43 朱隠し
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[風に混じるアヤカシの鈴。
此れを付けたのは何時だったか。
付けたのか付けられたのか、それすら思い出せないけれど。
猫の鈴の様に、りんと響く鈴の音は、
風に溶けるアヤカシの来訪を告げる]
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いや。 此方こそ、話の途中に……すまない。
[去ってゆく一平太の背を見送り、改めて藤之助へ向き直る]
……藤之助、お前は……。
[何故、そんな寂しげな表情を浮かべるのか。
お前は、アヤカシなのか? 問おうとするも、声が出ない]
………藤……。
[歩み寄り、抱き寄せようと両手を伸ばす。 すべてが間違いであったと……藤之助はやはり人であると、祈るように……]
(128) 2011/02/15(Tue) 01時頃
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[眼下で謂い合う子飼のアヤカシと、人の子とを。
狐の面の下、赤い眸はつまらなそうに見やる]
……あまり苛めてやるなよ、藤。
そなたがそれが良いと言うなら、俺は止めはしないが。
[少々呆れたように声をかけて、
新たに現れた男を一瞥する]
…………直ぐに飽きてしまいそうだな。
[聞こえる鈴の音にフゥとため息をひとつ]
俺が欲しいのは一生遊べる――
[ふるりと体が震える]
――嗚呼。
[いつまでたっても慣れない、これが有る限り自分はとうに人間では無いと思い知る]
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[腕は、するりとすり抜けた。 そのままバランスを失い、藤之助の身体を通り抜けて、雪の上に膝をつく。
否定しようのない事実が、突きつけられた]
……此のことを、知っているのか。
[膝をつき、背を向けたままで、懐から鏡を取り出す。 やはりそこには、藤之助の姿]
あぁ……。 此を見て、確かに一度は激昂した。
しかし冷静さを取り戻すにつれ、こんなものが、一体何の役に立つのかと……何故、己の愛した者を信じられないのかと……。
(131) 2011/02/15(Tue) 01時半頃
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[立ち上がり、鏡を足下に緒とし、踏みつける。 ぱりんと、小さな音がした]
そうだ。 直接この目で、この手で確かめずにどうすると。
そして私は、この手で藤之助を抱きしめ、詫びたかった……! 一瞬でもお前をアヤカシだなどと思ってしまい、すまなかったと……!
(136) 2011/02/15(Tue) 01時半頃
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あぁ、探していたよ。 昨日、お前と話をするまではな!
この世にある意味を見出せず、消えてしまいたいと願っていた私ならば、この状況をさぞ喜んだことだろう!
あぁ、私自身驚いているよ! まさかその思いを、アヤカシの言葉で覆すことになろうとはな!
[絞り出すような声は、僅かに震え]
この世に在る意義を見つけたと、これからは、藤之助と共に歩みたいと! 私は昨夜、本気でそう思っていた……!
(138) 2011/02/15(Tue) 01時半頃
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昨日の私の話は、貴様の目にはさぞや滑稽に見えたろうな! 目の前にアヤカシが居るとも知らず、さんざ身の上を語った上に、消えてしまいたいだなどと!
何故……! 何故あの時、アヤカシだと言わなかった……!!
[掴みかかろうとするも、当然その腕はすり抜けて。 更に虚しさがつのるのみ]
(140) 2011/02/15(Tue) 01時半頃
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そ、それは……!
[言葉に詰まる。 藤之助の存在に、生きる希望を見いだしたというのは事実。 しかしそれは、人である藤之助と歩む道で]
何故、貴様はアヤカシなのだ……! 私は何故、貴様などを好いてしまったのだ……!
(144) 2011/02/15(Tue) 02時頃
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何故……何故そんなに、涼しい顔でいられる……!
[己の愚かさと、藤之助の態度に、苛立ちがつのる。 愛おしいと思う心は憎しみに]
(145) 2011/02/15(Tue) 02時頃
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[血が滲むほどに唇を噛み]
あぁそうだ。貴様の言い分は正しい。 私が勝手に勘違いして、勝手に舞い上がっていただけだ。
[完全に頭に血が上っている事は分かっていた。 しかし、抑えきれるものでもなく]
貴様の顔など……もう見たくもない!!
(148) 2011/02/15(Tue) 02時頃
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朧は、藤之助を突き飛ばすようにして……当然、すり抜けてしまったが……その場から走り去った**
2011/02/15(Tue) 02時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 02時頃
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[気が付けば、そこは、境内の裏の雑木林の中だった。 まだ陽のある時間だというのに、どこか陰鬱とした空気が立ちこめている]
何をしているのだ、私は……!
[藤之助は、嘘はついていない。 どれも、自分が勝手に都合良く解釈しただけだ。 なのに何故、こんなにも苛立つのか]
何故………!
[湿り気を帯びた木の幹に額を押し当て、爪をたて、嗚咽を漏らす。 浮かぶのは、もう顔も見たくない筈の男の姿ばかり……**]
(162) 2011/02/15(Tue) 12時頃
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[まるで手妻のような]
[紙や道具を己の家から引き出した妖の術と
男自身の手際の良さ]
何ぞ、礼がしたい。
欲しいもの等有るか?
有るならば、取って来て見せようぞ。
ものでも、人でも。
[くるくると回る風車越しに、覗き見るは狐の目。
赤い眸に爛々と、灯が燈る]
欲しい、モノ、か。
[灯の灯る赤い眸を、じ、と見詰め返す。
からからと廻る玩具が、その表情に込められたものを強くしている、気がした]
……無いな。
[しばらく考えて、呟くように答えた]
[返る答えに、拍子抜けした様に息を一つ吐く]
……そなたは欲がない。
稀なアヤカシよの。まるでじぃのようじゃ。
[自らを枯れたと言う妖老――
慶三郎を思い出し、つまらなそうにもう一度溜息を吐いた]
欲が無いわけではない。
欲しいものならば、無くは無いが……
それが何であるのか、俺にもわからないだけだ。
[つまらなそうな様子に、苦笑する]
欲しいものが判らぬとは、
ますます人の子のようじゃ。
[小声で呟き、やれやれと肩を竦める。
もっと心の侭に生きればよいのに、と思いながら]
俺も、解っているんだ。まるで人のようだと。
では――…
ウトには、慶三郎殿にも、解るだろうか。
俺は、
俺が半端であると感じさせないものが欲しい。
半端である事を忘れさせてくれるものが欲しい。
それは、何であろうか――…
[それが、男の"孤独"。
どちらにも完全には混じらない、
半端者であるが故に抱える感情]
[忘れさせて呉れるもの、か。]
――――さて、な……
[曖昧に。
それだけを返す。
思うところはあるのやら、ないのやら。
茫とした調子からは、計れぬだろうか。]
あれも、これも、みんな欲しいのはアヤカシらしいのか?
[欲に素直なのはそれとも人間らしいのか]
何を持って半端と言うのか、俺には判らぬ。
[ふるり、首を振って応える。
このアヤカシ似の中に在るのは、孤独と退屈を癒すものへの欲求のみで。
斯様な悩みにはトンと縁がなかった]
[それぞれの答えを聞けば、複雑な表情の中にも笑みを浮かべて]
俺は、アヤカシでありながら、人のようだ。
半端なんだ。
藤乃助のように、人の子でありながらもアヤカシとなれるのならば。
俺も、人の子であれば、そうして貰えたのだろうか。
[そして半端である男も、同じようにアヤカシのようになれるのか、可能なのだろうか。
誰か、知っているか。男は、知らない]
……お前さんは、お前さんで。
ええと思っとるんだが、の。
[先刻とは違って。
柔らかく、笑み掛けるように。
どこか少し、寂しげでもあったろうか。]
俺は――… 俺、で?
[思わず鸚鵡返しに問いかけて。
柔らかな微笑みに混じる寂しげな表情に、
浮かぶのは僅かな困惑]
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 18時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 18時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 18時半頃
[アヤカシに近づけないなら、せめて人に]
[夢幻でも、近付いていたかったのに]
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