193 古参がゆるゆるRPする村
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思い出したら?終わるの?
[疑問符が増えた。治ったら退院、は解るけど]
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[やがて、ここでする事がなくなって日も傾くと 少年は部屋に戻された。 車輪を手で押すことくらいはできる。
後の報告を端末で見るのは明けて後だろう]
(18) 2014/09/10(Wed) 12時半頃
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ーカフェテリアー
[苺のタルトと共にメアリーの帰りを待つ。 途中、見慣れぬ医師と、車椅子に乗った少年が来た。 会話の糸口も無いまま、椅子に座る。会釈くらいしたろうか。 少年は、去って行った。
また、医師が来た。アイリスと会話して、ビールを頼んでいる。 視線が合えば挨拶するだろう。
メアリーを待っている。 大切な物を奪った相手と言うヤニクと会っているだろう、彼女を待っている。 苺のタルトと共に…]
(19) 2014/09/10(Wed) 13時頃
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― 回想・サナトリウム一室 ― >>2:405>>2:407>>2:408>>2:409
どうせろくな事じゃ…ないんでしょ。
[つんとした声を扉側から送る。]
やっぱりそうなんだ。
…骨までいってたはずの傷なのに こうやって歩けるまですぐに回復したから変だと思ってたわ。
[幽霊カフェで幽霊が見えたのも、きっとそう言う事なんだろうと。 そう考えれば、ここは本当に不思議な所だと思う。
ヤニクの思考が読めないまま、彼がベッドから降りればぎょっとする。]
(20) 2014/09/10(Wed) 13時半頃
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なに。
[こっちへ来るなと威嚇は相変わらず視線だけ。 一歩、また一歩、詰め寄られる距離。 どん、と背に扉があたる。
近くなる。 縮まる。 近い。]
…それ、誉めてるの?
[執念深いが、らしい、と言われても嬉しくはない。]
(21) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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ヤニクを放し飼いにしたら、またきっと 誰かの大事が奪われて…、誰かが悲しむわ。
…、ヤニクを気にしてた わけじゃ、ない。
[僅かに混じる嘘。近い距離は嘘がつきにくい。]
いっそ、ころせたら どんなに楽だったんだろ… けど、そうしたら きっと
[どうしてころさなかったの。 だって、その答えは、 あの時から変わらない。]
(22) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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悲しむから。
[主語のない、ことば。浮かぶのは藍色の瞳。]
(23) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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んなっ、
[伸びてきた手に、きっ、と鋭く睨みあげる。]
汚い手で…触らないでッ。
[見上げて、背筋が凍る。 見慣れた常の笑みとは違う、顔だ。]
(24) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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>>2:409
……やっぱり私、絶対に ヤニクとなんか暮らしてないわ。
[大嫌い。大嫌い。と心の中で単純な言葉が反復する。]
…今更、そんな告白したってヤニクの彼女になんてならないわ。
消えるなら、 消えるんなら、1人で消えなさいよ!
って、―――――
[長く伸びたままの髪が、ひとふさ、彼の口に触れる。 ぞわっと全身の血が逆流した気分になって、 口よりも先に手がヤニクの頬を思いっきり叩く。]
(25) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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>>2:411
……っつ〜…
[この痛みを知っている。 人を叩いたら、その手も 痛いんだと。]
…なによ
[名前を呼ばれれば、上目でヤニクを睨む。 続く言葉に、は?と口がぽかりとあく。 きっとすごく間抜けな顔をしてる。]
(26) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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…なによ。
なによそれ、 なによそれ。 ばっっ、かじゃないの?
それを、その言葉を どうしてヤニクが言うのよ。
[ぎゅうと両手を握りしめて拳をつくる。 あなたが彼を殺したくせにと、視線は語る。]
もう会わせてなんてくれないわ。 …罰だわ、きっと。
(27) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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>>2:415>>2:421 [外れる包帯の内側には怪我のない腕。 きっと自分もそうなのだろうと握り拳を緩め、胸元に手を添える。]
……
[名を呼ばれ、返事のかわりに視線を向ける。]
……、……
[静かで優しい声。凪いだ海みたい。]
さいごなんだ。 もう、ヤニクのその顔を見る事もない、のね。
[伝えたい事がないと言われれば、む、とした顔で]
…、なによそれ。 それが―――
(28) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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[ああ、そうだ。私は―――天に、]
ぼろぼろの身体を支えてあげた私に対する言葉? …ほんと、失礼しちゃうわ。
[天に―――のぼったんだ。 地獄の底から、空高く 天の国へ。]
(29) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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…会えなくても、消えても、 私はこれからもヤニクの事、大嫌いでいてあげる
[偉そうに小さな胸をはりながら、]
…、…会えて良かったとも嬉しいとも思わない
けど、私が地獄で生きていた中で、 最後に傍にいたいとおもったのは ヤニクだったわ。
だから、忘れてなんてあげない。 消えても、見えなくても、…形がないものが 残るの。
奪えない、ものが ここにね。
[と、薄い胸元に添えていた手を、とんと一度叩く。 胸を触ろうとしたら絶対にひっぱたくが。]
(30) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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>>2:424
……、え。
[さよならくらい言おうと口を開いた所で、 ヤニクから言われた言葉に 驚いてしまって、 部屋から出ていく彼を追い掛けもせず、暫く混乱してしまった。]
天の国の、 こいびと。
[それはまだ、不鮮明な記憶。 わたしは、天の国へ向かって、そこで―――?**]
(31) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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― それから ―
[よく覚えてはいないけれど、ドナルドが戻ってくるより前には廊下に出た。廊下なう。のツイートも忘れて、ふらふらと歩く。 地面に足がついてない気がして、覚束ない。
思い出した記憶のせいで、身体の痛みはすっかり引いた。 まだ残る痛みは、掌の痛みだけ。]
……、もどらなきゃ。
[ともだちが、まってるもの、と。 スマホを見る事もないまま、カフェに戻る。]
(32) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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[時間間隔がよくわからない。いつ寝て、いつ起きて。朝とか昼とか夜とか。窓があるからなんとなく解ったりしている気がするけど、そんな気分になっているのかもしれない。]
…ごめん、その 先食べてたよね。
[当たり前かー、と弱い笑みを浮かべて。 カフェへと戻ってくるだろう。]
(33) 2014/09/10(Wed) 14時頃
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グロリアは、メアリーに話の続きを促した。
2014/09/10(Wed) 14時頃
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おかえりなさい。メアリー。 ――ご無事で何よりです。
[弱い笑みを浮かべる彼女に、柔らかく微笑む。]
ケーキを、ローズマリーと半分こしようとしたのですが、彼女はコリーンと言う患者さんを探すために出かけてしまいました。 コリーンさんは見つかったようなので、ご安心ください。
まだ、紅茶を頂いただけで、ケーキには手を付けて居ませんわ。 勿体無いから、ガトーショコラの半分をいかが? ローズマリーの頼んだショートケーキも、半分こしてしまいませようか。
[あえて何も聞かず、優しく語り掛ける。]
(34) 2014/09/10(Wed) 15時半頃
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私が、天国でお会いしたい方のお話を、する約束でしたわね。>>2:318 メアリーの話と、交換ですわよ?
[あえて、自分の話題から口にする。今の彼女に、何も聞かず、自分の話を、口にする。]
(35) 2014/09/10(Wed) 16時頃
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私が娼婦である事はお話しましたわね。 私はストリートで生まれ、両親の顔も知らず、盗みを働いて生きて居ました。 娼館の主―私の母―に拾われたのは、十になるかならないかの頃でしょうか。 母の荷物を、ひったくりしたのを捕まったのが縁でした。
当時私は、読み書きが全く出来ませんでした。 そこで母に預けられたのが、お慕いする神父様の居る教会でしたの。
(36) 2014/09/10(Wed) 16時頃
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神父様―チャールズ様と言う名でした―は、私に公用語を教える前に、ヘブライ語の読み書きを教えてくださりました。 そうして、私はヘブライ語を習い、神父様と共にヘブライ語の聖書で学習しました。
ヘブライ語の聖書には、聖母マリアが処女生誕した記述が無い事を、以前お話しましたわね。
(37) 2014/09/10(Wed) 16時頃
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― カフェテリア ―
…んー、なんとか?
[無事と言われれば外傷はない。 自然と、無意識に、長い髪に触れる。
はら、と数本切れるように落ちたのには気付かない。]
コリーン? 何かあったのかな。
[スマホを視てはいないので、何かあったのかな、くらいの心持で。見つかったようなら、じゃあいっか、と思う。]
分け合いっこ? いいねー。
[友達っぽい、って思った後に、友達だったとまだなんか慣れない。**]
(38) 2014/09/10(Wed) 16時頃
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私は、異性と肌を重ねる事に、何の抵抗も無く。 悪い事だとも、恥ずかしい事だとも思わず育ちました。 己の職業を卑下した事は、一度もありません。
そして大臣を相手に、社交界にデビューし、生きて来ました。 多くの嫉妬や、当てこすりを受けましたが、私に傷をつける事が出来た者は誰も居ません。 母と、神父様に守られて居る事を、常に確信出来ていましたから。
(39) 2014/09/10(Wed) 16時頃
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――私が天国に行った時、お会いしたい方。
神父様と、母に、お会いしたいと、願っています。
長い話に付き合ってくださって、ありがとう。 紅茶が冷めてしまいましたわね。 お代わりをどうぞ。
(40) 2014/09/10(Wed) 16時頃
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―部屋で―
[天井の姿を瞼で遮断する。 後に残るは真っ暗闇。 そのずうっと奥で、ちらちらと赤と青が揺れている。 それは火だ。 それは氷だ。 ああ、たのしかった。とても――たのしかった。たとえようもなく。なのに、今は]
――― つまンねェぜ 、 …――。
[息だけで件の名を呟いた。 それから不機嫌そうに眉を寄せ、ち、と舌打ちをした。いっそあいつも、此処に居ればよかったのだ。]
(41) 2014/09/10(Wed) 18時頃
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[しかし此処では力の発揮もままならない。それはそれで、つまらない。 殴り合いでもいいがここでは面倒が起ることだろう。
やはり アラヤ界か、いや、 の 界 ――]
い、 ってェ
[ずきんと肩口が痛み、男は呻った。何かを――明確に思い出そうとすると、一緒に痛みも、蘇ってくるらしかった。]
(42) 2014/09/10(Wed) 18時頃
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ドナルドは、のろのろと起き上がる。
2014/09/10(Wed) 19時半頃
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― 病室 ―
[立てるようになった。]
[ついでに少し歩けるようになった。 回復の度合いが速いのか遅いのかは、 自分ではいまいち良く解らない]
(43) 2014/09/10(Wed) 20時半頃
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[ 真っ赤な髪をがしがし掻いて 廊下に出て歩き出す。何やら騒がしいと思いきや、
例の脱走患者は搬送されたとか ヤニクは“ 退院 ” したとか。]
はアん……
[ 何が真実なのやら。 ヤニクからもう少し面白い話を聞いて見たかったが ]
(44) 2014/09/10(Wed) 20時半頃
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[ さて、ある病室のまえ、 たまたま少し開いていたそこから、 先日の行き倒れが立っているのが見えた ]
よう行き倒れ。 多少はマシになったか。
(45) 2014/09/10(Wed) 21時頃
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