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そうですか。
[つまり、神宿に行っている間に戦闘があったのだ。
黒百合に傷をつけられる者がそうそういるとは思えない、
恐らくは守護隊の誰かであり、もしかしたら――]
…………
[問うのは少し、怖かった。
戦いの前に知れば感情は揺らぐだろう]
差し出がましいと思いますが、ご自愛ください。
……それじゃあ、本隊の突入までには戻ります。
[ぺこりと、一礼*]
俺は俺の中のサミィを殺したい。
でないと、いつまでも躊躇と後悔ばかりで何もできない
サミィが俺を殺してくれた時、あいつが心配で死に切れない
…死んでもきっと後悔しちまう
だから、俺は俺の中のサミィを殺してあいつに殺してもらいたい
[真弓なら、と思って吐露した心中は話しすぎたかと
言葉は小さく途切れるように終わった]
情けないよね。サミィのことは全然考えてやれない。
【人】 FSM団 ミナカタ (132) 2014/02/15(Sat) 01時半頃 |
[
ただ大切なものが手の中からすり抜けていく、そんな後悔を、
彼はずっと前から抱いていたのだろうと思う。
――わからない、と口にする理衣の裡に初めて触れた]
わたしも、……わからないわ。
どうしていいのか、わからないでいる、でも……、
いいよ、
[何が“いい”のかは言わない、
ただ、手当てを終えたばかりのその手を伸ばす。
家族としての抱擁を、冷たい温もりでも]
……理衣くんは、弱くないよ。
今でも、こんなふうに友達の幸せを祈れるんだから。
[今だけ昔の呼び名で呼んで、それから――その言葉の意味に目蓋を閉ざす]
[
割れた色硝子のよう。
幸せを祈る、心配で死に切れない、
それと同時にサミュエルが理衣をその手で殺すという、
彼が一番辛いだろうことをも、願っているようで]
……気持ちをそのまま伝えたら、どうかしら。
サミュエルくんは、あなたに守って貰わなきゃならない弟じゃない。
友達でしょう?
[能面でない微笑みは、うまく笑えたかわからない]
何がいいの。
[問いかけた先、抱擁を得る。
背中に手は回せないけれど、軟い感触と
それでも感じる温度に目を閉じる]
祈るだけなら、いつでもどこでもできるよ。
あぁ、真弓、服が汚れる。
[そっと彼女を押し戻すと、服の上から脇腹の傷を示す。
血がにじんでいた。
サラシを手に、その血をぬぐい]
止まらないんだよね、これ。
【人】 FSM団 ミナカタ
(140) 2014/02/15(Sat) 02時頃 |
サミィに?伝える?……必要ないよ。
[故意に散々サミィを傷つけることをしてきた。
彼が殺してくれるなら、同時にサミィの中の「理依]も死んでくれることをただ祈る。
改めて脇腹の包帯を替えてくれないかと彼女に頼んだ*]
【人】 FSM団 ミナカタ[『夜刀』が主に応え、その手に戻るのならば、 (145) 2014/02/15(Sat) 02時頃 |
……お父様。
俺の決断は、――…謁見の間での彼を見て、変わりました。
是非、新たな『家族』に。
ほう。
[縛る縄の様に増える周の紅の線。
やはり紅は最も美しい色だと闇が降りたとしても判る色と。
決断
[彼が終わりを願うを肯定した。
必要ないという言葉は首を振って否定した。
請われるままに包帯を取り替えて、
少しきつく巻いてしまったのは――]
……理衣くんは、それで後悔はしない?
[ふさがらぬ傷、もう、時は近いのだろう。
――彼の部屋には竜胆模様の折鶴が残される。
それが理衣への祈りの形*]
【人】 FSM団 ミナカタ ――帝都守護部隊、南方 周。推して参る!! (175) 2014/02/15(Sat) 03時頃 |
『冀望』 ―――鬼を、望む
【人】 FSM団 ミナカタ[――するり、獣の如く身を躍らせ (188) 2014/02/15(Sat) 03時頃 |
……うん。
きっと、美味しかったんじゃないかな……
[少なくとも、涼平は喜んでいたように思う。]
吸血鬼が人間と一緒に居ちゃいけないの?
家族と一緒に暮らすのがそんなに悪いこと?
生きて、もう一度会いたいと思う事すら歪なの?
僕たちは……僕は、
後悔?どうだろう…。
もう、自分で決めたことに後悔はしたくないけどね。
お前とサミィが死んだら多分凄く後悔する。
[だから死なないでほしいとは伝わってほしいものだ。
きつく縛られた包帯に思わず声が出た]
って、痛ぇ……いたい、真弓。
[昔周と殴り合いして、こんな風にお小言貰って包帯巻かれたこともあったな、とふと思い出した]
─真弓が退出した後
「しょうがないこと」
(
「おまーが好きだった」
(
[置き去りにされた折鶴
友人が興味を示す真弓にすら、一度は嫉妬したくらいだった。
サミィが蹴り上げた腹のあざは持ち前の回復力で既に治っていたが血だけが止まらない。
真弓が部屋を辞してから暫くたった頃、
久しぶりに泣いた。声を殺して。
あの頃に戻りたい。
いつ?いつでもいい。後悔しないで済む頃に。
潰れそうな心中は始祖が始める遊戯への前菜程度にはなっただろうか*]
【人】 FSM団 ミナカタ[低い踏み込みからの抜き打ち。 (215) 2014/02/15(Sat) 14時半頃 |
【人】 FSM団 ミナカタ[振るわれた一閃は、そのまま次の動作への布石となる。 (216) 2014/02/15(Sat) 15時頃 |
【人】 FSM団 ミナカタ[並みの鬼なら、まともに相手取ることも難しい (217) 2014/02/15(Sat) 15時頃 |
− 回想・出陣前 −
[ホリーが戯れから戻って来た際、血の匂いを嗅ぎ取れば
珍しいと彼女を視線だけを向ける。
だがこの場に来たと言う事は参戦すると言う意志。
彼女は傷を上回る働きを見せてくれるのだろうと
何も言わなかった]
マユミ。
褒美はまだ良いのか?
[視線はホリーからマユミに。
褒美の内容からすればまだ手に入れていないのは明白だが。
のんびりとしている様にも機を狙っている様にも見え、
まだ手に入れようとする意志があるかを確認するだけの問い]
お前への褒美が、お前の役に立つ事を祈っておこう。
[いつか祈りと言うものを知っているかと尋ねられた時の事を
思い出して『祈り』と言う言葉を口にする。
祈りとは願望を飾り立てたもの。
それ以上に違いがあるとは思いもしないからこそ。
出陣の前に、ふと訊いた*]
マユミ、お前が今祈るのは何だ?
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