30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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助けを求めるなら、手は貸そう。 おそらくは、お前を《壊したくない》と願ったドナルドの為にも。
[ペンだこの目立つ手を差し出し]
けれど、それでも《壊れたい》と願うなら、私は止めん。 壊れて、ドナルドと同じ場所に行った時、ドナルドがどう思うかは識らんがな。
[選択を迫る。]
(54) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[セシルの視線が凌辱される以上の凄まじい快感と甘い絶望を生んだように。 今は敬愛する人に堕落した自分を見詰められる被虐に酔う。 ベネットが腕を首に回して来ると、両手を頬から背に移動させて自分より背の高い身体を抱き止める。 制止されない限り、このままディーンの目の前で悦楽に蕩けたベネットと交わっただろう。]
(55) 2010/09/09(Thu) 10時頃
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[両腕を回し、口接けに夢中になりながら。 その背に向けられたディーンの啓示に、ぴたりと動きが止まる。
銀糸を引きながら顔だけを差し出された手へと向けて]
でも……ドナルドが、最期に選んだのは。 僕じゃなくて、ロビンで……だから……。
[迫られる選択。 選べずに、いやいやをするように首を振った]
(56) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[案外に、壊れて共にあることをドナルドは望むのかもしれないが。 あいにく、ディーンは眠る者の聲は聴く事はできない。
ただ、壊したくないと願った相手が、結果壊れてしまったなら、いっそのこと己が壊してしまえば佳かったと、自身なら思うだろうと。
それは、壊されることを願うサイラスが、自身以外にそれを望むのを厭ったこと。 そして、今、ラルフを壊したくないと願うこととに重なる感情。
また、壊れてでも逢いたいという想いも。 起きて待っていて欲しいという気持ちも。
――……このとき、ディーンが目指す先は決まった。]
(57) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[ディーンが差し出すペンだこに覆われた――常の如き導きの手。
その手と言葉でいくらか正気を取り戻してしまったベネットを抱き締め、お気に入りの玩具(オモチャ)を取り上げられまいとする子どものようにディーンを睨んだ。]
(58) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ベネットは、ロビンの腕に抱きしめられれば、薔薇の香気に眸は虚ろな硝子球へと戻り始めて。
2010/09/09(Thu) 10時半頃
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おそらくだが、ドナルドが最後に選んだのはお前だよ。 お前以外なら誰でも佳かったような気がする。 お前を傷つけたくない一心ではないのか、今の現状は。
はっきりとは判らないが、朧気にな……――― こういうと、ロビンには申し訳ないのだがね。
[いやいやをするように首をふるベネットに諭すように謂う。 睨むロビンには肩を竦め。] そのまま、壊れてでも逢いに行きたいというなら止めない。 だが、私なら、起きて《正気》で待っていて欲しいと願う。
お前が願うなら ――……ドナルドを起こしにいってやる。
此方側で逢いたいのならば、蒼薔薇《薔薇園の老木》を引き抜き燃やせ。
(59) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[虚ろな硝子球のまま、ディーンを見詰めて]
……逢いたい。 ドナルドに、逢いたい……。
(60) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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残念ながら、私には人を玩具にしたいという気だけは共感できないのでな。 申し訳ないが、どのみちロビンには道連れになってもらおう。
[蒼薔薇の呪い受けた身故に、それに直接害をなすことはできない。 正気で逢いたいのなら、蒼薔薇を排除せよと告げる。 それは、すなわち己とロビンが、眠りの世界へと行くことを示すが。]
ロビン……――― 納得がいかないなら、私がお前を《壊そう》。
[差し出す救いの手は、ロビンにも向ける。 ただ、その裏にあるのは、ラルフを危険に陥れたくないというものであったのだけれど。]
(61) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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[追い詰められた幼獣が毛を逆立てるように、ぴりぴりと怒りの気を纏う。]
ディーン! あなたは、正気なの?! そんなことをしたら、あなたも僕も、ただではすまなくなるんだよ?
[薔薇の香気では絡め取れないがゆえに、純粋な体格差では相手には敵わない。 彼の企てをどうやっても止められないのだ、と知り、悔しさに奥歯を噛み締めた。]
(62) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ロビンは、ディーンの所為で罠から抜け出しつつあるベネットを見遣り、ちっと舌打ちした。
2010/09/09(Thu) 10時半頃
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ディーン……。僕は此処で。ドナルドに、もう一度逢いたい。
[薔薇の香りに塗り潰されそうになりながらも、 僅かに残った心が、願いを口にする。
主の如き導き手の彼へと。 弱々しくも、縋るように手を差し出した]
(63) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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壊してなんか――
[少女めいた瞳に、じわりと大粒の涙が浮かぶ。]
壊すとか壊されるとか、くだらない。 僕が欲しいのは……
(64) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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尻を引っぱたいてでも、起こしてきてやる。 だから、壊れたいなどと謂うな。 ドナルドが護ったものを、大事にしろ。
[見詰めてくる硝子球のような深い翠に、くっと唇の端を持ち上げて見せ、差し出される手を力強く握りしめた。]
(65) 2010/09/09(Thu) 10時半頃
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まぁ、唯ですまないのは判っているがね。 何が大事か、ということだろう。
故に、道連れにするお前に悪いという気はある。 壊し壊されるのが望みでないなら、お前は何を望む?
[ベネットと引き上げながら、少女めいた貌の泣き出しそうな後輩に問いを向けた。]
(66) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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[差し出された救いの手は、「優しさ」という名の拷問。]
あなたに僕の欲しいものが分かるの?! 僕がずっと何を考えていたか知ってるの?
僕が本当のあなたを知らないように、あなたも僕を知らずにいたじゃあないか。 それでなんで、今更……
[歳相応の、或いはもっと幼い子どもの顔で、涙をぼろぼろと零した。]
(67) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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ロビンは、顔をくしゃくしゃに歪め、しゃくり上げた。
2010/09/09(Thu) 11時頃
ディーンは、ロビンに「判らないから、今聴いている」と、慈愛に満ちた聲で再度問いをかけた。
2010/09/09(Thu) 11時頃
ディーンは、ベネットの、手は握ったまま離さずに。
2010/09/09(Thu) 11時頃
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[差し出した手を握るその力強さに、こくりと一つ頷いた。
まだ腰から下は力の入らない状態だけれど、 昏々と眠るドナルドの唇に口接けて]
……僕は、もう一度君に逢いたい。 だから……待っていて。
君を縛る蒼薔薇から、君を助けるから。
[ぎゅっと抱きしめた後、二人に背を向け階段を下りていく。 目指す先は、全ての始まり――蒼薔薇の木の下へ]
(68) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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[彼の世界は、薔薇の香気に囚われて、ずっと心に秘めていた願望を現実のものとされた時にもう壊れてしまった。 壊れて、新しく生まれたばかりの彼には、ディーンの「優しさ」はひりひりと痛くて……堪らなくて……]
(69) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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ディーンは、ベネットが、もう大丈夫であるようなら、送り出すように手を離した。
2010/09/09(Thu) 11時頃
ベネットは、ディーンにもう大丈夫だからと告げて、微笑む。導く手が示す道標へ向かうために。
2010/09/09(Thu) 11時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 11時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/09/09(Thu) 11時頃
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……痛いのが気持ち良い、って分かる?
[涙に濡れた顔を挙げ、大きな瞳を見開いて、ディーンを見詰める。 告解は露悪の高揚を生む。 どうしようもなく淫らで恥知らずで貪欲な自分の内側を、敬愛する人の目の前で暴いていく快感を……]
誰かに犯されたい。 拘束されて、鞭打たれて、 自分の意志なんか無くなるほど酷い目にあわされて。 蔑まれて、犬みたいに扱われたい。
――そんなふうにずっとずっと思ってた。
(70) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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[動き出したベネットの背を見送ると、改めてロビンに向き直る。 《優しさ》が痛いのだとは識らないまま、ベネットに差し出していた手を、今度はロビンに向け。その形の佳い頭をクリクリと撫でる。]
今更なのは許して欲しい。 私は、神ではないので、この手で護ろうと思うものや 識りたいと思うものの範囲はどうしても狭くなる。
それでも、今、ロビンを識りたいと思っている。
何を思って、泣いているんだ?
[あいた片手で、ロビンの眦から零れる雫をすくった。]
(71) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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ディーンは、じっと、ロビンが語る言葉を聴く。紫は刹那だけ揺れた後は、微動だにせず。
2010/09/09(Thu) 11時頃
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勿論、そんなの単なる妄想だって分かってる。 現実はそんなふうに甘く無いって。 殺されたり、取り返しのつかない怪我をしたり――もっと酷いことになったりするかもって。
だから、ずっと誰にも言わなかった。 大人になって、誰か弁えた人とそういうのを共有できるまで待とうって……
自分の欲望を制御できない愚か者と違って、僕は賢いんだ、って。 自分の人生を無駄にしないって。
そう、思ってた。
(72) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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[幼子にするように頭を撫でるディーンの手に、俯いて泣き濡れた顔を伏せる。]
……今思うとすっごく馬鹿みたいだ。
(73) 2010/09/09(Thu) 11時頃
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─ 医務室 ─
[陽光射し込む白い医務室は、眠りの静寂に包まれ、時間が止まったかのようだ。ふと、窓の外の景色に視線を移し、]
昼間に医務室に来るのは、久しぶりだよ。 此処1年半以上、具合が悪くても来ないようにしてた。
[医務室の鉄パイプのベッドの上。生徒達のはしゃぎ声を聴きながら、纏いつく影におびえ、身を強ばらせる日々を思い出す。 何時、他の寮生が扉を開けるかもしれない、何時連れ出されて襲われるかもしれない自室とは異なり、保険医の見守る医務室での眠りは、あの頃のラルフにとっては救いだった。眠りが苦痛になったのは、眠りに逃避を求める自分を厭うようになってからか。それとも、もっと最近の事なのかよく分からない。]
──…… 眠りに囚われなければ、 此処は安全な場所のはず。
と、ドナルドを探してくる。 トニーにユーリィの事も伝えなきゃだし。
(74) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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ラルフは、寮の廊下をドナルドかトニーの姿を探して歩きはじめるけれど──二人には会えない。
2010/09/09(Thu) 11時半頃
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― 廊下 ―
[力の入らない身体を奮起させながら、蒼薔薇の元へと向かう途中、 誰かの嘆きを訊いた様な気がして足を止める]
ドナルド……? ドナルド、君なんだね……?
[届かないと歯がゆさに嘆くその声を虚空に訊いて、少年はッ優しく笑んだ]
大丈夫だよ。 すぐに助けるから……。君を縛る薔薇の呪いも、なにもかも。 すべて終わりにするから。
[夢を見続ける彼に、この声が届くのか判らない。 それでも言葉にせずにはいられなくて、唇は彼への言葉を紡ぐ]
(75) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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倒れた夜。 ディーンに医務室に運んでもらったでしょう。
僕、あそこでサイラスに抱かれた。
[ぽつり零す、自分を切りつける言葉の刃。]
(76) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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いや、お前は賢いよ。
[痛むを好むと識って尚、ロビンの頭を撫でる手は穏やかに。 少年と謂えども、もう青年に近いディーンは、大人に近いからか。 それとも、芽生える感情は、兄としての側面が強いのか。]
佳く、今まで我慢したな。佳い子だ。
[慈愛満ちて微笑むものの、けれど識って尚、結論は変わらない。]
賢いお前なら、判るだろう? 今まで我慢していたように、我慢をするのは、他者に迷惑が掛かるからだ。そういう気質の無いものが、それを強要される辛さは、お前が一番知っている筈だな。
だから、一度、死《眠る》と佳い。 死ぬ《眠る》ほどの痛み、感じさせてやる。 蔑むことは、難しいが、許せ。
[仮初の死――眠りをロビンに与えようと。]
(77) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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……ううん、違うな。 「サイラスに犯してもらった」。
僕が彼にそうしてって頼んだ。
(78) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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サイラス……か。
[ロビンから聴こえた名に、少しむっつりと眉を寄せ]
ロビンを頼むといったのは、そういう心算ではなかったのだが。 嗚呼、だが、しかし、判ってやっていたのなら、 アレも今の私もそう変わらないか。
[いつか、サイラスも裡で思っていたらしいことを、ディーンは今思い、独り語とのように零した。]
(79) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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─ 廊下 ─
[廊下を歩く自分の足音だけがやけに響く。 ラルフがロビンの部屋を訪ねたのは勿論、トニーがロビンと共に部屋に居るかもしれないと考えた所為だった。鍵の掛かっていなかったその部屋は、薔薇の香が充満していて、日頃のロビンの印象とはかけ離れた荒廃した気配を漂わせている。 一つしか無い寝台の上には昏々と眠り続けるトニーの姿>>7。]
──…トニーも、 遅かったか。
[瞬き、それ以上は何も言えない。血が引くような心地がして、立ちくらみそうになるけど。尚更、別の誰かを探して知らせなくてはと、部屋の外に出る。]
(80) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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ラルフは、ロビンの部屋を出て角を曲がった所で、空に向かって「ドナルド」と名を呼んでいるベネットを見付けた。
2010/09/09(Thu) 11時半頃
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[穏やかに望みのものを与えようとするディーン。 頭に置かれた手。慈愛に満ちた笑みを見ると、辛くて、嬉しくて、どうしていいか分からなくなる。]
出来ないよ、ディーン。 あなたはきっとそんなこと出来ないよ。
[ゆるゆると首を振る。 あなたにそんなことをさせたくない――とは、言えず。他の者は虜にしても悔いないだろうに。]
(81) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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…ベネット。 ねえ、ちょうど良かった。 ドナルドを探してるんだ。彼は、何処に? それから、……君は何処へ向かう心算なのか、な。
[ラルフには聴こえない声を聴いているとは分からない故に、ベネットも憑かれているのかもしれないと、最後の箇所は、用心深く声の調子を落とすようにして尋ねた。]
(82) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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……ラルフ。
[ゆっくりと振り向き、ラルフの銀灰へと翠を向ける]
中庭の、蒼薔薇の元へ。 ドナルドを取り戻す為に。
(83) 2010/09/09(Thu) 11時半頃
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