人狼議事


52 薔薇恋獄

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スティーブンは、石神井が部屋に入るようなら、少し横にずれて通路をつくる。

2011/05/19(Thu) 02時頃


【人】 見習い医師 スティーブン

[無理をして歩いているような鳴瀬に、手を伸ばしかけるが、手を貸せば彼が怪我をしていることがしれてしまうだろうと思い、眉間に僅かに皺を寄せ、手を引いた]

 それじゃ、ちょっと行ってきます。

[そう言って、部屋を出ようとしながら、蓮端と石神井を交互に見て]

 あの、そういうわけなので。
 石神井君、すみませんが、蓮端君を少しだけお願いします。

(428) 2011/05/19(Thu) 02時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

─ 自室 ─

[部屋に着くと、あまり誰かに見聞きされたくはないだろうと思い、扉を閉める]

 そうですね……見るからに、だいぶ辛そうですし。

[そう言いながらも、浮かぶのは安堵の笑み。
 もしこのまま怪我を隠されていたらどうしようという気持ちもあったし、鳴瀬がいるという安心感もあった]

 少し、触りますよ。
 痛かったら言ってくださいね。

[湿布やテーピングを用意して彼の前にしゃがみ込むと、患部の衣服を軽く避け、そっと触れる]

(440) 2011/05/19(Thu) 03時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[鳴瀬がびくりとすると、ついつられてこちらもビクッとしてしまった]

 ちょっと冷たいですよ。

[コールドスプレーを吹きかけ、晴れた部分の熱をさます。
 ある程度落ち着いたのを確認したところで、水気を拭き取り]

 一応、普通に歩けるように、テーピングしておきますね。
 けれど、無理はしないでくださいよ。

[言いながら、足にテープを巻いてゆく。
 治療中の表情は、普段のぼんやりしたものと比べると、かなり真剣に見えるかもしれない**]

(444) 2011/05/19(Thu) 03時頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 03時頃


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 03時半頃


[ それは薔薇の一つ一つに魂が宿るから ]

[ 誰のものとは判別し難い、無数の死魂 ]

[ この地で死した、誰かの思いの残滓達 ]

[ それらが今、薔薇に輝きを与えていた ]

[ その魂たちは、今はまだ何も語らない ]


[ 屋敷を追われ辿り着いたところ ]
[ そこは一本の大木のうろだった ]
[ わたしは全てから逃れるように ]
[ その中へと入って身をひそめた ]


[ わたしはその中で孤独に泣いた ]
[ 暗く沈む闇に希望はもう無くて ]
[ そのままわたしはそこで死んだ ]
[ でもあの方のこと信じていたの ]


[ 暁様が再びの逢瀬を望むならば ]
[ 有明けの空にわたしは黄泉帰り ]
[ ともに愛でた薔薇の姿になって ]
[ 二人の時間を紡いでいけたのに ]


[ あの方の隣にはうつくしい女性 ]
[ そのままわたしを忘れて幸せに ]
[ どうか幸せになってくれますか ]
[ 嗚呼なんで幸せになるのですか ]


[ *あなたわたしをみすてましたか* ]


[ツキリとまるで薔薇の棘に刺されたような、痛みを胸に覚える。]

 ……俺は、珀と違って同調はしない筈なんだがな。
 波長の問題だろうか。

[その痛みを、幾多の魂の想いの残滓とすり替えて、ポツリと呟いた。]


 ……に、しても……

[じりじわじりり。
肌が焼けるような、痛み。
生きている人間のそばに居る時は気にせずにいられる程度だが、ひとり廊下へ出れば、少しでも距離をとろうとするかのように、壁際へ寄ってしまう]

 ……薔薇の方から、だよなあ。やっぱ。

[何を語りかけてこられる訳でもない。
ただ、無数の想いの欠片を、体質が感じ取ってしまうだけ]


 日向っ!


[たしかに、痛みも感じたのに。
そこに居たのは日向ではなく。

庭の近いせいだと、自分に言い訳することもなく、ただ、静かに諦めの溜息を吐き]

 ……まだ濡れてたか?

[掃除は自分に任せた筈なのに、と言外に問う響きで、首を傾げた]


[1度目、日向を迎え入れた時の雫は珀が拭いたことは知っている。
2度目、日向が化け物に変わった後、珀が気を失って後の事は知らない。

拭かれていたならば、珀が拭いたのか……と。その言葉に思う。

大丈夫か?と視線で問うのは、幾多の薔薇に宿る想いが視えるから。
その1つ1つに同調してしまえば、身がもたなそうだと。]


 あの中に飛び込みたいかっつーと、お断りだけど。
 んな無謀はしねぇし、ひとと居る時はわりと、平気。

[とはいえ、必要とあらば飛び込みもするだろうが。
問われる視線に、へらりと笑って、軽く腕を擦った]

 それよか、悪ぃ。……ちょっと、へばってて。
 お陰でさっぱり何が起きたのか分かんねーから、蛍紫の知ってること、教えてくれ。


[蘭香を……と、話を振ったのは、これまでの説明の布石でもあった。

蘭香を選べといったことに対し、珀がどういう反応を示したとしても、ぼそりぼそりと状況の悪さを紡げば、何故そう言ったかは判ってくれるだろうか。

おそらく、雷が鳴る前に中庭に居た誰か――蓮端が濃厚か、が切欠で、日向が化け物に転じてしまったらしいこと。
その誰かは、暁様――怪談の屋敷の息子に、何か関係があるかもしれないこと。
大須の姿が視えないのは、多分、化け物となった日向の所為だろうということ。

己が判る範囲で、伝えられることは伝えた。
出来れば、蓮端に会って確認してみて欲しいとも。]


 ……話は、分かった。
 夕輝先輩も、探してみる。危なそうだし。

[何故、そう言ったかは分かった。
分かったが、はいそうですかと笑って頷いてやれる言葉ではなく]


 ああ、頼む。
 今は、石神井先輩と一緒に部屋にいると思う。
 でも、少しだけ時間はあけた方がいいかもしれない。

 ……それと、鳴瀬先生には、俺の眼のことは伝えている。
 いい忘れていた。

[激情の色を見返しつつ、淡々と伝え漏れた情報を付け足した。]


[夕輝が哲人と居ると聞けば、広間前での様子を思い起こして僅か、ほころんだ気持ちにもなったけれど。
湧き上がった熱さに、あっという間に掻き消え]

 それで、お前はどうすんだよ。
 士朗せんせを選ぶってか?!

[普段だったら、何も気づかずに居た頃なら、何時の間にそんな仲良くなったんだ、なんて茶化していただろう言葉。
けれど今は、それすら裏切りのように感じて。
士朗へ感じた八つ当たりの憤りと、蛍紫に対するもどかしさの混じった憤りを、叫んだ]


 何故、そこで鳴瀬先生がでてくるんだ?

[きょとんとした表情をしていただろう。
何を言っていると……。

少し息を吐いて、押し倒された格好のまま、手を伸ばす。
怒るとは思っていたけれど、ここまでとは思わなかったので、これ以上は言わない方がいいと、口を紡いで。宥めるように頭に伸ばす手。

触れたなら、それに何かを思い出す。]

 ……そうなったら、俺はお前を選ぶよ。

[けれど、何かを掴むことはなく、その代わり零れる飲みこんだ筈の言葉。はっと、それに気がついて、誤魔化すように]

 お前が蘭香を。俺がお前を……そうしたら3人だろ。

[苦笑を浮かべた。]


[それだけ状況が悪いというのは、蛍紫自身が話したこと。
だから、たとえば、なんて仮定で済ませられるとは、感じられず]

 ……何で?

[きょとんとした表情に、問い返す声は、きっと眼差しに反して冷やか。
そんなつもりも無かったけれど、そうなってしまった。

だから、手が髪に触れたときも。
思わず、つよく振り払ってしまった手のちからだって、そんなつもりじゃなくて]


 ……っ、ごめ 、

[蛍紫より、自分のほうが驚いた。
まるく見開かれた瞳は、いま庭園で雫にうたれている薔薇の葉と、似た潤みを湛え]

 …………それでも、オレは、蘭香だけを選ばない。

[苦笑に、きっぱりと答えた表情は。
おなじ場所で、意識を失う前、ごめんと告げた、泣き笑いに似たそれと同じだった]


[髪を撫でれば、首にかかる圧力に、思わずぐっと喉を鳴らすけれど。抵抗せぬまま、濡れた葉の色を見て、苦笑を深める。]

 何もかも……と思っていると
 そのうち抱えきれなくなって、全部取り落とすぞ?

[つっと眼を細めた段階で、眼鏡が飛んでいることに気がついた。
泣き笑いのような表情から逃げるように、指先が眼鏡を探った。]


 そうなったらなったで、……蘭香とお前には、迷惑かかんねーようにするさ。

[逸らされる視線には、気づいたから。
ちいさく苦く笑って、身を起こした]


【人】 見習い医師 スティーブン

─ 自室(治療中) ─

 ……きついですか?

 けど、これくらいしておかないと……っ。

[時折漏れ聞こえる小さな悲鳴に、つい手を緩めてしまいそうになるが、それではテーピングを施す意味がない。
 何かを堪えるように眉根を寄せ、きつく、しっかりと巻き付けてゆく]

 はい、終わりました。
 肌色のテープですし、あまり目立たないとは思いますが……。

[言いながら、テープの巻き付けられた鳴瀬の足首を見る。
 ……胸が、軽く痛んだ気がした。
 治療中に覗き見た鳴瀬の目許に、涙が浮かんでいた所為だろうか。
 いや、治療中に痛みの涙を見せるものなど、別に珍しくなどない。そういう時は、確かに若干申し訳なく感じたりもするが……それとは、また違う]

(517) 2011/05/19(Thu) 13時頃

 俺は、別にお前に迷惑かけられても良いのだけどな。
 今更だろう……。

[冗談を言えというから、冗談を言ってみたという声音で、重くならぬように言う。]

 俺が言っているのは、そういうことではないよ。
 お前が心配なだけだ。

[己の放った言葉に、またデジャビュを覚えながら、身を起こす際に揺れる相手の髪を見つけた。]


 もう、十分掛けてるじゃんか。

[これ以上どうしろと、と肩をすくめて笑う。
今更といえば、今更でもあり]

 オレだって、お前が心配だよ。

[甘えている自覚はある。
けれど甘えられた覚えは無い。
迷惑かけようとしないのはどちらだと、思う]


【人】 見習い医師 スティーブン

[治療がすむと、またいつもの、穏やかというよりも少し抜けたような表情に戻ってしまうだろうか。
 それでも、普段よりどこか切なげではある]

 あの。
 いちいち言う必要も、ないかもしれませんけど。
 できるだけ、安静にしておいてください。
 座っていたり寝ていたりの時は、出来れば、少し足を持ち上げて。

 お風呂は、できれば今日くらいはやめておいた方が良いんですが……そういうわけにもいきませんよね?
 あの、なるべくサッとで……それと、右足は湯船に入れないで、くださいね。

 それから……。

[ぽつぽつと、あれこれ注意を促すのは、鳴瀬が無理をしないようにという意味もあったが、それよりも、話がしたいとか、もう少しここにいて欲しいとか、そういった感情の方が強かったかもしれない。
 何故そんなことを思うのか……自分でも、少し不思議だったが]

(522) 2011/05/19(Thu) 13時半頃

 そうか……。

[珀の言葉に、ふっと唇の端を持ち上げた。
その言葉だけで十分だという思いと。
そうでない想いが混ざって。

その話題に関しては、それ以上言葉を紡げない。

まるで無意識に、百瀬の質問から逃げたように。]


【人】 見習い医師 スティーブン

 あ、そういえば……合宿の件なんですけど……。

[足首の具合を確認している鳴瀬を見て、はっと思い出す]

 甲斐君が、先程言っていたんですけどね。
 この合宿、中止というか……早めに切り上げるように、しませんか?

 大須君の件もありますし、この雨ですし……すぐにというわけにはいきませんけど、体調の良くない生徒もいますし、それに、先生だって………。

[またじっと鳴瀬の足首を見て、切なげな表情を浮かべ]

 私では、部員達をまとめ上げることは出来ませんから……。
 ゲーム部には、先生のような人がいてくれないと……それに……。

 …………。

[だがその先は、口には出せなかった]

(526) 2011/05/19(Thu) 14時頃

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