人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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【人】 墓荒らし ヘクター

[修道士を玩んでいた剣を引き、己の左腕に当てた。

鋼色の刃が肉を裂き、
とろりとした赤が盛り上がる。]

 そら。約束だ。
 飲むがいい。

[修道士の前で、見せつけるように吸血を促す。
闇の濃さをいや増すだろう、己の血を**]

(40) 2012/05/03(Thu) 10時半頃

 気にするな。
 おまえを待つ間の暇つぶしだ。

[殊勝にも手伝いを言い出すさまに笑みを浮かべたが、
真のお愉しみはその先にある。]

 まだちゃんとした褒美を受け取ってないだろう?
 そら。こんどは遠慮するなよ。


[男の傷に、目が吸い寄せられる。

 くるしい。
 ひどく、唇が乾く。
 
 生々しく濃厚な葡萄色の其れは、
 尚一層薔薇の様に、鮮やかな芳香を放って]
 
 
……後、じゃ、ダメか?
今……?

[小さく喉を鳴らしながら、『声』で懇願する。
 ムパムピスに聞かれたくはなかった。

 欲に声を掠れさせた己への羞恥に、
 僅か、喉を震わせる*]


【人】 墓荒らし ヘクター

 ここでだ。

[許しを請い憐れみを誘うような濡れた眼に
微笑みとともに命じる。]

 オレと二人きりになりたいというわけでもないだろう?

 ―――餌のことなど気にするな。
 そら、もったいないだろうが。

[重ねて言い、赤の滴る腕を揺らして誘う。]

(51) 2012/05/03(Thu) 13時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 呪いを振りまく、だと?

[さらに言葉を並べる修道士へは
嘲りの笑みとともに、剣を横に払う。

胸に刻まれる、横一文字の赤い線。
先の傷と合わせれば、まるで十字架のよう。

薄く裂かれた肌から、ぷつりぷつりと赤い珠が浮かぶ。]

 下らんことを言うな。

(54) 2012/05/03(Thu) 13時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 食事をし、仲間を増やしているだけだ。
 貴様らとて、していることだろう。

[とすり、と剣を突き下ろして修道士の左腿を薄く抉り、]

 ――― これは、趣味だがな。

[愉悦に目を細めた**]

(56) 2012/05/03(Thu) 13時半頃

 
  おまえは「隻眼の男」── なのか?

[思念を向けてみる。]




(……ああ、俺、なんで、ずっと)

 



(こんなに、きもちよかったのに、)
(……こんなに、…)


[唇を離し、犬のように喘ぐ。
 煮えたぎる熱を呑み込んだような感覚。
 鉄錆の匂いはあたかも薔薇の噎せるような芳香]


【人】 墓荒らし ヘクター

[ドナルドの指が腕に触れ
乾いた唇が傷口に触れる。
急き立てられるような吐息が、熱を錯覚させる。

 舌が這い、赤が啜られる。
 微かに耳を打つ水音。流出する、命。

凭れ掛かってきた頭を支え、
肩を抱くように手を回して、"子供"の思うままにさせる。
変わらぬ傲岸な表情の中、僅かに混ざるのは
幼子が乳を吸うのを見守る母のごとく、
満ち足りた微笑み。]

(64) 2012/05/03(Thu) 16時頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 ……、――――。

[牙が食い込めば小さく眉を動かしたが、
止めるようなことはせず、求めるに任せる。

己の闇が子の体に満ち、
さらなる変異を、新たな力をもたらすさまを
静かに見守った。]

(65) 2012/05/03(Thu) 16時頃

【人】 墓荒らし ヘクター


 ――― 同じだろうが。

[修道士に視線を向けぬまま、
悲痛な声を、嘲笑ってやる。]

 命を、狩って、喰らう。
 子に、情を、注ぐ。
 ………変わらんさ。

[初めての血に酔い、夢中で啜る子の髪を撫で、
見せつけるように、修道士へと体を向ける。]

 ほら、見ろ。
 可愛いもんだろ?

(66) 2012/05/03(Thu) 16時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

 
 心配すんな。
 いずれ、貴様もこうなる。


[さらりと、宣告した**]

(67) 2012/05/03(Thu) 16時頃


 美味かったか?

[唇を離した"子"に、声を掛ける。
これ以上の濃い血は毒だとばかりに身を離し、
傷口を手で覆う。]

 次は自分で狩ってみろ。
 それができたら、また褒美をやるからな。


[揺蕩う闇の奥から洩れ伝わるのは、明瞭な言葉ではなく耽溺の陶酔。

 同調して解き放ちたい衝動が迫り上がって呼気が浅くなる。]


[美味かったか、と尋ねる声に酷いいたたまれなさが襲う。

震える唇が開かれ──
紡ごうとした其れは声にならず、消える。]


[隻眼の男か―― と、
 そう声を掛けられた事には気づいていた。

 酩酊して返せなかった返答を、
 酷く気まずげに年の近い『弟』に向けて響かせる]

……悪ィ。
もしかして、聞いてたか?


……ああ。
アンタにとっては仇になるんだろうな。

[なのに、何故こんなことになっているのか
 まるでわからないと言いたげな、苦笑]

アンタは『ヒュー・ガルデン』――
クレアの騎士だろ?

クレア姉ちゃんを、……護ってくれてた奴だ。

[最初から、この騎士に悪感情はない。
 アヴァロン伯が『クレア』であると理解した今は尚更]


【人】 墓荒らし ヘクター

[熱に浮かされたように上げられる"子"の瞳。
腕から離された口元を指先で拭い、
顎に指をかけて持ち上げ、覗き込む。

潤む瞳に浮かぶ、絆の紅。]

(81) 2012/05/03(Thu) 18時半頃

 いいぞ。
 一段と可愛くなった。

[低い笑いに、嘲る色はない。]


【人】 墓荒らし ヘクター

[闇の囁きに、"子"が頷く。
逸らされた視線に未だ抑圧はあれど、
拒絶の色は薄い。

満足して頭でも撫でようと手を伸ばしたとき、
螺旋階段から飛び込んでくる姿(>>68)があった。]

 ………どこまでも無粋な奴だな。

[突き出された刃を躱して、ドナルドがとびすさる。
余撃を避けて自分も一歩下がった。

攻防を眺めながら、
無言で剣先を修道士の首筋に置く。]

(82) 2012/05/03(Thu) 18時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[脅しの言葉は口にしない。

ただ、わかっているだろ、とでも言いたげに
修道士を見下ろし、剣士に視線を投げた**]

(86) 2012/05/03(Thu) 18時半頃

…な。

俺が相手して、いいのか?

[ヘクターが彼に向ける波動が、
 恐らく気に入りの獲物に対するものであることには
 気づいていた]


 構わん。しばらく相手してやれ。

  ―――そいつがどうするか、見たい。
 


[闇を揺らして届く声は気弱な──否、これは相手を思いやる響きだ。
 今、その相手の姿を認める。]


  名を 知りたい。
 



――ドナルド・ジャンニ。

[短い答えと、肩を竦める様な可笑しげな気配。]

そっか、名乗ってなかったな。


【人】 墓荒らし ヘクター

 …なぁ。

[のんびりと戦いを眺めているようで、
構えた剣は僅かばかりにも動かず、
修道士の首に鋭い圧迫を伝えている。]

 おまえの命が惜しくば剣を捨てろ、
 ―――なんて命じたら、
 あいつ、どうすると思う?

[修道士を見ないまま、彼だけに届く声を投げる。]

(94) 2012/05/03(Thu) 19時頃

[ドナルド・ジャンニ。
 クラリッサを「クレア姉ちゃん」と呼ぶ男。
 そして今は──血の兄弟。


 そのドナルドが、金髪の剣士と舞っているのが見える。


 かつて絶妙のコンピネーションでヒューの動きを妨げたふたり。]


 オレがおまえにくれてやったのは呪いじゃねぇ。

[修道士に語るドナルドへ、確たる響きを送る。]


    " 祝福 " だ。


[ 闇の。

 人間が、忌む。


         眷属にとっては喜ばしい、 それ。]


【人】 墓荒らし ヘクター

 どうかな?

[反問する修道士に向けた笑みは、
邪悪と称するに相応しい。]

 なら、試してみるか?

[先程自分が口にした通りの内容、
それよりもなお抗し難い要求を突きつけるつもりだと、
口調の端から滲んでいる。]

(99) 2012/05/03(Thu) 19時半頃

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