25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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― A棟廊下 ― 当然です。 セシルは……特別だから。
[特別。 種植え付けた人食花にとっても 消えた冬にとっても]
――――それじゃ。 私は主さまのもとへ
[短い挨拶。 ちらと自室を振り返って 未練断ち切る仕草、首を振る。 譜面を取って、法泉と合流する為歩き出した]
(763) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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個性にしては、並ぶと、化け物展覧会だと思ったことはないか?
というか、俺は実はヨアヒムを殺すな、と言った。
それは、もしかすると、奴が孕んでいる可能性もみたからだ。
本人は罪を犯しているが、
もし、そこに繁殖の結果がでたとして、
その子は罪を持っていると思うか?
門下生 一平太は、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 23時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 23時頃
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……わかりました。
[一つ、約束したのもあり 刷衛に似たようなことを言われて頷けなかった そのときとは違い、素直に頷く。 ……また一つ、約束が増えたなと…… 思いながら、笑みを浮かべた邦夜を見て頷いた]
ええ。ロビンと月瀬と。 それに本郷殿と高峰殿が止めたり諌めたりする形で
(764) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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―B棟廊下―
つか、前も肌蹴たままで、なんしよるん。
[盆は持ってくる時よりも、返す時の方が使った湯の分軽い。 その状態であれば、片手で盆を支え、もう片方を伸ばすのは容易い。
せめて前を合わそうと伸ばす手は、受け入れられるか否か。 拒否されたとしても、その時に触れるだろう肌に眉を潜める。]
やっぱ、虎鉄、異様に体温低い思うわ。
(765) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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……化け物博覧会などと……ギリアン殿に
頭突きされて、ザック殿のメスで切り裂かれますよ?
[何と言う言い草だと、叱るような声を出して
ただ、続く言葉には……まるまるとした豚狼
確かにその可能性はなくはないと]
…………
[理屈では、否だ。
けれど、感情がそうと答えることを許せなくて
青年は言葉が返せない]
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ああ、夜光。 そうか。やっぱりすれ違ってしまったか。 部屋に居ようかどうしようか迷ったんだが。
[夜光の傍へ歩み寄り、昨日と同じようにくしゃり、頭を撫でて]
……すまないね。
(766) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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[ロビンの言葉は友なれば、当然であろう。 けれどどこか疎ましく―― 感じる胸騒ぎも、黒い感情に覆われて。 去り行くその小さな背をぼうっと見続ける。
主にとって、唯一の花でありたい、と そう願うことは、けれど]
月瀬殿を花と迎えられるから、 ……私をお捨てになるのではなかったのですか?
[黄泉花は――迷い子は、 “主”が袖を握り、見上げる。 泣けぬ花なれば、涙は決してみせねども]
(@80) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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[沈黙に言葉を続ける。]
お前のやり方は、狼たるものを殺すためなら、そこら殲滅タイプだったかもしれん。
実際、酷い事態であるならば、それは仕方ないこととして認められているしな。
だが、すべてが死なずとも、狼ではない者が狼の子を孕むケース、逆に狼がそうでないものの子を孕むケースは経験しているだろう?
その後彼らがどうなってるかは?
[知っているか?ときいてから、]
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…おぼろ。
たとえ、許されぬ思いであろうとも、 これは夢。一夜限りの夢ならば…天も許してくれるでしょう。
わたしも、ずっと叶う日を…
[白いその手を、そっと伸ばし、同じ顔したその頬へと。]
(767) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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―大広間―
はい。 明之進より伝え聞きました。 イアン様が保証されるなら間違いないのでしょう。
[処断の太刀が怖くて一定距離より近づけない。 邦夜の方から来てくれて安堵した]
いいえ。どちらにともお聞きしませんでしたし。 天満月様には天満月様の御用もありましょうから。
[頭を撫でられ、庭の時とは別の意味で泣きたくなって顔を歪めた。 ゆるゆると首を振る]
(768) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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[無言でいたならば……言葉が続けられる。
……青年は何か、凄くいやな予感がして
動悸が激しくなりつつあるのを自覚する。]
……しり、ません………
[かろうじて、それだけ絞りだした。
これ以上、聞いてはいけない
そう思いながらも手が強張って
通信機器を外すことさえままならない]
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― 大広間 ―
……そうか、既に知っていたか。
[夜光の言葉にはコクリと頷いて ……邦夜がそちらにいき、話す様子に 二人に任せようと 自分は投票箱の傍に行き 投票用紙に何事かかきつけ…箱に落として
もし、投票が集まらないなら 後で屋敷の者を動員して 個々に今日の投票先を聞き出すよう 手配しなければと考えた]
(769) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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[頬流る 涙の川に 顔寄せて 憂いすべては 拭えなくとも
薄紅の唇そっと寄せ、ちろりと零れる雫を舐める。]
(770) 2010/08/06(Fri) 23時頃
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……っ
[肌蹴た胸元を指摘されると、視線を其処へ落として。 その折に、不意に手が伸びてくればびくと肩が揺れて、反射的にその手を弾いた。]
あ…、……
[ハッとして見上げる琥珀。 一瞬浮かべたのは申し訳無さそうな表情。]
悪い、…びっくりした。
―――…体温が、低い?
[微かに俯いて小さく呟くは謝罪。 そして眉を顰める華月の言葉に顔を上げると、虎鉄は不思議そうに首を傾いだ。]
(@81) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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[―――現ではなく、夢…その狭間。]
……夢であっても…
[――…叶うのならば。 月明りに浮かぶような白い手が頬に触れると 結われた髪が震えるように揺れる。 濡れた瞳は目の前の同じ顔から逸らせない。
おずおずと、同じように…手を伸ばし、届かぬ筈の月に触れる。]
(771) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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そうか。知らないか。
そう、知れば、また心痛めるものもいるしな。
今回、お前と俺を組ませたのは、そろそろお前も知っておくべきだからだろう。
復讐として、どれほど殺した?
それでも、まだ、終わらぬのだろう?
だったら、知れ。
そういう奴等は、管理センターで管理されている。
人狼病から起きる繁殖行動を抑えるために、虚勢や不妊と言った手術をするんだ。
結果、害の及ぶ人間ではなくなる、ただし、副作用として、身体のバランスが崩れ、さまざまな病気もちになたり、身体や顔のどこかを欠損していたりする。
共通するのは酷い顔だ。
記者 イアンは、顔が青ざめている
2010/08/06(Fri) 23時半頃
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―――……かす み…
[雫拭われ近い距離で呼ぶ名は、 幾度も白く穢した月の夜と同じく、 欲をなんとか押し殺した艶めいた響き]
(772) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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[触れた手は、 白い頬をすべり首へと絡め引き寄せるように
霞む月の姿を とらえた。]
(773) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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>>@83
明… さっき言ったはずだ。 俺はお前の花主ではない。 だから、捨てるも何もない。
お前の主は他にいる。 でも見えないなら、俺がそこにいよう。
(774) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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……ん?どうした?
[顔をゆがめ、首を横に振るのにきょとんとして。こういうとき、どうすればいいのか良く分からない。]
……怖い、か?
[困った顔でそっと抱き寄せて]
(775) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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――……それは
[耳を塞ぎたい。けれどできない。
出来ないままに言葉が流し込まれて。
言葉の意味を理解したくないと、一度強く頭をふった]
―――………っ
[去勢と不妊][それ以外は獣の遺伝子を持つ]
[100年前はそうではなく排除だったではないか]
[―――………どうして]
[言葉は紡げず、ただ、通信機の先で
青ざめた青年は床を凝視してた]
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―B棟廊下―
此処んところ手弾かれてばっかりや。
[片手が盆でふさがっていれば擦れず。 ロビンにそうされた時と同じよう、チロリと舌で赤に染まった場所を舐めた。情事の後なれば、その仕草は艶めいてしまう。]
……びっくり、しただけやろか?
[常はスキンシップを拒まない虎鉄の言葉に、その仕草に見える色が原因ではないか?と、答えを求める訳でなく言葉裏で問いかけて]
添い寝したろか、思う程、冷たいん。 自分じゃ気がつかん?
[困った風な色を苔色に乗せて、苔色は傾ぐ顔色を伺った。]
(776) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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― 本邸 ― [去る背に感じる視線。 ひとつ溜息 向かう先で譜面を手に入れ、法泉を探す]
……どちらに居られるや 主さまは。
[眼鏡の位置を指先でついと直しながら きょろきょろと]
(777) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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[通って来た道が変えた強い手に絡め取られ、 その胸元へ身を寄せる。
触れ合えば衣越しに伝わる鼓動は早拍子。 震えていると気取られてしまうか。 ]
(778) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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ああ、漸く… [囁く声は、艶帯びて。]
(779) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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羽織をありがとうございました。
[返さなければと手を肩に。 脱ごうとしながら、忍び寄る不安に一度小さく震える]
……はい。 独りであるということが、怖くて。
[そっと抱き寄せられた。 肩から手を離すと自分からも邦夜に身を寄せる]
天満月様の羽織は温かくて。 私は。許されるなら、もっと。この温もりを…
[感じていたいと肌近くで囁いた]
(780) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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……腹が空いた
[種植え付けた身が
本能的に血肉を求めている。
きょろきょろと
獲物を探すような視線]
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他に、とは――。 それは誰なのです……
[>>774 主であることを否定され、他にいる、といわれれば、 やはり沈んだ表情をするのだけれど。 見えない、という言葉にはふと身を震わせた―― 使用人たちの己に対する態度が過ぎる]
――あと、あの……ひとつ お詫びせねばならぬことがあるのです。 先だっての折り、少し混乱して “前の主様”のなされたことを…… 主様のなされたように、言ってしまったか、と。
[――己の道塞ぐ天の火を望んだ、と、 そのように告げた言葉を思い出して、いまだその袖を掴んだまま見上げる]
(@82) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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記者 イアンは、邦夜と夜光の様子に気付くと静かに大広間を後にする
2010/08/06(Fri) 23時半頃
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……、…
[赤くなった手。 それを見詰める琥珀はやはり申し訳なさそうに。 しかし、ちろと舌でひと舐めする姿には少しばかり琥珀が丸くなった後、ぱっと視線を逸らした。 続く言葉の意味は、皆まで言われなくてもわかる。]
今のは、ホントびっくりしただけだから…。
でも……ごめ…ん、聞くつもりじゃ…なかった…。
[問いかけには否定を返すものの、それとは別に謝罪をひとつ。 素直に、情事を聞いてしまったと伝えた。]
冷たいって…、汗かいたからじゃねえの? …そんな冷たいかな、俺……。
[シャツの前を止め終えて、己の手を触ってみるもよくわからないといった様子。]
(@83) 2010/08/06(Fri) 23時半頃
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