52 薔薇恋獄
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[蛍紫は、まだ道が塞がれたことや、電話が通じないことは知らない。ただ、目元に皺を寄せる顧問に、事体の深刻さは通じたらしいとほっとする。 浜那須の反応に、しかし何も言わないままだと、皆ずっと大須を探し続けるのでは、という先を見て、どうしたものか……と考えながら、2人が珀を運ぼうとする様子を見るのだけれど。]
先生、やはり俺が運びます。 耀のところには、珀を運び終えたら行きます。
[鳴瀬が数歩、歩きだせば、途中で交代を申し出る。 例えば幼馴染達が寝不足……などを悟るのに似た感覚で、彼が右足を庇って歩いているのが判ったから。]
(134) 2011/05/18(Wed) 09時半頃
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[鳴瀬の厳しい顔に、一瞬たじろいだ表情を浮かべた。 くっと、表情を改めるのは浜那須の言葉に。 それでも、珀を運ぶを選択しようとすれば、押し付けられる着替え。思い出すのは、鳴瀬も濡れ鼠だったということ。]
……先生、後で一緒に風呂でも入りましょうか。 それが、交換条件、ということで。
[耀が心配でないという訳ではない。 でも、耀の傍には人があるというから珀を選択した。 けれど、今、珀に2人がついてくれるのならば、耀に向かうのは自然なことの筈。 交換条件といったのは、この場にあろうとしたのは、そして結局鳴瀬の言葉通りに動くのは……。]
珀のこと、お願いします。
[2人に礼をしてから、鳴瀬の脇を通る形で階下に向かおうとする。去り際、ぼそりと鳴瀬だけに聴こえるように囁く言の葉。]
力の問題でなくて、先生、足怪我してますよね。 信用してないわけでなくて、心配なんです。
(139) 2011/05/18(Wed) 10時頃
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[気難しい顔で階下に向かおうとすれば、一年コンビとすれ違うことになるだろうか。]
……怪我してるのか?気をつけろよ。
[その段階で初めて怪我に気がつくありさま。 己と鳴瀬を探して作ったとは知らず。]
(140) 2011/05/18(Wed) 10時頃
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― 耀の元へ ―
[部屋に辿り着くと顧問の服を端に置き、服をたたむ間も勿体ないという感じで脱ぎ捨てて着替えを果たす。 髪はびしょぬれまではいかず、けれどしっとりと濡れそぼったまま、向かうのは耀の所。
場所は、誰かに聴いたか(その場合は広間に居たものが濃厚だろうか)、幼馴染アンテナでキャッチしたのか。]
……らん?
[栖津井に挨拶をするのも忘れて、見えた幼馴染の寝入る姿にさっと顔を青くする。 慌てて駆け寄って、ただ寝ているだけど判れば……栖津井からの説明もあっただろうか、ほっと息を吐いて、耀の髪をそっと撫でる。]
(146) 2011/05/18(Wed) 11時頃
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ふうとらんは、俺が護るから……。
[小さく零す言の葉は、栖津井ならば聴こえたかもしれず。 髪から手を離せば、きゅっと耀の手を握って、考えこむ。
――暁様とは、誰か。 怪談が正しいならば、屋敷の息子なのだろうけれど。 自分の眼には、暁様とやらの霊は視えていない。 ならば、 は、誰かを暁様とやらに見間違えたのだろうか。 あの時、中庭にいたのは、誰だ……。
己の視力の悪さを呪いながら、気難しげな顔を晒す。 けれど、誰かに声かけられれば、はっと、申し訳なさそうな顔に転ずるだろう*]
(147) 2011/05/18(Wed) 11時頃
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……どう、しよう?
日向は、誰にも……言えなかったんかな。
[禁断の恋。身分の差。祟りと目されたほどの、想い。
それに比べれば、些細だろう痛み。
けれど気づいてしまえば、抜けない棘のように、その存在を、ちりちりと感じずにはいられなかった]
あ?
くっそ、それじゃ誰の名前かわっかんねー
唇んとことか、目元とか、奏音さんに似てる気がするのに、な
[その箇所に、*指を伸ばした*]
ディーンは、セシルに話の続きを促した。
2011/05/18(Wed) 18時半頃
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― 栖津井&浜那須部屋 ―
[栖津井の控えめに尋ねる声に、はっと顔をあげる。 申し訳なさそうな顔をして、言葉を選ぶ時間が暫くある。]
……鳴瀬先生にも先程言ったのですが、 合宿中止にしませんか。 雨が小振りになったらで、構いません。
大須が、まだ見つかってないみたいですし、 電話が使えないことは浜那須先輩に聴いたので……。
[道が塞がれたことは、まだ確認できていない。 また、霊という存在を伏せて説明するのは酷く困難で……。 けれど、日頃の言葉少なさを考えれば、ギリギリセーフと云ったところか。]
……あと、先生、雷が落ちる前、中庭にいらっしゃいましたか?
[そして、唐突という感じで尋ねる。 上手く喋れない己の口を呪いながら。]
(221) 2011/05/18(Wed) 19時頃
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――……
[触れられればぴくりと震え。
それでも深い眠りに落ちているのか、瞳を開く気配は無い。
唇は何か言葉を紡ぎたそうに幾度か震えるけれど、音にはならず。
深い、夢の檻に、閉じ込められたまま]
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― 栖津井&浜那須部屋 ―
是非、お願いします。
[鳴瀬と話すという栖津井に深く頭を垂れる。 あと、鳴瀬のことを思い出せば、あっと付け足す言葉。]
鳴瀬先生とあったら、皆に内緒で右足みてあげてください。 多分、捻るかどうかしてます。 でも、先生、皆に心配させるのは、本意でないでしょうから。
……それと、もし雷が鳴る前に、中庭に居た人が判ったら、 俺に教えて貰えませんか。 ちょっと伝えたいことがあるんです。
(227) 2011/05/18(Wed) 19時半頃
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[当人比、長文を喋った後、はぁっと息を吐いて栖津井の視線を追うように耀を見る。 その閉じられた眦から涙がつたうのが見えれば、冷えた指先でそれを拭って困った顔をする。
3年前、火事があった日。耀の家族の霊を視た。 どうか蘭香を護ってやってくれと云ってきたのは、耀の兄だった。その表情は、護りきれたという喜びと、これから先の成長をみてやれない悲しみが混じっているように、蛍紫には見えた。
けれど、そんな彼らは怨んではないだろうと、伝えれない。 きっと伝えても耀は信じないだろうから。]
(228) 2011/05/18(Wed) 19時半頃
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[おそらくは、耀の家族の霊とは珀も共にあっているだろう。
家が近ければ、真夜中の喧噪にはいやでも気がついたし。
それが耀の家と知れれば、父と母が叩き起こしにきたから。
己が珀を呼びにいったのか、珀が来たのが先だったか、耀の家の近くであったのか。
記憶が混乱していて定かではないけれど……。
3年前、珀は、すでに1人だったろうか。
どちらにしても、2人を護らなければ……と蛍紫が強く思った瞬間。]
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多分、栖津井先生になら、鳴瀬先生も甘えられると思います。 ……少し、羨ましい。
[全てを受け入れてくれた栖津井に、耀に視線を向けたまま呟く。 羨ましいという感情がどこに向くかは、己にも良く判っていない。]
……お願いします。
[甘えてくれない幼馴染に視線を落したまま、席をはずしてくれる栖津井に再度願った。寝入る耀と2人になると、ぽつりと]
『 さん』 やっぱり俺では、貴方の代わりにはなれないですよ。
[耀の兄の名を呼んだ。]
(232) 2011/05/18(Wed) 20時頃
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ディーンは、耀が兄の名を呼べば、まるで代わりのように、その手を包むように握る。
2011/05/18(Wed) 20時頃
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(たくとさんは)怨んでいないよ。
[相手が起きている時は、見れない涙。 相手が起きている時は、云えない言葉。
握っていない方の手は、幼いころ耀が泣いた時、彼の兄が見せた仕草をまねる。 頭を優しく撫でて、それから眦を拭う、そのあと頬を包んでいただろうか。 遠い記憶をなどるから、それは違ったものかもしれない。 あっていたとしても、彼と違って、酷くたどたどしい。]
(235) 2011/05/18(Wed) 21時頃
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おはよう……という時間でもないか。 調子は、どうだ?
[開く眼に、そっと手を引いた。 いつもの仏頂面に、けれど眉尻は下げた心配の表情。]
(239) 2011/05/18(Wed) 21時半頃
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いや……。
[耀の言葉に、短く一言だけ紡ぐ。
変なことはないと。 わざわざ来たということの否定と。 ごめんねという必要はないことと。]
………。
[安心した笑みを見れば、どうしても言葉が出ない。 だから、ただ困ったように微笑むだけだ。 珀なら上手く言葉を紡げるだろうに……と、気を失ったままで情報が止まっているもう一人の幼馴染を想う。 気を失ったといえば、耀はパニックにならないか、とその話題にも触れられず]
耀、唐突だが、雷が鳴る前、中庭にいたのが誰か判らないか?
[沈黙に耐えかねて、振る話題はそのようなものに。]
(244) 2011/05/18(Wed) 21時半頃
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織部先輩か……。後で話聴いてみるか。
[聴いた名前の片方を呟く。 そして、少し困ったような笑みを深めるのは、耀本人は気がついていないらしい言葉使い。 いつもは云わない言葉。この状況だから、紡ぐ。]
……なぁ、蘭香。 もし、俺か楓馬、どちらか選ばないといけない時がきたら、 お前は俺に遠慮せずに、迷わず楓馬の手を取ればいい。
[いつからだろうか、気がついていたこと。 3という数字は、そういう数字であると。 多分、耀の天秤は珀に傾いていると。 その情の形が、何かは判らないけれど。]
楓馬、多分部屋で寝てるんじゃないか。 お前のこと随分心配していたから、安心させてやるといい。
[気を失っているとは云わなかった。唯寝ていると云う。 そして、珀の気持ちはしらないから、知らずけしかけるような言葉を紡いだ。]
(257) 2011/05/18(Wed) 22時頃
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―― 3年前 ――
『だって、まだ生きてんだ!』
[真夜中、あかく染まる窓に、ひとり飛び起きて、外へ駆け出した。
蘭香と拓斗の痛みは、伝わってこないから。
ふたりは生きてるって確信してた。
だから、水を被って飛び込もうとした無謀なこどもは、近所のおとなたちに押さえつけられ、何もすることが出来なかった。
彼らの判断は正しい。
こどもひとり、飛び込んだところで、死体がひとつ増えるだけ。
でも。
だけど。
彼らには、『彼』の姿は見えない。
蘭香を残して、揃ってしまった家族の姿は、見えないのだ]
[見えていたら、痛みを感じられていたら。
飛び込まずにいられなかった自分を、止めはしなかっただろうと、何処にもぶつけられない憤りを抱えた自分に、拓斗は。
しっかりしろ、というように額を小突いて。
生前と変わらぬ優しい響きで、弟を頼むと、託していったから。
幼馴染が自分にとって大事だからって理由だけじゃなく、拓斗兄ちゃんの分まで、蘭香を護らなきゃって。
きっと、その想いは蛍紫も一緒だと、交わした眼差しに想った]
ディーンは、珀が起きていることは、もちろん知らないわけで。
2011/05/18(Wed) 22時半頃
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……例えば、の話だ。
[きっと耀の浮かべた表情は、望むものではなかったから。 ふっと安心させるように微笑んだ。]
大学も、出来たら一緒に行けるといいな。 後で、楓馬にも云おうと思ってるんだが……。 織部先輩に奨学金のガイドブック貰ったんだ。 部屋は3人で借りれば安上がりだし。
[耀の内心は、判るようで判っていない。 いつも紡ぐ言の葉は、きっと際で届かない。
戻るという耀の背を見送れば、ふぅっと息を吐いた。]
(273) 2011/05/18(Wed) 22時半頃
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しのぶれど 色に出にけり 我が恋は 物や思ふと 人のとふまで……か。
[耀の想いが恋とは、鈍い蛍紫は思っていない。 男同士で恋愛というものがあるとは知っているが、幼馴染同士が……とは結びつけることは、今のところなく。 唯、薔薇煉獄という舞台故に、その唄が零れ出た。 どちらかといえば、あの女の霊を想って。]
あ、しまったな……。 鳴瀬先生、風呂に入らずそのままってことはないだろうか。
[百人一首を紡いだところで、顧問のことを思い出す。 あの人の事だから、生徒の前に入れない!とか言いそうだから、一緒にと云ってしまったけれど。 あれから時間が経っていれば、その約束が逆効果になっていそうだと思う。]
……部屋、あけて出て行っていいものだろうか。
[暇を告げようとしたところで、部屋の主が居ないことに気が付き、少しの間逡巡するのだった*]
(286) 2011/05/18(Wed) 23時頃
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暁…… って、誰、なんだ。
[部活の誰かではない。
けれど、日向以外の霊の気配は感じない。
もっとちゃんと、あらましを蛍紫から聞いておけば良かったと、ひとり手を握りこんだ]
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― 自室 ―
[結局、部屋に備え付けてあった、メモに耀が目覚めたことと、席を外すことを書き置きして、自室へと戻った。]
鳴瀬先生っ!?
[転がっている姿を見て、寝ているのではなく倒れたのかと慌てた。近づけば、多分寝息が聴こえてくるから、安堵する。]
……服も、もしかしたら洗ってくれたのだろうか。
[脱ぎ散らかした己の服がないことに気がついて、少し困った顔をした。そのまま、鳴瀬の顔を覗きこんで、手を伸ばすのは、先程ふれた柔らかな髪に。]
………。
[多分、魔が差したのだ。 彼が身じろぎ一つでもすれば、我に返っただろう。 でも、しなければ……
いつか放課後、眼を奪われたその箇所(口唇)に、刹那唇を落とす。]
(308) 2011/05/18(Wed) 23時半頃
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[接吻けたか、そうでないか。 どちらにしても、その動作の後、呆ける。]
……俺、今、何を
[ぼそっと呟く。頭を振った。 まだ薄く香る薔薇の香りにでも酔ったのだろうか。
と、茫然としていた所に響くノック音。 悪いことをした自覚があるので、びくっと揺れる肩。]
はい?
[返事が裏返った。]
(325) 2011/05/18(Wed) 23時半頃
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俺が居なくなった?
[嗚呼、野久先輩が呼びに来てくれたあたりのことだろうか。 と思いながら、後ろめたさも手伝って飛び起きるようにして扉に向かう。]
……良いですよ、でも先生寝てるので、静かに、で。
[見えた人の言葉に手招くのは、さっきの今で2人きりは相手が寝ていても心臓に悪いから。]
先輩、熱あるんですか? そんな顔色してますけど。
[部屋に通しながら、首を傾げる。 もし、『見え過ぎるから』日頃あまりかけない眼鏡をかけていたら、その瞬間に想いの残滓を見つけることができたかもしれないが、動揺も手伝って今は彼がキーであることは判らない。]
(340) 2011/05/19(Thu) 00時頃
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[鳴瀬が身じろげば、密やかにびくびくしつつ。 しかし、それも蓮端の中庭に居たという言葉を聴くまでのこと。]
……先輩、中庭に居たんですか。 それって、雷が鳴る前?
[酷く険しい顔をして問いながら、後手にショルダーバックを引き寄せ、眼鏡ケースを探った。]
(354) 2011/05/19(Thu) 00時頃
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『こういうときは、俺より珀のが判るかもな……。』
[眼鏡をかけたとて、想いの残滓が見えるかは謎で。
同調する珀の方が……と、思ったり。
あらましきちんと話していないということは、うっかり忘れてしまっている。]
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[時期を聴けば、尚、難しい顔をして眼鏡をかけた。 見えすぎる視界に、くっと眉間に皺を寄せる。]
……先輩、暁という名に何か覚えとか 引っかかりあったりしませんか?
[それでも、流石に想いまでは捉えきれない。 だから問う。そして注意をつけたす。]
覚えなくても、気をつけて下さい。
[彼女がああなったきっかけの可能性があればこそ。]
(366) 2011/05/19(Thu) 00時半頃
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[指にかかる息にはっと我に返る]
…やべぇ、どうかしてる…
[耀に触れた指をぎゅうと拳の中に押し入れて。
その部屋を*後にした*]
ディーンは、突然に起きた鳴瀬にびくっと反応した。
2011/05/19(Thu) 00時半頃
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