171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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そんな機関があればこうはならなかったのかもしれんな。
[オスカーの言葉に賛同すれば頷いて、それからくつりと嗤って見せた。]
そうだな、それならば俺が生徒会長《エンペラーオブジャキディス》となって機関を支配するのも一興だ。 民主主義性に乗っ取って、決め事は円卓《ラウンズ》全員で決めてもらうぞ。
[そう言って太刀を抜く、そして檀を見て。]
その未来のために、ひとまず檀に起きてもらわねばならんな。 これ以上今のあいつを見ているのは気が滅入る。 俺の言葉がきっかけになってしまったのならば、元に戻すのも俺の役目だろう。
[さて、いかようにすれば彼女がさっきまでの状態に戻るのか。 それを思索したが思いつかず…。]
檀、俺は伝え方を誤ったようだ。 謝罪するからとりあえず降りてついでに戻って来い。
[直接抗議してみた。]
(194) 2014/04/12(Sat) 02時頃
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お前、今の自分のありようが正しいと思っているのか? それとも仕方のないことだと諦めているのか?
[何を言おうか、どうすれば元に戻るだろうかと思索しながら言葉を探す。]
本当にそれでいいのならかま…わなくもないんだが、お前が言っていた機関の内側から変えるというのは至極難解だろう。 もう腐れきっているからこんな犠牲を出してでも余計なことをするんだ。 もう一度言う、能力なんてもんはな、ただの個性みたいなもんなんだよ。 家系で護るべきものがあるのは分かる。俺もそうだから理解できる。 だが、俺はそれを受け入れたいと思ったから受け入れたんだ。 俺も後天的な能力者だからな、だからこそ、能力者の気持ちも、非能力者の気持ちもわかる。 お前もそうではないのか?
[どうしても上辺だけの言葉になっているような気がしてならない。 そうして漸く思い出したことがあって…。]
俺は光流にもう一つ誓ったことがあったな。
(199) 2014/04/12(Sat) 03時頃
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俺はお前が、檀が好きだ。
[はっきりと面と向かって言うのは初めてだ。 恋文などよりよほど勇気が入用なものだとはっきりわかった。 もう二度としたくない。
そんなことを思いながら鬼神化を解除する。]
お前の言うとおり生徒会長《エンペラーオブジャキディス》にでもなんでもなってやる。 交わることのない道だったら俺が強引に折って交えてやろう。 だから、本来のお前の姿でもう一度答えを聞かせてくれ。
[結局今の檀の様は気に入らないのかもしれない。 一直線なのは好意に値するが、その先はいかんともしがたかった。 結局その言葉が一番気持ちを込められた。]
(200) 2014/04/12(Sat) 03時頃
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