231 獣ノ國 - under the ground -
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……ちょっと、待って。
[返事をしてから、私はようやく違和感を覚える]
あなた、今“君も”と言ったわ。
[君“は”ではなく、君“も”と。
それは、つまり]
外の世界に行った獣がいるの?
[そして、声の主は。「鍵」の持ち主は。
その旅立ちのことを、さみしく思ったのだろうか]
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―廊下―
[手に入れた物は、決して誰かに……特に人間には見咎められたくない物だ。私は一度自室に戻ることにした。 大浴場には着替えを持っていく必要もあることだし]
くしゅんっ!!
[止まらないくしゃみと咳に閉口しながら、私は長い廊下を歩く。 そして、考えていた。 一体誰が、第二図書室をあんな風にしたのだろう?]
(23) 2015/07/14(Tue) 20時半頃
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[真っ先に思いつくのは、もちろんマーティンだ。あの日、あんなところで、ご丁寧にタオルケットまで掛けて眠っていた人物。 眠っていた場所は、ちょうど荒らされていた部分とも一致する。 けれど]
ごほ、そんなことをするような人には……ごほごほっ! ……見えなっくしゅん! ……いのだけれど。
[我ながら酷い。今ならフィリップの兄とも引けをとらない騒がしさだ。 眉を寄せて、少し鼻をすすった。 そう、問題は、マーティンがそんなことをするような人物には見えない、ということだ。 誰かとあそこで争った? 次に浮かんだ考えにも、私は首を横に振る。ふわっと頭から埃が飛んでいって、また溜息を一つ。 あんな、滅多に人が来ない、だからこそ私の愛しているあの場所に、複数人が居合わせて、部屋があんなに荒れるような争いを起こすなんて、どんな確率で起こりうるだろう]
(24) 2015/07/14(Tue) 20時半頃
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[そして、私にはもう一つ問題があった]
大浴場……ごほっ。 誰も来ない、わよね……くしゅん!
[別に同性に裸身を見られるのが恥ずかしいとか、そういうわけではなく。 問題は、誤魔化しようのない胸元に咲いた花だった]
(25) 2015/07/14(Tue) 20時半頃
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[それは、いつのことだっただろうか――
あるいは、医療室に一人でいたとき。 あるいは、白に囲まれて眠っていたとき。 あるいは、あるいは。
酷くぼんやりとしていて曖昧な"それ"(>>1)は頭の中で反響して、私の意識をも溶かす。
落された絵の具は白亜と混ざり合い、まるで異なる様相―― 自由への渇望を生み出した]
(26) 2015/07/14(Tue) 21時頃
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[目を覚まして飛び込んでくるのは、天井の白。一つの染みもないそれは距離感を失わせ、見る者に窮屈な印象を与える。
そしてこの施設も、私達にとっては窮屈なのだろう、きっと。 だからこそ、彼女は自由を求めていた。 私も――知りたい。
長い間心の奥底で抑えつけられてきた欲望の栓は、すでに抜かれてしまっていて。 その感情の濁流の前には、彼女に話された"本当の自由"の記憶の存在はほんの小さいものだった。
そう、私は外に出て、自由を知りたい]
おはようございます、先生。
[渦巻く感情の上で、昨日と同じように挨拶をする]
(27) 2015/07/14(Tue) 22時頃
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……え。
[マユミの言葉を受けて、思わず声が漏れる。誰にも聞こえないような小さなその音も、確実に言葉を表していた。
外の世界に行った獣が、ヒトにならずに外に行った獣がいるのなら]
どうして、私は....
[ヒトになろうとして、薬の実験までしているのか。その言葉は呑み込んで、再び沈黙を守る。
きっと何かの間違いだ。そう、自分に信じこませて]
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―自室―
……っくしゅん!
[自室に戻り、少し考える。 私の部屋に、来客などないに等しい。 けれど、目に付くところに施設内の地図を置いておくのはどうにも抵抗があった。 ごほごほと咳をしながら、私は少し考えて。 結局、着替えを取り出したついでに、クローゼットの中に仕舞う。 長居をしては、自分の部屋に埃を落としてしまいそうで、私はさっさと大浴場に向かうことにした]
(28) 2015/07/14(Tue) 22時頃
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――――でも” ここ ”が無ければ、 ” そと ”で野垂れ死にするだけだったかもしれないでしょう。
[ 男は淡として言葉を落とした 。 そして尚、捨てられるのは獣人だけではない。――教会の外、うち捨てられた誰かを。 過去のヒトガタを 。 男は端に思い寄せた。 ]*
それに、 ………獣はこうして、手を繋ぐことも出来無い。
[ ―――流れる所作で、男は彼女の手を取った。否もしかしたら直前、振り払われることもあったかもしれないが――ゆるりとその手に触れては、絡め持ち上げる。 どんな顔をするのだろうかと、胸中にはまた爛々として興味を疼かせつつ。 ……軈て言葉も溶けて行ったなら、繋いだ手を離すこともしただろうが。 ]
(29) 2015/07/14(Tue) 22時頃
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……私には、到底知り得ませんが、
[ そうして男は、かちりと鍵束の中、ロッカーのそれを鍵口へと差し込んだ。 ちいさく音が鳴って、古めかしい音を響かせながら戸は開く。 男はその中に腕を掴み、何枚かの備品を出した。 白衣、作業着、ジャージ。他。 腕に掛け持てば、一枚一枚彼女に当てつつ。 ――ああこのサイズかと、同じ大きさのものを数枚持ち戸を閉める。 ]
―――女医なら貴女の気持ちもなにか、分かるのですかねえ… はたまた、他の――マユミさんや、クラリッサさんは。
[ 彼女の言葉は心理学めいて、まるで謎だと思う。男は何とも思わず――否、女医の文字を出したのは少し陰謀めいていたが――彼女の蟠りを解く鍵をと、かたちに見えないもので差し出した 。
その差中、ずるい、と。 誰かに、背中を指指された気がした。 ―――知らない振りは、ずるい。 と。 ]**
(30) 2015/07/14(Tue) 22時頃
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[手に入れた施設の地図。
それも、外の世界へと行くための、有用な道具となるはずで。
けれど、ここで明かしてもいいものか。
やっぱり私には判断できない。
息を詰めるような気配があった、気がした]
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― 自室 ―
……はぁ。
[ 何もない真っ白の部屋に、熱の冷めないため息ひとつ。
熱の理由は、ベッドに潜り込む前に 鴉ならぬ鸚哥の行水をきめたからなのか 小さな肩の傷がシャワーでしみたせいなのか 別れ際に貰ったキス>>20のせいなのか 白い肌に咲かせた花が、いまも脳裏で馨るからなのか。
夜の間、彼女に何事も無ければ良いと それだけ願って 僕はシーツの上で丸くなる。]
『ァア、ァア』
[ 小さく啼く兄の声が、閉じた瞼の闇の中で 「ひと」のかたちの背中に変わっていった。]
(31) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
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[ ( 兄さん。にいさん。……どこにいるの。)
食堂で、彼女の優しい両親の話>>18を聞きながら 僕も 僕が話せる過去を掘り起こそうとしたけれど 出てくるのは顔の見えないままの 兄の背中と、 反吐が出るような人間達の記憶。
だから僕は せめて彼女の綺麗な過去を守るように そいつらを腹の中に押し込んだんだ。
そんなだったものだから、ほんの少しだけ いつも彼女に感じる憧憬の裏側に、悲しさを浮かべて しょっぱい癖に甘い人参みたいな、 変な顔をしていたと思う。 …………でもね。
( 今度の彼女の「ごはん」は、どんな味だろう )
獲得したつまみ食いのお許し>>19に、 ぱあっと顔を明るくする頃には 僕の抱えた「しょっぱさ」は何処かへ消えていた。]
(32) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
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[ 真っ白なシーツの端っこを ベッドマットから引っ張りだして 指の隙間で弄ぶ。 握り返された白い指>>20を 思い出しながら ]
…………ごめんね。
[ ぼそり、ベッドの上に ころがる謝罪。 明日、起きたらやろうとおもっていること。 ―――彼女には、だめだと言ったくせに。
大きな大きな深呼吸。 もぞり、ベッドの上で 部屋の扉へ背を向けて 僕は胸の内にあるものを 隣の部屋から隠すかのように まあるく まあるく 膝を曲げて眠りに落ちる。
とおくて深い 夢の中。 >>24 櫻の上から見えた彼女のくしゃみが 聞こえた気がした。]
(33) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
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― 翌朝 第一図書室 ―
[ 彼女へ「おやすみ」と言って 彼女から朝の挨拶を貰って それから唄う、いつもの朝。
だけど。 今日は、そっちへは行かない。
興味なんて持ったこともなかった「暖炉」に 良く音を立てる鳥脚で近付いて 真っ暗の中を見る。 暖炉が暖炉として使われて居ることはないようで 煤も焼け落ちた薪も落ちていなかった。
誰か出てきやしないか ヒヤヒヤしつつそれだけ見て 本を探すふりをして、部屋を歩く。
( 僕が行ったらそりゃあ、問題になるだろうけど )
僕は肩の上に居る”優秀な兄”の頭を、ゆっくりと撫でた。]
(34) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
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[ 第三棟に ”迷い込んだ” 赤い鸚哥は 何年ぶりかの夜風>>2:5に、羽をはためかせて
ぐるうり、 ぐるうり。
番犬の居なくなった鎖を尻目に 警備員や誰かが居れば、その頭上を飛んだあと 捕まらぬような高所に留って ]
『 マイゴ! マイゴ! ココハドコ!?』
[ ……なんていう、またしても小さな演目の幕を上げる。
僕はそんなことは知らないふりで(聞こえないふりで) 暖炉のそばでひとつの本の 表紙をひらく。
『月夜のけだもの』
――獅子も白熊も狐も狸も 夢を見たままでいるのは。 僕か、僕以外の全員か それとも此処の、全員だろうか。]
(35) 2015/07/14(Tue) 22時半頃
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―――、 …僕も?
[ 行きたい 、
2羽の声が聴こえて、僕はひたりと耳を欹てた。
置いて行く? ――― 二人にも、 ” 置いて行かれる ” ?
いや、 二人は ” 出ていく ” 。そらに唄うために?
先日も言っていた。『 ふたりでとぶ 』。なら、僕は、 ]
でも …… 鶴が、 鶴が僕を恨むんだ。
[ むかしむかし。
海辺で誰かに虐められていた僕に、
ひとつの提案があった。
『 鶴の居場所を教えたら、もう虐めないであげるから
』
嬉しくて嬉しくて、救われたくて、僕は、
――――鶴の伴侶が死んだ、前の日のことだった 。 ]
――――もすきーと ……。
[ ―――開けた過去の頁。 朧に塗れた脳内で、僕の意図の外で声が出た。
今はもう居ない ” 自由 ” になってしまった彼の名を紡いだ声が。
( さみしい。 ……さみしい。 )
君に喜んで欲しかった 。 だからたくさんを教えた。
そして君は出て行った 。 僕は少し嬉しかった。
―――同時に君を、恋い焦がれた。 ]
[ そうした思考の外で、誰かが困惑のようななにかを落とした気がした。
僕はこてりと首を傾げて、「 いま、なにか 」と赤い声で聞き返す。
―――大扉の向こう、 射し込んだ光を狭まらせながら。 遠くなった彼の背中を見つめながら。
きっと、あの時鶴は、こんな気持ちだったんだ。なんて、今更 ]**
[外の世界に行った獣がいるの? と私は聞いた。
その返事だったかはわからない。
けれど、聞こえた者の名に、私は息を飲む]
モスキート、って。
[それは、一緒に出てみるかと私に問うた鮫の名だ]
無事に行けたの……?
[そうだったらいい、と思う。たとえ脱走者によって、警備が厳しくなるとしても]
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おはよう、クラリッサ。
[管理人たちと何か話をしただろうか。 マイクから手を放すと、アマルテアはにっこりと微笑むのだった]
昨日。ここから、脱走者が出たみたいなの。
[世間話をするように、クラリッサに話しかけた。 脱走者、モスキートのことを思い起こす。 果たして彼は、生きてここを出られたのだろうか。 ふと、先日ノアとモスキートが何やら2人で話していた>>0:136のを思い出した]
(36) 2015/07/14(Tue) 23時頃
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……まさか、ね。
[あの優しいお人好しは。 まさか辞める前に大事をしでかしたのではないか、 などと検討違いのことを考えながら。 彼ならやりかねないと思った。 同時に。管理人の誰かが手引きしたのではないのなら、 どうやってここから脱走出来たのだろうかと考えを巡らせる]
いずれにしても、物騒な話だわ。
[曖昧に微笑んで見せるだろう**]
(37) 2015/07/14(Tue) 23時頃
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―第一棟・大浴場―
[脱衣所で埃っぽい服を脱ぎ捨てると、私は翼で体を隠すようにして、大浴場を覗き込む。無人であることを確認すると、ほっと胸を撫で下ろした。 シャワーに向かうと、頭から浴びながら、まずは気の済むまでうがいをすることにする]
咳……出なくなったかしら……。
[息切れを起こすくらい何度もうがいをして、私は大きく溜息を吐いた]
(38) 2015/07/14(Tue) 23時頃
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マユミは、フィリップがそういえば今朝は来なかった、と思う。埃まみれの姿を見られずに済んで、よかったけれど。
2015/07/14(Tue) 23時頃
アマルテアは、マユミが咳に悩まされていることを知らない。
2015/07/14(Tue) 23時頃
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しょばつ、
[ 僕は近く、>>5扉を開いた張本人に目を向けた。 施設の子どもを ――鶴の思惑をじゃました彼に、処罰を。 そうするのが当然。 きっと、正しいことなのだろう。 少なくとも、この地下では。
だからなのだろうか? 根付いた思考と規律が、僕を惑わせるのだろうか。 喉奥が熱くなって、しずくの落ちた目の端が、釣り上がるような心地がした。]
――………して 、
(39) 2015/07/14(Tue) 23時頃
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…彼を連れ戻してくれよ! ……っ
[ そうして、言ってからはた、と気が付く。 これは所詮僕の欲――ちがう、施設の規律でしかなくて、 知っているんだ。” そう ”してはいけないのだろうと。
僕は言って、頬を掻いた。口元の機械を直しながら、ちいさく彼に言う。 ――「 ごめんね。 忘れて 」と。 どうせ僕も、 共犯なんだから。 ]
処罰、……か。 そうだなあ、
―――鸚哥を捕まえる。…とかかな?
[ 「 なんて 」。 僕は戯けて見せた。 いつの間に入っていたのか、喧騒>>35をBGMに聞きながら。 彼が「処罰」を聞いても聞かずとも、僕はまた鶴の元へと行く準備をと――暖炉の下へ身を滑らせようとすることも、あっただろうけど。 ]**
(40) 2015/07/14(Tue) 23時頃
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[そして]
鶴が恨む……?
[それは、何かの比喩なのか。それとも文字通りの意味なのか。
少なくとも私は、この施設の鶴なんて知らない。外の世界のことはわからない。
声の主は、鶴とやらの存在によって、この施設に縛られているのだろうか。
だから、行くことはできないと、そう言うのだろうか。
……「鍵」を持っている、らしいのに]
贖罪だというの?
そのために、ここにいるの?
……ここにいたら、いつか許してもらえるの?
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…それがも自由ってもンだろ。野垂れ死にする、自由だ。アタシらは頼んじゃいねえ、生かしてくれなンてよ。
[今みたいな生活をするくらいなら、外で死んだ方がいい。ここの生活は、死ねないくらいに抑圧されている。]
…に、握れるからって、な、なンだよ…アタシが言ってンのは、もっと…
[そう言いつつ、絡められていく手に抵抗はできない。脈拍ははやくなる。なぜかは、わからない。目が合わせられない。少し顔をそらす。顔が少し熱くなる。]
[着替えを当てて行かれれば、大人しくして。話を聞く]
(41) 2015/07/14(Tue) 23時頃
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…ッ!イカレ女医に分かるわけねぇだろッ!あいつと一緒にすンなッ!
[カッとなる、だが、今着ている上着の重みが気持ちを引き戻す]
……ったく… マユミやクラリッサなら、分かンのか…?
…ただ、なンだ
…安心するンだ。これ、着てっと…
[ヴェスパタインの上着を着ていたい、という事を吐き出してしまったからか、その理由は分からずとも、感じた事はなんとか言えるようになって]
(42) 2015/07/14(Tue) 23時頃
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