人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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【人】 手伝い クラリッサ

[五年前、王への反逆を理由に討伐された領主の話を耳にした。
多くの者が犠牲になったと聞く。
反逆の真偽は定かではない。

アヴァロンの領地に妹を探す姉弟が来たのはややしての事か。
大事な者を探す二人の姿が
大事な者を失った自分と重なる。
話を聞き手を差し伸べて娘は二人を傍に置く。

何の疑いもなく慕ってくれる二人の存在が癒しだった。
主をなくした寂しさが少しずつ癒されて
わらうことを忘れていた娘に
その感情と表情を取り戻させた]

(198) 2012/04/29(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[エリアスの言う信用。
女もまたその信用を必要としていた。
五年の間、傍に居てくれた騎士の――]


……ッ


[名を紡ごうとくちびるが動くが
喉に詰まる赤がそれを邪魔する]

(200) 2012/04/29(Sun) 21時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[ドナルドの答えが遠く聞こえる。
何をみたくなかったのか尋ねられない。
魔性として生きる私を見たくないのだろう、と
そう思い至り女は目を伏せる。

銀に貫かれた心の臓からは
夥しい血が流れ出し城へと還ってゆく。

閉ざされた眸には何も映らない。
闇の気配が一層濃くなるを感じる。
城壁に凭れていた女の身体がずるずると頽れて]

(204) 2012/04/29(Sun) 21時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[女であったものは白き灰へと姿を変えて]


[一陣の風が白の全てを攫ってゆく]



[其処に残されるは女の大事にしていた紅玉の髪飾りのみ**]

(208) 2012/04/29(Sun) 21時半頃

手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/04/29(Sun) 21時半頃


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/04/29(Sun) 22時頃


手伝い クラリッサは、メモを貼った。

2012/04/29(Sun) 22時頃


【人】 手伝い クラリッサ

[器を失い魂だけの存在となった娘は
灰と共に地下聖堂へと運ばれて微睡の中。

城の主の思念が伝えば
生前と変わらぬ娘の表情が
安堵したかのように緩んだ]

(234) 2012/04/29(Sun) 22時半頃

 ああ。

[思念が、城をなおも黒く染めていく]

 オレの可愛いシェリを殺したおまえたちを、
 ただで死なせてやるってのは、もったいないよなぁ?


 遊んでやるさ。

 気の済むまで、たっぷりと。


   泣き喚いて這い蹲って許しを請うまで、

   ここに来たことを、永劫に後悔するように、


 たぁっぷりとな。


 おれの"娘"を殺した男。

[黒い力が、身体の中で水位を増す。
あのクロスボウから放たれた杭が、娘を貫いた。
そのさまが、未だ視界から消えぬ。]

 あれが、殺せなかった男。
 ああ、そうか。そうだな。


 あいつには、相応しい行く末を与えてやるとしようか。
 


クラリッサは、ヘクターの呼び声に応えるように身じろぎした。

2012/04/29(Sun) 23時頃


【人】 手伝い クラリッサ

[クレアはドナルドの成長を傍で見届けられなかった。
それは領主のもとへゆくことを決めた娘の業。

教会で穏やかな日々を送っているものと信じていた。
逃げていた場所に連れ戻されようとは思わなかった。

だから――、討伐隊の一員になっていた彼が
あの時の少年だったとはすぐに分からなかった]

(266) 2012/04/29(Sun) 23時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[領主となったクラリッサは主の帰還を待ちながら
ヒューたち姉弟と出会いその成長を傍らで見守った。
初めは見届けられなかったことへの後悔が何処かあったかもしれない。
出会った頃からヒューは歳の割にしっかりして見えたけれど
月日をおう毎に成長するその姿を眩しく思ったものだった。

騎士にと望んだのはクラリッサ当人。
自身の正体こそ彼には伝えられなかったけれど
クラリッサはそれ以外を包み隠さず彼に語り聞かせていた]

(272) 2012/04/29(Sun) 23時半頃

 ああ、そうだな。
 あいつとの約束、守ってやれなかったな。

[名を呼べば、力を送ると約束したものの、
最後のときに側にいることさえしなかった。

自覚は、じわりと心を蝕む。]


 それもこれも、オレを封印した人間共と、
 あれを殺したこいつらのせいだな。

[歪んだ自我に方向を与えて、牙を噛む。]

 だから。

 報いを。


[表には出されぬ、苦く熱い意志。]


【人】 手伝い クラリッサ

[王がアヴァロンの地を訪れたのは噂に依る。
どのような噂で興味を抱いたかは知れない。
曰くのある土地であったからか
広い土地をまだ若い女が治める事か。
何れにせよ、視察という名目であったのは確か。

アヴァロン伯として粗相なきよう
王らを丁重に持て成した。

宴の夜――。
アヴァロン伯の耳朶に王の声が触れる。
女の身でこの地を守るは大変だろう、と。
求めに応じれば全てを保障する、と――]

(291) 2012/04/29(Sun) 23時半頃

【人】 手伝い クラリッサ

[アヴァロン伯はたおやかに微笑み
王に礼の言葉を向ける。

“過分な御言葉痛み入ります”
“その温かいお心遣いだけで――…”

主に代わり領地をまもる女は
王の申し出をやんわりと断って。

それが仇となったのは身近な者のみが知る事]

(292) 2012/04/29(Sun) 23時半頃

 だいたい、人間どもは一人ずつ恐怖に落としこんでから
 喰らったほうがうまいからな。

[考えた拍子に空腹を思い出して、
ひそかに眉を下げる。]

 ――― あー。
 腹減った。

[呟きを声に漏らすようなヘマは、さすがにしなかった。]


【人】 手伝い クラリッサ

[大事な騎士が傷ついて帰るまで
クラリッサは王の申し出は親切心に拠るものと思っていた。

領内の橋の補修工事の許しを得にゆくヒューが
痛ましい姿となる事など想像だにしなかった。

分かっていれば騎士を往かせる事はなかったのに。
騎士の傷は愚かなクラリッサの落ち度による]

(298) 2012/04/30(Mon) 00時頃

【人】 手伝い クラリッサ

[城の深き場所で眠る女の耳朶に*騎士の想いが触れた気がした*]

(300) 2012/04/30(Mon) 00時頃

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