233 逢魔時の喫茶店
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やー、無理なら別にいいんだけどー
[時折顔を見せるワイバーンと、同僚と。
命を預ける対象としてどちらを選ぶかなんて考える余地はなくて。
そもそも、社員旅行として出かけるのに
ひとりだけ乗り物扱いするのも酷かと気づいたのは後のこと。]
――…おお、おお……?
[そんな酔っ払いの戯言も丁寧に聞き入れてくれる蛇の、
誠実さと優しさと努力の結果として現れた姿に。]
べ、勉強しとく…… ……ふは、
[リクエストした手前、コテツほど盛大に笑えなかったが。
悔しそうに床を叩く尻尾と、小ぢんまりとした翼が可愛くて。
近々図書館で旅行に関する本でも借りてみようか、なんて考える。
普段はもっぱら、写真集とかばかりなので。]
黙れ餓鬼っ
[ぴしゃ、と尻尾がコテツの首に向かって振るわれた
これを避けられない鬼ではないし
万一当たっても、鬼ならば首は飛びはしない]
コラそっちもかよ
[トレイルをじろりと睨む
さすがにコテツ相手のような尻尾ビンタは
危険なのでやめておくが]
高いとこから落とすぞ
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ドラゴンの鱗、昨日入荷ほやほやだぜ
[人間にはにんまりしつつ、猿をはたき落とそうと手を動かす。 背中に回られると面倒だ。振り落としたい。 蛇の姿になれれば一発だが、さすがに日中の往来では不可能で 悔しげにじいと猿を睨んだ]
ほほう ほほほほほほう
[目的>>260に、にやにやと笑顔を浮かべる]
リツなー、獏の旦那となー、かーーーなーーーり、アレだ 今日も一緒にトワイライト行くって言ってたし
今夜辺りにでもマジで来そうだぞあいつ
[フフフ、と浮かべる笑みは悪戯顔である]
(263) 2015/08/06(Thu) 23時半頃
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ケイイチは、ホーンテッドトワイライト、素晴らしすぎる発案である
2015/08/06(Thu) 23時半頃
ごめ、だってさあ……
やーだ、死んじゃう
[コテツに向けて振るわれる尻尾の先に、
矛先は来ないと解っていても半歩退き両手を挙げる。
口元にはへらりとした笑みを浮かべたまま。
ワイバーンに払う旅費がいかほどか解らないが、
何れにしても公共の乗り物で行くのが無難だろう。
働き、お金を貯めてなんなら積立をしているうちに
ホレーショーやトレイルの、
飛行機への偏見も薄くなるかもしれない。
(ならないかもしれない。)]
死なねーよ
あの人狼にサバイバル訓練されてりゃ充分だろ
慣れりゃ受け身ぐらいいけるって
[両手を上げるトレイルに、にまにまと]
[もう一度とぐろを巻き、変身を試みる。
はらりと鱗が捲れるように空間が揺れるも
残念ながら、小さい身体に小さ過ぎる翼がくっつくのみ]
………絶対完成させてやる
[むむう。
プライドが高い蛇は、しっかり練習してこようと心に誓った]
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ま、ドラゴン鱗は入荷はしてるがまだ味調整中なんだよな… 今日よりも別の日の方が良いかもしれねえな
[結局昨日は、味を実験する暇が無かったのだ。
果物に手を伸ばす猿にデコピンを食らわせたいのに、 絶妙なタイミングで避けられる。 せめて果物は死守したい。 あげるのは良いが、奪われるのは嫌なのである]
これから? 俺は一度家に帰ってから、色々準備すっかなあ じゃ、俺はそろそろ行くわ
[にまっと笑って、悪魔に手を振った**]
(275) 2015/08/07(Fri) 00時頃
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そりゃあ、そーなんだけど、さあ
[ケイが命に関わるようなこと、
するわけがないと信じてる。信じてるったら信じてる。
でも、警戒を怠ってはいけないと養父に教わった。
例えそれが誰であっても――養父自身に対しても。]
ケイって見かけによらず真面目だよねー
試乗第一号は誰だろ?
[もはや彼を移動手段にする選択肢は消えたも同然だが、
自尊心からか、熱心に変化を繰り返す姿にはエールを送って。
もしも、――もしも、その翼が。
二人分の荷重に耐えられるほどの規模にまでなったとしたら。
それはそれで楽しそうだと目を細めた。]
[そんな、酒を交え雑談を交えた夜の大掃除。
終わったのは、普段の営業時間よりは短く。
もしかしたら大差なかったかもしれない。
ふあ、とあくびをかみ殺すことすらできなくなった頃には、
テーブルも椅子も元の配置。
床も、それなりに磨きがかかったことだろう。
ホレーショーが日ごろから、言う通り。
あくまでこの店は、夜の営業が本番だ。
これで明日以降も、
お得意様を招く準備はばっちりと満足げに店内を見渡した。]*
[よし。旅行用貯金、始めるか。
なら昼の営業ももう少しシャッキリ気合を入れて、…客からきちんと代金を徴収する事から始めよう。
グラスを煽りながら一人心に決めたけれど、外見はだらだらした酔っ払いである。]
うっ、…るさいな。
そういうんじゃ、ない!
[そういうんじゃないなら、一体何なのか。
明らかにビビって居るのを何とか取り繕い、しかし付き合いの長さがアレしてコレで、隠せない。
それでも表面上は平気な顔をして、誤魔化しに食事を終え、床を磨き始めた。そそくさと。
つーか客を足に使うなよ。あの人上客だぞ。
ワイバーンの彼の顔を思い出し、そう言えばデカかったなと、旅費が浮くなら頼むかなと、結局思考は皆と同じに落ち着く。
で、]
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