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――ステージ――
なんで、あのふたりまで。
[メアリーに誘われてか、ようやく五階に足を踏み入れる。
ステージの上に見える、見知った患者と看護婦の姿に息を呑んだ。以前診た際、アダムが言葉少なくも姉をひどく慕っていたさまを思い出す。まぐわう二人を見せ物にすることに、異様な倒錯を覚えた。乾いた唇を舐める。
くるってる、とつぶやいた声が、やけに大きく響いた気がした。
途中、愉しげなメアリーに話しかけられると
やめ、ろ……っ、
[強く睨みつけて後ずさる。怒りというより、怯えの方が強い。
ほんの一瞬、その様子を想像してしまい、顔を青ざめさせて首を振った]
さあ、候補って所じゃない?
後で遊びに行きましょうか。
楽屋に、お花を持ってね。
[ステージになぞらえてそんな事を言い出した。無論、普通の役者の楽屋に行くような事をするわけではないのは明白であったが]
―グロリアの私室―
[ステージが終わり、落ち着いてから彼女の部屋を訪れた。遅遅として進まない事へ文句を言われたところでどこ吹く風と言った様子であった。そして、にっこりと微笑んで]
ねえ、グロリアさん。
明日のステージね、あたしが仕切ろうと思うのよ。
いい加減に、あたしもそれなりのモノを見せて差し上げたいしねえ。
[笑いながらそう告げると、言葉を続けていく]
それとね。
あたしの知り合いのお金持ちをもうちょっとだけ紹介してあげる、きっといい顧客になるでしょうね。
その代わり、明日の贄として。
ミッシェル・エース、彼女を連れてきてほしいんだわ。
[そんな勝手なことを言った。と言っても、ヨーランダとメアリーの知り合いの上客。それと繋がるチャンスをグロリアは逃さないだろうと言う計算もそこにはあった。]
いや、だ……、
[呻くように拒絶を重ねる。
昨日の陵辱を思い出して、腰が震えた。その怯えは、ヨアヒムの前で責められた時よりも強い。
脇腹にはまだ、紅の痕が残っている。その箇所に、無意識に服の上から触れて、掻くように爪を立てた]
【人】 漂白工 ピッパ[テッドに浣腸をして――…。 (48) 2011/03/17(Thu) 20時頃 |
【人】 漂白工 ピッパ うあぁっ――…。 (51) 2011/03/17(Thu) 20時半頃 |
【人】 漂白工 ピッパ ま、まだやるっ、の……、 (60) 2011/03/17(Thu) 21時頃 |
【人】 漂白工 ピッパ はぁあっ、っ――…。 (63) 2011/03/17(Thu) 21時半頃 |
―控室―
[ショーが終わり、グロリアの部屋に訪問を終えると。先程の言葉通りにピッパとドナルド、それにアランが放り込まれた控え室へと姿を見せた。右手には薔薇の花束を持っての訪問だったが、それをまともに渡す心算があるとは、買ってくるように命じられた病院スタッフやそれを横で見ていた人間は考えなかったのだろうけれど。]
ふふ、久しぶり。
それと、はじめまして。
[室内を見回す。ショーの後のせいか、疲れた様子の面々を見回し。そしてテッドだけでなく横には気弱そうな男、確か名前はムパムピスとか言う看護師が居た。メアリーが無茶をしないように見つつもドナルドやアダムが暴れたら押さえろとグロリアに命じられて来た男だった。]
【人】 漂白工 ピッパ な、なりま、す――。 (72) 2011/03/17(Thu) 22時半頃 |
【人】 漂白工 ピッパ[テッドから浣腸され排泄したばかりの蕾を、 (73) 2011/03/17(Thu) 22時半頃 |
さて、素晴らしい見世物を楽しんだお礼をとね。
思ったのだけど。
[そこまで言って、室内にはこれと言って丁度良い花瓶などが無い事を確認すると。タバサに笑いかけた]
それじゃ、楽しい事しよっか
【人】 漂白工 ピッパ ――…ぅっ、 (77) 2011/03/17(Thu) 23時頃 |
――控え室――
[居心地悪く、メアリーの傍につく。
タバサの視線を受けると、唇を引き結んだ。ドナルドを見ると昨日の惨めな自身まで思い出されて、無意識に腰を引いて一歩下がる。距離を取ろうとした]
薔薇なんて、生けるとこないだろ。
[それをごまかすように、場違いの花束を見やって、ぼそりと告げる]
【人】 漂白工 ピッパ[その後メアリーがどのように女を扱ったのだろう、か。 (87) 2011/03/18(Fri) 00時半頃 |
そーね、生けるところなんてないわねえ。
それじゃあ、タバサさんに花瓶代わりになってもらいましょうか。
[薔薇を撫でながら、タバサにそんな事を言って見せた。
足を広げて、横たわれば良いと。そして横に居たムパムピスが彼女が嫌だと言ったらどうするのかと期待と恐怖が半々といった様子で問いかけてきたが、それに対しても笑いながら答えた。]
そこの彼、アダム君だっけ。
彼を花瓶にしてあげたって良いんだよ?
― 五階・私室 ―
[イリスの病室から戻り、次なる生贄を手に入れるための算段に興じていれば、メアリーが悪ぶれも無く訪れる。
なかなか成果の上がらない彼女に、ちくりと毒を一つ吐くも、飄々とした様は崩れる事も無く。
はあ…と溜息を一つ零した]
それで……?
用件は他にあるのでしょう。
でなければ、貴女が私の部屋に訪れる事など無いでしょうから。
[明日のショーは任せてほしいとの言葉に、一つ頷き]
そこまで仰るのなら、お任せしましょうか。
ああ、でも。詰まらないショーをして、
お客様達を退屈させないようにお願いします。
[新たな顧客については、さっそく招待状を認めるべきだろうか。
そんな事を考えながら]
ミッシェル・エース?
彼女の方へはジョンソンが対応していると思いますが……。
そうですね。きっと彼ならば上手く連れて来てくれるでしょう。
その後の処遇は貴女にお任せしましょうか。
では期待していますよ。
志半ばでお亡くなりになられたお兄様――ヨーランダのためにも、
是非、素敵なステージをお願いしますね。
[わざと兄の名前を出したのは、彼女を煽るため。
ああ、そうそうと出て行く背中を呼びとめて]
貴女の助手……ヨアヒムの甥でしたか。
彼に聞きたい事があります。
先日のドナルド・デッカーの部屋での事を、
詳しく教えて欲しいと伝えていただけますか?
どうやら素敵なパーティがあったようですから。
[にっこりと微笑み、退室する背中を見送った]
【人】 漂白工 ピッパ――寮―― (99) 2011/03/18(Fri) 12時頃 |
【人】 漂白工 ピッパ[ナースステーションに朝赴き、 (100) 2011/03/18(Fri) 12時頃 |
― 五階・控室 ―
[タバサが弟のために自ら身体を差しだし、花瓶になろうと脚を開こうとした時、
ガチャリ、とドアが開く音がする]
あら、みんなお揃いなのね。
素敵な薔薇。でも花瓶に見劣りするわ、それでは。
薔薇ならむしろ……。
[ちらりと視線を向けるのは、薬物により異常を来たした様に狂い笑うドナルドへと向けられて]
彼の方が似合うと思うけれど。
お父様と親子の仲を取り戻したお祝いに、
一輪戴けるかしら?
[メアリーの返事を待たず、す…と薔薇を一輪手に取り、
香りを愉しむように顔を寄せる]
ねえ、そこの貴方。
彼にお花を上げるのを、手伝ってちょうだい?
[メアリーの背後で唇を引き結ぶテッドへと微笑みかける]
彼には特別の思い入れも、あるでしょうし。
[ドナルドの部屋で何が行われていたか詳しくは判らなくとも、
チャールズによりイアンとテッドがその場に居た事は識っている。
そして、その後訪れたドナルドの部屋に残っていた濃密な雄の香りを思い出せば、
何が起きていたのかは明白で]
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