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ふっ、く……
[さすが遊び猫(にん)。奉仕が上手い。
油断していれば、あっという間に上り詰めてしまいそうで。
声を際限無くあげてしまいそうになるのを耐える。
その分、棹に血液が集まっているのが自分でもわかる。
こみ上げてくる物が押し出され、溢れて零れてはホレーショーに舐め取られていく。]
あ、……お、まえ、何人くらい咥えたんだ……?
上の口だけで。
[からかうように尋ねる声には余裕が半分消えている。
一方的に翻弄されるのは面白くないからと、執拗に下着の上から舐め続ければ、ぐっしょりと唾液で濡れて、跳ねる雄に布が張り付くだろう。]
……もっと?
[濡れた布を軽く引っ張り、離してまた張り付かせて遊びながら。誘うように、すらっとした尾がホレーショーの顔を撫ぜていく。
思い切り出してしまいたい、という本音を示すように。
― 黒猫は悪い顔をする
[隙を窺うナオエの前で、ケイは滴るほどの悪っぷりを披露する。
やんごとなきセシルがそれに抵抗しきれるはずもなく、言われるがままに花の唇をほどいてケイの爪先を咥えるのが見えた。
縛られたまま不自由な身を捩って奉仕する様は倒錯的な官能の一幅であった。
舌啜の音さら聞こえる気がして体温が跳ねあがる。
やはり媚薬でも盛られたのではないか──と勘ぐるものの、先程、ヴェラが口にした言葉が脳裏を掠める。
「誘ったのはセシルだ」と。
と、ケイの視線がこちらへと流れた。]
うぬ、
[隙を作るためとはいえ、これ以上、皇子との行為に没頭させるわけにはいかぬ。
ピイ、と鋭い口笛を吹くと、駆けつけた馬(!)に飛び乗り、セシルをかっ攫うべく突撃した。]
……く、ッ。
[悔し気に上目づかいで睨むも、縄はその身に食い込んで解けぬ。
無様な虜囚に堕ちるおうじさまとか、ほんといいよね!いいよね!的な。
今はただ、早く飽きて仕舞えばいいと大人しく従うも……]
……ナオエ。
[ケイの視線を追った先、姿を見つけて表情は凍りつく。
こんな、無様な姿、気付かれては……]
− 時代劇ver.
[切ないほどに己の感情を殺す定めの隠密。
ナオエの申し出に珍しく虚を突かれたごとき問いの素直さが眉間に刺さるような気がした。
この影を、自分はこれから敵地へ、否、地獄へ送りこまねばならぬ。
身の引き裂かれる想いだ。
それでも、心を鬼にして、シタンと尾を打ち振って入室を促すのだ。]
え〜、そんな…… の、数えてない、し?
[
……ッ、ひゃ ァ、!
[唾液と体液に湿った布を引っ張られ、また貼り付けられるのは、ムズムズ擽ったいような、ちょっとだけ痺れるような、そんな焦れったさがあった。
もどかしさを訴えて、尾は何度もドナルドの頬を撫でる。]
ぁ、ふ…… ゥナ……
そ…… も、っと…… ね……
[もっと触れて欲しいし、もっと味わいたいし。
口腔で密度と嵩を増してゆく雄を、急き立てるように吸い上げ、舌先で笠裏や鈴口をなぞっていれば、ふわりとしたものが顔を撫でてきた。]
んふ、ヒゃ……ァ!
……にゃッ!
[擽ったくて、変な笑いを零した拍子、口からぽろりと、咥えていた熱がにげてしまった。
慌てて、また口で捕まえようとする。]
だって、さむいのに
あつい…だもん
[額が触れ合った体温は、ひんやりと感じられて気持ち良い。
唇へ塗り込まれた白をほとんど無意識に舐めとった]
みぁ
……
[発熱したからだに触れられて腰が揺れ、
湿って掠れる咳を零す]
おなじかな…
くれる?サイラス兄…僕に熱冷まし、して
[サイラスの手の平へ火照りを押し付けて、
ヨーグルトの味の残りを追うように舌先を唇へ伸ばした]
[百目蝋燭のひとつ灯る部屋の中、布団が敷き延べられている。
ナオエはケイの面差しから視線を逸らしたまま振り返り、端的に命じた。]
──裸身になって、そこへ四つ這になれ。
密書の届け先でも、暗器を隠し持っていないか、裸に剥かれて調べられるはずだ。
その覚悟が出来ていないとは言わせぬ。
[それはまるで自身にも言い聞かせるように。]
[ここでタバサちゃん、腐仲間にLINEアンケートです。
★隠密黒ちゃんの下着どれだと思う?
1) 越中褌
2) 六尺褌
3) つけてない
4) コテカ
5) その他
★あと色も! ]
― 黒猫は悪い顔をする
―――ほら、口元がお留守。
[ぐい、とつま先を白い頬に押し付ける。
片手で頬杖をついて、
これ見よがしに見下ろすのだ。]
くく、く―――……なぁんだ
今更気づいたのか
[家臣の名前を呼ぶ王子に、
悪の幹部の如き黒猫は、艶やかな尻尾を
ゆらりと揺らした。]
視てたぜ?ずぅっと、な。――なんて思うだろうな?
[マッハで返ってきた着信の一つは、
「黒猫だけに、黒猫褌でしょ!黒猫、だけに!」
だった、とか。]
-(やっぱ3だよね。隠密だしね(理由になってない))
− 時代劇ver.
――、……
[尾が振るわれる。
感情を殺すことに慣れた身、
彼の眼を見ないように伏せて、音もなく入室した。
いつもより、近い距離。
死地に赴く前だというのに
よろこびを感じるなど、あってはならない。
のに。
並んだ布団の意図は知れず、
逸らしたままの彼の顔を、悟られぬよう、
網膜の奥に焼き付けるように見つめたが]
[「
つけてないに決まってるじゃないか、おおげさだなあ」
と、熟考したことが察せられる速度での返信もひとつ]
――、…な、――
[隠密は、絶句した
汚れ仕事を引き受ける身、覚悟はあった。
相手が、特別なのだ。
だが。]
……、それは、……
仰る、通り。――……、
[他意、など、ないはず。任務のため、だ。
目元の朱を悟られぬよう俯いて
長い前髪の奥に隠すよう。着衣を、解く。細く、引き締まったからだが明らかになる。
黒の奥に、隠されてきたもの。
息が詰まる。彼がどんな表情をしているのか、覗き見ることも出来ず。
傍目には淡々と、布が、総て足元に落ちた。]
[焦らして、焦らして。
溜め込んできたのなら、あともう少しくらい平気だろうとばかりに、下着がぐしょぐしょになるまで唾液をまぶして。布ごとぱくりと咥えこんでも、かなり刺激が伝わる所まで苛める。顔を何度もホレーショーの尾が撫でていったが、敢えて無視。]
んっ……
[それでも攻められ続け、こちらも耐えるのがいよいよ辛くなってきた頃、下着をずらして取りさった。布と棹の間に液体の糸が繋がって、すぐに途切れる。]
へえ……
[先端に指でちょんちょんと押す。今度は指との間に糸を引かせた。何度かその動作を繰り返して遊ぶ。軽くぐりっと鈴口に指を滑らせる。手も使って、刺激を与え始めた。]
[
褌もいいよねえ、大事な所を隠してはいるけど、
薄っぺらい貞操帯のようで、でも防御がまるでないっていうのが……]
(LINEアンケートに答える腐女子のDさん)
[唇を舐める動き、彼の色欲に陥落する
落ち着かない早い鼓動で、柔らかい毛並みを撫ぜて。]
………儚そうに見えて、 貴方は危険な人(ネコ)ですね。
俺で良ければ、喜んで。
[歓迎して舌を吸い上げ、絡めて、唇を啄ばみ
果たして、甘味は共有できましたか…?
尻尾が這えている付け根に触れれば、指先でそこを辿ってなぞり]
[跳ねる魚のように逃げたモノを、前脚で捉え、再び咥えて舐りだす。
先程よりもずっと熱く、濃度の増した雄の匂いに、少しくらりとした。]
ァ ん……は……
ぁ……ゥんっ、ひゃ、ァ、ァ……ッ!
[
待ちわびた感触に、腰が小さく跳ね、鈴口を押されるたびにちょっと高い吐息が零れた。]
ドナ、ァ、……ぅン、む…… ぐ
[扱かれるほどに情欲は高まる。
ただゆるゆると棹の付け根を弄るだけだった指先は、嚢を捉え、ふにふにと揉みしだき、もう片手の指は輪を描いて棹を素早く強く擦り上げる。]
ンッ、は……ァ、む……っ、 ゥん、ッ……!
[快楽にはかなり弱い。
漸く直接の刺激を齎された自身の雄は、今にも弾けそうなほどになっていた。]
ンぁ……ァ……
ドナ ッ、も 出……っ……
[開放望むように、腰を揺らす。]
― 黒猫は悪い顔をする
[セシルの表情が凍りつく。
その硝子のハートを凍えさせたのは、ケイに強いられた行為ではなく、臣下にその姿を見られたことであろう。
だが、文句は言わせぬ。
手を伸ばして、セシルを縛める縄を掴むと馬上へ引き上げた。]
なにがおまえをこのような凶行に駆立てるのか──あたら惜しいことを。
[忿怒のうちに興味と憐憫を交えてケイへと言い捨て、
妨害されねば、そのままセシルを伴って逃げ打つ所存。]
[タバサちゃんから感謝のメッセージが届いています。
お返事ありがと!
お礼は(ケイの)身体で払うわ☆
続き頑張るねー ]
はっ……ぅ、あっ、
[指と舌、一度に激しくなった動きに思わず声が漏れた。
こちらももう限界だ、とは告げず。
言葉を飲み込んで、代わりにホレーショーの雄を舐めまわし、軽く咥えた。一滴残らず味見するつもりで。
少し苦しいくらい、喉の奥まで深く咥えて、舌で全体を愛撫する。
その間、ずっと手は袋の方をやわらかく揉んで。]
んっ、……!
[出せ、と言うかわりに奥から先の方まで戻って、先端をきつく吸った。
それとほぼ同時に、耐えられなくなった自身から、ホレーショーが飲みたがっていた物が放たれる。]
− 時代劇ver.
[着衣をはだける時すら粛々と音を伴わないケイの所作。
浅く早まる己の息づかいだけが静寂を乱している気がした。
やがて肉付きの薄い精悍な裸身が晒されれば、そっと唇を噛んだ。
厳しい鍛錬に耐え抜いてきたケイの肉体。
灯火が照らす古傷のひとつはナオエに原因があるものである。忘れるわけがない。
だが、今、唇紋のひとつすら、この身体に残せぬのが自分の立場だ。
眼鏡の奥に心を隠して命ずる。]
密書を隠す。
腰を高くして獣の姿勢となれ──このように。
[ケイの顔の当たり目がけてヒラと落としたのは直円[[who]]をモデルに描いた責め絵の枕絵。]
[
ヴェスパタイン[[who]]だよね、ここは]
― 黒猫は悪い顔をする
――騎士様のご登場、ってか?
[つま先で王子の白皙の頬を撫でるようになぞり、
ぞっとするような黒い笑みを見せたのだ]
よかったなァ、よおく見てもらえたぜ?
[羞恥と憤怒を煽るように
猫なで声を王子にかけ、それからかの家臣に
馬上から見下ろされながらも見下すように顎を上げる]
おお、怖い怖い。
でも、いいもの見れただろ?
ナオエ。
[黒い炎が揺らめくような、色違いの眸を細める。――その胸中は隠したままで。負わせるならば手下に(心の眼で見る)。自身はその椅子から立ち上がった、だけ]
――これで終わると思うんじゃねえぞ。
[低く呟く、その表情は窺えぬ――ー
「当て馬だけど訳アリっぽい感じ、
やっぱこうでなきゃねえええ!王子が辱められるなら適度にダークにね、縄の跡とか残して、たまんなぁい!」
ってタバサが]
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