 ラルフが 衝動に負けないように
……今 彼のそばにいる フランシスとドナルド
一緒に旅して行けるよう 考えなきゃ と
そうなったらいられないの わかったはいるけれど]
あつい、いたい。
なぜ、どうして。
[唐突な痛みに混乱している。
くつろげる場所の話とかすっとぶほどに。
ただ、いたい]
いたい、
なんで、
[わからない。
トレイルの言葉は聞こえなくて、ただ混乱して]
フィリップ……
いたい、あつい
トレイル、どうして……
[聞こえた声。
足音。呼び声に、ようやく反応して。
それでもまだ、あつくて、痛い]
トレイル…………落ち着いて
そのトレイルが ラルフに抱きついてて
様子がよくわからない
[一体何があったのか わからない]
|
[>>224ノックスの声に、こくんと頷いたけども。 動こうとはしないで、雪を握って、離すのを繰り返していた。
手の中の大事なもの。 それについての心の片づけが、まだできてない。
握って、開いて、握って >>219足音]
……あ。
[あ、と思った]
(249) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
|
[ゆっくりと注がれる熱い液体。 続いて、器が落ちる大きな音がした。 それを見ながらふと、トレイルのマロン色を引っ張ったときのことを思い出した。 寝ているとこを邪魔して、ご飯も横取りして、何回も何回も……。
トレイルの口が動く。 修行が足りない。聞こえない。
それでもなんとなく、彼の感情は]
……トレイル。
[ラルフを掴まえ、笑う彼に声をかける。 >>241視線が合う。
そこで、今日初めて笑えた]
汚れるよ。
[笑いながら、ラルフの心配じゃなくてトレイルの心配を]
(250) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
――っ
[いたい、いたい。
ただ、ひたすらに、痛みで埋め尽くされる。
フィリップにかまれたときとは、ちがう。
ただ、いたい、だけだった]
|
ふ、
[ノックスの慌てる声が、変におかしくって。 くすくす笑いながら、毛布に口を押し付ける。 笑う息で、毛布が少し温まった。
引き剥がされるトレイルが可哀想。 目を細めて、そう思いながら見ていた。
離れる体、散る赤色。 そうして、手を伸ばせば掴めそうなくらい鮮やかな、悲鳴>>260
トレイルは耳が痛くないだろうか。 あんな近くで大声をあげられて]
トレイル、大丈夫?
[やっぱり、トレイルが可哀想だった]
(264) 2014/11/20(Thu) 00時半頃
|
ラルフーーーーっラルフ
今 止血するから 大丈夫
もう離れたから!
[思考を埋め尽くす痛み 流れ込む
こちらの視界まで霞みかける 頭を振る]
[いたい
トレイル。
どうして、たすけて]
ふぃり、っぷ……
フィリップ……
[縋るように、名前を繰り返す。
そうでないと、痛みに支配されそうで。
離れた、という言葉に、すこし、安堵が混じる]
|
[>>261いつものお礼の仕方。 それに、くすくす笑いながら、うんって頷いて。 赤い赤い口元]
ほら、汚れた。
[って、口元を指差す。
トレイルがたてる、透明な笑い声。 それが僕には聞こえないのが残念だ。 きっと素晴らしく綺麗な音に違いないのに。 ダイヤモンドのように透明でキラキラしていて、水時計よりも澄んだ、そんな音色に違いない。 そうして、いま。 それに詰まった感情も、きっと素晴らしく綺麗。
ねえトレイル、いま考えてることはなあに? きっとどろどろした、腐って膨らんだものだろう?
小首を傾いで。 笑うのはやめなかった]
(270) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
ラルフ…………大丈夫
大丈夫だよ
俺…………いるから ここにいるから
今 止血してる……
[何度も 呼ぶ声に思いを返す
実際は処置で両手は塞がって
その分落ち着かせるよう
その頭を心の中で撫でて
微かな安堵に もう大丈夫を繰り返す]
……いたい、いたいよ、フィリップ……
[撫でられる。
優しい声に、何度もかけられる言葉に。
痛みを訴えて、縋る手は変わらず]
――トレイル、何で……
いたい……
フィリップ……ありがとう……
[繰り返される言葉に、少し、落ち着くけれど。
いまだに、痛みと。
トレイルへの恐怖が、残っている]
|
[雪の詰まった器を持って。 毛布にくるまったまんま、ずりずりと移動する。 相変わらず、着替えはしていないから。 素足の足が、ぺたぺたと音をたてた]
びっくりしたね。
[混乱した様子のフィリップ。 びっくりしたね、と。あのときトレイルとフィリップと話したときそっくりそのまんま、言ってあげた。 それから、ラルフに]
大丈夫?
[って聞いておく。 だって、さっきラルフは僕を心配してくれたから。お返し。
そうして、雪の器を彼の前に置いて。 トレイルとノックスの後を、ずりずりとついていった]
(278) 2014/11/20(Thu) 01時頃
|
ニコラスは、ドナルドが入ってきたのを、ちらりとだけ見て。
2014/11/20(Thu) 01時頃
ニコラスは、ノックスの後を、ずりずりぺたぺたとついていく。
2014/11/20(Thu) 01時頃
ラルフ…………ラルフ
うん 痛い 痛い時は 痛いって
たくさん言って
その分名前を呼ぶから…………
どうしたんだろうね……でも もう
トレイルは連れて行かれた
フランシスも ドナルドもいる
もう大丈夫だよ ラルフ
ううん…………
[すこし はっきりしてきた意識
けれど 変わらず痛みと
…………一体何があったのか
食べられたいと 綴ったトレイルを思い出せば
いまのトレイルは…………]
フィリップ……いたい……
いたい、よ……
[トレイルが連れて行かれたと聞いて、ほっと息をつく]
……フィリップ……
――トレイル、こわい……
[トレイルの唐突な行動がわからなくて、怖い。
鼓動が脈打つたびに、傷口がいたむ]
|
[>>280前に話したときとおんなじことを僕は言っただけなのに。フィリップはどうしてそんな顔をするんだろう。 ラルフは心配してあげたのに、どうしてなにも言わないんだろう。
わからないから、首を傾げて。 毛布をひらひらさせながら、ノックスたちの後に続く。 >>279途中、睨まれた気がしてびっくりした。 昨日は楽しく話してたのに]
うるさい?
[>>282追い付いたトレイルとノックス。 彼がこのガチャガチャに我慢できないんじゃないかって思ってたから、当てずっぽうで訊いてみる。
下を指差す仕草。間違ってはないみたい。 頷いて、大事そうにトレイルを抱えるノックスの後をまた、ついていった]
(290) 2014/11/20(Thu) 01時半頃
|
うん 痛いね 痛い でも大丈夫 ラルフ
ドナルドが 痛み止め あるかもって
[痛みを訴えるラルフ 答える彼
少しでもラルフに吉報になりそうな言葉選ぶ]
…………怖いなら 近づかないでいい
トレイルから 遠ざかろう?
そばにいるから ラルフ
トレイルが近づかないよう そばに
[怖がるラルフにいいきかせる
ホッとするほどの恐怖
実際 こうなった以上 トレイルには
近づかせられないと思いながら]
……う、ん……うん……
フィリップ、……ありがとう……
[何度も何度も、声をかけてくれるフィリップに。
徐々に落ち着いてくる]
――うん……傍に、いて。
こわい、……フィリップ。
[だって、笑ってた。
トレイルは、痛がっている俺をみて――
声が聞こえないから、何を考えてるのかわからなくて。
こわい]
ニコラスは、フィリップのきつい言い方に、困った顔を少しする。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 01時半頃
ラルフ そばにいる
ギュって抱きしめてるから
だいじょぶ 俺は ここにいるから
[ずっとはいられないのに
それでも 今はここにいるから
心が落ち着いてくる様子に
安堵するーーーこれから行う処置を考えて
植え付けられたトレイルへの恐怖心
言わない 言えない トレイルの
ニコラとトレイル 獣とは
違うまた何か だと感じている]
うん……、うん。
フィリップ……
[抱きしめられる力強さに。
かけられる言葉に縋って。
傷口を焼く痛みを、堪える思考]
――い っっ!!
……い、たい……、
[痛い、と繰り返し、呟き。
それでも、フィリップから離れることなく、ただ耐えている]
[傷口を焼く痛み]
[その痛みを感じるラルフ]
[それを感じ取り 辛かった
変われるなら変わりたかった]
…………少しだから…………
あと ほんの少し
ラルフ…………っ
[堪える姿が辛くもいじらしい
ナイフを落とせば よく我慢してくれたと
ねぎらって 強く抱きしめて]
…………もう 何も 心配ないから
[そう言って笑いかける]
[押し当てられたナイフが離れ。
傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]
……フィリップ……
ありがとう……
[ずっと、抱きしめられていたから。
耐えられた、と微笑む]
――うん……
フィリップが、助けてくれた、から……
ーーーどういたしまして
[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心
落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが
腕の中に 心の中にあって]
ラルフがたくさん頑張ったから
…………痛かったよね……ごめんね
[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。
それは昨日味わった。
傷を負わされた怒り。
それは今日味わった。
けれど、目の前でではなかった。]
[痛みは、ひどいけれど。
それでも、助けてくれたことが、嬉しい]
……いたい、けど。
でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……
フィリップが助けてくれたから……
ありがとう。
[触れる体温に、ほっとする。
同時に、どこかざわめくものがある。
フィリップの腕の中が心地よくて――]
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