68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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奪えばいいか、
それとも殺せばいいか
[麻薬の禁断症状のように思考を圧迫する。
「お菓子を集めればいい」だとか何か、言われたことは思考の隙間に埋もれてしまった]
[大げさな身振りで話す中、考える。
負傷した左手、背中、アバラ
2体と戦って無事にお菓子を奪えるか否か。
一つ瞬きをする間に出した答えに従って、道化はまだ動かないことにする]
[近くから香る甘さに、酔ったように曖昧な笑みが引き出されるが――
見える姿は三日月の笑い、気付かれることはない]
あの死体、舐めとけばよかったかな。
[甘いにおいが鼻に残って、物欲しそうに死体を見やる。
けれど本当に欲しいのは違う。きっとそうだと、道化は確信している。
ほしいのは、お菓子や、それから―――……ね?]
[彼女は目の前の人間を見た。
お菓子を食べた人間、その魔力に憑かれた人間]
ホウ……。
(ほう……。)
[これは、私と、一緒?
これが、私……?
無意識に彼女を突き動かしていた衝動は、急に小さくなった。
自分はこんなにも、何かに侵され、うかされ、動かされていたのだろうか。
こんなにも、醜い――]
私は、気付けば、あなたに、なって、いたのね。
[心に直接語りかけることができるはずだ]
――で、お姉サン。
なんでアンタ、お化けの姿してねえの?変身でもするんかい?
それともあれか、何か特別なお菓子でも、落としてくれんの?
――どっちにしろ殺すんだけど、さあ。
やっぱガキより野郎より、キレイなお姉サンの方が殺し甲斐がある、ってね。
いい声で、啼いてくれよ?
[男は狂った笑みを浮かべて、ナイフを構えた。]
へえ。言葉通じるのね。
さっき殺したフラスコ野郎はさっぱりだった、ぜ。
んじゃやっぱお姉サン普通のヒトなわけ?
――で、どうすんの、殺るの、殺らないの。
――逃げ出す少し前
いいえ。
私は、お菓子を、食べてしまったもの。
きっと、元には、戻れないわ。
あなたは……。
ほう……。
[そして]
私は、あなたは、殺したくない。
あなたからは、美味しそうな、血の匂いがするけれど……。
人殺しは、できないわ。
人殺し?
ああ、俺もなんか化け物に見えてんのかと思ってたんだが、違うんか。だったらもう、遅いんじゃねえの?
俺がさっき殺した化け物は『人間になりやがった』ぜ?
美味いお菓子をくれたけどな。
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― 孤児院近くの裏路地 ―
[時折動きが止まり、考える素振りは見せる動く花畑。それに気付いた時は時既に遅し。 繰り出した拳が、奴の爪を捉え手の平の中に無理やり押し込んだのだ。
苦痛の呻き、叫びを上げているお化けに対し一時攻撃の手を休める]
痛い……デスカ? 痛いですヨネ。子供達も痛い想いをしたのデスヨ。
その痛みを抱イテ、子供達に懺悔して下サイ。
[動く花畑に止めの一撃を繰り出す為に拳を振り下ろしたのだが、見事にかわされた、と思いきや左肩に乗ってきた。 粘液が付いている右手を目に当てるのが読めたので、首を右に振ってそれを回避。 相手は距離を取って逃げようとする様を見て、捕らえて止めを刺そうと動き出すが、既に屋根の上。 ジャンプをしてそれを追おうとしたら、眩暈が生じ顔面を手で被い、膝を付いてしまう。
収まった頃には――自分しか其処には居なかった。 屋根の上に残された赤と黄緑の線が道標を頼りに、動く花畑を追う]
(193) 2011/10/22(Sat) 11時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 11時半頃
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― サイモン殺害現場近くの路地裏 ―
[点々と落ちてる赤と黄緑のシミを見ながら、ターゲットの逃亡先を予測しつつ追っていると、酷い血腥い臭いを感じ取った。 あまりの臭さに立ち止まり、鼻を詰まんでしまった]
何なんデスカ……この臭いハ。
[臭いの発生源らしき所へ足を運んでみると、先程見かけたミイラと枯れ木が其処に居る。 彼らがやった?臭いからして、恐らくは何かが殺されてそれなりの時間は経っている筈。彼らが犯人ならば、何時までも此処にいるのだろうか、と言う疑問がよぎる。
己が巨体があるが故、この先に何が見えたのかハッキリと分かるだろう。 胸から腹まで綺麗な一本傷があり、そこからハラワタが見えていた――無残な死体]
――……コレハッ!?
(196) 2011/10/22(Sat) 12時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 12時頃
サイラスは、少し臭いの元の方へ歩き、そこからサイモンの死体を発見したのだろう。
2011/10/22(Sat) 12時頃
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― サイモンの殺害現場 ―
[ミイラと枯れ木のお化けは居るのだろうが、襲ってくる気配も感じられないので、一先ず最低限の警戒だけしておいて、亡骸の近くまで歩み寄って状況を確認する]
酷イ有様デス……一体こんな惨い事を誰ガ……?
[一本の赤い線から散らばる臓物。そこに出来た赤い海に身を浮かべる人物の悲惨さに目を背けたくなる。 薬とは言え、一応医学を学んだ人間として、如何して目の前の彼が死んでしまったのか、死因は何か、と言う好奇心が亡骸に視線を向けさせる]
死因は分からないデス……されど、コレは刃物によって切り開かれたものデショウ。
[何本も傷があって開かれたものとは違う――爪で引き裂かれて臓物を曝け出しているのではない。ナイフや包丁・メスなどの鋭利な刃物で綺麗――と言ったら失礼になるか――に切られていたのでは無いかと推測]
他に何か分かるものは無いのでしょうカ……あっ……。
[この薄暗く血の海の中で中々気付きにくいのだが、一つの小さな包み紙を見付けた]
――……一体これハ?
(200) 2011/10/22(Sat) 21時頃
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[よく見るとそれはお菓子の包み紙のではないか、と思ってみる]
これはお菓子の袋、デスカネ。 だとするならば……この人はお菓子を持っていた、と言う事なのでしょうカ。
[ぐるぐると巡る思考の旅。パズルが一つずつハマってくると思った事がついつい口に出てしまう]
ここに居るお化けはお菓子を寄越せ、と言ウ。 私は人間なのに、お化けにそれを言われる……つまり、他の人も人間で自分以外の人は全員お化けに見える、と言う事でショウカ。
[これ以上目新しい情報を持ってるとは思えないサイモンに、たまたま運良くあった大きな布切れを被せてあげる。 もう下手に無関係な人に亡骸を晒すのも心苦しい、という配慮]
そもそもお化けがお菓子を持っているらしいが、この人もお菓子を持っていタ……如何見ても普通の人間にしか見えまセン。
[もう少し何か分かりそうなのに、それが出来ない。喉の手前まで何かがつっかかっている感覚がもどかしい]
(203) 2011/10/22(Sat) 21時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 21時半頃
ああ でもとてもうれしい!!
お化け同士で戦ってくれれば、ね、素敵!
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 23時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/22(Sat) 23時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/23(Sun) 00時頃
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[>>224で叫ぶ女性のお化けが此方にやって来た事に気付き、思考を止めて彼女の様子を見てみる。 と、同時に先客だった枯れ木のお化けとミイラの方にも視線を向ける]
また新手、デスカ。
[枯れ木とミイラのお化けの方は先程から、此方を襲う気配を見せない様にも見える。 味方では無いのだが、敵でも無さそう――と思ってみる。 少なくても、枯れ木の方は襲う、と言うよりは警戒している感じにも見えなくは無い]
貴方達は……お菓子を奪おうとはしないのデスカ?
[叫び狂う女性への警戒心を向けているので、ずっと枯れ木のお化けやミイラの方にずっと向ける訳にもいかない。 されど、時折彼らの方へも顔を向ける仕草を見せる。 勿論此方の話は通じないとは思って居るのだが、声を掛けてみたい気持ちが強く、少しでも意図が伝わる様にアクションを試みた]
(258) 2011/10/23(Sun) 00時頃
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ね、ね、甘いお菓子。
持ってるんでしょうか。
[僅か細まる瞳は、けれど、花々に埋もれて外に覗くことはない]
ああ もってると、いい です ね!
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[此方に敵意を向ける事も無く、攻撃しようとする意図が感じられない――少なくても枯れ木のお化けには。 どちらかと言えば、ミイラを盾にしている……? 少なくても、枯れ木のお化けは大丈夫だろう、大丈夫……と思いたい気持ちが強い。
と、そんな風に思うお化けが包み紙を取り出して此方にちらつかせている様に見える。 微かに漂う林檎の匂いに気付きつつも、それを見せているその様子に首を傾げた]
えっ、包み紙を見せろ、ト?
[女のお化けに視線を向けつつ、先程拾った血に濡れた包み紙を見せてみる。 サイモンの亡骸の近くで拾った包み紙を]
ともあれ、枯れ木とミイラは敵対関係では……無さそうデス。 では、あの女性トハ……?
[枯れ木のお化けと女のお化けの様子もチラチラと様子を伺う]
(274) 2011/10/23(Sun) 00時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/23(Sun) 00時半頃
サイラスは、ネイサンの芸は何時見ても楽しげ。こんな事を早く終らせ、あの芸を鑑賞したい。
2011/10/23(Sun) 00時半頃
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[先程から発せられる音を感知は出来るが、痛みが無い影響でそれが危険なものなのかは察知出来ないのかも知れない。 故に意識は枯れ木達の方に向いていくのだろう。
そして二人は多分たじろいでいるのであろうか。自分は襲って奪った物では無く、サイモンから拾ったのだ、と拾ったとアピールをしてみる。勿論伝わらないだろうがある言葉を強調しつつ]
拾っタ。拾っタ。拾っタ。
[咄嗟に何かを思いついたのか、床に落ちている小石を拾ってみる。 包み紙をひらひらさせてコレと同じ事だと伝えようとするが――伝わるのだろうか、とちょっと不安も出てくる]
えっ、何か言いましタカ? もう少し分かりやスク……。
[>>283で、チラチラと此方を見ていたミイラからのアクションに気付き、何かを問いかけているのだろうとは分かるが、何を求めているのか分からず、何度か首を傾げてみたり、手を口元に持ってきて悩んだりしている]
(297) 2011/10/23(Sun) 01時頃
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