人狼議事


194 花籠遊里

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半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 18時頃


【人】 半の目 丁助

―翌日―

[自室へと戻り、休んで、次の陽が高くなる頃に目を覚ます。
身なりを整え、昨日に似た緋色の衣に袖を通した。

箪笥の中、白の衣が目に入り、ふと、昨晩を思いだす。
無理な行為をするでもなく、無理な要求を呑まされたでもない夜だった。

あの蝶が、もし再び訪れ、己を再び指名する事があったならば。
たった一夜識った性質が、偽者で無かったならば。
次にはまた、あのような時間を過ごせるだろうか。

其れは、問うには相手は居らず、そもそも声に出す心算も無い思考の一部分。]

(22) 2014/09/17(Wed) 18時半頃

【人】 半の目 丁助

[食事などを軽く済ませると、廊下を歩く。

今宵はどのような蝶がやって来るのだろう。

館が客人を招き扉を開く頃合。
廊下から窓の外へと視線をやれば、櫻が蝶と会話している様子が見える。

其方へと向かうべきかそれとも。
思考を伴う歩みはゆるく。]

(34) 2014/09/17(Wed) 20時頃

【人】 半の目 丁助

[ふらり歩いていれば、知らぬ声に名を呼ばれ。
其方を向けば。]

 ――ごきげんよう。
 ええと、貴方は――僕の名をご存知で?

[近付き頭を下げる相手。>>41
蝶たる佇まいに、明るい金糸。

記憶を浚ってみるも、顔を合わせ自分の名を告げた事は無かったと記憶する顔に、言葉を僅か詰まらせてみる。

自分のやってきた反対側。
とうのすけの背だけを見つけ、会話が終わったところだろうか、推測に答えは無い。>>44]

(45) 2014/09/17(Wed) 21時頃

─閑話・書斎にて─

[──花びらが水たまりにひらひらと舞い落ちては、水面を泳ぐ。
夢と現の狭間。覚醒せぬ思考はゆったりと遥か昔後ろへと遡る。

親の手の代わりに造花の吹雪をこの身に浴びていたのは十と少しの瀬。

生まれて間も無く異端だとこの色を嘆いた親が、唆されるまま少しの銭と引き換えに売り払い閉じ込められたその場所は、華美な装飾で造られた檻の中だった。

朝昼夜問わず、現れては食事を与えるために訪れる“飼い主”
必要以上に口を開くことは許されず、ただ脂ぎった富豪家の指にて媚びることをせがまれる。]


[それに嫌気が差したのはいつ頃か。
女中の同情心を煽って隙を見て脱走を試みた。

愛玩対象であった銀糸を少しばかり切り落とせば、物珍しさから門主も潜り抜けた。

右も左も分からないその場所を彷徨うことほんの少し。
頭上を見下ろす蒼白い月の美しさに唯々見惚れていた、そんな夜。

怒り狂う主人に腕を取られるまでつかの間の自由に焦がれるよう腕を満月へ伸ばしていた。]


[闇を切り裂いたのは怒号。
乱れた髪をほつれることも構わないというように引っ張られた先がこの遊郭。

年ももう二十近く男の愛玩としては歳を取りすぎていた玩具は、適当に売られては咲き乱れる瑞々しい花々を散らし、その代金を全てこの身につけさせた。

莫大な金。金の単価すらマトモに知らなかった青年から花へと変わり行くことも知らずに。

初めて世界にて見咎めた美しく根を下ろす花。
視線が合えば薄い桃色の花弁はそっと綻び、気づけば楼主に頷き──…*]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 21時半頃


【人】 半の目 丁助

 いいえ、謝られる事では、決して。
 此方こそ、お先に名乗らせるような事になってしまいましたね、申し訳ございません。

 ええと――ニコラス、サン。
 ……ベルサン?

 おうじより伝えられた通り、僕はちょうすけ、と申します。

[どちらで呼ぶ方が良いのだろうか、二つの呼び方を試し反応を伺う。>>47
此の目の前の蝶は、花篭へと遣って来る蝶の中、雰囲気が異なるようだ、と感じる。

まるで親しい友人と遊んでいるかの如き声。
此の館の爛れた夜とは、ずれがあるような。

昨日、と続けられる蝶の言葉を、そうでしたか、と相槌を打ち聴いていると、意外な単語が飛び出した。]

(52) 2014/09/17(Wed) 21時半頃

【人】 半の目 丁助

 ……ありがとうございます。
 そのようなお言葉は、はじめて頂きました。

[社交辞令が理由だろうと、驚きを笑みの奥へと押し込める。]

 僕で良ければお話致しましょう。
 見た目だけで、本当は優しくない、なんて。
 幻滅させてしまうかも知れませんけれどね。

(53) 2014/09/17(Wed) 21時半頃

【人】 半の目 丁助

―昨夜の出来事―

[頑なな唇が溢すまいとする音。
篭るばかりでも確かな色を混ぜる其れは、興奮を高めるに十分だった。>>48>>49
白が弾け、汚し、垂れるまで、交わる快楽に溺れ。]

 ……蝶の立場は、良い、ものかもしれませんね。
 このような感情で居られるならば。

[寄り添い、柔らかく口づけるのは、事後の囀りのその合間。
渡された重みと、言葉の内容に、何が己の懐に入ったのかを知る。

意図を手繰り寄せようとしても、行為後の疲労感に、その先に今至る事は出来そうに無かった。]

 判りました。
 それでは――、四日の後に。

[唇に触れて、約束一つ。
微笑みと共に、頭を垂れた。*]

(67) 2014/09/17(Wed) 22時半頃

【人】 半の目 丁助

―廊下―

 はい、では、ベルサン、宜しくお願い致します。

[好みを告げる蝶に、了承を伝える。>>65]

 甘いお言葉を囁く方も、時には居られますが。
 僕の経験論、になってしまいますが、どちらかと言えば、少数かと。
 厳しい方よりは、良いと思うのですけれどね。

[内緒話です、と付け加えると、人差し指を口元に。
冗談を話すに相応しいにこやかな表情は、彼の好みに合うのだろうか。]

 おや、優しくなくても面白いと評価なさってくれるならば安心できますね。

[楽しげに話す此の蝶は。
己との、気質は少し、似ているのかと考える。]

 立ち話もなんですし、何処かに移動致しましょうか。
 此処なら、応接間辺りが適切でしょうか。

(71) 2014/09/17(Wed) 22時半頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 22時半頃



‘Tis better to have loved and lost

 than never to have loved at all.

[それは『愛』を知り、そして亡くなった。
 僕を育ててくださった、丁という『花』の言葉でした。]


【人】 半の目 丁助

[にこにこと、会話の調子は平穏に。>>78]

 人を嫌いになることが滅多に無い、其れはとても良い事、ですね。

[その言葉は、彼の恵まれている環境下を想像するに容易いもの。
自己の立場を鑑みて、恨む等という事は無いが。
世界の隔たりのような物を、ほんの僅か、感じさせた。]

 良かった、では参りましょうか。
 ……手でも繋いでみましょうか?

[其れほど離れては無い大きな一室へはすぐの距離。
冗談のつもりの言葉を落としつつ。

手入れのなされたソファの並ぶ一室。
ポットと湯飲みは誰でもが手にしやすいよう準備されていた。]

 お茶をお出し致しますが……緑茶は、お口に合いますでしょうか?

[故郷では馴染みのある茶の種類を、異国の蝶へと問いかける。]

(81) 2014/09/17(Wed) 23時頃

【人】 半の目 丁助

[とても、とても、彼は軽やかだ。>>88
まるで悩みなど無いとでも言うかのような素振りに、要因は様々だろうけれど。
その一つが、彼の性格に起因しているように感じる。

冗談だった提案を其の侭鵜呑みに、握る手は優しく。
苦労知らずの質感は、すべすべとしていた。]

 緑茶は初めてなのですね、お口に合えば良いのですけれど。

[辿りついた応接室。
飲み物の準備をするために、握った手を一度だけ両手で包んでから離れた。

茶葉を入れ湯を注いだ急須と二杯の湯のみを盆に載せ、腰掛けるソファの位置は、先に腰掛ける彼の隣に。

急須を傾け、葉の香り。白い湯飲みに映える、淡い緑。
注いだ一つを蝶へと差し出す。]

 熱いので、お気をつけて。

(90) 2014/09/18(Thu) 00時頃

[蝶が全て集まった。
館のそこかしこで羽ばたく音がいやに響く。そんな中、男も静かに今宵止まる花を値踏みする。

昨晩割れた藤色の鏡。
番いにされた朧月。

この二本は踏みしめられたのか。
はたまた、それとも、違う理由か。
まァそれも良し。それも花の本分だ。
男が知りたいのはその更に、奥。

おうや、おうや。
遊びを始めよう。
今日の夜が耽るのはとても早い。*]


― 地下への道 ―

[さて、早速銀月を曇らせてしまったが上等。

性質の悪い夜蛾は一歩、また一歩と踏み出し、
中庭で櫻の色を愛でる若い蝶目当てに寄り道。
語りかけるなど野暮は起こさぬが、
まるで悦楽先んじるよう、会釈を送った。


さて、彼が今宵、見ていない月は何処に隠れたか。
さて、彼が夢想抱いた花は、誰に購われたか。


聡い青年からしてみれば、想像は余りに容易かろう。
無論、この男の悪質さも、見れば知れる業深さ。]



[しかし、哀しいかな。

 花を伴わぬ蝶に、*地下の門扉は抜けられない。*]
 


【人】 半の目 丁助

 確かに。
 お茶自体がすっきりとした味なので、甘味は合いますね。

[ふうふうと冷ますまでしてあげるべきだっただろうか、とは後の祭り。
緑茶が決して蝶の嫌いな味では無かったらしい事に安堵して、自分も湯飲みに口をつける。>>97]

 僕らにはあまり馴染みの無いものですが、それらの名前は聞いたことがあります。
 菓子を紅茶に浸す、そのようなことも出来るものなのですね。

[見知らぬ知識に耳を傾け、笑みを浮かべる。
付け加えられた言葉に、そのお気持ちはわかりますよ、と同意して。]

(101) 2014/09/18(Thu) 00時半頃

【人】 半の目 丁助

 ところで――
 今宵貴方は、どの花を選ばれるのですか?

 僕とばかり過ごしていると、他の花を選ぶ機会を失うかも知れません。

[夜が近付く香りに急かされ、切り出した。
言葉は自らの為でもあり、蝶の為でもある。

蝶はどのような顔をしただろう。
いつもの笑みで、隣の彼を見詰めていた。**]

(102) 2014/09/18(Thu) 00時半頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 00時半頃


[僕は誰に言い聞かせているのでしょう。

 傍にいる『蝶』に?
 傍に来ぬ『蝶』に?

 ………咲くことを拒む『櫻』に?]


[中庭彩るは秋の色。
 夕焼けのような橙色。

 秋に咲く櫻。

 自覚してしまう前に、眸を伏せましょう。
 僕はこの廓に咲いた『花』。
 散った『丁』の教えの元に。

 微笑み絶やさず色香を放つ、『花』の一輪であるために。]


 
 
[微笑むことなんて、今は出来そうにありませんでした。]
 
 


[早く散ってしまえば良い。
未だ散れぬというのならば、咲いて咲いて咲いて。
毟り取られてしまえば良い。
胸に救う種も何もかも。
痕を残さぬように全て。

全て 全て 夢であれば良かったのに。]**


── 追憶の一片 ──

[それは歳を遡ることいくつの事であったでしょう。

 ある日、新しい花見習いが来ると告げられることも無いままに
 突如この廓にやってきた一輪がありました
 何も知らず、何も判らぬまま
 髪を乱し乱されやってきた花は
 銀月の色を有した、淡藤の一輪でございます。

 僕には彼が、怯えているように見えたのです。
 何も知らぬ世界につれて来られ、困惑しているように見えたのです。

 眸が触れ合った気がしました。
 ですから僕は、安心させるようにと
 彼へ微笑んだ事を覚えています。]



 「大丈夫ですよ。」


[そういって、手をとり。
 小さな身体で彼を庇い立ち。
 『花』には『花』になるための規則があると教育係を買って出ました。

 『花』は美しくなければならないと
 ですから乱暴に扱わないでくださいと
 連れてこられた御方のその手を、無理やりに剥がしたことを覚えています。]



[――額に僅に浮き立った青筋を、黒の花はきっと見ていなかったことと願う。

秋風揺蕩う中庭にて。
気紛れに、偶然に花と共に添っていたならば、その先に見得た「影」に――何の意味が込められてか、下げられたその蝶頭には唯無性に熱を抱え。
彼が――そう、気儘な彼が、何の理由も無く自分へと”挨拶”をする筈が無いことなど、短い間に既に質など視え。
まさか実はとても真面目な性格でした、そんな事さえあり得ない。

ならばならばと思考の障害を取り除き、視えた其の先解った其の意味。
――あれは「挨拶」ではあるけれど、あくまで「挑発」の挨拶だと。]



 〜…本当に、遊び癖が酷いんだ…?

[巷に聴いたかの噂。派手な風貌派手な戯れ。
犬歯を魅せた唇は、軈て吐き捨てるように言葉を形作っては透明の声へ成る。

そうして遊び人の事実を遠回しに識り、頭に浮かべた朧の銀月。空の花籠。
じとりと服を滲ませた雫は、一体どんな意味を持ってか。
ただ月を追う理由を作る為にと――黒の花を誘い上げた。

そうして、夢物語でも、良いと。
夢の中だけでも、其の月を手中に入れられたのなら。其れだけで、自分は満足し得るのだろう。]

 ―――

[せめて月の代わりに自分が翅を差し出したならば。…否、されとてそれも、毒蝶を喜ばせるだけになるだろうか]


[その『花』が、手折られてしまうかもしれないのです。
 きっとそれを、花主さまは許しなどしないでしょう
 昨夜も一人、『花』が姿を消しておりました


 行方など、知れません。


 亀吉さんがそうならぬ為にも、お伝えしなくてはなりませんでした。
 もしもまだ、『夢物語』に終わらせられるのならと。
 余計なお世話を、焼いたのでございます。
 そこに、自戒を含めながら。

 僕自身へと、言い聞かせながら。]




[其の度にあの呪詛が
 『丁』の涙が
 中庭に植えた秋櫻が

 心を締め付けていくようでありました。]
 
 


─追憶の一片─

[生まれてこのかた外にあまり出たことのない青年は、一目見た瞬間桜の美しさに見惚れてしまっていた

手を取られながら向けられた言葉と笑み
困惑するより先に自身より頭二つ分は下の身体を見下ろして。

呆然と彼が自分の教育係を受けようと名乗り出てくれる様子を耳にしながらも双眸はただ射干玉色を捉え釘付けに。]

…アンタの名前は?

[敬う言葉を知らない世間知らずは、状況よりも先にその日見た花の名を請うて、取られた手に僅かばかり力を加えた。
それは、青年が花となる前の話。]


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