204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[ノックス。
透明な声で叫ぶが、聞こえるかどうかはわからない。 >>380傷口はさらされているまま。 其処にナイフが入ったものだから、紅が黒い衣服を濡らしている。
気持ち悪い猫なで声の内容は覚えていない。 ただ、ノックスがトレイルを呼ぶ音を 耳が覚えている。
都合よく扱われるのに、我慢がならなかった。 手を伸ばした先は、別段彼である必要はなく。
>>427此方を伺う声に、トレイルは答えたのだ。 透明な声で。 けれど彼からの返事はなかった。 そればかりか、トレイルを置いて彼らと話し始めた]
(467) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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フィリップは、トレイルが後ろの階段を下がるなら追いかけるつもりで構えている
2014/11/24(Mon) 01時頃
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――…それはあんたに答える義理ねぇだろ?
[名を呼び尋ねるノックスの声>>464に軽く鼻を鳴らす。 フィリップの舌うちが聞こえ>>645微か眉を寄せて。]
(468) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[武器は無い。 故に、トレイルは
嘲笑を浮かべて、後ろに飛んだ。
階段。 下がるのではない。 片足を射抜かれた状態でまともに逃げられるとは思わない。 落ちるのだ ただ、一番したまで、早く
誰よりも早く]
(469) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[いつか。いつか、大人になって。 ノックスみたいに、子供を一人か二人連れて、旅をして。 そうして、言うんだろうか。
『これは僕の悲しみの卵だ』
気取った言い回しで、残る肉片を見せて。 そうして、他の人を好きになって。 過去の痛みを繰り返さないようにって、そんな。
ディーンのこと全部、いまの気持ち全部。 過去のことにして]
――ああ。
[それなら、僕は子供のまんまがいい]
……ねえ、べネット。 ディーンはどこにいるの。
(470) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[>>>455 永遠に。食べたら。永遠に。永遠に。永遠に。
幼い心に刻まれたのは呪いだ。 (ディーン、お前は本当に――なんて、ことを) 幼馴染に思うは恨み言。]
それは、……裏切られないかもしれないけれど、 もう触れられないなんて ……おれは、嫌だ よ……
[ニコラに諭すように謂った後に >>461プリシラの言葉が続く。 ――嗚呼、歯に衣着せぬ物言いだ。と、思う。 彼が抱えているものは、知らず。気づいたとしても、――責められないし、自分も思わないわけでは、なかったから。]
(471) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[ノックスに、伝えたいことができた。 ただ、今この状態で 声の出ないトレイルが伝える手段は
文字しかないのだ。 だから]
(472) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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会いたい、なあ。
[尋ねながら。 ポケットの、小さなナイフを握った]
(473) 2014/11/24(Mon) 01時頃
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[孔雀石が瞬きする] [何のために 胸糞悪い温度に耐えたのか
打ち所悪く 死ぬ なんて 嗚呼 けれど ノックスの目の前 それも悪くないのだろうか?
なにせ まさしく 不幸な事故 ドナルドの手も汚れていない
落下するよりは遅い速度 一段飛ばしに駆け寄り]
(474) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[肩を段差にぶつけたのは、二度。 結構な高さから落ちたわりに、まだ動ける。 ただ、全身がバラバラになりそうなくらい痛い。
頭が割れそうだ。 階段下、落ちて転がった姿勢のまま 駆け寄るフィリップに制止の意を込めて 手のひらを向けた。
自らの傷口から、指で血をすくい 床に文字を書く。
”とまれ。 さもなければ、このまま自害する”
脅迫にしてはおかしな文章を、血文字で]
(475) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[居間の外の出来事は、本能故の衝動とは違う。 それはまだ知らないけれど。
昔は一緒に遊んでいた。 あの頃は一緒だったのに、今はもう違う。 ニコラ>>466は、衝動故に食べた。]
なんだよ、お前。 少ししか満たされてないのかよ……。
[バーナバスの服を掴む手に力が入る。]
(476) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[文字を読み取る速度は遅い 訝しげな表情で トレイルの文字を読んだ後
短い舌打ちの後 ナイフをしまい 弓矢へと装備を変えながら ]
ーーー何? 何がしたいわけ?
[と 頭に矢の標準を合わせながら 不機嫌あらわに口にする]
(477) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[ノックスに警戒向けるまま フィリップの声や階段落ちる音をその背に聞く。]
――――……。
[何処に行っても血のにおいがする。 目の前のノックスから漂うそれにさえ うまそうだ、とそんな事を思ってしまう。]
(478) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[弓矢。 思わず笑ってしまった。 随分都合がいい。 ああ、肋骨が痛い。
”逃げない。 その矢で死ぬのは、確定でいい。
だから、後にして”
肩を竦めながら そう、文字を書いた。 字が周囲に書ききれなくなるのが、早い。 少し文字を小さくしなくては そう思いつつ、矢の向う直線上をごろりと転がって移動して、次ぐ文字を書く場所を作る]
(479) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[フィリップの荒げた声。 あぁ、そちらの方が君らしい。 からからと回るからくり時計のような、君よりも。
同じになっても良いと言う。
ふと、視界の端に幼少のラルフが見えた気がした。 珍しく悲しげな憂いた表情。それをそのまま、告げただけ。]
同じ悲しみだと、―――本当に思っているのかい?
[あの、彩のない世界。けれど、悲しみなんて浅い深いなど関係がない。悲しい。たった一粒の想いが、全てだ。]
(480) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[別段今更死が怖いわけでもなかった。 生きる選択は、二人の為。
其れも壊れた今、 何が惜しいだろう。
この身に残っているものは、何もなくて ニコラの提案で、嫌悪を覚えて けれど、実際傍で音を聞いて せめて と、思ったけれど
その希望がかなわなかった時が 何より恐ろしいから]
(481) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[首をゆっくりと傾けた。 そうして位置を確かめる。ドナルドと、フィリップと。]
……ニコラが、話したのは、 きっと恋しがっているせいだ。
[ニコラの傍から、離れたから。>>452 僕だけが特別だと告げる声も、拾ったばかりのトレイルの髪を引っ張る手も、綺麗だと眼球に入れた指も。求めるものは、実に簡単な、1つの。]
その理屈が通るなら、僕がフィリップを殺すのに問題がないことになる。
何を。あの時、僕も含めて居間にいた皆が、見逃したじゃないか。 寧ろ可哀想だと、憐れに思われるべき だ。
フランシスは……叱るだろうね。心配をさせたって。 君が居なくならなくて良かったって、言うかも知れない。
[すれ違いざま。彼にかけた言葉を思い出した。 だれでも、我が子が可愛いのだ。]
(482) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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―居間― それは、……
[>>466 フランシスは、鋭い切り込みに言葉が詰まる。 当然の疑問。失敗してしまった者の話も、勿論聞いていた。 フランシスも、自分が食ったのではなく―苦しくて、耐え続けてはいたが―違うものに喰われて喪った。
子供めいた響きに、――本当のことを教えなければ、と。 フランシスは思ったのだ。このまま、また、誰かを喰らったりしないように。>>470]
……ディーンは、……―― ……もう、……居ないんだ。
このセカイじゃ、なくて。 ……死んで、とおい、ところに、行った。
(483) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[自らの声と同等の望みかもしれない
一階の冷えた空気は身体の痛みに酷くこたえる。 意識を失ってしまいそうで、 ノックスの姿を待ちながら トレイルは、思考を巡らせることで意識を保つ]
(484) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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トレイル!?
[暴れるトレイルに、まだ手は届かない。目前に立つドナルドに向けた表情は、焦りを乗せ。>>459>>468]
遊んでいる暇は、 ないんだけどなぁ…? ドナ。
[ぶつける音を聞いた。階段から落ちた音を聞いた。 ノックスと――…呼ぶ声を、聞いた。]
(485) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[矢尻を向けられて 笑う その理由がわからない ナイフの方が嫌がるだろうか? しかし 普段狩りに使うのはこちら ナイフ投擲でとっさに仕留める自信はない
自殺以外で逃げようがなく 弓は引き絞ったまま 書き綴るのを見ている 随分小さい文字 綴る速度 読み取るのを諦めれば
血の匂い けれど ああ ラルフの血に比べて ヘドが出そうな腐臭に感じる]
あんたーーーくさいから さっさとして
(486) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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ノックスは、ドナルドの傍により、トレイルが無事か確かめたいと訴えた。
2014/11/24(Mon) 01時半頃
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[醜い音の羅列。 キタナイ感情をそのままのせた音は実に耳障りだ。
トレイルは、息を吐いた。 自らの鼓動が随分耳に届く。 さっさとしてほしいなら、ノックスを連れてくればいいのに。 トレイルはじっと待っている。 彼が文字を読みに来るのを]
(487) 2014/11/24(Mon) 01時半頃
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―居間― …… 生きている者には もう、届かないんだ。
[彼が、ナイフを隠し、握っているのは、知らぬまま。 静かに、眉を寄せた。]
幸せは 魔法じゃ手に入らない。 それでも、人の世に、紛れて、暮らしていかなければ おれたちは――生きて、いけない。 でも、……衝動を飼いならせ ば その先、だって、ある……
[ある。あるはずなのだ。 先ほど握り締めすぎてついた掌の傷を、更に深く、しながら。]
(488) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/24(Mon) 02時頃
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[二コラに対してのノックスの言葉>>482に目を眇める。 そうして続く言葉にも怪訝な顔をするは ノックスが言わんとする其れをすぐに理解できなかったから。 居間での出来事は遠く。 それはフランシスに守られたからに他ならない。]
――…それは言っても詮無いだろ。 フランシスのことはフランシスに聞く。 ノックスの想像するフランシスの行動は 俺には何の意味もない。
(489) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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[ドナルドと変わる際 ノックスの言葉 >>480]
ーーーさぁ? けれど この方法しか 俺にはわからない
[とだけ 言い置いて] [トレイルが耳障りな音が嫌いだと はっきり知っていれば ルーツの轡を外してやり 嫌な音をたくさん聞かせられたのだけれど 残念ながらそれはわからない じっと ずっと寒くなった一階 そこから上がる冷気を感じながら 弓を構えたまま]
(490) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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[焦り滲ませるノックスの声>>485に片眉を上げる。]
――…俺も別に暇だから此処にいるわけじゃない。
[遊びたい、とも思ってはいない。 あの時のように言葉交わすことに楽しさは覚えず]
――……。
[傍に寄るノックスに身構える。 訴えられる言葉に低く、喉が鳴った。]
(491) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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[階段上 ドナルドの方から ノックスの声が聞こえる]
生きてるよ もうすぐ死ぬけど
[そう トレイルに弓を向けたまま]
(492) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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ノックスが――…
トレイルの無事確かめたいンだと。
さすが、過保護だな。
耳がいいトレイルの為に
フランシスが歌うのを止めさせただけある。
歌は、フランシスの衝動紛らわせる方法なのに。
フランシスも過保護だけどーーー
ノックスのは 何か違う
なんだろう あれは …………
ふぅん…………ルーツの轡
とってあげたらどうなるんだろうね?
階段の上からならいいんじゃない?
なんか トレイル文字を書いてるし
何を書いたかは知らないけど
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[走馬灯 その単語を、トレイルは知らない。
思考を続けようとする、頭の中に浮かぶのは ニコラに意地悪をされて泣いた日 ノックスの作った椅子に座っていた日 眠るときに、必ず傍にあったぬくもり それから、トレイルの名を呼ぶ、二人の声]
(493) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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矢の射程外ならいいよ ……はいってきたなら 直ぐ射殺す
[声からの伝達に 一つ声を返す]
(494) 2014/11/24(Mon) 02時頃
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