303 突然キャラソンを歌い出す村4
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…まあ、その子は何とかなったとは思うんだが… 私も、その後赴任先が変わったから その後は知らないんだ。
だが、随分拙い手を使ってしまった。 [電話を掛ける青年は、紫の目を伏せ]
人を導く身だというのに、「わからない」とは。 不甲斐無いだろ?
其れ以来、あんまり重たいお仕事は 苦手になってしまった。 そうやって、ぶらぶらとサボっているのさ。
…いやあ、想像していたよりも言いにくいな、 暴露話というのは!
[そう事も投げに言う天使は、少しの間を置いて。再びゆっくりと語りかける。]
(351) 2020/01/11(Sat) 23時半頃
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…いいかい、小鳥。 こんな私でも、まだ天使を続けられている。
答えが出ないから、悲しい事があったから、 過ちが起きたから。 其処で立ち止まってゴールにする事も出来る。 そして別の道を歩き出すのも、間違いではない。 道の一つだ。 だが、続けられる事も出来るんだよ。
君が大事だと思うことに背かなければ、 立ち上がる事はきっと出来る。 立ち上がれば、視界が広がる。やれることも探せる。 今回だって出来る事は、あったんだろ?
大丈夫さ。君よりずっと不甲斐無い私が、 恰好悪くもまだ天使をやれているんだから。
[天使のような整った微笑みを浮かべ。静かで、優し気な声はそう語る。何処からともなくピアノの美しいメロディが流れ始める―――………♪]
(352) 2020/01/11(Sat) 23時半頃
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♪ 膝に滲んだ血 零れる涙 出来ないと伝った潮の味も 足音を沿った 時計の針だって ちくたくちくたく 織編むように
君はそうやって出来ている 地図は広すぎるように出来ている 一人に一つ与えられてしまった世界 遠いと震える足は 何処を向くかな
(353) 2020/01/11(Sat) 23時半頃
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♪
ただ一つずつ 足跡が残るように 今はそこに意味が 判らなくても また一つずつ 道標はあるように 「見てるよ此処から」 聞こえるかな
いつか 果ての先の春は いつか 君の目の前で咲く
Bless your journey, hope you will arrive 遠い旅路の果て 君は何が見たい?
(354) 2020/01/11(Sat) 23時半頃
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…ん、 おお、長電話になってしまったな。 これ以上は年寄りが若い子を 捕まえてやるべきことじゃ無い。 エンジェルさんはそろそろお暇させて貰おう。
それじゃあおやすみ、小鳥。
[画面に映し出される通話終了のボタン。 青年はそこに静かに指を置いた。*]
(355) 2020/01/11(Sat) 23時半頃
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― 回想 ―
[わたしが天使に呑み込まれたのは、10年前。]
[元は誰の感情だったかも、
もうよく思い出せない。]
[「溢れた魂の形。
私にとって、それが感情なんだ」と、
わたしを呑み込んだ天使が言った。]
[人間は、此の世の生き物の中でも特に魂が豊かな生き物で。その溢れる程の豊かな魂は、色んなものに影響を及ぼす。
それが毒の性質を持ち、溢れ過ぎれば、
自分は勿論、周囲をも危険に晒す。
ようは、溢れる程の怒りを持った人間が、
ある日突然、糸が切れたように
無差別に人を傷つけることもあるように。
母親が己を襲う苦しさに耐えきれず、
思わずわが子に暴力をふるってしまうこともあるように。
行き過ぎた毒の感情にはそういう危険も、あるのだと。
そういう事を、天使は語った。]
[でもわたしが毒かもわからないから、と
天使はわたしを放置した。
それから先は毎日のように、
誰かが満たされる光景を、
此の胃の中で、見せられ続けるだけだ。]
[此処には何も無い。
わたしを満たすものは何も無い。
だから、最初に抱いたこの感情を、
何度も反芻するしかない。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
地獄のような惨めさを反芻する。]
[誰かが満たされていく光景を見た。]
『ほら、よく見なさい。
待ちに待った美しい光景だ。
皆が笑っている。』
[誰かが満たされていく光景を見た。]
『んん…? 何が足りないって云うんだ?
彼らは今、充分に幸せだ。
実に満たされている。
其れ以上に、彼らに何を求めることがある?』
[誰かが満たされていく光景を見た。]
『ん〜…今回もお気に召さなかったのかな。
ならば次に行こう。』
[誰かが満たされていく光景を見た。]
『何、心配は要らない。
主(かれ)の趣向のお陰で迷える子羊は沢山居る。
きっと何時か気に入る光景が見えるさ。』
[此処には何も無い。]
『? そりゃそうだろうね。』
[「此処」には、
「あなた」には、何も無い。]
『?? だから、そりゃそうだろう。
私は天使になる前の記憶が無い。
祈りも願いも思い出も無い。
祈りや願いは未熟な子羊達が持っている。
だから、私はそれに奉じる。
主(かれ)は間違えない。
子羊達の未熟も、私の断絶のような不足も。
全てを正しいと決めて、私達を生み出した。
だから私は、彼らよりも劣った孤独な生き物。
何も無いのは、当たり前の事だろ?』
[何時だって手が届かない、地獄が続いている
なんて惨めなんだ]
『ほらほら、“そんな事”より。
あの子が次の迷える子羊だ』
[満たされない。満ち足りない。
満たされるためには、如何するか。
―――満ち足りている先は、
とうに、爛れる程知っている。*]
[ かかった声にごぼりと音が上がる。]
ああ、勿論。
(おいしそうだからね)
[最後の言葉は、煮えるような水泡音に隠れていった。]
/*
やあああ僕だよ
現状、襲撃はパスってます
吊りはわからない…さっぱりだ…ごめんね、ってなっている
/*
音坂…すまない…
ちょっと面白いかなって思ってフラグ投げても…いいかな…!
/*
なんだよ めっちゃうれしいじゃん こいよ!!!
[ごぽ、と水音が一つ上がった]
お友達。
フルコースの方の進捗はどうだい?
…、嗚呼、ちょうど平らげたところだ。
[口直しまではやっぱり考えていなかったけれど、堕天させた天使の喜びも、悲しみも、――向けられていた愛情も、全て、腹を満たしている。]
残滓でよければ、体育館にあるよ。
[お裾分けだね、と君(とも)に言う。]
[居なくなった堕天使。
耳しか聞こえないフルコース。
ああ、面白そうだったのに。
おいしそうだったのに。
満ち足りない。満ち足りない。満ち足りない。]
なあ、お友達。そろそろ出来たならさ。
君のそれ。食べてもいいかな?
/*
せっかくシシャメモで書いてくれてるので、
ランダム票になる可能性なら今日殺し合いしてきては…?!と思って…
…、―― 悪食みたいなことをいうなぁ。
[しかしそういえば、どうやって食べるのだろう、沸く興味と誘惑に悪魔は正直だ。]
どうぞ…、――おたべよ。
/*
シシャの人の人形使いの力がなかなかに有能な気がしてころすのためらってしまった、んだよねえ ええ
えええなに、首なしらしく僕たべてもらえるの?ってすっげわくわくしちゃった。
/*
ジェルマンが手をあげてるから僕はいってきてもいいですかね…
時間も時間ですしいいい
残滓ね。 それ、絶対足りないやつだなぁ。
なあ、お友達。
[ごぼ、と煮えるような水音が上がる]
そのフルコース、本体は何処にいる?
[満ち足りない。満ち足りない。満ち足りない。]
―――ああ、満ち足りている先は、
今、水音の先にも居る。]
/*
ルイの進行っぷりが正直優秀過ぎて惜しい気がするんだ 私は………
くびなしも可能ラインを投げつつ…
/*
それもわかるな
…よし 連絡だけ先に。襲撃は任せるね
僕はただ天使と遊んできます(心底悪魔
[聞こえる水音、だいぶ耳に馴染む。]
…、なんだい 友よ。
[本体、と言われ、さて――と想うが、]
体育館で別れたばかりだ。
もし、いなかったとしても
同じ堕天使仲間だ
―――…柘榴の香で判るんじゃないかな。
/*
流れ見直してたけど、
これやっぱ自由投票の方が…いいな…
搔き乱してすまない…!
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