54 CERが降り続く戦場
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[状況を見届けると、気を失ったエルダーロードに近づく。 彼女を囲むように魔方陣を描いた。]
封印《sello》の魔方陣。
と言っても、彼女そのものを封印するわけじゃなく 少し魔方陣から出られなくなるだけ。
……。
[徐に何かを書き足し始めた]
……一応、治癒《scure》も。
(926) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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[ポーチュラカのすぐ側に膝をつき、そっとその背を庇うように腕を伸ばす。 暫し心配げに顔色を見ていたが、呑気な声>>922が聞こえると眉を寄せて]
随分楽しそーだな、若作り野郎。 ……救急箱、ね。それで間に合えばいーけど。
[視界の端で黒髪の少年が居た方向を見れば、陽が近くに居るのが見えたか]
(927) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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ドナルドは、セシル達の様子に少し気抜けたため息を漏らすとどうしたもんだか、と気絶したエルダーロードに近づいていく。
2011/06/04(Sat) 21時半頃
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花子が降らさなくても、《雨》はすぐ来るんじゃね? にしても……ボロッボロだな…うちのガッコ。
[《雨》は闇の香りに誘われてきっとまた訪れる。 手に持っていた武器を口元に寄せれば、それはまたパスケースへと姿を変えた。 そのままジャージのポケットにパスケースを戻すと腕を組んだ。]
…………要塞もボロボロだし。 あーあー。 ……立てる?みなみ? やってないけど、オマエの勝ち。今はそれでいいじゃん。
[手当てします、なんて声に振り返りつつ。 特に何もしてない自分は手伝いぐらいしかできないか。 狼の後について近づけば手を差し出した。 それから、気絶した幼馴染もとりあえず運ぶのを手伝うつもりだった。]
(928) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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(そう、無事でよかったわ。)
[ほっとしたように、陽を見つめて、傷を見てはその傷口に舌を這わせた。]
ガウッ!(星流、運ぼう!)
[星流に向けて、そう吠えた。]
(929) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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[>>863 場を収めるための提案は、エルダーロードの背後に忍び寄った同胞にあっさり却下された。]
――は。相変わらず単細胞め。 仮に超上位種《エルダーロード》を倒す程の強大な力を発せれば セカイのバランスなどあっという間に崩れてしまうだろう。
[吐き捨てるように呟く**]
(930) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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あん? おっさんの力で一件落着ってトコじゃねえ?
[いかにも適当な口調でアルフレッドへと返すと 《Rebirth》と契約を交わした《Front》の男をはじめてちゃんと見る。 軍人が辿りつくよりも先、魔女が>>926封印の陣を描いていた。]
……優しいトコもあんじゃねえか。
[追加される陣に少し意外そうに魔女を見る。]
…これからどうすっかが問題だけどよ。
[見上げる。雨が降りそうだ。]
(931) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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[続けての問いにも]
命はバランスで成り立っている。
増え過ぎても減り過ぎても命の輪は途絶える。
判り易く言えば人間が増え過ぎて自然の理を崩している。
それを元に戻すにはある程度人間の数を減らし、人間が自然を大切にする気持ちを生みだすよう、恐怖と混乱を与えなければいけない。
その役目を担ってるのがお前さんだ。
ま、ピンとこないだろうがな。
だからお前さんが力を操れるようになった時、
人間が悪いと思えば思う存分その力を人間や文明に奮えばいい。
そう言う事だ。
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え…えーと…… おま、誰?
[>>922近寄る学生服の男に見覚えはなく]
あ、治療 ? あんがと… じゃ、こっちの先輩、たのむ ?
俺は、へーきだから… っと、
[立ち上がろうとして、足元がふらついた。]
(932) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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テッドは、ヤニクとは初対面だ。
2011/06/04(Sat) 21時半頃
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おや、おかえりなさい。 丁度事態が落ち着いたところですよ。
[先ほど忽然と消えた男性>>924に簡単に説明しながら、修道女の言葉>>927に]
無いよりはマシでしょう?
[そう軽口をたたく。 しかし、魔女が魔法陣を描くのを目の当たりにして]
…まぁ、そうなりますよね。
[呑気にくすくすと笑った。 ちなみに、救急箱を持ってきたは良いが、中身がちゃんとはいっているかどうかも確認はしていない。 救急箱は接近するための単なる口実だったので、中身はどうでもよかった]
(933) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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ただし、人間を守りたいと思ったら…俺と戦え。
[もう一度繰り返す言葉は、その時が来れば究極の選択になるかもしれなかった。
だがどちらを選んでも、最終的には戦う事になるだろうとも予測している。
天狼は自然の理を守る為に力を奮う。
反して獣は、自然の理ごと破滅させる為だけに存在するのだから]
テッドは、ドナルドの様子を遠目に見た。
2011/06/04(Sat) 21時半頃
[ 自分の言葉の後、心の裡だけで呟く。]
それ(バランスの崩壊)こそが俺の目的では、あるが。
[そうして、陽達を再び見つめて]
人間は…憎いわ。憎いけれど、優しい人もいるもの。
牙を剥いたり、滅ぼしたりなんかしないわ。
私は知ってるもの。憎しみで誰かを傷つけると、それは連鎖するもの。
[だから、自分は憎しみで誰かを傷つけない。
そう言いながらも、ただ某然と。]
それでも、それが運命ならば、森を仲間達を守るために必要なら…例えば彼の力で森が滅びるなら、あーちゃんが悲しんでも…。
[思考は自らの使命に重なって。]
ヤニクは、テッドに、「あ、はじめまして」と軽く挨拶などしつつ。
2011/06/04(Sat) 21時半頃
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私は気まぐれで生かすし、気まぐれで殺すわ。
[軍人の言葉に飄々と返し、]
そうね……彼女が目を覚まして、またこの星を潰す為に戦うというのなら、繰り返しが起こるだけ―――
打開策はないかしら、ね。
(934) 2011/06/04(Sat) 21時半頃
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バランス…?人間が増え過ぎたせいで、世界のバランスが壊れてるの?
[少しばかり分かりやすい答えが出れば、納得して]
それなら、話は簡単ね。つまり…
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君も平気には見えませんよ?
[少年は強がってはいる>>932が、とても大丈夫そうには見えない]
とりあえず、むこうの彼の治療、ですね?
[魔女の魔法陣があれば、手当ても必要ないだろうと思いながらも、狼少女(ヤニクからすれば少女のようなモノだ)と、先ほどから彼女が「セシル」と呼んでいる少年が彼を運んでくる>>928>>929]
お二人とも、彼はとりあえずこちらへ。
[魔女が魔法陣の使用を許可するかわからなかったので、とりあえずすぐ近くまで誘導しつつ、救急箱を開けた]
…えーっと…とりあえず、なにか薬を塗って包帯でも巻いておけばいいですよね?
[そう言ってヤニクが取り出したチューブには、『かゆみ止め』とかかれていた]
(935) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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ハハ… 俺、なーんもできてねえけど、なあ。 今は、いっか…。
あんがと、星流、ホリー。 ――いっ …!
[>>929傷を舐められて、びきーんと身体が強張った。 しみる。]
あ、ありがと、よ……! せんぱい、あっち、はこぼうぜ… !
[涙目で笑いかけ、要塞を見て]
うっわ……
[初めてその惨状に気付いた。]
(936) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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[天狼に掛けた声に反応したには]
なかなか面白い見物だな。
まぁ何とかなるだろうさ。
ああ、連中の前にいきなり獣の存在を見られるとまずいかい?
俺としてはどちらでも構わんがな。
[何処までも気紛れで真意を掴めるような発言はしない。
最も最終的に獣は破滅を与えるだけなのだから、そこに至る幾筋もの道を気ままに辿っているだけだ]
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[>>927背に触れる手があたたかい。 詰まって乱れた息が零れ落ちる。
膝まで届くほどの金の髪に縁取られた貌は 白く白く、蒼白と謂っていい。]
…ごめん、なさい
だいじょう ぶ。
[座り込んだまま 自分の手を見る。震えていた。 貌を、あの闇の中心へと向ける。
――こわい。近づけない]
(937) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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私が守りたい人を攻撃するなら、その時は戦うわ。
[その声に静かに反応しつつも、どこか、懐かしい、優しい。
どちらと答えればいいかわからないが、戦いたくはないと、本能的に感じる。]
だからお願い…私が守りたい人は壊さないで。
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[青年に促されたような気がして>>935 くるくると長い鍵で魔方陣を描く。]
これは私の魔力で回復するものだから、 無尽蔵にあるとは思わないでね。
[そう釘をさしつつ連れてこられた少年は中に入れてやるだろう]
(938) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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いや、純粋な獣《ベースティア》はいない。
いるのは俺よりもっと心優しい狼だ。
最も人間共には俺と大差ないだろうな。
破壊と混乱と混沌を与えると言う意味では。
どっちみち人間には倒すべき相手とみるだろうな。
[キン、とグラスの淵を叩けば、水鏡が揺れて映像が途切れる]
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ないよりマシ、ね……
[若作り男の主張>>933をじと目で見る。 ……やっぱりアテにならなさそうだった>>935]
……どいてろ。そーゆーのは聖職者《あたし》の専門だ。 ある程度なら治療してやんよ。
(939) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/06/04(Sat) 22時頃
ツェツィーリヤは、魔女が治癒を受け持つなら、自分はポーチュラカの側に。
2011/06/04(Sat) 22時頃
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……もうちっと可愛い反応があってもいいのによ。
[魔女の言葉に勿体ねえ、と長いため息が零れる。 陣の中で気を失う女の姿は一見他の人間と変わりない。 ―――…その変わった装束を除けば。]
そんな悠長に繰り返してられんのかね。
[誰かに見られた気がして隻眼が其方を向く。 そこに居るのはアキラと名乗った少年だ。 けれども軍人が見据えるのは闇を発して倒れた少年の姿。]
………闇、晴れそうにないな。
[今の状況は軍人よりもよっぽど博識な知人>>930が 危惧していた状況にとても近いのではないだろうか。 それでも軍人の口調は天気でも呟くかのように あっけらかんとしたものだった。]
(940) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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[ドナルドの言葉には首を傾げて要塞の惨状を目の当たりにして]
うおっ!?WEST-VIRGINIAがこんな……。 過去の実験でもこんな有様になったことなんてないのに。
[唖然としながら、辺りの様子を見ている。 今は右のわき腹を押さえながら立っている。]
ところで、エルダーロードとやらは?
(941) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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[静かに、だがはっきりと告げられたには満足げに笑う]
そうだ。
人間が自然を畏れ、敬うようになればまた緑の森や青い湖、温かな木漏れ日が戻って来る。
お前さんはその為に力を奮うんだな。
[獣は理性があるが故に気紛れだった。力を持つ者を成長させて、それを見届けてから屠る事もしばしばあった。
天狼や、柊に言葉を掛けた事もそれ故かは判らない]
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[体内の陽《ヒ》は覚醒めた。 もはや、燃やさなくとも少しずつ、少年の命を種火として削ってゆく。
少しずつ、少しずつ。
今は、誰も気づかぬ速度で――]
(942) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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[情を持つ人間がいるのか、揺れるには]
その時は、全力で俺に牙を剥け。
[手を出さないとは約束しない。少なくとも今はまだ、気紛れな獣は約束する気はなかった]
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……謝るなよ。
[ポーチュラカの震える手。視線。 それらを確認して、自らの枷に視線を落とす。 肩を抱く手を一度離し、ぽんぽんと撫でるように叩いてやった]
無理はすんな。辛いなら、どこかで休もう。 いざとなりゃ、あの酒場のおっちゃんが場所貸してくれんだろ。
(943) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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おいおい、アレ… 要塞、何があったよ!? 煙あがってんじゃん、 中にいた、みんなは …!
[手近にいる狼に問いかける辺り、だいぶ疲れている。 獣の毛をふさふさしながらおろおろ。]
(944) 2011/06/04(Sat) 22時頃
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