199 Halloween † rose
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[中でもひときわ元気良く菓子を集めていくのは 黒猫のぬいぐるみを抱いた悪魔の少年。
その手には、陽に焼けて古ぼけたカボチャのバケツ。 これは、生前の祖父がかわいがった弟子が、 最期まで大切にしていた形見の品だと聞いている。
幼い少年にその意味こそ半分も解らなかったが、 結わえられたリボンと鈴の錆具合が格好良くて 毎年使わせてもらっている。]
Trick or Treat! ジェリービーンズ、キャラメル、パイ… さもなくば、悪戯だ!
[成果は上々。 今年も、バケツの中は甘いお菓子でいっぱいになる。]
(321) onecat69 2014/11/03(Mon) 22時頃
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……───餌を、くれよ。
[巣くった闇が、もっと深くに根を張って、いつか深紅の魔華を咲かせるまで。
グレッグの魂が、闇の眷属に相応しい、罪の色に染まるまで………*]
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
onecat69 2014/11/03(Mon) 23時半頃
一曲踊ろうか。
君が生まれた、お祝いに
[もう、時計の針は動かないから。
時間が私達を邪魔することはない]
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Happy Halloween!チビ猫!
[駆け寄ってきた年下の少年に両腕を広げて見せる。 どうだい、悪魔だ!怖いだろ? ってな感じに。
獲得した菓子はあとで仲間内で分ける事になっているが、 空っぽのバケツを哀れんで少年は自分のバケツを探る。 クッキーとチョコレートは自分で食べるために避け、 掲げられたバケツに放り込んでやったのは 蜥蜴の形のグミひとつ。]
―……おまえ、一緒にいくか? 一緒のほうが、絶対楽しい!
[満面の笑みには満面の笑みを返して。 少年は、小さな黒猫の小さな手を握る。]
(342) onecat69 2014/11/04(Tue) 00時半頃
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[握った手は、はじまりのしるし。
繋いだ手から感じた温もりが小さな胸に染み入り 一緒に街を駆ける始終ずっと心が踊っていたんだと、 あれは初恋だったんだと、 恋を打ち明ける言葉としてキミに伝えるのは もっとずっと未来の話。
ふたり並んで駆け出したハロウィンの街に どうしてか懐かしい鐘の音が、響いた。**]
(343) onecat69 2014/11/04(Tue) 00時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
onecat69 2014/11/04(Tue) 01時頃
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