人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 記者 イアン

 …どうして?

[止血を終えれば、静かに問いかける真弓>>109>>113の言葉を繰り返す。]

 あぁ、そうだな。…わかってた。
 わかってて、でも、俺は、

[その先は、続かない。
『よく考えろ。』たしかに彼らにそう言った。
が、その詳細を、その意味を、あの時は示さなかった。

守護部隊に入るとは、どういうことなのか、
離別した者との残酷な再会の可能性、その辛さを知っていて、それでも。
――志願するのは彼らの意志だからと、積極的に反対もしなかった。

目覚めた始祖を倒すための戦力が必要だった。
そういう事情もあったから、反対したとて誰かがこの道に引き込んだだろうが、

それでも。 この茨の道に彼らを導き”駒”としたのは。
傍に置き続けようとしたのは、それは――]

(192) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

 ……――

 リッキィ……今、何か、言った?

[不意に感じたものが黒百合の声でない事は解っている。
 それくらい、己にとって主の死は鋭敏に感じ取れたが、
 リカルダの方はそれに気付いていたかどうか。

 しかし、だとしても、リカルダの声ではなかったようにも思う。]


【人】 記者 イアン

[答えの途切れた瞬間に、滑り込むのは絢矢の声>>115
傍からは、まるでその先を言う機会を逸したように見えただろうけれども。
これがなくとも、続きを言葉にすることは難しかった。]

 絢矢……。

[「ボクらが自分で選んだ」「安吾さんのせいじゃないよ」

…この言葉に救われてしまえば、あぁ、きっと楽になる。
けれど、それではあまりにも無責任だ。

――示してやれなかった。これ以外の道があることを。

選ぶ自由があるのなら、それを知っていたなら、
この子達は、或いは違う道を生きたのかもしれなかったのだから。]

(193) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 記者 イアン

「…でもあなたは人を捨てたじゃない」>>139

[何よりも、真弓のその言葉が胸に刺さる。

目的のために、人らしくあることを捨てた少女。
それを見て、しかし何をしてやることもなく。
今もこうして、急速に、確実に堕ちていく彼女を引き上げてやることもできず。
ただ、肯定するのを許してしまう>>140]


 …それは違う、真弓。
 絢矢は。絢矢は――…

[――何を、言おうとしたのだろう。俺は。

一瞬の躊躇いが生んだ隙。もうここに興味はないとばかりに去る背中。>>139
逃さんと一歩出た絢矢は膝を付き>>141、投げられた刀にこちらも足止めを食う。

…去り行くその姿は何故か、屋上で見送ったホリーの姿と重なった。]*

(194) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

【人】 記者 イアン

[真弓の姿がその場から消え、また周囲の喧騒が戻ってくる。
手負いではあるが、こちらを攻撃しようとする吸血鬼の気配も今のところは感じられず。自分を呼ぶ声>>197に、]

 …絢矢っ!

[満身創痍の妹>>141に駆け寄り、応急手当を施さんと。]

 馬鹿か、おまえは!
 何考えてる。無茶し過ぎだ…
 …自分で言ったんだろ、俺のサポートするって。

[4日前の襲撃、日中の神宿戦、そして今と。
心に、身体に、一体どれほどの傷を抱えてこの場にいるのだろう。
――ぐっと腕を掴んでくる絢矢の手>>197には、まだ強い意志が込められていて。]

 …少し休め。これは上官命令だ。
 報告と手当のために一度、本部に戻るぞ。

[その細い身を抱えるように支えて、立ち上がる。
背後に迫る金色には、まだ気付かない。>>163]

(198) 2014/02/16(Sun) 23時半頃

何も、言ってないよ。

明にーさんこそ……、何か言わなかった?

[よくよく思い出してみたら、明にーさんの声とも違う気がするけれど]

あと、さ、“お姉様”が最期に言ってたこと……。どうなるのかな。

[口にしてしまえばより実感できた。本当に、消えてしまったんだ、って]


 ううん。僕じゃない。

[それはまるで、虫の知らせみたいに思える。
 加えて、黒百合の『遺言』の事も]

 ……解らない。

[リカルダはいつしか、彼女を"姉"と呼ぶようになったが、
 明之進はいつまで経っても、彼女を呼ぼうとしなかった]

 リッキィはどう思う?

[それは、是が非でも果たすべき命令なのか。
 果敢なさを承知で遺された願いなのか、あるいは。]


【人】 記者 イアン

[絢矢を支えてその場を離れようと。
――思い出すのは、真弓の言葉。>>114
父の眷族が。また一人。]

 誰だ、んな簡単に堕ちた奴は…

[心配を隠すように、小さく悪態を吐いて。
あぁ、正面からジャニスが駆けてくるのが見える。>>191

そしてその瞬間。背後で聞いたのは、
…忘れもしない。まさにその”父”の声。]

 「御苦労だった、ホリー・ニルヴァーナ。」>>166

[――まさか。
手合わせ願う、その言葉は自分達に向けられていて>>199

…間一髪、振り向きざまに絢矢を庇って横へ跳ぶ。]

(203) 2014/02/17(Mon) 00時頃

【人】 記者 イアン

――…おまえはっ!


[咄嗟に、右手に持ったままの菊一文字を構え

――間に合うか?]

(205) 2014/02/17(Mon) 00時頃

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