17 吸血鬼の城
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[そして憎しみという糧は白薔薇を生かした。
対象が失われれば行き場のない感情だけが残った。
―――ただ、それだけのこと]
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―私室―
……嗚呼
[重く暗く篭る闇が幽かに揺らぐ。 同胞の目覚めに視線を投げた。 肌蹴た夜着を着なおすでもなく、寝台の上 彼の髪へに冷たい指先を伸ばす]
そう、お前は私のもの。 愛しい私の――白き薔薇……
[甘い囁きはつい先刻まで、幾度も血を交えた彼女に与えていたもの。其れを同じ調子で、白薔薇へ向ける]
さあ――…人を喰らい、美しく咲き誇れ。 お前の其の姿が、私を悦ばせるだろう**
(144) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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[漂うは虚無感。
女はただ静かに聲に耳を傾けるのみ――]
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―最上階/私室― [戯れに髪へ指を絡め弄ぶ。 白い指先が触れ、ひくりと喉が震えた]
嗚呼――…良い子だ。
[同じ体温である事への安堵と、何か 胸の内に広がる甘く苦い感覚]
白い花弁を血に染めて ……私の元へ、帰ってくるのを……待っている。
[硝煙と、ネズミの臭い。 知っている。ひとが、己の眷族が何をしようとしているか、くらいは。 月は霧に紛れて朧気に気配を変えてゆく。 翼を広げる彼を見送り、ゆるりと寝台から下りた]
(156) 2010/06/25(Fri) 21時半頃
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―最上階・城主の部屋― [黒檀の窓辺につと身を寄せる]
さあ……人間達よ 絶望の宴から、何を得る?
あの狩人のように、逃げ去ってしまうのか かの従者のように、魔のものと共に生きる道を選ぶのか
其れとも――…
[血の色をした瞳が、すぅっと細まる。 濃く深く、立ち込めていた霧が僅かに薄くなっていた]
――終幕は、近いぞ。
(159) 2010/06/25(Fri) 21時半頃
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[遠く最上階にありながら、
届かぬはずの声を聞き、薄く囁きを零す]
優しくして欲しいのか?
――…此処に居れば、
本能に抗わずに生きてさえ居れば
私はお前を傍に置き、愛でよう。
立派な吸血鬼に育ててやろうぞ。
この闇の城で咲き誇るといい。
血縁を喰らった吸血鬼の、傍らで。
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―最上階― [独り部屋に残る 遠く、鍵盤を弾く音がする。 窓の外には無数に並ぶ墓が見えた]
――…舞台は、動いている この度の寸劇は思いの他……予想外の出来事に見舞われたが
[終幕は迫っている。 其々の役割を担い、奔走している人々を 城主は直接己の手を下す事無く静観している]
(193) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
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……やっぱり筒抜けなんですか。
[むっとした声で囁き返す]
……。
[もう人間に戻れないことは分かっている。それでも、自分はどうするべきなのか――未だに答えを出せず]
お前は私と血を分かつもの。
何処で何をしていようと……手に取るようにわかるぞ?
[其れはドナルドが扉を開くタイミングにあわせて]
――…さあ。
何も悩むことなど、無いだろう
お前は最早人にあらず。
本能のままに、貪り喰らうが良い。
ひとの情など、捨ててしまえ。
[其の後で、あの薔薇のように苦しいと泣き叫び縋り付いて来るならば、其の記憶まで喰らってやっても良い。
思えども未だ口にはせず、揺れる心情を見つめている]
どうした……
お前まで私の命に背くのでは、あるまいな?
其れを我が眷族に。
お前が喰らわぬなら、私が――…
[ベネットへ
追い討ちをかける聲]
ドナルドを、眷族に……?
[声に怯えと、恐怖の入り混じる。友人を、自分の手で吸血鬼にしろというのか。怒りがこみ上げてくる]
……嫌だ。誰が貴方なんかの言うことを聞くもんか。
お前がせぬのなら、私が直接手を下すまで。
彼の行く末はもう決まっている。
ならば、せめて
お前の手で生かせて遣るが良いだろう。
そのために、お前に血を分け与えたのだからな?
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[>>203無我夢中で走る子供の姿。 其れがいつかの彼の姿に重なる]
……、10年ほどあとに もう一度、我が元へ来るが良い。
熟した其の頃に、もう一度な。
[くすくすと笑いながら ネズミが一匹走り回る様にそう呟いた*]
(209) 2010/06/25(Fri) 23時頃
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