3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―用務員室―
変わった、って…どういう風に?
[問いながら、日誌をめくる手はいつの間にか止まっていて。 ラルフの話に耳を傾けていた]
――背中を切り裂かれた? 私が見たときのディーン君はそんな感じは全然…… あれ?え?どんなだったかしら…
[覚えているのは>>74 姿はかすかに 声はたしかに]
ああ、あそぼ、って。 まるでケイトみたいに……そう、
[ではそこにいる体は命のない、抜け殻、なんじゃないだろうか。ほんの少し、怖くなる]
私が見たディーンくんは、あの子のお友達 みたいだったわ。 ――君は、彼を*探さないの?*
(332) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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……何も してない、し。
何もする必要なかった。
[あまり、見たくないものを見せられただけだった。]
飼育委員 フィリップは、用務員 バーナバスが飛び出すのを止めはしない。
2010/03/03(Wed) 20時頃
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―美術室前―
[メアリーの思いはもう分かった。 だから後はディーンの姿の誰かがどうするか、 そして相手をどうするか。]
……現在位置までは私も分からない。 悪いけど勝手に探してもらう事になりそうだよ。
[起き上がり、歩けそうなのを見れば]
やれやれ、会議室に用事はなくなりそうだ。
[心配だった3人のうち、一人は去り、一人は向こう。 最後の一人ももう大丈夫らしい。]
(333) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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−回想・美術室前−
[とりあえず会議室に移動することになったのだが、 突然美術室から現れたディーンに、目をみはる。 つい先ほど生徒会室で見かけた様子とうってかわって、]
(いつも通りのディーン。いつも通りすぎてなんだか…。) ディーンの前に立ちはだかるミッシェルの、 そのまた後ろでオスカーに庇われるように存在する自分。 ミッシェル達のやりとりを息を飲んで見守る。 息が苦しく感じるのは、緊迫した空気のせいだろうか? それとも、相変わらず守られているだけの自分…?]
(334) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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― 木の下 ―
[例えば、捨て猫が
温もりを知らぬまま死ぬのと 温もりを知って、それが一時であるのと
果たしてどちらが不幸なのか。 そんな話に似ている。
―――……そんなこと、答えなどないのに。]
(335) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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言いたいことがあんなら、全部言っちまえ。 なあ、先のことなんて分からねぇけど 今、俺はお前の傍にいる。
[ただ、自分は知らないで逝かれる辛さを知ってる。 だから、今回は知りたいと思う。]
鬼でも、鬼になりきれない鬼でも。 ―――……セシルの傍にいる。
[伸ばされた手を絡みとった。 抱きしめられるなら抱きしめる。
ケイトのどこか少しだけ哀しく聴こえる笑い声に、彼女は温もりを知らないから求めるのか、知っているから求めるのか、そんなことを思った。]
(336) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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[ 闇の中で 熱い魂を 喰らう、 やみ ]
( なまえ、 )
[ はらはらと ][ ひらひらと ] [ 桜吹雪は 彼の 魂の欠片のように 舞う ]
――――― …ター。
[ もう 帰れない ] [ もう 帰せない ] [ もう 逃がさない ] [ もう 逃げれない ]
ヘクター…、…
(@39) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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−校長室− [>>329近付くと、自分から引き剥がして逃げるように。 服の下の、獣の様な剛毛が、見える。]
…… え、ちょ、いや解って る って
[保健室での事は、知っているから。 手がいるかと踏み出した、のに。必要なかったようで。 >>331ピッパのことは、肩を揺すっているキャロライナに任せる。]
手が、必要そうなら 貸すけど。 僕は、居ない方がいいかもしれないね。
[暴れるようなら流石に手を貸すつもりだが。 女の子同士の方が、と。そう言って、校長室の外に向かおうと。]
(337) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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−回想・美術室前−
[ミッシェルのディーンに対する糾弾。 それを窘めるピッパと、ほんの一瞬目があった。 オスカーの腕を掴む力が少し入ったけれど、 自分からはそらすまい、とこらえた。 一瞬だけみたピッパの…な表情は気のせいだっただろうか。 プールに行く、と言って慌ただしくその場を離れるピッパを、 一人じゃ危ない…、そう思ったけれど、後を追うことはできなかった。]
[メアリーの声にならない声。 ディーンを見つめる表情やミッシェルへのメッセージも 見ることはできなかったが、 ディーンに抱き寄せられた後ろ姿は幸せそうで…。]
(338) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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(あれ…?どうして…?) [自然と涙がこぼれた。 メアリーとは酷く近い場所にいた、そんな気がしていたけれど、 今は遠い。いや、遠くに行ってしまいそうな気がして。]
駄目だよ、メアリー。行っちゃだめ…。 [うわごとのように呟く声は彼女の耳に届いただろうか?]
(339) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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文芸部 ケイトは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 20時頃
ねぇ、おっさん。
[服の下に、見えた 獣 のような 剛毛。
獣 に 変 わってしまうのだろうか。
自分が 闇 へと 変 じているように。]
おっさんは、ばかなままが、いいよ。
[恐らくは、本人には意味の解らないことを言った。]
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−美術室前−
[ジェレミー>>330最後の言葉に頷いた。
ミッシェルの言うことが本当なら、 本物のディーンの…が何処かにいるわけで。] 私、ミッシェルさん、信じてるから。
[PCルームのモニタに、ディーンの名前はうつってなかったけど、*それでも*]
(340) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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[ピッパが先刻の自分と同じ、或いはマーゴを襲ったときのような状態であれば、フィリップは外にいてもらった方が良いかも知れない]
え、と……。わかったよ。私が何とかしてみる。
(341) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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―― 美術室前 ――
……そっか。
[両手・両足が動くか、丁寧に確認する。 膝は、笑うが問題ない。左手も、問題ない。 右手の指を曲げ伸ばししようとして……]
色々悪いね。ありがとう。 会議室には、今度デートにでも誘うよ。
[手首に目を落とす。 いつもの軽口。さりげなく、ザックを支えた]
……で、そこのあんた。 何か面白いこと言ってたよね、さっき。
[きろりと横目でディーンもどきを見やる]
「鬼の声」って、何? そんな情報、どこから聞いたの?
(342) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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文芸部 ケイトは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 20時頃
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─美術室前─
[ミッシェルと、ディーンのやり取り。 それを見つつ、動かなかったのか、動けなかったのかは、自分でもわからなかった。 頭の中が相変わらず騒がしいのは、もしかしたら理由の一つ、なのかも知れない。
でも、多分、一番の理由は]
……なんか……違う。
[言葉で言い表せない、違和感。 それの言語化に苦心していたため。 それに、波紋を広げたのは、ジェレミーの言葉>>279。 ひとつ、瞬いた]
あ……なんか、腑に落ちた。
[物言いが酷い、というのはさておき。 それと同時に、どこかが、なんだか、痛くなった]
(343) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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―木の下― [どこかかなしげな少女のわらいごえが聞こえる。]
…、――――
[――裡に揺れる。 今。ただ、それだけでもと、思う。 先を見るのは、――さみしい]
…、っ……
[手を絡められれば傷をつけると躊躇いながら、 抱き締められるならびくりとするが、そのままに。
ドナルド、
と詰まる声で呼ぶ。 顔を俯けると、もう一筋涙が落ちた。]
(344) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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……言ったら、止められるような事を。
[ビー玉で繋がっている彼女や他の人たちから。 分かってるから、詳しくは話さない。
パラリ。別の本を手に取るとページを開く。 >>#2:3969]
あぁ、いいんです。 ビー玉を通して話せる人が一人いて、そちらにいる、と教えてくれたんです。
場所までは知りませんけどね。
[クスクスと笑う。 ただ、その笑い声はとても悲しげなものだった。]
(345) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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(また、だ)
[ふと、過ぎったのは、そんなコトバ]
(また……わかんない)
[意識がふ、と、遠くに飛ぶ。 二年前、半身を喪った時。
当たり前に一緒にいて、当たり前に接していた半身。 明朗快活な優等生で通してきた姉が、抱えていたモノ。 それが、限界に達するまで気づけなくて。 それが、姉自身に向けて振るわれる刃によって示されるまでわからなくて。 止めようとして。左腕は、その時に深く、ふかく切り裂かれて]
……ぅ。
[傷痕が、少しだけ疼く。頭の中のコエが、なんだか、哀しげになる]
(346) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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−校長室前廊下−
うん、……頼んだ。 力にならなくって、ごめんね。
[>>341そう言って、校長室の外に出た。 外に出ると、深い溜息が出たのは、どうしてだろう。]
…… ヘク ター ……。
[>>@39小さく短く呼ぶ声。寂しそうな、苦しそうな、声。 ざびしい、 くるしい ―― しい。闇の声が 聞こえた気がした。]
どうして。
[彼は、送られたんじゃないのか。同じ場所に行ったのでは、ないのか。]
(347) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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―美術室前―
[>>340 マーゴからも信じる、といわれれば]
ありがとう。 ……正直言うと、私もちょっと自信なくしそうだった。
[複雑な思いを抱えてポケットのガラス球に触れる。 今少しの間、何かを伝える事はしない]
いや、そんなのはお互いさま。 ……文化祭の出し物でも考えるデート? どうせなら、屋上が良かったかな。
[軽口にはもう欠片しかない日常の面影が確かにあって。 そして声の話に今更ながらにはっとした]
……遊びだって言うなら、ルールくらいきっちり説明して欲しいよ。
[誰かが言っていた事と遠くない事を小さくぼやく]
(348) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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[その後に、飛び出した半身を追いかけて。 高台から、足を滑らせたのを見て。 ぎりぎりで引っかかっていた手に向けて、手を伸ばしたけれど。
届かなかった。 ほんの少し。 あと少し、背が高ければ。 届いたかも知れないのに。
届かなかった。 途切れてしまった。 残ったのは、傷痕だけ。
ほんの少しの闇。 抱えていたモノ。 奥の方で、それが、揺らいだ]
(349) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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飼育委員 フィリップは、じくり と 右腕が 焼け爛れるような感覚に襲われた。(09)
2010/03/03(Wed) 20時半頃
演劇部 オスカーは、軽く、首を横に振る。
2010/03/03(Wed) 20時半頃
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─美術室前─
……あー、もう。
[声に宿る、微かな苛立ち]
今は、それどころじゃ、ない、だろ、オレ。
[何処かに行きそうな意識は、腕を掴む手が繋ぎとめてくれる。 だから、大丈夫、と自分に言い聞かせて]
……なんかよくわかんないけど。 後だしルール、って困るよなー。
[ジェレミーの指摘>>342と、ミッシェルのぼやき>>348に。 は、と大きくため息をついた]
(350) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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― 用務員室前 ―
[とりあえず、校長室から逃げて、用務室の前、気がつけば帽子がなかった。]
――……あー
[帽子のない顔は…]
1.イケメンだった 2.不細工だった 3.童顔だった 4.やっぱり老け顔だった 5.いたって普通だった 6.振りなおし
{6}だった。
(351) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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用務員 バーナバスは、どこから見ても不細工な人だった。
2010/03/03(Wed) 20時半頃
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― 木の下 ―
[明るい未来を視れないのは、互いの性質か。 それとも、この世界に侵食されているからか。
コリーンとは違い、セシルは今目の前にいるというのに。]
―――……ん?
[名を呼ばれれば、抱きとめたまま俯く相手の顔を見る。 睫毛が濡れて光って見えた。 俯いた顔の下に自分の顔を近づけて]
セシルの事が、知りてぇんだ……――― もう、後悔はしたくねぇ、から [眦に唇を寄せようとしながら、願った。]
(352) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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問題児 ドナルドは、自分の垣根が壊れる音を聞く。(06)(浸食)
2010/03/03(Wed) 20時半頃
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―美術室前―
お帰り?
[どこかへ意識が旅立っていた彼へ茶化しも交えて]
……それに強制参加の撤廃をしてくれれば、 もう言う事は無いんだけどね。
[これが、日常に触れなおせる最後の気がして。 笑おうとしたけれど、鏡が無いからよく分からなかった。]
(353) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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先生は不細工は嫌いだよなぁ。
[帽子がなくて心もとない……。]
文芸部 ケイトは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 20時半頃
って、バカでいいんかなぁ。
不細工でバカって最低じゃねぇ?
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―― 美術室前 ――
[偽ディーンからは何て言葉が返ってきただろう]
だから、別に、んなゲームに乗る必要、ねぇ、よ。 くっだらない。
……残念だな。 あいつがここにいたら、賛同してくれそうなのに。
[ミッシェルとオスカーの愚痴には、そんな風にため息一つ。 ここにいるがここにいない相手を思う]
……で、あんた、その、「なりそこないの鬼」が見つかったら、どうする気? ゲームに乗って殺しにくんの? じゃあ、その相手は、ミッシェルじゃないぜ。
[しゃべってるうちに、喉は引き連れるけれど徐々に周りが良くなる]
俺だよ、俺。 信じても信じ無くてもいいけどさ。
(354) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
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