人狼議事


194 花籠遊里

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【人】 墓荒らし ヘクター

[そこで、ふと口角を持ち上げ、彼の面差しと対峙した。
恐怖をご自慢の掘った穴に埋めて隠し、気丈に振舞う彼。
隠しきれていないように見えるのは、きっとそれが人の証だ。]

 別に構やしねぇよ、呼ばすとも俺が行けば良いだけの話。
 花に通うは蝶の特権――…ああ、もうどちらも違ったな。

[相変わらずの揶揄語り。
フェイスラインを辿る指先が、彼の小さい顎を捕らえ。]

 物知らずなお前さんじゃあ、舌が回んねぇと思うが。
 いや、どうせ、呂律も回らん時じゃねぇと呼びそうにねぇか。

[笑みを噛み殺しながら、彼の顎を引き、自身の首を傾けた。
空の左手を黒髪に差し、緩く梳きながら、静かに寄せる顔。

今度は、眼を閉じろなどと無粋を語ることもなかった。]

(52) momoten 2014/09/25(Thu) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター




 ―――…『エクトゥール』だ。 閨ではそう呼びな、櫻子。



[重ねた唇から、そっと、人の蜜を彼だけに注いだ。*]

(53) momoten 2014/09/25(Thu) 00時半頃

 お前も……しあわせに。

 おうじとして今、感じているしあわせも本当のことだろうと思う。
 けれど、今度は、花籠の外に生きる者として。

[きっとまた、別のしあわせを。]


 ――花主様、丁で遊んでくださいませ。

[御伽話を片手に。
天秤にかけた未来と悪夢。

顔を上げ。
いっとう艶めき微笑むのは、心を壊さぬよう仕舞い込んだ所為*]


嗚呼。
人に成るとかだったか。


―――好きにするが善いさ。


[男には興味もない。
花でも蝶でもないのなら。]


―――お前だけを愛してやろう、“丁助”。

[艶めく顔に、返すは歪な笑みひとつ。
さあさ、焔とひとつ戯れようか。

御伽噺なぞ、始まる狂宴に燃やしてしまえ*]


―奥の部屋―

[一階奥の部屋にて、揺り椅子がゆらゆらと揺れる。
座っていながらにして、まるで見下す男の瞳。
焔を捕らえたのなら、微笑み告げよう。]

立ったまま。
自分で自分の雄を勃たせてごらん。
指を絡め、扱き。

[さあ、と動かすは顎ひとつ。
きぃきぃと揺り椅子が啼いている。]

蝶が花を買いにやってきても
善しと言うまで、自慰をお続け。

[まだ見ていてやろうと、足を組む。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[健気を抱えて海を越え、
考えたこともなかった世界に足を踏み出した彼。

やはり外の世界は怖いところだと怯えさせただろうか。
花が一輪で生きていくには果てしない世界。
けれど、二人で生きていくなら、きっとそう悪いものじゃない。]

 ――…櫻子、

[重ねた唇から注ぐ蜜は、彼の名前を象り。

控えめな指先が服に皺を刻み、
妙に甘やかな羞恥に彩られる彼に目元を緩めた。

彼が瞼を下ろしてくれて助かった。
己は今、大分緩い顔をしている自覚がある。]

(75) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 ―――…良いさ、これから俺が教えてやらぁよ。

 どんだけ喧しく泣いて喚いても、もう、置いてったりしねぇ。
 
[彼は一度捨てられ、花となり。
今度は花籠を出でて、二度目の花となる。

悪辣で、傲慢で、身勝手で、我侭な、
けれども、唯一人を待っていた男の。


男は、恋に落ちる音を聞きながら、
物語の終わりに、美しい花御前《はなよめ》を手に入れた。*]

(76) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

― La Vie en cerisier ―

[彼を引き取った男が連れ帰ったのは、
小さいながら郊外より花の都見下ろす屋敷であった。
古い建物に関わらず、余り生活感がしないのは、
つい最近、手に入れたものであるから。

山賊か海賊か強盗宜しく、
諸所の手続き済ませたがる警察を振り切り、
彼を肩に担いで戦利品めいて攫った先。

玄関潜って、足は一直線に自室へ向かう。
屋敷自体は差して広くは無いが、中庭も抱えており、
彼に宛がわれていた個人部屋と比べれば雲泥の差。

しかし、手入れをする召使はまだ揃えておらず、
男の不精の片鱗覗かせ、薄い埃が積もる場所も。]

(77) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 ―――…さて。
 うんと寂しい想いでもさしてやるんだったか。
 しかし、その前にお前さんにゃ、褒美をやらねぇとならんな。

[寝る部屋、と主張するが如く、広い寝台を収めた自室。
己の上背を納めても余る広大なシーツの海へ、
軽い彼をぽすんと放り、早速と言った調子で声を掛けた。]

 ……良く来た。櫻子。
 もう、花籠へやる心算はねぇが、閉じ込める気もねぇ。
 お前さんは何処へでも好きな場所へいける。
 だが、帰る場所は此処にしろ。此処以外は許しゃしねぇ。

 俺は強欲だが分別はある男だ。
 俺のものは俺のもの、余所のものは余所のもの。

(78) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[堅苦しく喉を詰めるネクタイのノットに指を掛け、
布擦れの音を聞かせながら、傍に捨てた。
シーツの海に溺れる彼をサルベージする振りをして、
そっと寝台に片手を突き、顔貌を覗きこむ。]

 そして、お前さんは俺のものになった。

 呼べや、櫻子。ベッドで呼ばせたことはねぇ名だ。
 お前さんにこの先の分も、全てくれてやる。

[彼へと己の名を強請り、低く笑気を零しながら。
機嫌良さ気な身は、先ずは頬へと、淡くキスを捺して見せた。*]

(79) momoten 2014/09/25(Thu) 21時半頃

― 未来の話 ―

[冬も終わりに近づくある晴れた日、
鳥篭へと一通のファンレターが届く。
出版社経由ではないそれは、
シーリングに異国の文様を刻む異質なもの。

封を切れば、癖の強い文字が躍り、
彼の捕われた籠の中へ、何処か懐かしい香りを拡げた。]


Cher Belle ―――

 突然の手紙をお赦しください。
 貴方の著書を読み、筆を取らずにはいられませんでした。

 貴方の書かれた物語は大変美しく、我が国でも老若男女がこぞって貴方の世界に恋をしています。不幸の末に結ばれる結末は万民の心に訴えるものがあったのでしょう。

 けれど、私は貴書を拝読し、胸を高鳴らせる少女等とは別の思いを抱きました。
 貴方にとっては取るに足らないものかと思いますが、何卒このまま読み進めてください。

 風の噂で、この物語の結末は最初悲劇だったと聞きました。
 悲劇を変えた筆はなにを想い、結末を足したのでしょうか。
 幸福と言うのは私のような若輩者が語るものではありませんが、酷く多面的なものだと思っています。幸福な結末を迎えた物語の主人公は貴方から見て、幸せでしたか?


 私は貴方を知った気でいましたが、まだまだ足りないようです。
 興味と言っても差し支えないこの感情は、いずれ貴方の傍に寄るでしょう。
 貴方の一筆には才気が宿るのは周知の事実。
 ですが、貴方を満たすには長い時間が掛かるのだと思います。

 いずれ訪れる歪んで、何処か歪な幸いこそが、貴方の求めるものではないかと、そんな風に考えるのです。
 続刊を楽しみにしています。次は貴方の悲劇を、―――貴方から見えた結末を教えてください。



 ―――…そうそう、来週、櫻を連れて観光に邪魔をします。
 貴方の見つけた美しいものと、あまいショコラを用意してくだされば幸いです。



 ………また、貴方を識りに参ります。


――― Votre grand fan .... Amitié **


墓荒らし ヘクターは、メモを貼った。

momoten 2014/09/25(Thu) 22時半頃




[すきです、すきですと

 心がうるさいのです。]
 
 


 アイして下さいますか、花主様。

[言葉に何の意味があろうか。
枕元で囁くべきは、蝶へ、蛇への媚ばかりの筈。
本心が其処に含まれるとは、誰も期待などしないもの。

――魅せるべきものは主の期待をなぞり、唯唯快楽に溺れれば良い。

羞恥を目元に、吐息を震えさせ、望まれるまま。

着物をたくし、自慰を見せ、蝶の視線を遮るべく瞼を閉じて。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[彼が掌から零れ落としてしまった沢山のもの。
幼心や好奇心は、これから己の庭で育てられる。
彼は自身を捻くれていると思っているが、到底同意できない。]

 お前さんだけの家じゃねぇよ。
 主人は俺さね、掃除や炊事でもしてりゃ暇も潰せるだろう。
 
 そうして、俺を待ちゃあ良い。
 もう、俺は蝶でも蛾でもねぇ。
 ―――…ちゃんと帰ってきてやるからよ。

[本当は、彼が家に明りを灯していてくれたなら、
それ以上望むことは何も無かったけれど、
愚直に告げるほど己は素直に出来てない。

今か今かと、必ず帰る己を、彼が待っていてくれるなら、
それで良い等、誰に注いだ毒より確実に己を侵す。]

(86) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 仕事は終わった。
 もう数刻経ちゃ陽も落ちる。
 
 夜まで待て? 冗談じゃねぇよ、何夜越えたと思ってんだ。

[低く笑った男が、何処から夜を数え始めたのか彼は知らない。
櫻が花弁を散らし、人に変わるまで、もう散々待った。

鼻先を頬に摺り寄せ、距離を詰め、空の右手が首筋に触れる。
武骨な感触を肌理に添わせ、衣の袷に指を掛けた。]

 眼ぇ、見ろよ。
 もう、隠し事なんざさせやしねぇ。

[言葉尻に足すのは、眦に捺したリップノイズ。
物慣れぬ生娘のような彼に興は挫けず、寧ろ笑みが深まった。]

 恥らえよ、特別だ。
 抵抗して良いぜ、お前さんを金で買わない初めての男だ。

(88) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃

ー未来の話ー

[ファンレターが来た。珍しいことではない。
隣国からのファンレターだということも、しばしばあることだ。
だが出版社経由ではなく直接僕の住まいに届くというのはなかなかあったもんじゃない。この鳥籠までわざわざ誰が…?

僕は封を切って中身を読んだ。
そして最後まで読み終えた僕はまた手紙の最初に戻って"Cher Belle"の文字を目に入れ、苦笑した。]

 美しいものとショコラね…はは。
 はいはい分かりましたよ。

[歪な幸い、ね。
手紙の主の来訪を待ち望んで歪められた口許は楽しみのためか、それとも愉しみのためか……

僕は指を節くれ立たせる筆胼胝に無意識に触れながら、さて美しいものとショコラは何を用意したらいいだろうかと考えた。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[差し出した舌で頬を嬲り、足を左右に開かせるよう膝を進めた。

強引ではあるが決して無理強いでない所作は、
今まで彼に見せてきたような、花にする手順ではなかった。
僅か和装を乱せば五指は平たい胸を這い、鼓動を手繰る。]

 ―――…櫻子、

[元より低い声が、彼の傍で空気を揺らす。
ゆっくりと摘み上げた乳嘴を柔らかく親指の腹で擦り、
硬い皮膚の感触が、心音を引き上げるように懐いた。]

 ………愛いやつよな。

[毒でも蜜でもなく、真情からこんな言葉を吐き出すような男だと、自分でも知らなかった。*]

(89) momoten 2014/09/26(Fri) 00時頃

―――丁助、誰が目を瞑れと?

[たくしあげられる着物の隙間に揺れる雄。
触れなどしない。
嬲りつけるように触れるのは視線。]

こんなにも愛してあげているんだ。
ほうら、その瞳を私にむけておくれ?

[やがて蜜でも溢し始めるだろう。
触れることなく、男は揺り籠の上。
痴態をしかりと、その目に刻む。]


 ――畏まり、ました。

[赤褐色を、愉悦を浮かべているだろう花主様へと。
眉に快楽と戸惑いが毀れる。

アイしてくださるお方への余興。
自身のモノを扱く手付きは、早く終われと滲む雫に構わずに。]


お前のものはどうなっている?
よく見えないんだ、教えておくれ。

[鬱蒼とした髪を晒し、垂らし。
その手が扱う肉欲の状況を示せと唄う。]

はしたない蜜が垂れているね。
甘い味か、口に入れて試してごらん?

[先から溢れる透明な滴を
自分の口へ運べと告げる。
抗うことなど赦さぬ、強制。]


―――まだ、果ててはいけないよ?

[早くなど終わらせぬ。
悪夢を、君に。]


[まるでそうなるを予見していたかの如く。
取り出すは紙束。
月の頬を叩いての揶揄。]

慈善事業など私はせんよ?

これは貸すんだ。
これで科すんだ。

枯れ花よ、花籠へ戻る覚悟が在るのかい?

[答えも聞かず地に撒く紙吹雪。
撒いては、
舞いては、
降り積もる。]


枯れ花に買い手など、つきにくかろうに。
座敷を用意してやるという言葉。
どういう意味かお考え。

[歪んだ笑みひとつ。]

新しく部屋を用意してやろう。

[歪、いびつに。]

―――藤の間がいいかねえ?

[藤が咲いていた、過去の部屋。]


お前は金で“人”を買うんだ。
お前は金で“人”に買われるんだ。

忘れず、覚えておくことだね。

お前は枯れても咲かねばならぬ。
出来るだろう、朧。

苦悩に歪むが一等美しい月花よ。

[宵闇の髪を揺らして *嗤う*]


 
 
 
―――“愛”を、金で買っておいで?
 
 
 


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