148 バケモノ共の酒池肉林 -HappyHalloween!!-
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― 少しだけ前 ―
むぅ…
じゃ、拷問だったら、あとであまやかしてください。
[それなら拷問で構わないと。]
あ、…? ぅ、
[上向いた掌、温かい感触。
これを引っ掻くのは嫌だ、と首を横に振る。
それでも暖かさから自ら逃れられはしない。]
は、 ひ?
[苦痛よりは悦に啼く声。
名を呼ばれたような気がした、だから返事をした。
首を傾ければ丁度良い場所が分からず、だらんと思い切り倒してしまった。]
っふ、ふふ、 おれ?
おれぇ、……そーだな、
ミーナさんの、弐番目に好きな色がいー。
[流動する一番目より、不動の二番目がいい。勿論媚びもあったけれど、殆どは本心だった。
一番いいのは、不動の一番目。*]
そうかい?
それならば、何より。
[どうやら、彼の望むものは与えられたようで、口元が静かに弧を描く。
さて……と、立ち上がろうとしたところで、制止の声がかかったならば、上半身を起こしたままの状態で、緩く首を傾げた。]
ん。
あぁ、すまないね。
確かに、このままの姿でホールへ戻っては、あまりにも失礼というもの。
[こういう事は、普段からさせ慣れているのか、ちいちに身体を拭われるのには抵抗なく、ごく自然に身を委せる。]
アリガトウ。
[渡されたスラックス、ゴースト達によっていつの間にか皺無く畳まれていたシャツにタキシードと、先程までの乱れた姿とは大違いな、流麗な動きで身に纏えば、最後に髪を整えて、シルクハットを頭に乗せた。]
さて、これでいいかな?
[少なくとも、ただ慰められ包帯を直されていたなら促されても扉から離れなかっただろう。……ましてや、自分から来るなど
悪戯された後に吸血鬼に色々な初めてを奪われて、屈服させられて――
それらにより上書きは完了しているからこそといえる。]
[それで達さなかったのは褒めて頂きたいくらい…――と青年は思うが、それは未経験故でしかない。
きっと死神にはあたりまえだと哂われる…のも、いいかもしれない。嗚、真面に思考が働かなくなってきた。
へぇ、と曖昧に返事をする。
目隠しの理由が知りたい訳じゃない。少し惜しいと思うのと…あとは、気を引きたかっただけだ。]
いちご、……
半分かじって、 終いにもう半分。
[
先に食べたいから、食べる。
後にも食べたいから、残す。
最も、孤児たちの間にまざって食べたケーキは、そうでもしないとイチゴを掻っ攫われるから、でもあったのだが。*]
[元来世話はされるよりする方が手慣れている。
だが、ゆったりと抵抗無く世話されるルーカスを見ていると、思わずからから、軽い笑い声を上げた。
まぁいつの間にか畳まれていた服一式を見れば、自分よりかよっぽど世話好きな連中が屋敷中に蔓延っているのだろうなぁ、と改めて知らされる。
…はて、一体どこまで見られていたんだか。]
よォし、よし。
[髪を整える際は少し、此方も手を加えたか。
もっとも乱れを直すよりか、単に髪に触れるのが目的だったのだが。]
るぅかすくん、先に行っておいでェ。
おいちゃん服着るのぉ遅いからー。
[俄かに騒がしくなってきたホールを指して、へらへらり。]
[離れる直前、瞼に触れた。
彼の瞳の色は、今は何色に染まっていただろう。]
――綺麗だったよ。
[吐息のように低く告げ。]
――――っく、
……お、まえ……
[一際高い嬌声と同時、体内に吐き出された欲。
びゅくびゅくと吸い上げるように肉壁は戦慄く
締め上げた力だけでなく、彼の中に置いてきたものも
その絶頂を助けることになっていたとしたら、
それは予想以上に、開発も進んでいるということで
エナメル質で噛み砕いて甘い果汁を喉へ流すのも
ひどく愉しみだということに直結する]
は……、つめてぇ
ナカで啜ると余計に、つめてぇ
[きゅう、と窄まったそこに冷えた感触。
肉襞の破血も相まって、青年の大腿を汚したのは
純粋な白ではなく、薄ピンクだった
肉の胎動で、その冷えもすぐに熱に帯び始めるけど]
俺の顔見てもしょうもねぇだろう、
それに……
[青年の半びらいた口から指をどけさせる
赤に濡れたそれを、青年の腹に擦り付ける形となった
男の昂ぶりへと誘って、幹に触れさせる]
はっ………、ァ。
[ それに、
男が今すごく、愉悦で融けかかっている
これは、人に見られたくない顔だった。欲に浸ってくずれた表情。
眉根をぐっと寄せ、噛ませた轡で掠れる理性をどうにか保つ。
今の顔をこの青年に見られたら、抑えられそうにない]
俺の――…二番目にすきな、色になってる、
[赤は二番目に好きな色だ。
目隠しされた青年の頬は、厭という程その色で。
疼く奥を、尚も血流を覚える青年の竿を、
今の自分の表情よりも、どろどろに熔かしてしまいたい。]
あのな、さっきの話…聞いて。
可哀想だと思った、んだよ
[この青年を可愛いなどと思わなければ、
此処で感じたいと思わなかったのに。]
童貞捨てるより前に、処女を食われるのは、なぁ
[男として、最悪だろう?と。
膝を床にしっかりと落とし、刺激を求めて前後に揺れる]
……?
[自分の世話をされる姿は、そんなに面白いのだろうか?
微かに聞こえた笑い声に、にこやかな表情のまま首が傾ぐ。]
あぁ、何から何まで世話になるね。
[髪を直すのを手伝ってくれる、ひんやりとした指先に、微かな熱を蘇らせながら微笑んで]
そうかい?
ならお言葉に甘え、先に戻らせてもらうとしようかな。
あの長髪の青年とも、言葉を交わしておきたい。
[ちいちの指差す、ホールの方へ視線を向ける。
何が行われているのかはここからは窺い知れないが、確かに、だいぶ賑やかだ。]
では、ごきげんよう───
[一度頭から帽子を離し、一礼しようとしたところで、ひんやり下唇が、瞼に触れた。]
───。
[震える睫の向こう側にある色は、深紅のまま。]
キミも……。
妖艶な肢体、堪能させてもらった。
[掠めるようなキスをしてから、ひらりと身を翻し、階段を登ってゆく。]
ぇん、なひゃ、…はひ、 ぃ
[もはや啜られているみたいだった。
絡みつく内壁、それはずいぶんとこなれているように思えて。
熱い死神の中、窄まるそれに獣の鳴き声のような音が鳴った。
勿論喉から出たのだから、声の一種なのだろうが。
太腿も熱い。
熱い?自分の精がこんなに熱くなるとは思えなくて、まさか、と震える。伺おうにも、視界は遮られたまま。]
あつ…
[血すらも冷たい掌で、誘われるまま自らの腹に擦れる性器に恐る恐る触れた。
指先で形を確かめるように撫でて、少しずつ力を籠めて握り込み。]
みーなさん、こえ、 すごく、
…ゾクゾクする………
ね、顔、みたい。駄目?
[見えずとも想像はできる。
ぎゃんぎゃんと啼く自分とは違って、絞り出す悦の声。
異常だと自覚するときよりも強い、毒だった。
伺うのは、許しのない事はなるべくしたくないのと…
拒否する声が、聴きたいのかもしれない。]
っふふ、なってるん、だぁ…
[漸く言葉が戻ってきた。
嬉しそうに声音が弾んで。
今もぎちぎちと陰茎を絞る奥、自分が今無機物に犯される肉腫を擦れば、この人は如何啼くのか。
荒い呼吸序でに舌が、乾いたくちびるを舐める。]
さいあく、 ? ………ぅんっ…
あ、ぁ……、…… ミーナさぁ、ん、 も、俺、
[揺れた腰に煽られる。
なるべく言いつけどおりにしようとしていたのに、緩く腰が浮いた。
おとなしく降ろしていた片手を、縋るように死神に伸ばす。
男の昂ぶりを撫でる手は、舌で奉仕したことを良く学んで、上下に扱く最中に裏筋を掠らせた。]
ふ、ふ。
程ほどにしとぉきなァね。
[ホールで見かけた血みどろ新米魔法使いの顔を脳裏に過ぎらせ、含み笑い。
あれがルーカスに弄られたらどんな顔をするんだか多少見てみたい気もする。
と――魔法中年ヴァスパタインの数々の蛮行を未だ目にしていないのもあって、軽く構えて考えた。
間近の紅と触れる淡い熱量に、嗤う。]
、ふ。
ごきげんよぉ。
[流麗な背中にひらり、手を振って見送った。]
暇ンなったらまたおいでぇ。
その首、貰うからァさ。
[くっく。*]
(シーシャ頑張れ!!)
[無責任に応援する事にした]
っ……ぅー、
[気圧されて若干涙目になりつつ、新中古のそれに貴族らしいペンだこひとつない手が触れる。
触ること自体に抵抗はさしてないが、なによりも]
……きしょい。
[先っぽを撫でつつ、ぼそり]
はぅ…、…ドリ…――ッ
[頬を伝う涙を、綺麗だなと思いながら舌で舐め取る。]
あ…っ、あ…あああああッ
[肉杭に吸い付いて来るようなドリベルの胎内に、もうただ快楽を追いかけることしか出来なくなって。]
ニャアアアアアアアアアアアっ!!
[腹にドリベルの吐き出した熱を感じるのと。中でぎゅううううと強く絞り取られるのとほぼ同じく。
自分もドリベルの中へ欲望の白吐き出した。
精液だけでなく、血までもが絞られそうな快感に重なり倒れ込んだままハアハアと荒い息をつく。]
[まるで白魚のように染み一つない手が俺のモノに触れる。
先端をなぞるように撫でる指先を穢すこの背徳感は、
新雪に足跡を付ける感じに似ている。
―――……それだけで、俺は、俺は]
ひゃああああああああん!!
[ぶるるっと吐き出したのは新雪ではなく、白濁だった]
…っ、や、俺は問題ない、が。
お前…… が、
[随分早く散ったな、と皆までは言えず。
嗚悲しきかな、青年の“はじめて”のうち片方は、
ほんの一瞬で幕をおろしてしまった]
禁欲の末に、漸く穢れた感想は?
[強い刺激を前にして萎えることなど知らない肉棒を、
青年の掌と指に包み込まれて、ぞくりと震える。]
………っ
[子供が飛行機の模型を欲しがるような声で、
そんな興味と期待にあふれた声で、聞くなよ]
だ、めだ
……は、っ、 ……ぅ。いま、萎えられると、
俺が、たえ…られ、ない
[ぎゅう、と絞るように壁は縮む。
今の顔を見られたら困るのは
自分が恥ずかしいということだけではなくて、
初体験を迎えた青年が、落胆してしまうだろうという事で]
ああ。… にばんめ、に好きな……、い、ろ
[一番好きな色は、今塞いでしまっている
青年が二番がいいと望むなら、隠すまで
一番好きな色は、 ――――サミュエルの瞳の色だったから]
ん、んぅ、
[上下に揺れるには挿入の際の痺れのせいで腰が立たない
前後に摩擦するだけの、振動。足りない]
サム、突き上げ、 … っ
[空気が湿った音に似た声が、途中で途切れる。
下から動いてくれ、とはっきり望むにも羞恥の壁があった
青年の肩に置いた手を首裏に回し、腕を絡ませる。
視界を遮られた事で益々覚束なく思える指先が、
男の好きな部分、裏筋を辿って揺らせば先走りがあふれた]
ぅ、ぁ……っ
[喉がふるえる。]
ひぅっ
[いきなり暴発したものに、びくりと手を引っ込める。
手が汚れた。足も汚れた。ちょっと顔にも飛んだ。
くそう、泣きたい]
も、もういいだろ、早濡。
[若干びびりつつ腰が引けつつ、頬に飛んだ飛沫を拭う。
変態とは縁の薄い生活故、涙目のまま上目で様子を窺って]
[熱いそれをうけとめてばたり。暫くぼんやりとただ呼吸を繰り返していたがべちゃりと濡れて泡だらけな翼とからだにふふっと笑いをこぼして]
びちゃびちゃ....
[中もびちゃびちゃなのだが。少し動けば漏れ出すそれにぞくりと身を震わせて]
ミケ大丈夫?
[さっきの怪我もある。疲れてないかとその頭を撫でて]
ニャ…どりべるぅ〜
[中でビクビクと震えるままに、全てを放出し。
ドリベルの胎内が気持ちよくて。ずっとこのままでいたいなと想いながらも、]
びちゃびちゃニャ〜♪
[この状況に満足そうにしっぽを揺らし。]
ドリベル…、痛くなかったニャ?
[頭を撫でてくる手を気持ち良さそうに受け入れた。
体勢を立て直そうとすれば、ずるりとドリベルの蕾から肉杭が抜ける。]
[中からは白濁した液が、トロリと零れた。]
え、あ、…え、えと…
………。
[お恥ずかしながら、見っともなく絶頂しまた膨らんでいます、なんて言えるはずもなく。
もごもごと口ごもり。]
・・・・・・。
[むす、とでもしたかのように唇を少しだけとがらせて。
感想は言わないまま。
すり、と死神の身体に寄り、頬擦りする。]
ふ、 ごめぇん、取れちゃった。
[擦り寄ったのは熱を欲したのと、この為だ。
ずれたスカーフの下から、紫黒が薄く覗いて、口の端を吊り上げた。]
かわいー、よ
ミーナさん、
[閉じてちゃ勿体ない、と寄る。
男の体内で、冷たいにくが跳ねた。
叱咤されて仕込まれるのも良い、こうして蹂躙するも良い。
なるほど、これは楽しむ為にも抱こうとするもの。]
赤?
[二番目の色とは。
伏し目がちに見れば、至る場所に混ざる赤。
やっぱり裂けてた、無理するから。小言を呟いても今更だが。]
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