人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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【人】 馬飼い キャロライナ

[抱き締める手>>81が嬉しくて、力の入らない手で何とか服を掴む。
零留も同じように思っててくれた。同じように。
家族だから、そう思うのは当たり前だ。]

 良かった……零留……帰ろう。
 一緒に、帰ろう。
 また、一緒に、皆で、一緒に、

[耳に届くのは、零留の声だけ。
敵の動く気配にも気づかないまま、家族との再会を喜ぶ。

力の入らない身体は零留に任せるように身体を預けている。
信用している家族。
害を与えようとするなど考えるはずがない。]

(84) 2014/02/22(Sat) 01時頃

[祝福の日。

『柊』は鬼を刺す事は無かった。

徐々に『柊』の名を忌む鬼が増えていても変わらなかった。

だが、今。

『柊』は邪を祓う棘を鬼へと刺す]


【人】 馬飼い キャロライナ

[霞む目を閉じて、零留の声>>88を聞く。
零留の声だけを聞く。]

 うん……帰ったら、皆で飯食って……人参、皆ちゃんと食べるかなぁ……。
 それから、一緒に風呂入って、皆で寝るんだ……。

[閉じた目に浮かぶのはあの孤児院。
皆が笑って、幸せだった家。]

 嗚呼、そうだ。
 俺、零留に渡すのがあったんだっけ。
 誕生日、おめで、

[おかしいな。声が、出ない。

全身を打ちつけ、脳は痛みを排除していた。
だから。引き裂かれても、痛みは感じないまま。

名を呼ぶ零留の声に答えるように笑みを浮かべていた。**]

(91) 2014/02/22(Sat) 01時半頃

馬飼い キャロライナは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 01時半頃


[その終に、血に染む愉悦ではなく、泥に倦む退屈でもなく

 安寧のあるように。]


なぁ、零瑠。

[傍に、と言っていた零瑠へ掛ける聲は酷く穏やかで、
傍らにいない事を咎めるものでは無く。
ただ改めて知ったと、零瑠に告げる]

人間とは、面白いな。

退屈しない。

[退屈しないと口にした時は笑ったが、
零瑠は何処で聞く事となっただろうか]


あぁ、すみません、今―――…


はい? 何でしょ、う。

[名を呼ぶ聲の、方を見遣り、応える。]


何を、おっしゃいます…

まだまだ、面白いものは幾らでも。


あなたの退屈を潰すものは、幾らでも。

……あります、から。


[――あなたの居ない世界なんて、在りやしない。]


[孤児院に来たばかりの頃は違和感しかなかった。
 『Trail』の懐剣を握り締め、
 濡れた窓の外を見上げる。


 こんな空を、知らない。

 こんな色を、知らない。

 こんな涙を、知らない。

 こんな雨を、知らない。]


[こんな花を、知らない。

 にこにこと、訳もなく笑顔であろうとする、
 こんな自分を、知らない。]


[目を瞑ればすぐそこに、桜花が散っていた。
 懐かしいあの日の様に。

 あの夜のように。]


 ………おかあ、さま?



[あの方は、覚えて居なかった。
 ほんの一時の邂逅。]


[新しい母と似た気配。
 けれど、もっと強く眩い気配。

 緩やかな金糸が夜風に揺れて。]


 ……ほぅ


[吐息混じりの幼い一声が耳に届いたのか。
 鬱金敷いた紅が常磐を見て。微笑みを向ける。]


[爪の伸びた指先は、まるで手招くように。]


『エメリッヒ殿? 如何されました?』


[衣擦れの音と、あの方を呼ぶ母の声がなければ。
 常磐は直ぐ様駆け寄っていただろう。

 踏み出した一歩はその場に留まったまま。]


[風で散る桜吹雪。

 何度瞬いても、鬱金重なるのは瞼の裏でだけ。


 冀い、鳥籠の屋敷を出ても。
 冀い、現実を忘れても。
 冀い、夢幻の記憶を擦り替えても。]


[『零』を『永久』に変えるのは、





              *唯、一色だけ*]


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