54 CERが降り続く戦場
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おちつ…
そう
そうね うん、ありがとう、ミスティア
[確かに彼女のいう事に一理があるわ。
息を整えるような間をおいた、けれど、]
/*
問題は誰に喧嘩を売りにくるかですね。
真っ先に喧嘩を売るのは半狼の気もしますが…。
ラスボスは頑張って半狼噛んでそっちにまかせ…>それだ!!!!
ああっ!ロビーくん!
[柊先輩に今度はロビーくんが向かっていっちゃったわ!?
危ないわ、危ない――…!]
/*
半狼らすぼす>それだ!!
尚更半狼を見極めないと…。
ドナルドだとラスボスが2人になるwww
/*
まあ後でちょっと俺、ドナルドと絡んでみるわ。うん。
真理の鍵《クラーウィス・ウェリターティス》も破壊したいし。
/*
ドナルドが私に噛まれたそうです。
これあれかな、半狼で、ラスボス2人かしら?www
本当に見極め大事!ラスボスやってもらうなら、早いうちに赤に参戦してもらわねば!
/*
じゃあドナドナはディーンにおまかせするわ。
一応、今日の方針的には、喧嘩売ってきたやつを噛む方向で把握していいかしら?
/*
喧嘩売ってきた奴を噛む、でいーんじゃないでしょうか。
吊りがどうなるかにもよりますが。
/*
うっうっうっ。
自分だけ変なとこに行っててごめんなさい。
後半途中までにはイクスペリヤから戻って来ますので。
/*
ですね。
とりあえず、私も喧嘩売られたら全力で行きますね。
/*
むしろそれを口実にピッパに喧嘩をふっかけてもらえるんじゃないかと!
早く戻ってきてね、オジサマ♥
/*
お二方も、健康大事に!
私はお先に失礼します。
喧嘩売られたからだ噛んだ挙句、錬金とか賞金稼ぎは酷いですがね。
ではお休みなさいー。
/*
おやすみなさーい。むりせず。
健康大事。
錬金術師の居場所がわからないのがネックですね
案外ネルかもしれない
/*
無理矢理酷い事をしてお休みなさいませ。
健康お大事に。
…は…
[とてもとても、安心した声がもれた。]
ねるるんちゃん…
ロビーくん…
どうか、無事で
無事で居て。
[姫抱きにされたときには、きゃあっ?!という声がもれていたかもしれない。
それにしても]
……
私は、弱いなあ…
[ぽつりと呟く]
ポーチュラカちゃんに、頑張るって言ったのにね
イリヤくんに、私の道を行くって言ったのにね
…
あっ
ご、ごめんね!
こんな
こんな………
ううう…
[ もう、意味不明なうめき声しか出せないわ…。]
アリス…。
[弱音を吐く彼女に、そっと優しく手を差し出すように、彼女の名を呼ぶ]
…私も…気の遠くなるような長い歳月の中、何度かは今みたいなことがあって…その度に、私は無力だなぁ、って思った。
でも…それでも、私はヤニクを助けることはできる。
なら、出来ることを…役目を精一杯果たそうって…そう考えるの。
アリス…弱音を吐いても、迷ってもいい…泣いてもいいの。
だって、貴女たちはそのあとに、もう一度歩き出す強さを持っているから。
…私はソレを『知っている』から。
[迷っているとき、優しい声が聞こえたの。
手を差し出されるような優しい優しいそれは、まるで聖母のよう。―― 彼女が全ての記憶を内包しているというのなら… この世界の辛い事、苦しい事、私なんかよりもっともっと、知ってるんだろうな。 そんな人の言葉が、胸にしみないはずはないわ。]
ミスティア…
[声がふるえた。少しだけ、泣きそうに。]
ありがとう
―― ありがとう
ありがとう、ミスティア…
[泣き出す一歩手前のような声で、私は何度も何度も、彼女にお礼を伝える。この気持ちは彼女にちゃんと届いただろうか?]
ヤニクさんだけじゃないわ
ミスティアは私も助けてくれた
[差し出された手 柔らかな気持ち
それを握り返したい気持ちで、いっぱい。]
ミスティアも困ったら、言ってね
弱音、はいてね
ミスティアの事も、私、助けたい
アリス…うん、ありがとう。
そうさせてもらうわね。
[アリスの申し出に、やわらかく答える…と]
―――…ふん、…キミが弱音?
そんな性質でもないだろう…知っているか?
ヒトはソレを、猫かぶり、と言うそうだぞ、『記憶の雫<メモリア>』。
[不意に、横柄な男の声が聞こえてくる]
…!?
ヤニク、貴方起きて…!?
―――あぁ、まだ表に出られるほどじゃあないが…。
…ずっと盗み聞きしてたの? 趣味が悪いわね。
―――なに、過ぎたことの全てを紐解いて眺められるキミほどじゃあないさ。
あら、私は現実の全てを見られる、ってだけよ?
ヒトの無防備な『夢』を食い物にしてる貴方には負けるわ。
―――ふん…。
…ふん。
……ヤニク。
―――なんだ?
…名前、ありがとう。良い名前ね、ミスティア、って。
―――ヒトが眠っている間に掬ったのか…やはり、キミのほうが趣味が悪い…。
…どういたしまして、だ。
[アリスそっちのけで、そんな会話をしていた。
遠慮のない物言いは、お互いが『自分』だから出来ることなのかもしれない]
―――それはそうと…。
アリス…ホリーをとめることができなかった。
…すまない。
[珍しく真面目な調子で、ヤニクが謝罪する]
―――さて、ミスティア。
私は一刻も早い目覚めに向けて、もう少し眠る。
…二度寝、というやつだな。
その間、キミに私の力の一部を預けよう。
何かあれば、私がキミの力を引き出すために『夢見<メモリア>』とキミの名を呼ぶように、私の名を呼べ。
『想像<ドリーマー>』と…。
ヤニク…うん…。
―――では、私は今一度眠りにつく。
アリス、君も大変だとは思うがなにかあったら助けてやってほしい…君には、それだけの力がある。
あ、待ってヤニク!
…一つ聞きたいの。
…どういうわけか、上手く記憶を掬えないんだけど…もしかして、貴方のせい?
―――……。
どうなの?
―――おっと、夢が私を呼んでいるようだ。それでは、またあとでな。
あ、逃げた!
ちょっと、待ちなさいよ…!
…もう!
[柔らかな答えに、小さく笑うような雰囲気を返したの。
けれど、もう一つ、違う声色が聞こえてくると、思わず瞬いちゃうような気持ちになったわ。]
!!
この声―― ヤニクさん?
ヤニクさん!
表に出られるほどじゃないって…大丈夫なの?
[心配げに声をかけちゃう。でも、二人のお互い、遠慮のない物言いに、またくすりと笑ってしまった。]
ふたりとも、なんだかかわいいわ
えっ!?
[次に聞こえてきた謝罪には、ぶんぶんと首をふりたくなったった!だって!]
止められなかったのは、私もおんなじよ!
ヤニクさんが謝る事なんかじゃあないわっ
…
[『夢見<メモリア>』へ『想像<ドリーマー>』から”力”を託される…。その一部始終を静かに私は聞いていたわ。お互いが、お互いの力を使う…。
少しだけ不思議な感じ。でも、なんだか、とても素敵な事に思えた。
声をかけられると、ハッとして、]
本当?あるかしら
――― でも、 できるかぎり、がんばるわ
がんばる
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