276 ─五月、薔薇の木の下で。
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今日はあまり匂いがしないな
…………でも、今のほうがいいね。
[当人もきっと気づいているのだろう。
俺は、その匂いを好んでいた。
だけど今のほうが《人》らしくて。
赤く咲かない声は、嬉しげに君に向く。]
───、────。
[ はくはくと唇を動かしたけれど。
薔薇の香りも掠れたように、声も、また。 ]
…………。
[もう一度行ってみれば、
────真似をするように空虚な動き
目を丸くし、下がり眉で笑った。]
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[ 場の空気を飲まない挨拶の反応>>111 相変わらず真相から逃げるよう遠回り。
安堵したように息を吐きながら 夜明けの空だけが柔らかい光で 室内を静かに満たしていた。
あれから、というか。 今まで何があったのか、詳しい事は知らない。 それでも花は散ったのだという>>112 ]
(123) 24kisouth 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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そっか。 きっと、俺も知らない綺麗な花だったんだろうね。 手折られなくて、よかった。
[ 詳しい話は尋ねたいような気もした。 だが、この場では憚れ、沈黙。 ただ、散った花の先はまるで 呪いから解放されたように美しく、 その場に何か残らずとも確かに網膜に 光として刻み込まれていた。 ]
(124) 24kisouth 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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[ その光の筋が一つこちらに流れる>>114 はたっと、気づいて視線を逸らすより 軋むスプリングの音>>115に意識を奪われた。 いつもとは逆の立場。 寝起きの彼に触れる時と同じポーズを彼は していて――。
咄嗟に耳を塞ごうとしたのに間に合わない。
目を丸くして、息を飲んだ。 聞き間違いなのではないか、と。 自意識過剰なのではないか、と。 何回も何回も言い訳を塗りたくる。 ]
(125) 24kisouth 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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俺は今、夢の中にいるんだろうか。
[ ぽつりと落ちる声。 少し熱の篭ったような響きを向けるくせ、 視線はうろうろと彷徨って。 ]
君が、……まるで俺を、欲しがっているように聞こえるなんて、 全部、俺の都合の良い夢なんじゃないか、って思うんだけど。 …………夢じゃ、ない?
[ 瞳が絡まるようにしがみついた。 そこに中庭の眠り姫は最早いなかったけれど 一人の髪の長い青年がそこにいたけれど フェルゼの眸には何一つ変わらないその人がいて。 ]
(126) 24kisouth 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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俺は、君がいなくちゃ――……つまらない。
[ 掻き消えそうな程、細い声で囁いた。 どうしようもなく鼓動が速まって 胸を掻き毟りたい程、痛くなった。 ]
君の瞳に映るのは、俺だけでいたい。 ねぇ、君を望んでも、許してくれる?
[ 伸ばした腕は彼に触れようと伸びた。 それでも意気地なしの腕は途中で垂れ下がる。 ここにいるのが自分達の他にもいるかもしれないのに、 微かに震える唇だけが小さく色づいて ]
…………君が好きだ。マークが、欲しい。
(127) 24kisouth 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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俺だけの君でいて。
[ 過ぎたる望みの成就は期待していない。 叶うなんて思ってはいなかったけれど、 零れ落ちそうな二つの月だけが、 膜を張って彼の返答を待つように 落ち着きなく指と指を擦り合わせた。 ]*
(128) 24kisouth 2018/05/25(Fri) 22時半頃
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[ 花はいつかは、枯れて散るもの。 明けない夜がないように 訪れない朝がないように 軈ては朽ちるもの。
脳裏に浮かんだのは間引かれた花>>2:252 いい花を咲かせる条件>>2:278は未だに ほんの少し素直に相槌は打てないけれど。 ]
(190) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時頃
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そうか。 その花はきっと、あいされていたんだね。 [ きっとその花は独りぼっちじゃなかったのだ。 散った後に何が残るのか。 それはきっと水をじょうずに流せた人しか 知らないのだろうけど。 ]
よかった。 花を見てくれる人がいて。
枯れずに、咲いて、散って。
(191) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時頃
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生きてくれて、よかった。
[ それだけを零せば一度唇を引き結んだ。 一夜で足りない積もる話はまた後で。 きっと相応しい時に言葉を交わそう。 ]
(192) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時頃
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[ 薔薇の香りが見せる夢は、 蠱惑的なものだった。 駆り立てられる本能は切々と 心の裏側に根を生やしては、 慾を吐き出せと囁いているような気がした。
だが、澄み切った空にその気配はなく。 だというのに胸に残るザラつきは心を いとも容易く落ち着きなくさせる。
一方夢ならば二度、目醒めてくれるな。 目の前で小さくささくれ立つ姿>>145に 願うも彼が現実だというなら 諦めて全て受け入れて言葉にした>>127 ]
(193) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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[ ほんの、意趣返し>>1:98 自分が彼に言われて喜んだその台詞を。 合言葉のようなそれを皮切りに流れ込む感情の奔流。 耳の中まで心臓と化したようにどくどくと 脈打つ音がうるさい。 ]
自惚れなんかじゃ、ない。
[ 語尾が震えた。 伝染したように移るのは朱色>>146 途切れ途切れに明かされる彼の言葉が、 どれ程この胸を締め付けてじくりと締め付け 心臓を抱きたいほどの疼きを覚えさせるのか、 彼はきっと、知らない。 ]
(194) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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――――……マーク。
(195) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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[ ふわふわ浮かぶだけの白が、 海に揺蕩うだけのくらげに ほんのり与えた彩り。 伏せた瞼こと灼かれてしまいそうで、 触れられた腕から痺れが走った>>147
どうしようもなく眉を寄せて下げて、口角を上げた。 ]
…………やっぱり君は、誰よりも綺麗だ。 怒って、泣いて、笑って、きらきらして そんな君だから俺は、…………、
[ 土で汚れた腕なんか知らない。 心の奥底に潜む諦観すらも、晴らす人に 擦り寄るようにして身を寄せた。 ]
(196) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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[ 永遠なんて、ない。 確かにそう言った。そう思っていた。 だけれど生涯きっとこの瞬間を忘れる事はない。
落ちる涙>>148を指で掬った。 だけれど今度はきっと同じ顔をしている。 目尻から湿っていたけど拭いはしなかった。
顎のラインをなぞるような親指。 耳を引っ掻くようにして名残のある濡れた指が、 耳殻を挟んだ。 ]
(197) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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[ 薔薇の薫りは今は遠く。 弾ける音はしない。 辿る手は頬に落ちて額を合わせようと くっつく。
見つめる瞳の中、確かに君がいて。 髪を梳いていた指が彼に縋るまま、 強欲にひとつ強請ろう。 ]
いつか花が散って枯れて、実になってしまっても、 …………俺の、傍にいて。
[ 答えを尋ねる前に引き寄せようと動く手。 零れる息は微かに震えていたけれども、 逃げはせず、ただ、彼を見ていた。 ]
(198) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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君の永遠を俺にちょうだい。
(199) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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[ 光が射す。 重なるような影は静かに凪いでいて。 頬に差した色はきっと彼だけが 感じ取ることの出来る、淡い赤い色だ。 ]**
(200) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。
24kisouth 2018/05/26(Sat) 05時半頃
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[ 触れられた腕が熱かった>>208 だがそれ以上に此方を見つめる直向きな 眼差しは水面を揺らす波紋のようで ]
( 綺麗だ。 ) ( ……似合ってる。 )
[ 知っていたと思っていたけれど、 また新たに見つけた一面に 吐き出した息は熱が籠っていた。 ]
(223) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ こつりと合わせた額>>209 触れ合った場所から伝わる温度に しかし彼の言葉に困ったように笑った。 ]
…………だって。 ( 嬉しくて、 )
でも、そうだなぁ。 マークのせいだよ。
[ 心のすべてを打ち明けないまま、 ひとつ得られたらまた欲しくなる性に もう抗うことは無かった。 求めてはいけないと思っていたけれど その枷はするりと解き放たれて。 ]
(224) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ 重なり合う唇>>211に安堵した。 チラつく光景も何もかもがその一瞬だけ 真っ白に弾けて、ふわふわと 浮き足立った気分のまま、ちいさく食む。
共感覚なんて持ち得ていなかったけれど、 だけども、この瞬間を彩るならきっと、 弾けたあか色>>210 ]
プロポーズなんて、我儘は言わないけど、 ……暫くでいいから君の薬指を独占させて。
(225) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ 永遠を欲しがり求め、強請りながらも 臆病な所までが全てなくなった訳ではなかったから、
控えめに言いながらも伸びた手は彼の指の隙間を 潜り込みながらそっと力を入れて絡めた。
途切れることのない台詞>>212に 夢見るような心地を覚えながら。 ]
(226) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ その、言葉の続きを待ったのだけど。 引いた体に身を案じる言葉>>213 瞬きを数度しながらもようやっと、 現実に足が立つ。
ハッとしたように目を見開いた。 ここは医務室で、寝息も聞こえて>>118 なのに自分は我慢が出来なくて彼の唇を奪い、 それだけでなくプロポーズ紛いの言葉を――…… ]
…………ぅ。
[ のぼせるような熱さが込み上げた。 だが、彼の心配するような辛さはもうなかった。 つまり素面かつ健康体なのだ。 ]
(227) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ だけども否定すれば顔の赤らみをどう打ち明ければいい?
やさしい気遣いが今はこうも羞恥に変わる。 モリスに対して感じた友達らしい行為を強請る時よりも強烈な恥ずかしさだ。
そんなフェルゼの気持ちを察してくれたのかどうかは分からなかった。 しかしその言葉>>214はまた別の意味でも 危うくて。
きっと彼は他意なく言ったのだろうと検討づけながらも、 拗ねた唇が尖った。 ]
(228) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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俺、マークのそういうところ…… きらい。…………ずるい。
[ だがそれもすぐ笑みに変わる。 彼の体質>>1:66を詳しくは知らなかったけれど、 それでも本心から言ってくれたのなら喜ばしいことだ。 伏し目がちの隙>>215を狙って、 離れる前にひとつ意地の悪いイタズラを添えておこう。
柔らかい頬に落としたのは唇。 口端を上げれば、ふっとはにかんで そっとその表情を覗き込んで確認する。 ]
(229) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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…………冗談だよ。ほんとうは、そこもすき。 何より君からのお誘いだもん。……うれしいよ。 俺も君といっしょにいられたら、安心できるから。 一度、部屋に戻って用意するよ。
[ 今度は此方から体を離そう。 しかし挨拶は彼にしか聞こえない囁き声で。 ]
(230) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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――――……また、夜にね。
[ 名残惜しげに手の甲を撫でれば目許を和らげた。 余韻を残しながらも軋むスプリングの音を残し、医務室の外へ。 耳が赤いのが誰かに気づかれてしまう前に、 廊下に逃げられればいい。 ]**
(231) 24kisouth 2018/05/26(Sat) 21時半頃
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[ マークの言葉>>214の真意は分からなかった。 しかし夜になればその時間は自ずと訪れる。 逸る気持ちは落ち着かず、 離れたというのに心臓は高鳴って仕方がない。
それはきっと彼がかつて張り巡らせた思考>>0:197を知っていたら 尚更酷かったのだろうけど。 ]
…………それにしても、ビックリした。
[ 医務室を離れて真っ直ぐ向かった先の自室。 医務室にはお互いいたはずだが、 姿の見えない同室者に今は少し感謝をした。 情けなく扉を背に膝に頬を擦り付ける姿を見られずに済んだから。 ]
(263) 24kisouth 2018/05/27(Sun) 17時頃
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