人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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ええ、お父様。

お父様はこうなる事が分かっていて半分残しましたの?

[愉しげな声と共に、問いかける。
そこには、これほど愉しい趣向を用意したトルドヴィンへの礼賛があった。先ほどサミュエルを深追いしなかったのも、もっと愉しませて貰えそうだと思ったからであった。]


【人】 落胤 明之進

―陸軍駐屯地 端地→―

[眉を顰めている間に、声が掛かる。>>132
 応じることは視線と歩みで表した。
 流水のあとを流れる葉のように、動きは精練されている]

 敵は撤退を始めるみたいだ……

[退路なら、戦火の薄い所を選ぶだろう。
 後詰が到着した報もある。
 連綿と血の道が、振り返らぬ背後に敷かれた]

(149) 2014/02/10(Mon) 22時頃

[それは単純な気まぐれで。
相手がこちらの気配を追いかけていたとは知らずに声を響かせる。]

明之進。

貴方は何度か城外に出ているから経験があるだろうけれど。
こんな戦場も愉しいでしょう?

[それに彼は果たして同意するのだろうか。
いずれにせよ、言葉を続ける。]

理依は見事な戦いを見せたわ。
貴方にも期待しているからね。


     − 過去 −

[柊が献上する贄を探しに外に出た時も。
マユミが次に共にと望んだ時も、特に止める事はしなかった。

報告は逐一届く。

柊に同行した吸血鬼が堪りかねた様に訴えた。

彼の傍では時折全身を何か釘で刺されている様な感覚に
襲われてしまう。
献上する贄を探すと言いながら、別のものを
探しているように見え、何かを企んでいるのではないか、
傍近くに置かない方が良いのではと進言してきた]

当然だ。柊は鬼が忌み嫌う植物だ。
言霊と言うものもある。名が力を持つ事もあるが。
影響を受ける等、貴様がその程度と言う証拠だ。

[柊を明らかに気に入らない様子の吸血鬼に冷笑を向けて]


それに判らないのか? 柊が探しているのは絶望だ。

[その意味を理解出来ないと言った様に、吸血鬼は
不本意な表情で笑う。
そしてその吸血鬼の首はそのまま落ちた*]


[名を呼ぶ鈴に心臓が跳ねる。

 は、

 いえ――まだ、戦を楽しむまでには、未熟で。
 着いていくので、精一杯です。

 ……はい。沿えるよう、努めます。


【人】 落胤 明之進

―司令所付近―

[新手が視界に入る。銃だった。
 かわしきれない武器だとは、訓練で身に染みている。

 だが、放たれた鉛弾がいくら速過ぎると言えど、
 取り出してから撃たれるまでの時間さえあれば、
 どうとでも出来るつもりだった。

 今は間が悪い。
 もっと近い位置の人間を相手にしているし、
 ここを動くと零瑠に射線が通ってしまう。

 火薬の炸裂とほぼ同時、右腕に激痛が刺さる。]

 ――ッう!

[剣を取り落とすまではないが、構えには堪えない。]

(152) 2014/02/10(Mon) 22時頃

   − 過去 −

[基本的に眷属達の教育はホリーに任せていた。
だが時折気儘に姿を見せて、気紛れに褒める事もあった]

リカルダ、お前の成長は目覚ましい。
もう少し成長した後で祝福を
授けてやれば良かったかも知れないが。
それもお前の大きな武器だ。
上手く使うと良い。

[欠片も思っていない事を口にする。
もしも焼け残った雛達との再会の可能性生があるのなら。
殆ど変わらぬ姿の鬼に、どんな悲劇が生まれるか。
それが愉しみだと口にすれば、今ここで悲鳴をあげるだろうか。
浮かぶ笑みを堪える事無く、ただ目を細め見守った*]


【人】 落胤 明之進

[衝撃に顔を歪めた吸血鬼へ攻勢に転じようと、
 手近の人間が一歩踏み込んで来て――

 やはり、他と同じように胸を一突きにされた。
 柔い嘆息]

 ……こっちを抜かせると、痛いよ。

[右手に錐のようなスティレット、
 新たに抜いた左手には波刃のクリスナイフ。
 こちらも西洋装飾だから、
 フランベルジュを短剣にしたものとも表せるか。

 言葉にすれば剣の二刀でも、リカルダが携える
 脇差とマインゴーシュの組とは趣も意味合いも異なる。
 ――左手は、傷口を裂き潰すもの]

(153) 2014/02/10(Mon) 22時頃

【人】 落胤 明之進

[力任せに刃を押し下げる。
 この初陣で初めて絶叫を上げさせた。
 それも、頭側部に短剣を握ったままの左手を
 叩き付けて折るまでの話]

(154) 2014/02/10(Mon) 22時頃

― 回想 ―

変わった、ね。…みんな、変わっちゃった。

[僕は一度だけ真弓ねーさんに言ったことがある。ねーさんが僕の部屋に来た時だったかな。
その時僕は折り紙のうさぎとにらめっこしながら紙にその折り方を書き記していたんだ]


………なんで、だろうね。

[どうして僕らはこんな目に遭っちゃったんだろう。

答えはもらえなくてもよかった。その時僕はまだ、問い続けることで前に進めるって信じてた。

だけど、問い続けることことが後悔ばかり生み出して、僕の心に爪を立てるようになって。
いつの間にか僕は、全てにおいて「どうして」と問うことをやめていた*]


いや。私はただこうなったら愉しいと思っただけだ。

[愉しげに問い返して来たホリーに、
やはり愉しげに返すのは虚実。
守護部隊が見捨てる筈は無いと予想していた。
そして生き残った雛達がまずは復讐を望む事も。
その後の時間や素質で、予想は外れるかも知れなかったが。
それならそれで、負の想いを抱えたまま、上々の兵隊が
出来るのだから不利益等何も無かった]


【人】 落胤 明之進

[倒れ込む人間の体を、胴に刃を残して抱き止める。
 空いた左手で死体の腰から制式の洋刀を抜き取った。
 鞘走りの音が、あまり綺麗ではないと思う。]

[投擲。

 回転をかけて放つ刀身が、銃を向けた兵士を刎ねた]

 ……ふう――

[およそ3ヶ月。鳥籠の外を許されてからというもの、
 何人かの孤児だった者達と違い、
 明之進はその顔を隠したりはしない。]

(157) 2014/02/10(Mon) 22時半頃

何の陰謀…………いや、ホリー様ぁ…………。
ピンチですよぉ。でも、このピンチを切り抜けて軍功を立てたら、
僕はぁ、偉くなれますよねぇ?偉くなれるんですよねぇ?

[些か動揺している。行動の「根拠」を求めるように。]


そうね……

けど、理依や明之進も功績を上げているわ。
だから貴方も頑張らないと。

[そう言ってから、愉しげに笑う。]

ま、言うだけってのもなんだし。
手助けに行ってあげましょうか?


【人】 落胤 明之進

 ……大事ありません。

[短く呼ばれただけの名前に返す声は、一拍遅れ。>>155
 だが、人の身ならぬ耳には届くだろう。]

 ……弾が残りました。

[後ろに抜けないように残したとも言えるが、
 失態を恥じるように独りごちる。

 左の指で傷口をくじる。すぐ塞がってしまうから、
 弾が抜けないと後で面倒な事になるのだ。
 血塗れの指が鉛玉をピンと捨てた。

 次はやはり、撃たれる前に止めよう]

(165) 2014/02/10(Mon) 23時頃

あぁ、ホリー様ぁ!隊が挟まれている状況なんですよぉ。
なんの陰謀なんでしょうか……。

来てくださるのはありがたきことですよぉ。
これじゃ退けという命令が出たとき、速やかな行動が難しいですし……。

ですがぁ!僕の「食べ放題」も残してくださいよぉ?


落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/10(Mon) 23時頃


―過去

[理依でなくとも、別の誰かが出会っていた
 ――かも知れない、と。
 別の可能性の事も、慰みめいた事も言わなかった。

 誰も、恨まない、だなんて。
 どうして理依は零瑠が今の今まで責めるような言葉をぶつけなかったのか、考えた事があっただろうか。]

 ――…あぁ。全部お前のせいだよ。
 大事な人との約束の為に、勝手に俺を、俺たちを…

[謝るな。謝られたら、恨めない。
 耐える様に唇を噛み締めると、あっさりと血が流れた。]


[一瞬の光。深海を照らすような決意の現れ。

 ゆっくりと手を離す。]

 ………もう、いい。
 理依はその約束の為に、生きれば……良い。
 大事な、特別な約束の為に生きれば良い。
 自分の為に、死ななければ、良い。

[腕がだらりと落ちる。
 心の何処かで期待していたのかもしれない。
 零瑠の為を生かす為にしたのだと、
 言ってくれる事を。]


さあ、存分に。
戦功を上げなさい?

[冷酷な声が直円へと響く]


[理依と別れて、廊下を進むうちに膝から崩れて倒れ伏した。動かない体を吸血鬼が引き摺る。自室に戻り、宛がわれるまま血を啜った。]

………

[ぽたり。目の端から涙が溢れる。
 自分は――何の為に生きているのだろうか。

 零す為に目を伏せる。
 瞼の裏で、今日もまた桜花が散っていた。**]


【人】 落胤 明之進

[左手にクリスを戻して兵士の死体を捨てる。

 敵兵の中に、白い外套がちらほら交じり始めた。
 吸血鬼の中にも切り捨てられる者が出て来ている。

 後詰は、帝都守護隊――鬼狩りの白!

 手強い相手だが、だからこそ、預かるのは背のみ。
 低く強く吼える男の声に耳を傾ける暇は、]

[――――声は?]

(185) 2014/02/11(Tue) 00時頃

えぇ……「虫」はお嫌いかもしれませんがぁ。
見ててくださいよぉ。僕は「頼れる」と、証明しますから。
今、この場で……証明しますから。

[最大限、「狂った」ように見せている。
ホリーの命令は「不都合」を忘れる最大の根拠。]


 あまね。あまね……。

[繰り返し慕う声は、再会と彼の生存をただ喜ぶもの。

 無線の代わりに、真弓にも届いたことだろう。]


【人】 落胤 明之進

[静止して、目の前以外の場所を見た。

 釘付けになる。

 ――だってそれは、

 あの血と炎と煙の中で姿を消した >>180

(192) 2014/02/11(Tue) 00時頃

一番手柄を立てた者に、私に牙を立てる事を許してやろう。

[眷属にも気紛れにしか与えぬ紅。
能力満ちたそれを餌に、命ずる]

私を愉しませろ。

[悲鳴を、血を、命を。
無慈悲な命を告げる声は艶すら含み嗤っていた]


【人】 落胤 明之進

[認めた瞬間、体は走っていた。

 明之進が抜けた穴を一時、他の吸血鬼が埋める。

 普通なら絶対に通らない、切り結ぶ兵と兵の隙間を
 容易く掻い潜って駆け抜ける、飛ぶように。

 吸血鬼を突き刺す長槍の間合いの大外の外から、懐への最接近。
 寸前で両の短剣を手放して腕を伸ばし、
 全ての速度を乗せて押し倒す勢いで突撃した]

(198) 2014/02/11(Tue) 00時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/11(Tue) 00時頃


    − 過去 −

[同じ雛鳥とは言え、成熟すればそれぞれ違う翼や爪を持つ。
武術は最低限のラインは越え、後は各自の伸び代。
智に目立ったのは直円だった。
家族らしい雛達の中で異質に見えたからこそ
余計に目立った様に思えたのかもしれないが]

ホリー…随分毛色が変わったようだな。

[祝福を受けた時から転がる様に変わっていった様に思う。
ただ滑稽な程這い蹲る様な常の姿勢は、
太鼓持ちと呼ぶ以上に滑稽に見えた]


[何の為に生きているのか。
 何の為に生かされているのか。

 そんなもの、決まりきっている。
 鬱金の祝福が囁き思考を塞ぐ。]


  ……ぁ

[零瑠にとっての最上の褒美に、周に伸びた指先が微かに震えた


【人】 落胤 明之進

[諸共に倒れ込み、相手の両肩を地へと掴み留める。>>202

 上から勢い込んで、その顔を覗き見た。

 静止、瞬き。

 暗赤色の双眸が見開いて、明瞭に驚きを示していた。
 微かに開いた口が、す、と息をする]

(205) 2014/02/11(Tue) 00時半頃

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