228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ
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[メルヤが向けたナイフにため息をつきながら。>>22]
その刃は僕が人狼だと思うから? それとも……
[グロリアがまっすぐソフィアのところに向かったのを見て>>21]
な、んで……
[その動きにあまりに迷いがなさすぎて。人と思えないその動きに目が奪われる。]
(23) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[霧の中から現れた人影>>17に震えた手で破片を向けた。 定まらないその手からは血が滲んで]
狼なら、こ、殺さなきゃ……! みんな、死んじゃう……!
あなたは狼なの?!
[怖いのを必死に堪えて、声を上げた。 あの時のサミュエルの目>>3:63が脳裏に浮かぶ。 私もあの人みたいに、強ければ。]
(24) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[ソフィアの声色と、新たに増えた魂の気配。何があったか想像するのはたやすかった]
サイモンさん、リーさん、フィリップさん。 サミュエルさん。
[犠牲者達の名を呟き空を睨み付ける]
なんで、中途半端に見えるだけなんだよ。 教えてくれよ!
――くそっ。
[両のまぶたに手を当てて、壁によりかかった]
(25) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[リツキがそばを通っていく。たまたま霧深い場所だったからか、こちらには気づかなかった様。彼を追って、甲板の奥へ向かう。
他の人々から少し離れた所で会話を聞く。 泣き崩れるソフィア、彼女を案じるグロリア。悲しげに獣を見るメルヤ。リツキがメルヤへ向ける言葉は淡々と、静かだ。 ため息をついて、俯いた]
冷静なんだな。
[頬を歪めて、小さく、小さく吐き捨てた]
(26) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[リツキと出会ったのは入学してすぐの頃。部活か何かの勧誘か、大勢に囲まれていた彼を知人のふりして輪から連れ出したのがきっかけだ]
――ただのおせっかいだったのかもしれないな。 こんなに冷静になれるんだから。
[眉をゆがめた。まっすぐに彼の顔を見られない。胸にたまった黒いものはとぷん、とぷんとかさを増していく。この気配、どこかで感じたような――]
(27) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[>>24必死な声が聞こえて、顔をあげる。 ああ、彼女は泣いてなどいなかった。 サイモンを見て気を失ってしまった彼女が、強くなったものだ。
気付けばメルヤがリツキへナイフを向けていた]
リツっ。
[あふれる感情をふり払い、彼とメルヤの間に入ろうと]
(28) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 22時頃
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[グロリア>>21の声に、そちらを横目で確認する。 だがそれは演技の上での反応。 人狼である自分が、まるで人間が増えたことを警戒するように。 上手くいくかは分からないけれど]
……。
[ため息をつくリツキ>>23は、バーでの彼とは別人に思える。 だがあんな数十分の間で彼と言う人間が分かるはずもなく、そして今、どうでもいいことだ]
(29) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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……そっか。
[ソフィアのサミュエルと呼ぶ声は悲痛に満ちていた。 だから嘘なんてことはないと直感していた。 返ってきた答え>>24に、ああやっぱり、と思う]
殺してみれば、分かる、かもね。
[そう言って、グロリアが微笑むように表情を動かしてみる。 浮かぶのは似ていない歪んだもの]
(30) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[リツキをかばおうとしながらも、胸の中で葛藤は続く。 こんなに冷静なのはリツキではなく、人狼なのだと。
もし友達が人狼だったら、どうする――?]
(31) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[自分の選択すべき道は、もう決まった。 小さく心の中で笑う。死ぬ予定が少し早まっただけ。
疑惑を向けなければ。 そして少しでも、このナイフで――。
リツキとの間に割り込もうとする影>>28。 考えるより先に、切っ先を横に振るっていた]
(32) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[くるりと辺りを見回しながら、霧には少し退くようにと令を下す。 ほんの少し薄くなった霧の向こう人影を見るフリをして、一度止めた足を動かしそこへ向かう。
──例え人目がなかろうと、狼は演技を忘れない。
まるで“彼女”が追い払ったかのようにそこだけ霧の切れた場所>>13、動かない獣と人間の屍の周りに集まる人間たちに駆け寄って]
──皆、動かないで。 確かめたいことがあるから遺体に触らないで。
[今その遺体を発見したていで蹈鞴を踏むように立ち止まり、僅かに震える声、硬い表情で声を上げた。]
(33) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[メルヤの腕が走る。少し遅れて身体をひいた]
――っくぁ!
[よろけた身体を支えるべく足をふんばった直後、二の腕に熱が走った。 吹き出す鮮血を逆の手で押さえ、メルヤを睨み付ける]
なに、しやがるっ
(34) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[自分をかばうグレッグに斬りかかるメルヤを見て。グレッグをグイッと引張り、自分の後ろに投げる。]
グレッグ、ソフィアさんを連れて逃げて。 僕はいいから。 グロリアさんとグレッグの動きを見てはっきりした
人狼も、人狼をかばう人も僕はいらない。 僕が、僕がこの二人を止めるから、
[グレッグに向けて吐き捨てるように。]
それで、人狼が消えるなら、僕を踏み台にして 生きろ。
[グレッグに刃を向けたのは自分の劣等感をえぐられたから。今はそんなことはどうでもよくて。そんなことより]
(35) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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グレッグ、君が人間なら…死ぬな――
[黒い感情を抱えたまま生きろ。こんな仕打ちも悪くない。そういう意味も込めてグレッグにニヤリと嗤う]
(36) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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リツは、グレッグは自分の言葉をどう受け止めただろうと思いつつ。
2015/06/26(Fri) 22時半頃
リツは、メルヤが、自分に向かうように仕向けようと。
2015/06/26(Fri) 22時半頃
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ころ、し……、て、み、た、ら ぅ……ああ、
[この人が人狼じゃなかったら? 堪えているのも、もう限界に近かった。
その時、現れたグロリアさんと 振り下ろされたナイフは、近づいていたグレッグにあたって>>32]
グレッグさん?!
[対峙している者の眼はこんなにも冷たい]
(37) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[霧>>33が薄っすらと、自分を中心とするように晴れている。 グロリアの声を、気配を、感じる。 ああ、“わたし”の背を押してくれているんだ。 傷薬を塗り、包帯を巻き、前髪を撫でてくれた――温かな手で。
そう思えば、もう何も怖くなんてなかった]
(38) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[メルヤが振るった腕をつかもうと手を伸ばす。]
僕、まだ武器持ってた
[同時に空いた手の拳をみぞおち狙って繰り出す 護身術のようなものは教えられてはいたのだった。 実際に使ったことはないが。 それどころか、教えられていたことすら今の今まで忘れていたから、当たったとしても威力はたいしたことないかもしれない。]
(39) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[それもまた、もう一つの影が目の前に立つ。 イリスさんを睨んでいた人。>>35 震える刃はまだ前に向かって向けたまま。
彼がいう「二人」は誰のことなのか]
どういう、いみ? あなたは……
[なにをしようと、しているの。 その声が出る前に、彼の身体は動き出していた>>39]
(40) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[グロリアの指示>>33も、“人狼である”自分は従わない]
……きれい。
[グレッグ>>34の腕から血が噴き出せば、目を細めてみせる。 ナイフの柄を伝い、自らの手も赤く、赤く。 あの時と同じ。 ああ、まだまだ殺せはしない量だけど]
……。
[リツキ>>35の行動を黙って見つめる。 1番非力であろうソフィアから狙うべきかと算段していたが、彼女はグロリアを信用しているようだ。 ならば、自分が刃を向ける段階ではない。 グレッグと逃げ出すとしても、追おうとはしないだろう]
(41) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[>>33動くなというグロリアには首を振る。ナイフがふるわれたのはそんなスキをみて、か。 リツキの後ろで尻餅をついたまま、彼を見上げる。自分こそが庇われたのだと気付くと、口元を震わせた]
なに、いってんだ。
[グロリアとソフィアの方へ目を泳がせる]
(42) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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そんなの、お前が人間みたいじゃんか。
[嗤うリツに吐き捨てて、ギリ、と歯を噛み締めた]
グロリアさん、ソフィアさん、二人は逃げて。 あの子をやれば終わる、そうでしょ?
[そうであってくれ。二人へ向けた目は懇願するようなもの]
(43) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[制止の声は届かない。 (届かないほうが好都合。)
リツキに向けて振るわれたメルヤの刃が、グレッグの腕に傷をつける>>34。 (あまい、血の匂い、)]
──メルヤ!何をしているの?! 止めて、人狼の手がかりはここにあるのよ──!
[上げるのは驚きに息を呑むような制止の声。
もちろん彼女が刃を振るうのを止めることなど望んではいないが、その手が止まったら止まったでやりようはあると踏んでいる。]
(44) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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グレッグは、彼女たちが逃げ出せるよう、メルヤとの距離をつめて気をひく*
2015/06/26(Fri) 23時頃
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[対峙するメルヤとリツキに、逡巡するように女は目を走らせる。 ──しかし、彼女が手を伸ばすのは昔なじみのグレッグのほう。 (貴女にお願いできるのかしらという無言の委任。)
結い掛の髪にひらついていたリボンに手を伸ばしながら、尻餅をついた青年>>43に安否を問う。 それは仲のいい弟分の少年を気遣うような響きを含んでいて]
グレッグ、大丈夫?! 今、止血するから──
(45) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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大丈夫、たいしたことないから。
[>>37ソフィアに呼びかけられると、元気づけるよう笑みかけた]
(46) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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平気ですって、この位。 いいから――
[もう一度グロリアの方へ向き、数度瞬きをした。 メルヤを見て、再び彼女を見る。 気遣いの手が伸びていたのは彼女の頭]
(47) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[ソフィアたちがどうするのかに意識を逸らしていた。 だから、伸ばされた手>>39に反応が遅れる]
ッ、
[鳩尾に入った拳の衝撃に、息を詰める。 しかしそれは重いものではない、すぐに掴まれた腕を振り払うと、リツキから少し距離をとるだろう。
何度か咳き込みながら、必死で状況を読む。 制止の声。そして。 グロリア>>45がグレッグに声をかける。
それを認めた瞬間。 彼女らから離れようと、デッキの船首の方向へ駆け出す。 力はないが素早さには多少自信があった]
(48) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[途中で誰かに引き留められたか。 リツキに追いつかれたか。 そのどちらでもなければ、船首の落下防止用の柵が行き止まり]
……。
[黙って、ナイフを逆手に構える*]
(49) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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逃げてください。
[一度目の「逃げて」よりも少し、抑揚のないセリフ。 >>35リツキの言葉が腑に落ちる。 グロリアは、人狼であるメルヤをかばおうとしているのだ]
おねがいだか、らっ!
[言い切って、駆けだしたメルヤを追いかける*]
(50) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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──、わかった、これで止血するのよ。
[ソフィアに声を掛け>>46、手当よりもソフィアを連れて逃げろ>>47というグレッグに、ほどいたリボンを軽く結び固めて投げる。 白いレースのそれは、グレッグの手に届いただろうか。]
──ソフィア、行くわよ!
[リボンの行方を最後まで確認することなく、おろおろとしているソフィア>>40の腕を強く掴んだ。]
(51) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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[やはりたいしたことはなかった。 それが証拠に逃げられた。 足音を聞いて、メルヤを追いかけるように走りだす。 前がよく見えない。どこまでが柵かよくわからない状態で。 でも、今はメルヤを追いかけるのに必死で。]
(52) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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