47 Gambit on board
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なんかすんごいバチバチってるんだけど、この通信は大丈夫かぁ?
もしもしー応答せよ。
[ナユタに聞かれぬようそれだけ、]
………え?
………。
……。
[通信に一瞬、何を問われたのか分からず。
暫く考え込んで、漸く思い出す。]
バーナー師団長が倒れていて。
首に触れたとき、冷たかった。
[手袋を外した手に、目を落とす。]
/* →ご相談
おそらく、ナユタは、共鳴通信ももとより、囁き通信者であればそれもぶっ壊したい意図があるんだと思います。
もし、サイラスの通信システムが磁場に影響するものであれば、この振りは拾って、素直にぶっこわれてもいいかなぁ、とか。
その場合は、マイコーは完全単独行動に切り替わりますが。
サイラスの返事をお待ちします。
―自室―
……ん。
[届いた意思に、浅い眠りから覚醒する。]
はい。聞こえます。
なんでしょう。
[魔石か魔術の類いであれば、磁場の干渉は受けないのか。
返事を返し、尋ねた。]
/*
すれちがっ た
すみません早まった…。
ええと、壊れるなら、時間差とかでもどちらでも…!
そのときには既に『声』も届いていたか。
≪ 傍に、人は。 ≫
取り急ぎ、それだけ返す。
おお、通じたか。
[といっても聴こえが少し、悪い気もしたが…。]
いや、ズリエル殿を発見しただけだ。
それと、ちょっと着替えに戻る。まぁ、心配はいらない。
[そして、声は途切れた。]
…―――。
今は、居ない。
さっきまでガーランド師団長と医療班と……。
マイコフ師団長が居た。
[いつも以上に感情を抑え、淡々と答える。]
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― 夜明け間際 ― 届く『声』よりも僅かに早く、歪む眉。 まだテオドールが共に在れば、そちらを窺ったりもしたか。 今度はすぐさま、現場へと向かう。
(114) 2011/03/25(Fri) 19時半頃
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≪ ユ・シハ師団長は? ≫
『声』が届いたのだから、近くにいるのだろう、
そう思ったのだけれど。
どちらにせよ、襲撃犯が召集を掛けるとは考え難いが。
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― 刻戻り昨夜 ― 少し待て、と言われた>>106のに頷いてから数刻。 軍服に身を包んだテオドールを部屋へと招いたなら、 とりあえず紅茶は要るか、茶葉の入った瓶を手に首を傾ぐ。 そうしてb器のカップ――所謂、湯呑み――に紅茶か真水かを注いで出した後。 指で一度円を描いてから、 開いた右の掌に、 同じく開いた左手、相手に甲を見せるように重ねる。 それで意図が伝わるだろうとは、キリシマ自身も思ってはいない。 続いて紙を取り出せば、ペンを走らせる。
(119) 2011/03/25(Fri) 20時頃
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描くのは蛇でも蚯蚓でもなく。 円盾、そして、十字。 第10師団の紋章。
(120) 2011/03/25(Fri) 20時頃
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字に関してはキリシマの感性は壊滅的であったが、 絵に関しては、まあそれなり、といったところ。 詳しく誰であるかを特定できるような、人物画や 静物画なんかになると、それは無理というものだったが。 記号にも近い紋章ならば、それと通じるであろうものは描ける。 卓上に置いた紙。紋章の横に、目玉。 それには大きく、バツを付ける。 第10師団の紋章から、目玉へと矢印を引き。 そこで一度、相手の顔を見て。 それにも、バツを付ける。 そうして紋章とは逆の横に円を描く。 中心には、疑問符。 そこからまた、目玉へと矢印を引いて。
(121) 2011/03/25(Fri) 20時半頃
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もう一度相手の顔を見ながら、疑問符をペンの先で叩く。 「アークライト師団長でないならば、誰の仕業と考えるか?」 それが、彼へ訊ねたかった事柄。
(122) 2011/03/25(Fri) 20時半頃
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/*
まだ出先ですが取り急ぎ。
渡した通信機に関して、特に詳細の設定はありません。
…ので、ご都合主義で!(ぇー)
折角の振りなら、磁場の影響を受けるモノにしてしまっても良いかと思います。
単独行動に関しても、こちらからの反対や異論はありませんよー。
話が進んでまた必要になるようであれば再度渡す事も出来るので、
壊れたモノをそこら辺にポイして村側に証拠品上げちゃうもよし。
キリシマは、テッドの確認>>123には、頷く。
2011/03/25(Fri) 20時半頃
キリシマは、テッドへと差し出した液体には、色が付いていたことだろう。
2011/03/25(Fri) 20時半頃
[城に戻る途中、通信機をかちかちと弄った。
さっきはベネットの声が聞こえたのだが…今はウンともスンとも言わない。]
――…さすがにさっきのでイカれたか。
[サイラスにまたくれと頼めるだろうか、と思いながら。]
…―――。
ユ・シハ師団長の姿は見ていない。
[一応周囲を見回したが、去った後であるのかその姿は見つけられなかった。]
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解らない。 その答え>>126に、じっと相手の眸を見ると。 頷き、両手を合わせ、感謝の意を篭め軽く頭を下げた。 チャールズがサイモンを襲った犯人かどうか。 肯定できるほどの手掛かりはないし、 否定できるほど彼を知っている訳ではない。 続いた言葉には、そのときは何度か瞬いて首を傾げるに留めた。
(135) 2011/03/25(Fri) 21時半頃
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どちらの皇子を、と問われた>>118ならば、 自師団の紋章を指してから、指を2本立てて見せる。 現在の段階、では。 「第9師団長としては、第二皇子を支持」 ――する心算ではあった。 どう伝えたらよいのか判らずに、苦笑を浮かべる。 キリシマの様子からそれが本意でないことまで窺い知れるかどうかは、彼の領域。 犯人の正体へ繋がるような情報も持ち合わせておらず、 問い掛けられれば、ただ、首を振る。
(137) 2011/03/25(Fri) 21時半頃
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同じか、違うか。 暫し、考えた後。 ゆるく、首を振る。 否定とも肯定ともつかぬ、曖昧なサイン。
(148) 2011/03/25(Fri) 22時頃
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― 現時刻:中庭 ― 既にヘクターやヨーランダ、ゲイルの姿も、其処に在ったか。 肝心の『声』の主の姿がなくても気には留めぬが、 ナユタの傍には寄らぬよう、それだけは気を配る。 現場への道程とその前後、共にしていたテオドールは、 この件、に関しては、白と謂っていいだろう。
(149) 2011/03/25(Fri) 22時頃
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≪ そう。 ≫
暫し、思案する。
≪ ……氷、か。 ≫
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紙を取り出し、描いたのは盾――第4師団の紋章。 そして、その上から 六角形の記号、 見様によっては、「雪の結晶」のようにも見えるものを簡単に描き 見られぬように折ると、彼へと渡した。**
(153) 2011/03/25(Fri) 22時頃
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――……"白百合"?
[「着替えに」の辺りで、声が途切れた。
呼びかける。もう一人にも。
返事は返らなかった。]
― 夜更:バーナーが倒れ、まだ誰も見つけていない頃 ―
[寝台で手袋を見、尋ねるか迷っていた。
けれど、思案していても、せんがない。
そう思い、時間があるうちに、動く。
……そうは言っても、真夜中だ。
当然寝ているだろう。
…………起きないならば、それでいいと
思いながらグレイシアの部屋へと向かい
静かに、一つだけノックをした]
……氷。
グレイシア師団長…――。
今度は"話して"、みるつもりだ。
[キリシマをじっと見つめる。]
[会議室で通信機を弄りながら、ふうっと息をついた。]
まぁ、あとで、痛み止めでも打ってもらうか。
[このおっさん、ちょっと痛いの我慢しているっぽかった。]
≪ ……そう。 ≫
宣言には、それ以上は何も返さず。
≪ 女の子を泣かせるのは、よくない。 ≫
自分では真っ当だと思うことを言った。
[そして、考える。
ベネットもサイラスも、きちんと、この選帝に混乱を起こしている。
そうこれは、戦いなのだ。
この戦いを見て、殿下たちの志が、強固になることを願う。人が集うところ、争いは起きる。
それもまた認めて、乗り越えるだけの強さを思う。]
――……自分も、石を投じねばな。
[だが、左肩はずきぃんと痛んだ。
しばし顔を顰めたあと、息を吐く。]
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