人狼議事


43 朱隠し

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[友達を忘れるなんて、薄情だなあ]

[りん]

[鈴音はそんな声に聞こえる]

[本当は、覚えてる。思い出せないだけで、忘れてはいないんだ]

友達、かあ…そら思い出さな、あかんよなあ……

[………りん]


なあ、皆。

俺も"神隠し"を、したいんだ。

[同士にのみ聞こえる囁きが揺れる。
 アヤカシらしからぬ男が発したその言葉に、驚くものも居るだろうか]


[一平太を連れて行きたいと、
 時期はいつでも良いとも告げただろうけれど]

[その時は、きっと "すぐ"]


華月斎が其れを望むのであれば、
俺はお前の望みを叶えてやりたい。

じいたちが構わぬなら、力を貸すぞ**


[凛とした響きに、]

ありがとう、ウト。

[感謝する。

 声音は、柔らかに微笑むのと、似ていた]


 
 ――そう、か。
 
 
[華月斎の言葉に、暫しの沈黙。
 
 その後。]
 
 
 好きにするがええ。
 儂ぁ、止めん。
 
[ふ、と微笑むような声色は、
 やはりどこか少しだけ淋しそうではあったやもしれぬけれど。
 
 否とは謂わぬだろう。]


ああ、好きにさせて貰うよ。
ありがとう、慶三郎殿。

[微笑むようで淋しそうな声色に、やはり感謝の言葉を返した]


――… そう謂えば、飴は。

[頼んでいたものを思い出し、尋ねたのは聞こえたか]


 
 ――ああ。
 
 
[結局、忘れていた。
 己から言い出して、これである。]
 
 いま、持って行く。


楽士 ウトは、メモを貼った。

2011/02/17(Thu) 01時頃


 
 
 
 
 
 
 
 
 
        [――――否、忘れようとしていただけだったのか。]


 
 知らん。
 
 ――ヒトの子のことなぞ、知らん。
 
 
[ヒトはヒトで居ればよいのだ。
 アヤカシはアヤカシで居ればよいのだ。]
 
[交差など、せずとも。]
 
 
[そのままで居れば、よいのだ。]
 
 
 
 
[ああ。
            ――たとえ、触れたとて――――]


【人】 楽士 ウト


[りん――…]
 

(123) 2011/02/17(Thu) 03時半頃

【人】 楽士 ウト

[誰もいなくなった供物台に現れる白い手。

 それは綿飴を一つ掴むと、ゆらりと霞んで。
 はじめから何もなかったかのように、風に溶ける]

(124) 2011/02/17(Thu) 03時半頃

 あいつ……本当に良い奴すぎる。
 アヤカシの戯言を真に受けて、こんな……こんな。

[白い綿を口に含めば、ほんのりと甘い]


 あいつも喰らえば、こんな風に甘いのだろうか。

[もう一口、齧る。

 口中に広がる上品な甘さはまるであの人の子のようで、
 酷く、胸が、痛い]


 嗚呼…。
 あの白い肌も、その裡に秘めた寂しさも。

 全て全て愛して喰らってしまえたなら――……。



[りん――…]
 



[鈴が鳴る。
 その裡の痛みを音色に響かせて]


【人】 楽士 ウト


[りん――……**]

(127) 2011/02/17(Thu) 04時頃

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